2006/10/05 - 2006/10/09
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旅人のくまさんさん
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<2006年10月5日(木)>
4泊5日の「韓国最北端の島、ペンニョンドの旅」の始まりです。ゴールデンウィークの「韓国最西端の島、紅島の旅」に続く、島巡り手作り旅行です。韓半島を巡る情勢が緊迫した中での出発でした。帰国予定の9日には、中国首脳会談を終えた安倍首相が、日韓首脳会談のために、ソウル入りをする日と報道されていました。(ウィキペディア、各種の韓国旅行ガイド)
<セントレア集合>
10時30分の日本航空便の予定でしたから、フライト1時間半前の9時にセントレア集合と約束していました。eチケットの場合、「1時間前までに自動発券機での手続きを済ませてください」との、メールでの事前連絡が入っていたためです。
しかし、私の場合、いつも通り2時間前の8時半にはセントレアに到着しました。Ktさんも間も無くやって来ました。雑談しながら岡崎組の到着を待ちました。
岡崎組とも予定通り合流が出来、搭乗手続きを済ませました。自動発券機は、カウンターの直ぐ近くにありましたが、空いていましたので、カウンターでの搭乗手続きとしました。岡崎組は、自動発券機使用でした。
<インチョン国際空港到着、仁川駅へ>
搭乗手続きの後、「10時に搭乗ゲート前集合」を約束して、一旦は、解散しました。私は、先に出国審査を受けてから、待ち時間を過ごすことにしました。他の皆さんも、先に出国審査を受けられたようです。
10時30分の定刻にセントレアを飛立ちました。到着は、予定より少し早い12時25分でした。インチョン国際空港まで、約2時間の順調なフライトでした。
しかし、普段と違っていたのは機内アナウンスです。「ソウル上空での撮影は禁止されています。空港内での写真撮影も禁止です」との放送が入りました。このところ、韓半島を巡る情勢が緊迫していることを実感することとなりました。
入国審査は、普段と変わりがありませんでしたが、空港内を警備する兵士の姿が多いように感じました。いつもですと、入国審査を終えた後は、写真を片手に移動するところですが、機内アナウンスでの注意に従って、ターミナル内では一切写真は撮りませんでした。次の写真は、仁川へ向かうバスの中からの撮影です。窓ガラス越に、周りに注意しながら撮影しました。
<仁川駅到着、少し遅い昼食>
空港から仁川駅へ向かったのは、明日からのペンニョンド旅行に備えて、出発点の仁川沿岸埠頭を目指したためでした。空港内の旅行案内所で教えてもらったのは、9番バス乗り場でした。少し待ったところで、教えて貰った番号の路線バスがやって来ました。
空港から仁川までは約1時間です。この日のメモに「12時50分空港発、13時40分仁川到着、3500ウォン」と記していました。空港内で両替をし、山本さんに共用のお金を渡していましたので、早速、まとめて支払って頂きました。
少し遅い昼食を、駅前の中華街で摂ることにしました。中心部までは、ずっと上りになりますから、入口から近いお店に入りました。饅頭(餃子)のメニューがありましたし、お店の人が熱心に勧めてくれたためです。以前と比べますと、更に入口付近にもお店の数が増えていました。仁川中華街は、いまだ発展途上中でした。注文したのは、各種の饅頭と麺類でした。1種類ずつ注文し、その後で追加しました。平均的な味でした。
<沿岸埠頭ターミナルへ、宿探し>
昼食の後、仁川駅前付近で泊まるか、沿岸埠頭付近でとまるか、少し迷いましたが、取敢えずは沿岸埠頭へ向かうことにしました。移動は市内バスです。
沿岸埠頭までは、バスで20分前後です。月尾島よりは少し時間がかかります。北に位置する月尾島と、南の沿岸埠頭が、仁川港の入口に当たります。バスで走っている時に、気が付いたことがありました。韓国国旗が街路に並んで、はためいていることでした。しかし、何の祭日かは、この時は知りませんでした。
それが、旧盆、チュソである事は、Muさんが気付きました。旧暦の8月15日を挟んだ3日間がチュソの休暇です。通常の年ですと、9月ですが、今年は10月にずれ込んだようです。満月の日が条件かもしれませんので、1ヶ月弱ずれ込んだのでしょう。
沿岸埠頭に到着したあと、真っ先にフェリーターミナルへ向かいました。観光パンフレットの入手や、フェリーの出発時間を確認するためでした。その結果、仁川駅前の観光案内書の情報とは少し違っていましたが、3社から、ペンニョンド往きのフェリーが就航していることが確認できました。
<宿決定、晩酌のお店探し>
一番早いフェリーは7時10分である事が分かりましたので、その1時間前くらいにフェリーターミナルへ行く必要がありました。それで、宿は沿岸埠頭付近で探すことにしました。
宿は直ぐに見付かりました。しかし、何軒かありましたので、どの宿にするかで迷いました。交渉に入った宿は、4、5階建てでした。思ったより安く、1泊2万5千ウォンでした。ベッドルームで、バスタブも付いた部屋を選択できました。少し休憩して、4時半に1階で集合しました。沿岸埠頭付近の散策を兼ねての、晩酌のお店探しです。
散策の途中で、Muさんが、電話でソウルの観光案内所へ確認した結果では、「チュソではフェリーは大混雑しますから、早めに並んでください」との情報がありました。魚市場や刺身市場を一回りして、刺身市場の中のお店に決めました。ここで、ヒラメの刺身を中心に注文しました。沢山の前菜が出されて、それだけでお腹がいっぱいになり、ヒラメの刺身も大分残してしまいました。メウンタンも殆んど残りました。
<沿岸埠頭近くの公園で>
食事の後は、もう一度沿岸埠頭ターミナルへ揃って出掛けました。明日のペンニョンドへの航行に関する、新しい情報を確認するためでした。しかし、予想していたことですが、既に事務所は閉鎖していました。
