2008/09/12 - 2008/09/12
61位(同エリア106件中)
ぶどう畑さん
2008.9.12(金)オーバーアマガウ観光
ガルミッシュ滞在最後の日、赤ずきんちゃんなど、壁に童話のフレスコ画が描かれている家を見に、オーバーアマガウへ行きました。
小さな村なので、さほど時間がかからず観光終了。湿気を含んだ風も吹き出し、早めにガルミッシュへ戻ってきました。
案の定、駅に着くと雨が…。クーアパークで行われるコンサートは中止?と心配していましたが、幸いにも、夕飯を食べている間に雨は上がり、ガルミッシュ最後の夜に吹奏楽の演奏を楽しむことができました!
(旅行期間:2008年9月5日〜9月14日)
- 交通手段
- 高速・路線バス
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6時半、カーテンを開けると曇り空。でも、雨は降っていない。どうか、天気が持ちますように。
8時半、朝食。団体さんらしき人達は食事を終えたあとで、テーブルの上に白い封筒が残されていた。あの封筒はなに?食堂へ行くたび抱いていた疑問を解こう。お皿を片づけに来たホテルの人に聞いてみる。中にはナプキンが入っているとのこと。2食付きの“ハーフペンション”で予約した人の席にセットしておくのだそうだ。なるほどー。 -
9時過ぎ、雨がちらつき出したが、傘をさすほどでない。10:15、ホテルを出て、駅前のバスターミナルへ向かった。
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10:35、9606番のオーバーアマガウ行きのバスに乗り込む。
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オーベラウを過ぎると、バスは山道を走る。
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やがて山を抜け、大きなグレーのクーポラが見えてくる。あのクーポラ、8年前、リンダーホフ城とノイシュヴァンシュタイン城を回るツアーに入った時に見かけたものに違いない!
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バスが停留所に止まり、建物がエッタール修道院とわかる。停留所の周りには、ホテルやレストランが数軒。修道院は、もっともっと辺鄙な場所にあると思っていた。帰りに時間と余力があったら見学しよう。
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やがて、民家のある通りへ入る。オーバーアマガウの村に着いたようだ。11:15、駅まで行かず、乗客数人と一緒にEugen-Papst-Str.で下車。
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停留所近くの観光局で、赤頭巾ちゃんの家までの所要時間を聞く。10分くらいとのことで、観光局の入っている保養センターの庭を抜け、エッタール通りへ出た。
オーバーアマガウは、郊外に、ルートヴィヒ?世の建てたリンダーホフ城があることで知られているが、村の観光の目玉は、エッタール通りの赤頭巾ちゃんやヘンゼルとグレーテルの物語が描かれた家。そのフレスコ画を見たいとずっと思っていた。 -
通りを歩いていると、宗教的な壁画のある家のほかに、壁に張りつくように木を植えている家を何軒か見かける。どこも同じような植え方なので、何か意味があるのかもしれない。
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オーバーアマガウも木彫り細工が盛んらしく、工房とおぼしき家のショーウィンドーで、不思議な木彫り人形を見る。人形が背負っている“しょいこ”に小さな人形がたくさんぶら下がり、てっぺんには磔のキリスト像。この地方独特のものなのだろうか。
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家並みが途切れるあたりに、赤頭巾ちゃんの家があった。
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その向かいには、ヘンゼルとグレーテルの家。
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ここは保育園のよう。
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で、その隣に、7匹の子ヤギの家。憧れていた童話の家々だけど、感想は、まぁ、こういうのがあってもいいかな。
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壁画を眺めていると、機関車型の観光トラムがやってきた。運転手のオネエサンが手を振ってくれたので振り返す。観光局の人は、なぜトラムのことを教えてくれなかったのだろう…と思いながら。
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赤頭巾ちゃんの並びに、ブレーメンの音楽隊の家を見つける。絵は描かれて日が経っていないのか、真新しい感じ。
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それもそのはず、家の人が絵筆を持って梯子に乗っていた。まさに、壁画制作中。何年か後、エッタール通りは童話ストリートになっているかもしれない?
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道を引き返し、教会に入ったり、みやげ物屋を覗いて歩くうち、村の中央、フレスコ画が奇麗な大きな家が並ぶドルフ広場に出る。
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ここまできたら、村の観光はほぼ終了。
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湿気を含んだ風が吹も始め、早めに帰ったほうがよさそうだ。
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でも、もうちょっとここにいたい。
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13:15、カフェに入ってひと休み。
お昼を過ぎているのにお腹が空かず、アプフェル・ストリューデル(アップルパイ)を注文。ホイップクリームがたっぷり添えられた暖かいパイが食べたいんだけどなぁ。この店のはどうかなぁ。
大当たり!思いどおりのケーキが出てきて、し・あ・わ・せ! -
14:10のバスには乗ろう。
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店を出て、向かったオーバーアマガウの駅の周りは閑散としていた。みやげ物屋もなく、早めに着いてしまったことを少し後悔。
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しばらく待って乗り込んだバスは、村の教会近くの停留所で乗客を乗せる。な〜んだ、知っていたらここから乗ったのに…。
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エッタール修道院に着く頃には、今にも雨が降り出しそうになる。時間も余力もあるが、修道院は見送り、だいぶ人が乗り込んで来て席が埋まったバスで、そのままガルミッシュヘ。
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15時、ガルミッシュ駅前に到着。案の定、雨が降りだした。小腹がすいて、駅のファストフード店でハンバーグを買って、ホテルに戻る。
部屋で昨夜の残りのワインを飲みながら、ハンバーグを食べてひと休み。雨は止む様子がなく、散歩に出る気も失せた。ベランダのテーブルにおみやげを並べ、ひとしきり写真撮影。 -
今夜のクーアパークでのガルミッシュ音楽隊のコンサートは、雨だと中止かな…。でも、ステージに屋根もあったし、とにかく、夕飯を食べてしまおう。
またまた美味しそうな匂いにつられ、18:40食堂に降りる。この日はチーズのスープに、メインはサーモンのオランディーズソース。締めくくりは、お米を使ったデザート。 -
ドイツ産の赤ワインを頼んでみたら、運ばれてきたのはロゼ。ライン川沿いの古城ホテル、ラインフェルスで飲んだ赤ワインもロゼだったことを思い出す。ドイツでは、気候的に重い赤ワインが作れないのだ。
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メインのサーモンは大きくて、ハンバーグを食べてしまったことを後悔。
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デザートはあっさり味だった。どうにかお腹におさめる。
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幸いにも、ご飯を食べている間に雨が上がり、19:40、クーアーパークヘ。ステージ脇の屋根のある席に座る。
やがて、花いっぱいのステージに楽団員が現れた。全員、バイエルンの民族衣装に身を包んでいる。 -
女性はエプロンスカート、男性は半ズボンに帽子。なかには帽子にたくさんのバッジや、ブラシのようなものを付けている人も。
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雨が上がった公園に、音に惹かれて徐々に人が集まってきた。椅子が濡れているため、ステージ前の席に座る人はわずか。みんな立ったまま演奏を聴いている。ステージに気を取られ、座ってる人の前に立ちはだかって、文句を言われる場面があったり。
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演目はごく普通の吹奏楽で、期待していた民族音楽ではなかったが、アンコール曲の演奏もあって、21時過ぎ、コンサートが終わった。
ホテルに戻り、お風呂に入って23時就寝。月は雲に隠れ、ガルミッシュ最後の夜は静かに更けていった。
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