東日本大震災の為一時的に東北地帯の旅を延期し、第6回から一挙に第12回～第14回を先行して旅してしまったが、この度東北の旅が出来る<br />事になった。<br /><br />第6回の旅の最後は芭蕉達が須賀川を発つ朝、天候の具合で順延していた石川の滝を訪ねたところで終わっていた。<br /><br />その後芭蕉達は須賀川の俳人相良等躬が用意して呉れた馬に乗り、小作田を経て守山に向かい、守山の問屋善兵衛の案内で善法寺を訪ね、更に善兵衛が用意して呉れた馬で郡山迄進み、郡山で宿をとった。<br /><br />我々は東北新幹線に乗りJR郡山駅で下車、芭蕉と旅の肩を並べる。<br /><br /><br />第7回奥の細道を訪ねての旅はここ郡山から、福島県と宮城県との県境国見迄の旅だが、この間はそれほどの難所もなく、かといって力んで訪ねる場所もなく、芭蕉達も花かつみを探したり、温泉に浸かったりと割と風流な旅をしたのではなかろうか。<br /><br />敢えて芭蕉が訪ねたかった所と云えば、義経をかばい、義経の身代わりとなり討ち死にした佐藤継信、忠信兄弟所縁の地を訪ねることぐらいであったろうと思われる。<br /><br />第7回の旅の初日は天候にも恵まれ、絶好の旅日和であったが、残念なことに今年は寒かったせいか、桜はおろか、梅でさえまだやっとつぼみが膨らみ始めたに過ぎない風情だった事だ。<br /><br />東京は昨日桜が満開だったと云うのに・・・。<br /><br />文知摺観音堂は本堂とは別に傅光閣と云う立派な資料館も運営されており、何より住職の話が楽しい。<br /><br />それでも震災後、我々が最初の団体客だと大層喜ばれ、我々を代表して最高年齢の男女各1名にと、当資料館の宝物の芭蕉の直筆の俳句のコピーを用意して居られた。<br /><br /><br />第7回奥の細道を訪ねて<br />鬼婆伝説残る安達が原・黒塚の観世寺より国見　目次<br /><br />①旅の出発点と終了点・郡山駅 in 郡山<br />②”花かつみ”を求めて・安積山公園散策 in 郡山<br />③”あれが阿多多羅山”安達太良SA in 郡山<br />④芭蕉句碑”人も見ぬ　春や鏡の裏の梅”の「春鏡塚」・亀谷観音堂 in 二本松<br />⑤鬼婆伝説・黒塚観世寺 in 二本松<br />⑥二本松少年隊の墓と二本松藩丹羽家歴代墓地のある大隣寺 in 二本松<br />⑦芭蕉句碑”早苗さなえとる　手もとや昔しのぶ摺り”に纏わる信夫文知摺石・文知摺観音堂 in 福島<br />⑧義経の身代わりとなり討ち死にした佐藤基治の二人の息子・継信、忠信の墓のある医王寺 in 福島<br />⑨義経を助けた藤原家の家来・佐藤基治の館が有った大鳥城跡 in 福島<br />⑩芭蕉が逗留し湯に浸かった鯖湖湯・飯坂温泉散策 in 福島<br />⑪義経を助けた藤原家の家来・佐藤基治の館が有った大鳥城跡 in 福島<br />⑫芭蕉像も建つ洋風木造建築・国の重要文化財旧伊達郡役所 in 桑折<br />⑬芭蕉句碑”風流の　初めは奥の田植歌”の立つ田植塚・法円寺 in 桑折<br />⑭昼食は”うぶかの郷” in 桑折<br />⑮奥州藤原群が鎌倉源頼朝軍を迎え撃った”阿津賀志防塁跡 in 国見

奥の細道を訪ねて第7回鬼婆伝説残る安達が原・黒塚の観世寺より国見　（目次）

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2012/04/10 - 2012/04/11

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東日本大震災の為一時的に東北地帯の旅を延期し、第6回から一挙に第12回～第14回を先行して旅してしまったが、この度東北の旅が出来る
事になった。

第6回の旅の最後は芭蕉達が須賀川を発つ朝、天候の具合で順延していた石川の滝を訪ねたところで終わっていた。

その後芭蕉達は須賀川の俳人相良等躬が用意して呉れた馬に乗り、小作田を経て守山に向かい、守山の問屋善兵衛の案内で善法寺を訪ね、更に善兵衛が用意して呉れた馬で郡山迄進み、郡山で宿をとった。

我々は東北新幹線に乗りJR郡山駅で下車、芭蕉と旅の肩を並べる。

第7回奥の細道を訪ねての旅はここ郡山から、福島県と宮城県との県境国見迄の旅だが、この間はそれほどの難所もなく、かといって力んで訪ねる場所もなく、芭蕉達も花かつみを探したり、温泉に浸かったりと割と風流な旅をしたのではなかろうか。

敢えて芭蕉が訪ねたかった所と云えば、義経をかばい、義経の身代わりとなり討ち死にした佐藤継信、忠信兄弟所縁の地を訪ねることぐらいであったろうと思われる。

第7回の旅の初日は天候にも恵まれ、絶好の旅日和であったが、残念なことに今年は寒かったせいか、桜はおろか、梅でさえまだやっとつぼみが膨らみ始めたに過ぎない風情だった事だ。

東京は昨日桜が満開だったと云うのに・・・。

文知摺観音堂は本堂とは別に傅光閣と云う立派な資料館も運営されており、何より住職の話が楽しい。

それでも震災後、我々が最初の団体客だと大層喜ばれ、我々を代表して最高年齢の男女各1名にと、当資料館の宝物の芭蕉の直筆の俳句のコピーを用意して居られた。

第7回奥の細道を訪ねて
鬼婆伝説残る安達が原・黒塚の観世寺より国見　目次

①旅の出発点と終了点・郡山駅 in 郡山
②”花かつみ”を求めて・安積山公園散策 in 郡山
③”あれが阿多多羅山”安達太良SA in 郡山
④芭蕉句碑”人も見ぬ　春や鏡の裏の梅”の「春鏡塚」・亀谷観音堂 in 二本松
⑤鬼婆伝説・黒塚観世寺 in 二本松
⑥二本松少年隊の墓と二本松藩丹羽家歴代墓地のある大隣寺 in 二本松
⑦芭蕉句碑”早苗さなえとる　手もとや昔しのぶ摺り”に纏わる信夫文知摺石・文知摺観音堂 in 福島
⑧義経の身代わりとなり討ち死にした佐藤基治の二人の息子・継信、忠信の墓のある医王寺 in 福島
⑨義経を助けた藤原家の家来・佐藤基治の館が有った大鳥城跡 in 福島
⑩芭蕉が逗留し湯に浸かった鯖湖湯・飯坂温泉散策 in 福島
⑪義経を助けた藤原家の家来・佐藤基治の館が有った大鳥城跡 in 福島
⑫芭蕉像も建つ洋風木造建築・国の重要文化財旧伊達郡役所 in 桑折
⑬芭蕉句碑”風流の　初めは奥の田植歌”の立つ田植塚・法円寺 in 桑折
⑭昼食は”うぶかの郷” in 桑折
⑮奥州藤原群が鎌倉源頼朝軍を迎え撃った”阿津賀志防塁跡 in 国見