秋バラ咲き誇る京成バラ園へ（1）３回目なのに、ほとんどのバラさんたちは、初めまして@

2009/10/22 - 2009/10/22

晴れがよいか、曇りがよいか、それが問題だ───！
そして答えは、どっちでもOK！
そこにバラがあるならば。

お休みがとれたこの木曜日。
天気予報では終日晴天だと喜んでいたのに。
京成バラ園に行くために埼玉から千葉に向かったら、雲が散る理想の青空は、分厚い雲に覆われてすっかり真っ白な曇り空に変わってしまいました。

でも、まぶしい光の下での秋バラ撮影は、このあいだの日曜日の神代植物公園でさんざん楽しむことができました。
今度は、その前日の土曜日の智光山公園のときのように、秋バラらしさが出せる曇り空の下での撮影に再びトライしましょうか。

そして結論。
やっぱり、秋らしい寂寥感の中で色濃く艶やかに咲く秋バラは、曇り空の下で撮るのが似合うかもネ。
───負け惜しみも入っていますけど。

この日の天気は、時々日が射したものの、基本的には終日曇りでした。
明るい曇りの日だったから良かったものの、はじめのうちは薄暗かったため、12倍ズームで撮ろうとすると、なかなかピントが合わなくて困りました。

なんであれ、結果オーライ。
今回は温室も含めて４時間半もかけてしまいました。
それなのに、ローズガーデンは、手前半分にも至らないほんの一部しか回れなかったなんて。
おそるべし、京成バラ園！

今回の京成バラ園の秋バラ詣の旅行記の構成
■（1）３回目なのに、ほとんどのバラさんたちは、初めまして@
□（2）40品種ほど撮ったけど、これって多いの？ 少ないの？
□（3）万華鏡のように多彩なローズガーデン
□（4）バラ以外も意外にたくさん！

京成バラ園公式サイト
http://www.keiseirose.co.jp/

これまでの京成バラ園の旅行記
初めての春バラのときの旅行記（2009年５月26日）
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（1）ガゼボやアーチのあるバラのランドスケープ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341306/
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（2）薔薇・ばら・バラ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341311/
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（3）ちょっとだけバラ以外」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341313/

京成バラ園デビューのときの旅行記（2008年11月５日）
「あこがれの京成バラ園で今年３度目の秋バラ詣（1）やわらかな日ざしに包まれたモダンローズたち」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10287278/
「あこがれの京成バラ園で今年３度目の秋バラ詣（2）バラ園のバラ以外」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10287288/

エリア 鎌ヶ谷・印西・八千代(千葉)

なぜかずんぐりに撮れてしまった東葉高速線の八千代緑ヶ丘行きの列車
乗換えの西船橋駅にて

前日の天気予報では終日晴れだったのに、曇ってきてしまってがっかり。
テンションを上げるには、撮影に限ります@

シュシュのようにふわふわな「エルベーション」
八千代緑ヶ丘駅前のバラ花壇より

ネットの路線検索どおりに、京成バラ園最寄駅の八千代緑ヶ丘には11時32分に着きました。
ここからバスに乗るのですが、それは11時34分発。
京成バラ園に行くバス停は駅前ロータリーのはしっこにあるので、急いで走ったのですが、間に合いませんでした（泣）。
次のバスは20分待ちの11時54分。
仕方がないので、せっかくのチャンスと思って、駅前のバラの写真を撮ることにしました。

きっと春より色濃いピンクの「ロイヤルポニカ」
八千代緑ヶ丘駅前のバラ花壇より

京成バラ園までバスなら５分ほどですが、徒歩では15分です。
でも、公式サイトで徒歩15分とあっても、私の足では15分でたどり着けるとはとても思えません。
体力も温存したかったので、20分後のバスを待ちました。
それに、駅前に、春ほどではないけれどバラがちらほら咲いていて、撮影をしていたら20分なんてあっという間でした。

一重咲きは和菓子のような印象がある「春風」
八千代緑ヶ丘駅前のバラ花壇より

春バラのときの駅前の花壇の様子
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16159103/
関連の旅行記
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（1）ガゼボやアーチのあるバラのランドスケープ」（2009年５月26日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341306/

秋バラの今回はこの写真の春バラのときと違って、そこまでたくさん咲いてはいなかったですけどね。

いわれてみればほんのりラベンダー色だった「ラベンダードリーム」とその実
八千代緑ヶ丘駅前のバラ花壇より

ちなみに、バラの実のことをローズヒップっていうんですってね。
今回京成バラ園で買ったバラの図鑑で初めて知りました。
でもヒップって「お尻」でしょ。
バラの種を「バラのお尻」なんて、茶目っ気あるぅ@

