2007/11/14 - 2007/11/14
541位(同エリア634件中)
まみさん
秋にもバラが咲くと知り、今まだ見頃のところがあって、それがアクセス可能なところと気付いて、むずむずむずむず……。
どうにもまた、評判のバラ園で、バラの写真を撮りたくなってしまいました。
折しも、都内の山手線圏内くらいなら、日没前に名所の1つくらい回る時間がとれそうだと分かっていた本日。
ゆるやかな秋晴れを頼みに、旧古河庭園まで、秋バラを撮りに行ってきました。
ほんとはね、秋らしく、代表の花の菊をターゲットにするつもりだったんですよ。
今の時期は、あちこちの寺社などで菊まつりの真っ最中!
なら、菊とともに、寺社の写真を撮るのもいいなぁと思って。
けれど、とあるサイトで旧古河庭園のつい最近のバラの写真を見て、秋バラ・フェスタが終わってもまだまだ見頃だと知り、ころっと予定を変えてしまいました。
つい先々週、神代植物園に秋バラの写真を撮りに行ったとき。
ちょうどよい開花時期は、なんだかんだいってもフェスタの最中よね!───などと豪語していた舌の根が乾かないうちに、ああ、ちょっぴり恥ずかしい@
バラ園の規模と種類の多さは、やはり神代植物園の方が圧倒的でした。
それに、ここ旧古河庭園でも秋バラ・フェスタを神代植物園よりは少し遅い11月5日に終えただけあって、バラはまだ見頃とはいえ、たとえていうなら女盛りの熟しきったころ───という風情のものが多かったのは確かですが。
でも、日本の明治から大正の代表的な洋館(ニコラエ堂、鹿鳴館、旧岩崎庭園洋館など)を手がけた屈指の建築家の手による洋館を背景にバラを撮る楽しみ、そして、洋風庭園だけでなく、同じ敷地内に日本庭園が隣り合わせの魅力は、旧古河庭園ならのものでした。
それにしても、午後3時から日没の4時半頃までの約1時間半の散策で、シャッターを切った回数は130を超えました(うち手元に残した写真は71枚)。
つまり私は毎分1〜2回という頻度で写真を撮っていたことになりますね。
まあ、なんてせわしない!
旧古河庭園を紹介しているサイト「公園へ行こう!」
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
「武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。この土地はもと明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました(この当時の建物は現存していません)。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、ニコライ堂、鹿鳴館、旧岩崎邸庭園洋館などを手がけ、日本の建築界の発展に多大な貢献をした英国人の建築家ジョサイア・コンドル博士(1852〜1920)です。日本庭園の作庭者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860〜1933)で、洋風庭園に勝るとも劣らない魅力的な名園を造り上げています。
旧古河庭園は、大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であり、平成18年(2006年)1月26日に国の名勝に指定されました。」
(庭園入口でもらったチラシより)
※おまけ
先々週の神代植物園のバラの旅行記
「秋バラ・フェスタ終了間際の神代植物園(3)本懐のバラ園(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10193851/
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旧古河庭園の正門
本郷通沿いの正門です。裏門はいまは閉鎖されているそうです。
私は南北線の駒込駅から向かいました。
駒込駅周辺は、うちの近くの商店街を思わせる、まだ昭和の雰囲気を残したアットホームなかんじ。歩いていてなんだかほっとしました。
ただ、駅を出て、旧古河庭園の方向を示すものが何も見当たらなかったので、方向音痴にとって、途中までドキドキでした。
さて、いよいよ庭園に入ります。
入場料は大人150円。 -
旧古河庭園の案内図
ネットやチラシに案内図はありますが、この木の看板の方が風情があるので撮っておきました@
案内図を優先させるため、説明書きをファインダーの中に入れませんでした。
現在、午後3時。閉園は5時ですが、日没は4時半。
バラが一番の目当てとはいえ、日本庭園も散策して写真を撮りたいのですが、さて、時間は大丈夫でしょうか。 -
旧古河庭園の洋館
少し色づいた木を見つけたので、一緒に@
この時間はまだ日が射していました。
洋館のチョコレート色の壁も、日の当たる方はうっすら輝いています。 -
モミジと旧古河庭園の洋館
日本庭園を間見下ろす展望台の近くから撮りました。
残念ながらモミジの紅葉はまだでした。 -
洋館とロイヤルプリンセス
柵の中に入るわけにはいかないので……く、く、くるしい姿勢で撮っています。 -
洋館の窓を背景に、キャプリス・ドゥ・メイアン
旧古河庭園でバラを撮る醍醐味@ -
たくさんのつぼみを従えたローラ
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その名にふさわしい黄金色のインカのつぼみ
インカ、すなわち古代インカ帝国から黄金を勝手に連想@
案外、合ってたりしませんかしら。 -
洋館の窓を背景に、インカの花
ちょっとばかり花びらがしなびているのは、見逃してくださいまし。 -
洋館の窓を背景に、プリンセス・オヴ・ウェールズ
窓からお嬢様か奥様の亡霊が外を覗いているような錯覚が……@ -
プリンセス・オヴ・ウェールズのアップ
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琴音
ここからは洋館の前の階段を下りたバラ園の花の写真になります。
つい、咲きかけに注目してしまいます。 -
洋館を背景に、妖艶な色のバルカロール
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まるでチューリップのようなつぼみのスーパースター
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洋館を背景に、花びらがたわわなユキサン
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洋館を背景に、朝霞のつぼみ
バラの香りがそのまま色彩になったよう@ -
見よ! この朝霞のつぼみのカラフルな色合いを!