それで、付近を散策していましたら、公園が見付かりました。ライトアップされた噴水が綺麗な公園でした。親子連れも見かけましたが、人が少なく、静かでした。やはり、旧盆、チュソの影響かも知れません。
空は冴え渡り、満月が輝いていました。公園には、運動用具が並んでいました。写真編にも噴水と運道具を多めにアップしておきました。
運動具は、かなりの種類のものが並んでいました。腹筋、背筋、脚と太もも、胸筋と両腕など、体全体が鍛えられる道具でした。基礎工事もしっかりしているように見えました。錆が全くない、真新しい器具でした。
他にこの日の予定がありませんでしたから、つい、それぞれに運動具に力が入りました。これ以上続けると、明日からの旅行に差し障りが出そうでしたから、適当なところで切り上げました。かなり効きました。
<旧盆、チュソのこと>
たまたま旅行期間中に出くわした韓国の旧盆、秋夕について説明します。インターネット情報などを参照しました。ハングル表記のカタカナ表示では、「チュソク」「チュソッ」「チュソ」と、各種ありました。この小冊子では、一番簡単な「チュソ」としています。
韓国の方にとっては、ソルラル(旧正月)に続いて大きな名節とされます。韓国では旧正月やお盆などを、名節と呼んでいます。インターネット情報の中では、「ソルラルよりも大事!」と言う記述も多くありました。
秋夕連休は、秋夕当日を挟んだ3日間です。今回は10月5日から7日までの3日間でした。秋夕の前日は、日本でいう大晦日のような感じとされます。
秋夕は、陰暦の8月15日?17日とされ、普段は9月になるようです。しかし、今回は1ヶ月近く遅れて、10月となっていました。中秋や仲秋節とも呼ばれるようです。今年も満月でした。
秋夕は、秋収感謝節のような意味を持っていて、この日は祖先の墓の雑草を刈って綺麗にし、茶礼(祭祀)を行います。家の中でも祭壇にお供え物が飾られます。
お墓の草取りは、ボルチョと呼ばれます。普通は秋夕の1ヶ月前ぐらいから時間のある時に済ませておきますが、たとえ、どんなに遠くにお墓があっても、ボルチョをするのは当たり前のことと考えられていいます。「もしボルチョをしなかったら、子孫の証が失われる」とまで言われるほど重要な慣わしとされます。
秋夕は、「欧米の感謝祭と日本等のお盆とを合わせたような行事」とも表現されます。収穫期を迎えて豊年を祝うほか、祖先の徳を追慕して祭祀を行って、祖先から引き続いてきた根本を忘れないで感謝の気持ちを表します。家族親戚だけでなく、近所の人々とも感謝の気持ちを交わして、韓国伝統遊びを楽しむ名節として、伝統が守られています。
秋夕の始まりは、古く新羅時代(B.C.56?668)に起源を持つとされます。昔から、一年で月が最も明るく輝く陰暦の8月15日には盛大なお祭りが行われていました。この時期に秋夕風習が形成され、次第と名節になり、今に伝わったと言われています。
ところで、お供えのお餅は、ソンピョン(松餅)と呼ばれます。ソンピョンは、うるち米の粉を水で練ったものに小豆、栗、ナツメなどを餃子のように包んで、松葉を敷いた蒸し器に入れて作ります。
ソンピョンをきれいな形に作れば、最高の結婚相手に恵まれ、妊娠している女性は、カワイイ赤ちゃんが生まれると言い伝えられています。シルム(韓国相撲)も、この時に行われるようです。テレビで全国大会が放映されていました。ベスト8くらいに勝ち残った強豪は、顔に見覚えがある人が、何人かいました。
旅の始めに
半島の険しき秋や旅始め
秋夕(チュソ)知らず寂き夜の海近し
お刺身市場で
秋なれど海鞘の磯香に冷の焼酎(さけ)
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
- 航空会社
- 大韓航空
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今年2回目の韓国旅行の出発日は、10月5日の木曜日でした。名古屋から2名、岡崎から3名、合計5名がセントレアに集合しました。
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フライト2時間前に集合しましたから、チェックイン手続きの後、大分時間が余りました。出発ゲート前で30分前集合とし、自由行動にしました。
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予定通り10時30分にセントレアを飛立ち、12時25分にインチョン国際空港に到着しました。空港からは、バスでインチョン駅へ向かいました。
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バスの中からの写真です。まだ空港島の中です。インチョン駅に向かったのは、この日の内に沿岸埠頭(ヨナンプトウ)への移動を目指したためです。
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約1時間でインチョン駅前に到着しました。そこから、また市内バスに乗って沿岸埠頭(ヨナンプトウ)へやって来ました。明日の下調べです。
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沿岸埠頭付近の光景です。走っている車は少なく、何となく閑散としていました。後で分かったことですが、旧盆、チュソ休暇のためでした。
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この日泊まった宿です。予想より1万ウォンほど安く、1人2万5千ウォンでした。ベッドルームで、浴槽も付いていました。
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宿が決まったところで、宿で小休止しました。その後で、散歩ついでの食事に出掛けました。待合せの時間中に、皆さんタバコ休憩です。