12時ちょっとすぎに京成バラ園に到着！

駅前でのバスの待ち時間を含めて、自宅から２時間半かかりました@

ローズガーデンのゲート前

オータムフェア開催中です。
コンサートやセミナー・ツアーのようなイベントは週末の方が多いですが、バラさえあればイベントはなくても十分！

空が曇りで白とびするので、写真はこんな構図になりました。
手前の花は、たしか「うらら」。
春バラのときの方がずっと華やかでしたけれど、秋バラも十分楽しめます。
そして曇りのせいもあるかもしれませんが、秋バラの今の方が色は濃いです。

春バラのときのゲート前の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16159104/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16159105/
関連の旅行記
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（1）ガゼボやアーチのあるバラのランドスケープ」（2009年５月26日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341306/

やっぱり最初はディズニーランドローズでしょう@

１つの株にオレンジやピンクが鈴なりになるディズニーランドローズは、ファンタジーの世界にぴったりです。

多産な女神のように咲いていた「ディズニーランドローズ」

前回の春バラのときの「ディズニーランドローズ」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165693/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165694/
関連の旅行記
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（2）薔薇・ばら・バラ」（2009年５月26日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341311/

去年の秋バラのときの「ディズニーランドローズ」の写真
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14874032/
関連の旅行記
「あこがれの京成バラ園で今年３度目の秋バラ詣（1）やわらかな日ざしに包まれたモダンローズたち」（2008年11月５日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10287278/

ミルフィーユケーキのような「アンティークレース」

ディズニーランドローズのすぐ下の花壇に咲いていました。
ここはいつも通るのですが、この品種は初めてです。目に留めた覚えがないです。
きっと今までちょうどよいタイミングで出会わなかったか、他にもいっぱいあるから目移りしたのでしょう。

この京成バラ園にはまだまだ私が出会っていない品種、写真を撮ったことがない品種がたくさんあるようです。
京成バラ園に来るのは３回目ですが、過去２回でローズガーデンをくまなく回れたわけではないので、当然ですね。
ということで、今回はなるべく、今まで写真を撮ったことがない品種を狙うことにしました。

頼もしいトゲの騎士に守られた「アンティークレース」

赤ちゃんの帽子のように見える「アンティークレース」

言われてみればちょっとだけ茶色がかっていた「チョコオーレ」

晴れてきました@
午後12時台のほんのひとときだけ、お天気になりました。
やっぱり明るい方がいいなぁ。
花色は明るすぎますが、ピント合わせがとってもラクなのも、助かります。

花びらの外側の方が色が濃かった「グレーフィンソニア」

曇りで薄暗いと、私のカメラPowerShot SX 200 ISでは、ズームは12倍めいいっぱいか、ズームしないで広角側でないと、ピントがなかなか合いません。
それがお天気で明るいと、ズーム倍率も選べて、一発で合います。
つまり、写真の構図がもっと自由になるのです。
撮影は被写体に近付くのが基本だと思いますが、広角側でレンズの歪みが気になったり、その位置を動くと構図が変わってしまったりする場合は、やはりズームを使いますもの。

太陽との短い逢瀬を楽しむ「グレーフィンソニア」

秋にひととき煌く「ドフトゴールド」

深窓のお嬢さんの「ドフトゴールド」

情熱のフラメンコのような……品種名は確か「レジェンド」

黄色の次は赤……と、続けて撮るバラは、なるべく色や雰囲気のガラッと違うものを選ぶようにしています。

一輪挿しのように

品種名は「レジェンド」だったと思うのですが、メモが抜けていました（泣）。

令嬢たちのティータイム

品種名は「ほのか」。

同じ品種でも青空を背景にすると、ずっと開放的@

ピクニックでめったにかかない汗をかいて空を見上げたお嬢様、ってところかしら。
品種名は「ほのか」。

そして逆光ではさらにイメージが変わる「ほのか」

さながらニンフたちが春の女神を囲んでいる図、ってところかしら。
逆光で撮ると、秋バラというよりは、一気に春のイメージになります。

みんなの妹たちを大切に見守って

これも品種名は「ほのか」です。

ウェディングケーキのデコレーションのような「銀世界」

恥ずかしげに奥にに引っ込んだ「銀世界」

青空に向かって堂々と咲く「銀世界」

スキー日和？

ほんのりオレンジな重なりが愛らしい「わらべ歌」

この子は前回の春バラのときにもたくさん写真を撮ったけれど、お気に入りだから@
こういう微妙な色合いには和名がよく似合うと思いません？

前回の春バラのときの「わらべ歌」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165695/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165696/
関連の旅行記
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（2）薔薇・ばら・バラ」（2009年５月26日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341311/

珍しく（？）ブルーと呼ばれない薄紫の「シャルル・ド・ゴール」

赤紫だからかな。

ちょっとはにかみスタイルが私の好み@

これも「シャルル・ド・ゴール」です。

ファムファタル（運命の女）のような「カーディナル・ヒューム」

黒バラといいたくなるような濃厚な赤いバラも、結構たくさん品種があるんですねぇ。
私が見たことがあるのだけでも、黒真珠、バルカローレ、黒蝶、ラグバルド、ゴールデンハート。
そこにカーディナル・ヒュームが加わりました。