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なんともいえない色合いの朝霞
本日のバラの中で一番気に入ったかもしれません。
背景にぼんやりと見える建物のような影は、おそらく旧馬小屋でしょう。 -
洋館を背景に、まるでツバキのような「きらり」
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大輪のハーモニー
大きさを示すために手を添えてみました。
まるで毬のよう@ -
洋館の前の階段を背景に、サマードリーム
オレンジがかったピンクというか、ピンクがかったオレンジというか、なんともいえないステキな色合いです。 -
洋館の前の階段を背景に、イヴ・ピアッチェ(手前)とメリナ(奥)
イヴ・ピアッチェも、なんともいえないステキなピンクです。 -
見よ! 黒真珠の名にふさわしいこの色を!
これはまたゴージャスな!
すでに天候が曇ってしまったせいか、どうしても露出が明くなりすぎるので、マイナス11/3と思い切って補正して撮りました。
おかげでやっと肉眼で見た印象に近い色が得られました。 -
やはり撮りたくなる青いバラ「ブルーライト」
青バラ───といっても、こういう淡い紫のバラですが、バラの中でもとても繊細なイメージがあります。 -
大輪の「ブルグント’81」
しっかり開花した状態で花びらがつぼみのようにきれいな花ってなかなかないから……熟女@ -
歴史に残る有名なオペラ歌手の名にふさわしい、大輪の「マリアカラス」
愛しげに手を添えてみました。
ちょっと熟しすぎて、外側の花ひらが垂れ気味なのですが……。 -
うっすら緑の光を放つ、その名のとおりの小ぶりな「緑光」
旧古河庭園のバラ園には大輪のバラが多く、小ぶりなバラ(ミニバラの範疇に入るのかな)は少なめでした。
いや、もしかしたら、単に私が大輪の花にばかり引き寄せられていただけという可能性もありますが。
このタイプのバラは、寄せ鉢や生け花や花束でよく活躍しているのを最近見た気がします。
小ぶりでほんのり緑がかった白という色のせいで、他の花に合わせやすいんでしょうね。 -
緑光と松の木と洋館
和洋混合@
とは、和=松、洋=バラのつもりだったのですが、考えてみたらその名が示すとおり「緑光」はきっと日本で作出されたバラですね。
(プレートには作出の国も書かれてありましたが、メモしなかったし、あんまりちゃんと見てませんでした。) -
洋館とバラ園
午後4時すぎ。
入ったときは晴れでしたが、30分もしないうちに曇ってしまい、その後は、時々日は射しましたがほとんど曇り空で。
でも、このときは本日最後の夕日が洋館を照らしているところを狙うことができました。 -
水のたまった壷に映る洋館
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日本庭園の「奥の院型灯籠」を、少し色づいた葉と@
木々に覆われた日本庭園はだいぶ薄暗かったのですが、写真を撮ってみたら、ストロボをたいていないのにこんなに明るく撮れました@
というか、ストロボをたく方が、光が当たらない周辺が真っ暗になってしまいますけどね。
全体的に暗いため、カメラが露出計算をそれにあわせたからでしょう。 -
心字池へ渡る石橋と
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紅葉の木と心字池
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枯滝と十五層石塔
ここも肉眼ではだいぶ暗くて分かりづらかったんですよ@
でもカメラのマジック!
こんなに明るく撮れました@ -
雪見灯籠と心字池
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ツワブキの咲く心字池
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カモが休む心字池
めいいっぱいズームして撮っていますし、さすがにだいぶ暗くなってきましたから、ピントはぎりぎり!?
