【幕末めぐり】　再訪　　函館編　４日目

2017/05/03 - 2017/05/06

【幕末めぐり】
幕末が好き、カメラが好きで、今回は函館に向かいました。函館山に行ってみたく楽しみにしていました。また五稜郭にさくらを見に行きました。碧血碑にも行きました。参考にしてもらえれば幸いです。

＜5/6（土）＞

06:30 東横イン函館駅前朝市
レンタカー
07:00 咸臨丸終焉の碑
レンタカー
09:30 松前城
松前城資料館
11:00 松前藩屋敷
レンタカー
13:30 海陽丸記念館
北海道檜山郡江差町字姥神町1番地1-10
0139-52-5522
http://www.kaiyou-maru.com/index.html
レンタカー
17:00 函館駅
ホンダレンタカー引渡し
17:51 函館駅
JR特急スーパー北斗19号・札幌行
21:03 南千歳駅

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝６:３０に出発します。

予報通りではあるんですが、あいにくの曇り空。

そのうち雨も降るみたいです。

まぁ４日もいれば、１日くらい雨の日もあるということで。

函館駅 駅

松前城に向かう国道沿いにあります。

咸臨丸が沈没した海岸、サラキ岬です。

サラキ岬 自然・景勝地

咸臨丸ストーリー。

江戸幕府がオランダに発注した艦船です。

軍艦の装備を施し、

１８５７年９月に長崎に到着し、日本に引き渡されました。

サラキ岬 自然・景勝地

この咸臨丸、とても有名な船なんです。

太平洋を初めて往復した船です。

咸臨丸には、勝海舟、ジョン万次郎、福沢諭吉が乗っていました。

サラキ岬 自然・景勝地

その後、蒸気機関を取り外し、運送船となりました。

戊辰戦争の時には、最強軍艦「開陽丸」と共に、蝦夷へと向かいました。

その軍を率いていたのは、榎本武明です。

サラキ岬 自然・景勝地

結構大きな咸臨丸の模型です。

最近作られたものなのか、とてもきれいです。

屋外に展示されているのが、もったいない？

周りには花壇があってきれいに管理されていました。

サラキ岬 自然・景勝地

ゴールデンウィークとはいえ、

朝早かったせいか誰もいませんでした。

写真の撮りごたえがありました。

サラキ岬 自然・景勝地

サラキ岬に蘇る咸臨丸

幕末の怒涛の中、太平洋横断を成し遂げ日本近代化の一役を担いました。

昨日出てきた中島三郎助も船底の修理などで携わっているとのことです。

サラキ岬 自然・景勝地

歴史の浅い北海道の中で、

幕末にゆかりのある数少ないスポットです。

知名度も低く、交通の便も決して良くないですが、

寄ってみてはいかがですか。

模型見たさに子供は喜びそうです。

サラキ岬 自然・景勝地

サビサビのイカリ？が展示されています。

これが当時使っていたものなのでしょうか。

だとしたらとても貴重。


だが、特に説明書きのようなもの見当たらなく。

サラキ岬 自然・景勝地

咸臨丸から２時間弱くらい走ったでしょうか。

松前に到着。

お寺など結構いろいろあります。

松前城 名所・史跡

松前城到着。

咸臨丸の碑を出発する頃には、雨が降り始めてたんですが、

このあたりに到着した頃には、結構な雨で。

傘を持ち、カメラを抱え、たいへん。

松前城 名所・史跡

松前城到着。

この時期松前城はさくらまつりなんです。

ですけど、雨のせいでゆっくり鑑賞する余裕はなく。

今のお城は再建されたものということです。

松前城 名所・史跡

せっかくのさくらが残念です。

中央に見えるのが松前城です。

松前城 名所・史跡

松前城の中には若干の展示物があります。

最上階には、写真が飾られています。


その中にひとつに、「中島三郎助」。

旧幕府軍で活躍したひとりです。

旅行記その３で紹介したひとです。

松前城 名所・史跡

松前藩屋敷です。

松前城から徒歩で移動したのですが、案内を見過ごしたのか

若干迷い、ひとに聞いて到着。

松前藩屋敷 名所・史跡

街並みの様子。

こいのぼりが泳いでます。

人通りは少なかったです。

松前藩屋敷 名所・史跡

昔の建物や生活の様子が再現されています。

いろいろな生活道具が展示されています。

こちらはそのなかのひとつ。

鉄びん。

松前藩屋敷 名所・史跡

雷親父がヒックリ返しそうなちゃぶ台です。

当時のものをどこかで見つけてきたんですかね。

松前藩屋敷 名所・史跡

木製の道具が並んでます。

ちょっと昔のものすぎて、懐かしいなぁとはならず

松前藩屋敷 名所・史跡

そろばんです。

いまやそろばん自体、目にしませんが。


よく見ると下の段？に駒が5個あります。

昔は４個ではなかったらしいです。

松前藩屋敷 名所・史跡

花のデザインがはいったろうそく。

松前藩屋敷 名所・史跡

暖炉です。

これはなかなかお目にかかることは無いですね。

部屋の真ん中にこんなものがあれば、火事も頻発しそうですよね。

松前藩屋敷 名所・史跡

八重紅枝垂さくら。

この立派なさくらは満開でした。


この写真では何を撮影しているのかわかりにくいかもしれませんが、

枝枝の下に入りこんで、天を見上げて撮影してます。

すでに散り始めのさくらが多い中、

とてもきれいに咲いてました。

松前藩屋敷 名所・史跡

1時間ちょっと走って開陽丸青少年センターに到着。

ここまで昼食とってなかったので、お腹がへってへって。


外でお弁当を販売しています。ちゃちゃっと、カニ汁とのり弁を食べました。

のり弁の海苔は普通の海苔ではありません。

風味が違います。カニ汁も３００円くらいだったけど、

本当に美味かった。おすすめです。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

ここに来たかったんです。今日の本命です。


