2008/08/10 - 2008/08/10
2187位(同エリア4314件中)
ぬいぬいさん
異国情緒あふれる函館の街並み、なかでもベイエリアから末広町、函館山のふもとの元町一帯にかけては、開港から始まる函館の歴史を物語る教会や西洋館が建ち並ぶエリアです。
石畳の坂道を登って、後ろを振り返れば函館湾の眺めも素晴らしく
今回の旅でも、一番お気に入りの場所のひとつです。
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まずはこちらの建物は、旧函館郵便局(現明治館)
1907年(明治40年)に建設されたこの建物1961年(昭和36年)に民間に払い下げれ、倉庫として利用されていました。1983年には地元の工芸家共同組合「クラフトマンユニオン」が中心となって、「ユニオンスクエア」として開館。現在では「明治館」と改称され店舗として営業しています。 -
外壁の煉瓦と、木造トラスを露出させた、中央の吹き抜け部分が魅力的ですね。
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ベイエリアの金森赤レンガ倉庫は、明治20年頃建てられた営業用倉庫で、現在はショッピングモールやビアホール・レストランが入居する、函館の観光名所となっています。
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壁の上部にある「森」の字は、金森洋物店開業の際の屋号が森屋で、開業の時の商標だったもの。100年経過した今も当時のまま残されています。
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函館の元町界隈を歩いていてやたら目に付くのがこのスタイルの古い住宅。これは擬洋風建築と言って欧米の建築を日本の職人が見よう見まねで建てたもの。主に明治時代初期に各地で建造されました。
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但し函館スタイルには特徴があって、1階が和風のデザインなのに2階は下見板張りにペンキを塗ったコロニアルスタイルの独自なデザインになっています。
奥の建物は和雑貨いろは。明治41年に建てられたもので、手前の赤煉瓦は、明治43年に海産商の倉庫として造られで、現在はガラス工房となっています。 -
2階はこんな感じで白い下見板張りに上げ下げ窓が配されています。
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こちらの建物は1階が製麺工場になっていました。
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市電の十字街の停留所で路面電車を下りて正面にひときわ存在感のある建物が見えます。これは函館市地域交流まちづくりセンターで、大正12年創建の丸井今井呉服店函館支店として建てられた建物を再利用したものです。
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函館市内には二系統の市電が走っています。観光スポットを効率よく回るには、1日乗車券(600円)を購入してこの市電を利用するのが便利です。
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この通称銀座通りは、大正から昭和初期にかけて、大変な賑わいをみせていた一大繁華街だったそうです。銀座同様、柳の並木が続き、往時はたくさんのカフェーが建ち並び、近くには芸者の見番もあったと言います。そんな関係で今もこのような看板建築が並んで建っていますが、今はすっかり寂れてしまった感じです。
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この辺りで一番気になった建物はこれ。現在は美容院のお店になっていますが、もとは衛生湯と言う銭湯だった建物。
こんなおしゃれな銭湯があったら、入ってみたいものですね。 -
ロープウェイ乗場に続く坂道の途中にあった小さな赤煉瓦の倉庫。若者向きの古着屋さんとしてリユースされています。
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大正6年に建てられたと言うこの日下部家住宅 。 当時の函館の海運王と呼ばれた日下部久太郎の邸宅で、鉄筋コンクリート造の蔵を併設しています。
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函館港をバックに高くそびえるカトリック元町教会聖堂の鐘楼。
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大正13年に建てられたこの教会、聖堂と鐘楼と右にある司祭館を合わせるとひときわ存在感のある建物です。
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カトリック元町教会の先のチャチャ登りを登って左側にある聖ヨハネ教会。こちらは比較的新しい教会ですが上から見ると十字架の形をした屋根が乗っています。
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そして道の反対には、大正5年に建てられた6つのキューポラを乗せたビザンチン様式の函館ハリストス正教会復活聖堂があります。
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北海道ではまだバラやアジサイがきれいに咲いています。バラの花は教会や古い洋館に似合いますね。
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そしてこちらは函館のランドマーク、函館公会堂。外観の淡いブルーと黄色のコントラストが見事です。
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函館公会堂から基坂を少し下った右手にある旧イギリス領事館 大正2年の建築です。
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こちらは、函館公会堂のすぐしたにある旧北海道庁函館支庁庁舎。明治42年の建てられたもので、 正面玄関はエタンシス風の4本のコリント式柱が支えている、ルネッサンス様式を基調とした建物です。
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聖ヨハネ教会とハリストス教会の間にあるチャチャ登り。「チャチャ」とはアイヌ語でおじいさんのことです、おじいさんのようにして腰を曲げて登る急な坂というのが由来だとか。
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旧ロシア領事館
2003年に公開された竹内結子主演の映画「星に願いを」のロケにも使われていて、船見町の高台に建つています。
この旧ロシア領事館は、京都の同志社大学クラーク記念館の設計で知られる、ドイツ人建築家リヒャルト・ゼールが基本設計したものを神戸の風見鶏の館の設計者として名高いドイツ人建築家G・デ・ラランデが仕事を引き継ぎ、明治39年に竣工したもので、竣工の翌の函館大火で領事館は焼失してしまい翌明治41年の暮に再建されたものです。
今は老朽化がすすみ、外観だけの公開となっています。
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