日本庭園の残りのポイントである大滝(10数メートルはあるらしいのですが、随分小さな、可愛らしい滝に見えてしまいました@)では、さすがに暗くてカメラのピントが全く合わず、写真を撮るのはあきらめました。
大滝の下に、白い石があって、薄暗い中で見たときには、白い猫がうずくまっているように見えたんですよ。
その写真を本当はぜひ撮りたかったんですけどね。 -
日が暮れて明かりの灯った洋館
洋館のとなりの芝生のところのベンチに座って撮りました。
庭園には三脚は持ち込めないので、持参していないですからね。
座って足を組んで、その膝の上にカメラを乗せて、三脚代わりにしました@
本当は売店でバラようかんを買って帰りたかったんですよね。
残念ながら売店は4時半には営業を終了していました。
ここまで戻ってきたときには、4時半はとっくに過ぎていましたから仕方がありませぬな。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- jun1さん 2007/12/20 15:05:18
- 早速お邪魔しました。
- まみさん、こんにちは〜。
私は10月末にいきましたが、まみさんが行かれた11月でも
バラが楽しめるのですね。
洋館とバラに水のはった壷に映る洋館の写真が素敵です。
旅行記沢山ありますね。(^-^)
jun1より
- まみさん からの返信 2007/12/21 18:03:25
- RE: 早速お邪魔しました。
- juni1さん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
さすがに秋バラもピークを過ぎましたが、まだ近所でもちょこっとだけ咲いているのを見受けられます。
10月中は、神代植物園の方に行きましたが、こちらはこの洋館と和式庭園も同時に楽しめるということで、両方行きたくなってしまった欲張りな私@
でも午後出かけたので、思ったより早く日が落ちました。
おかげで、壷の水面に写る洋館を撮るといった遊び心も発揮できたといえるかもしれません。
-
- シベックさん 2007/11/16 18:10:50
- 「緑光」に、ゾクっとしました!
- まみさん、こんばんは!
旧古河庭園、拝見しています。
秋のバラもいいですね!綺麗なアップばかり・・です。
バラの花は、みどり色の花に興味があります。変わり者・・?
以前、葉と間違うばかりの花を見たことがあり、バラの花を見ると思いだします。
うっすらとみどり色の「緑光」に、ゾクっとしました。1票を・・。
バラではありませんが...(^^ゞ。
旧古河庭園の洋館、この写真好きな写真です。
シベック
- まみさん からの返信 2007/11/17 20:25:23
- RE: 「緑光」に、ゾクっとしました!
- シベックさん、こんにちは。書き込みと一票ありがとうございます。
気に入られた写真を具体的に指摘してくださったのもうれしいです。
うっすら緑の光を放つ小ぶりな花も、大輪ばかりを見たあとではとても新鮮でした。
お菓子かチョコレートみたいなかんじでかわいらしくて。
ただ写真をとるのはなかなかむずかしかったですよ。たくさん咲いているところをとりたかったのですが、結局、近よって1〜2個に注目するやり方でしか、気に入った写真が撮れませんでした。
緑色の花がお好きとは面白いですね。
たとえばどんなのがありましたっけ?
きっと受粉のためにあざやかな色で虫を引き寄せる必要がないのかもしれませんね。風の力かにおいの力か@
館の写真は、デジカメならではですよね、自分の頭上よりも高くカメラを持ち上げて撮りました@
-
- babyananさん 2007/11/16 01:39:20
- ステキ!
- の一言です♪
あらためて、まみさん、こんばんは☆
こんなにもいろんな種類のバラを一度に見られるなんて!
旧古川庭園、私も何度か行きましたが、バラの咲いてない時期ばかりだったのかしら?汗
バラと洋館の共演、バラの雰囲気に合わせて様々な角度からの被写体+まみさんのコメントにうっとりです〜
水面に映った洋館も、なんとも言えませんわ♪
もともと、サーモンピンクとパープルが好きなので、「サマードリーム」「ブルーライト」にクギ付け@でも、今の時期、「黒真珠」のような深い色も気になりました。
今日は、知人にバラの花束を贈ったのですが、赤のビロードのような色でした。名前は・・・忘れちゃったですw
癒されました☆
babyanan
- まみさん からの返信 2007/11/16 08:16:02
- RE: ステキ!
- babyananさん、こんにちは。おひさしぶりです。書き込みありがうございます@
そうなんですか、旧古河庭園を何でか行かれていたんですね。
紅葉もあり、ツツジもあり、梅もあるので、春・秋のバラのとき以外でも花の見どころはありますね。
私が旧古河庭園を知ったのは、フォートラベルの旅行なんですよ。
ほとんどがバラの時期でした。
なので私の中では、旧古河庭園といえばバラ園でした@@
自分でも行ってみたのであらためてキーワード検索してみたら、秋バラフェスタの最中に訪れることができた方の旅行記を何人か見つけることができました。
水に映った洋館はいいでしょ@
階段を下りて日本庭園に行く前に全体を撮ろうと思ったのですが、なかなか人が途切れなくて、待っている間にいろいろアングルを試し、思いつきました@
もしまだご覧になっていなかったら、こちらの神代植物園のバラもご覧くださいませ。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10193851/
あとで表紙のURLにこのリンクを書き加えようと思ってます@
ちなみに、来年、もしかしたらブルガリア!と思ってるのですが、残念ながら私はバラの時期に行けそうにないです。
ブルガリアについては、babyananさんと私は反対になりますね。
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