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沿岸埠頭は、当然のことですが、海産物のお店が軒を並べています。夕食には、少し早過ぎましたので、まずは魚市場の見学です。
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かなりの大きさの活タラバ蟹です。今日のメインの食べ物を何にするか決めていませんでしたから、これも、その候補の1つになりました。
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私の大好物のホヤ貝です。こちらではモンゲと呼んでいます。私1人か食しませんので、いつも、値段交渉の後で、サービスで貰っています。
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鮑はこちらでも高級食材です。これは、Kwさんの一番の好物のようです。美味しい海草を食べて、鮮度も抜群のようです。
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縞海老当たりでしょうか?これも茹でて食べると、ビールのツマミに最高です。これは安価ですから、どっさり買うことが出来ます。
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メイン料理の候補の1つです。「左ヒラメに右カレイ」で見分けることが出来ます。「海老を主食にして口が大きいのがヒラメ」の見分け方もあります。
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魚市場の中の様子です。日本人のグループと分かると、日本語で盛んに売込みがありました。既に刺身に造った品もありました。
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魚市場はいくつかありますから、次の市場を目指して移動です。時刻は17時頃ですが、まだ明るい日差しが残っています。
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大きなパラソルを広げた露天も並んでいました。魚だけでなく、野彩や即席で出来上がる食べ物等も売っていました。
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一回りしたところで、刺身市場の中のお店に決めました。メインはヒラメの刺身です。これらの品は、その付録、前菜です。ホヤもたっぷりあります。
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これもヒラメに付いてきたサービス品です。烏貝のスープは中々いい味が出ます。1人1個づつ、握りも付いてきました。
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まだまだ、サービスの品が続きます。メインのヒラメの刺身が出る前に、お腹が一杯です。刺身の後、鍋も出ましたが、食べ切れませんでした。
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食事の後は、さすがに暗くなっていました。フェリーターミナル近くに公園がありましたから、全員揃って、夜の散策を楽しみました。
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チュソの休暇に入っていなければ、賑わう公園のようです。この日は家族連れや若い人達のグループ等を、僅かに見掛けただけでした。
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ライトアップされた噴水を暫くご覧ください。イルカのモニュメントをバックに、噴水の形が変化し、ライトアップの色も変化しました。
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風下ですと、飛沫がかかりました。それで、少し位置をかわりました。レンズの水滴を拭き取って撮影再開です。赤と青のライトが交錯し始めました。
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かなりの規模の噴水と、そのライトアップでした。この噴水は余り高くありませんが、ライトアップの色は複雑に混ざり合っています。
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公園の一角に、トレーニング機器がずらりと並んでいました。Muさんは、明日からのハードスケジュールに備えて、早速トレーニング開始です。
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KwさんとKtさんも並んでトレーニング開始です。左右に分かれたステップは、かなり大きく前後に振れました。瞬間、股裂き状態です。
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Muさんの次の運動は、背筋です。筋力アップには好都合ですが、余り、熱が入りますと、明日からが大変です。
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ローラースケートの靴を履いたお子さんもトレーニングにやって来ました。私達のトレーニング風景を見かねて、指導に来たのかも知れません。
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トレーニングの紹介はここまでです。私もいくつか試してみましたが、余り真剣に取り組むと、翌日は、腹筋や足の付け根辺りも痛くなりそうでした。
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