一昨年の秋バラのときに撮った、旧古河庭園の「黒真珠」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12995962/
一昨年の秋バラのときに撮った、旧古河庭園の邸宅を背景にした「バルカローレ」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12995952/
関連の旅行記
「嬉し恥ずかし秋バラ第２弾───旧古河庭園にて」（2007年11月14日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10197297/

去年の秋バラのときに撮った撮った、京成バラ園の「ラグバルド」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14874063/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14874064/
去年の秋バラのときに撮った、京成バラ園の「黒蝶」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14874143/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14874144/
関連の旅行記
「あこがれの京成バラ園で今年３度目の秋バラ詣（１）やわらかな日ざしに包まれたモダンローズたち」（2008年11月５日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10287278/

今年の春バラのときに撮った撮った、京成バラ園の「黒蝶」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165774/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165775/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/16165776/
関連の旅行記
「春バラのフィナーレは京成バラ園で（2）薔薇・ばら・バラ」（2009年５月26日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10341311/

今年の秋バラのときに撮った、智光山公園の「ゴールデンハート」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/17358212/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/17358218/
関連の旅行記
「コスモスとバラが見られる智光山公園へ（3）曇り空の秋バラは艶やかで」（2009年10月17日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10390486/

奥まって咲く「カーディナル・ヒューム」は同じ品種とは思えないくらい雰囲気が違う@

再び青空を背景に「カーディナル・ヒューム」

こういう写真は好みの構図を狙うのが楽しいです。

アプリコット・オレンジのロマンチックな「香貴」

コーヒーカップとソーサーみたいな「香貴」

実の方がいっぱいだった「パープルヘイズ」

パープルがかった花もなくはなかったけれど

はじめは赤い花ばかりだったので、なぜ品種名が「パーヘルへイズ」なのか不思議でした。
きれいな状態の花は、赤い一重のツバキのようでした@

あーっ、このあいだ神代植物公園で出会った「ブランデー」がこんなところに！

花の中に鼻を突っ込むようにして匂いをかぎました。
うん、やっぱりブランデーではなくバラの香りがしました@

関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/17378221/
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「今年も秋バラめざして神代植物公園（1）バラ・プロローグは新品種ばら展、展示即売、国際バラ・コンクール園や原種・オールドローズ園にて」（2009年10月18日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10390572/

ここまでがローズガーデンの中でも整形式庭園の手前の花壇のバラです。
この後、階段を上がって、比較的新品種が植えられているらしい上の花壇に戻りました。
なぜかというと……。

わーい、今回はちゃんと咲いているのが見られた「カフェラテ」@

前回の春バラのときにはとっくに花が終わっていましたし、このあいだの神代植物公園のときは、まだつぼみでしたから。

まだつぼみだった神代植物公園の新品種展示での「カフェラテ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/17378197/
関連の旅行記
「今年も秋バラめざして神代植物公園（1）バラ・プロローグは新品種ばら展、展示即売、国際バラ・コンクール園や原種・オールドローズ園にて」（2009年10月18日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10390572/

まさにカフェラテのような色合い

バラの歴史では色鮮やかな品種が多かったので、最近の流行は淡い色合いなのでしょう。
花の形や花びらの広がり具合も、そのやさしい色合いによく似合います。

色とりどりのバラ花壇を背景に「カフェラテ」・その１

「カフェラテ／四季咲大輪系(HT)／オランダのデイルター社による作出
　深みを帯びたカフェラテのような花色は、シックで大人の魅力をかもし出します。開花時の花形も、花色に合ったクラシカルな雰囲気です。独特のスパイシーな香りがあります。切花でも人気の品種です。」
（京成バラ園公式サイトのバラ百科より）
http://www.keiseirose.co.jp/dictionary/book/index.html

くすんだ色ね、と言ってる人もいましたけど

もっとバラらしいハッキリした色合いや明るい色の方を好んで、茶色って微妙だ、と思う人がいてもおかしくはないです。
かくいう私も、今年の春、京成バラ園がテレビで紹介されたときにレポーターが注目していたせいで印象に残ったことが、この品種が気に入るきっかけでしたから。
そのときは私だって「えっ、茶色いバラ！？」と違和感を覚えたくらいです。

色とりどりのバラ花壇を背景に「カフェラテ」・その２

だけどそのテレビを見たあとに春バラを見に京成バラ園に行ったら、カフェラテは終わっていました。
見事に枯れていて、花は一個もありませんでした。
そうなると、気になって気になって仕方がなくなるのが人というものですネ。

というわけで、念願の出会いを果たした「カフェラテ」！

写真をたくさん撮っても、アップするのは１品種につき２〜３枚におさえようと思ったのですが（多めにアップした例外はありますけどネ）、やっと出会えたカフェラテは、出血大サービス！？

「秋バラ咲き誇る京成バラ園へ（2）40品種ほど撮ったけど、これって多いの？ 少ないの？」に続く。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10391630/