展示館自体が船という珍しいつくり。

陸地に置かれているのではなく、海の上に立ってます。


展示館となっていますから、普通の大きな船です。

国道走ってると、遠くからでも目立ちます。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

この展示館の屋上は、船の上。

帆を張れば出航できるんじゃないのって思うくらい立派に作られています。

時間があればもっとゆっくりしたかったんですけどね。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

大海原へ向かう船って感じ。

沈んだ開陽丸は４００人が乗れたそうです。

実際どのくらいの大きさの船だったんでしょうか。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

開陽丸。

倒幕のきっかけとなった鳥羽伏見の戦い。

窮地に立たされた

徳川慶喜、松平容保らがこっそり江戸へ戻るときに

使った船のひとつです。

彼らはどんな思いで大阪城を離れたのでしょうか・・・。


なんだか感慨深いです。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

開陽丸略年表

咸臨丸が日本に引き渡された後に、オランダに発注した軍艦です。

ヒップス造船所で造られました。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

榎本武明らがオランダに出向き、

仕様について、検討をしております。

その後、１８６７年に榎本武明らを乗せて横浜に到着しました。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

一度だけ、軍艦として活躍しましたが、

この地で日本一の軍艦「開陽丸」は沈みました。


この開陽丸が生きていれば、函館戦争の形勢が変わっていたと言われます。

土方さんは嘆いたわけです。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

砲撃の様子です。

打ち上げる角度、左右の方向を勘で決定するのでしょうか。

風の影響も出るでしょうし、


職人技なんでしょうね。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

いくつか砲撃隊がならんでいます。

ひとりひとりの表情までリアルに再現されていました。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

車輪とのこと。

砲台の車輪だと思われます。

木で作られてたんですね。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

この館内には、砲弾がたっくさん並んでいます。

砲弾を磨いてみましょうなんてコーナーもあるくらい。

ひとつの船にこんなたくさん積んでるものなんですね。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

信管です。

火薬を爆発させるきっかけをつくる部品とか。

これを砲弾に取り付けるようです。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

新政府軍と旧幕府軍の体制図です。

新政府軍の陸軍参謀には、黒田清隆がいますね。


旧幕府軍には、榎本武明、

陸軍奉行に、大鳥圭介、土方歳三

函館奉行に、中島三郎助

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

重要な打ち合わせで使われていたであろう机です。

ひょっとするとこの机を囲んで、

榎本武揚、大鳥圭介、土方歳三が戦略を練っていた？

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

テーブル天面には、模様が施されています。

要人の指紋とか残っていないものなんでしょうかね。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

この開陽丸青少年センターに行くならば、戊辰戦争の頃の時代背景を

勉強していかれると、感動の度合いが違ってくると思います。


幕末好きにはたまりません。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

これらのものは

４０年ほど前にプロジェクトとして引き上げられたそうです。


当時は残念であったかもしれませんが、

沈没したおかげで、今の時代でも見られると言えるのかもしれません。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

スクリューシャフト

全長６.８mとのことで、ずいぶん長い部品です。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

いや～、もう少し見ていたかったのですが時間がなくなってきました。

これから函館に戻って、約束の時間にレンタカーを返却します。

残念。

開陽丸青少年センター 美術館・博物館

１時間強かかって再び函館に戻ってきました。


やっぱり良いですね、函館。

今回は本当に天候に恵まれ、納得いく写真も撮れました。

ゴールデンウィークということがあり、多少込み合っていましたが、

すっごく満足。

函館駅 駅

なんと言っても、「五稜郭のさくら」感動しました。

ゴールデンウィークと晴天とさくら満開が重なるなんて、

もう二度とないかも。

みなさんもさくら満開時に函館に行くことができるなら、

観光されることを強くお勧めします。

函館駅 駅