2012/06/07 - 2012/06/18
1962位(同エリア6774件中)
1ウォンさん
【2012夏ー11】 6月15日(金)
加徳島南部の村 ・外洋浦マウルは、
日露戦争の際に、日本軍がロシア艦隊の鎮海湾進入を防ぐために
鎮海湾要塞司令部の駐屯地となった場所です。
100年経った今でも 当時建設された砲陣地や司令部の関連施設が
ほとんどそのままの状態で残っています。
現在、関連施設の建物には住民が賃貸という形で住んでいますが、
土地 ・建物は軍所有ということになっており、新築や増改築の許可をもらうことは難しく、
よって、ほとんどそのままの状態という訳です。
今日はその100年前の村へ行ってきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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地下鉄槐亭駅付近から520番バスに乗り加徳島へ
ここで午前7時頃に乗車。
バスは学生などで超満員で、おかげで島の入口付近まで立ちっぱなし。
このバスは釜山駅前から1時間間隔で出ていますが、釜山駅から乗れば座れたことでしょう。 -
3〜40分後、
加徳島が見えてきました。くぼんだあたりはセバジマウル。 -
橋を渡って、加徳島内に入っていきます。
ここででやっと座ることができました。 -
約1時間後の午前8時頃、天城マウルで下車
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まずは大項マウルを目指します。
4キロありますが、 -
大項や外洋浦に向かうフェリーが出ています。
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大項、外洋浦行きフェリー
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時刻表ですが、1日4便しかありません。
現在8時を少しまわったところで、次の便は9時20分 -
1時間以上も待つことになるので歩いていきます。
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坂道をのぼり、南に向かってGO!
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振り返って、 天城マウル
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数十分後、大項マウルがチラチラ見え始める。
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大項マウル全景
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階段降りると大項マウルですが、まだ通過点です。
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もうひと山越えて、目的地の外洋浦マウルを目指します。 あと1キロ強
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ここからの道は狭く、車は運転に神経を使うところかも、、?
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大項マウルから10数分で外洋浦マウルに到着
天城マウルからは、ここまで1時間ちょっとかかったでしょうか。
・外洋浦マウル
1904年 ロシア軍との戦いに備え、日本軍司令部を置くため、
外洋浦マウルの住民に移住命令を下す。
拒否した者は、家や家財を丸ごと焼かれたようです。 -
そして、砲陣地や要塞指令部の関連施設、憲兵隊幕舎、將校舍宅などを建設。
現在、青い屋根が目立ちます。 -
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100年前の日本家屋です
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どの家も人が住んでいるようです。
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パラボナアンテナが立ってます。
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なんだか
むか〜しの、日本のどこかの田舎に来ているような・・・ -
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完全にタイムスリップしてます
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日本軍が掘った井戸
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現在も使われています。
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使われていないものも数ヶ所ありました。
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この建物は、武器庫ではないかと言われています。
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なつかしい案山子
青いタンクがなければここは日本だ。 -
青い屋根は、韓国でよく見かけますが防水が施されています。
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屋根が新しくなっている所も少々
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新しい家が数軒建っていましたが、最近になって払い下げになったかもしれません。?
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長屋
幕舎として使われていた建物でしょうか、、?
今は民泊をやっているようですが、 -
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泊まりに来る人はいるのでしょうか、、
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こういった造りの窓の上のひさしは
日本ではもう見られないのではないでしょうか、 -
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このひさしが韓国人にはまつ毛に見えるらい。
ヌンソプチブン(まつ毛の屋根)と言っていますが、おもしろい表現!
確かにまつ毛みたいで、今にもまばたきしそう、、? ^^
次はここから砲陣地の方へ向かいます。
この長屋の前の道を山の方に向かって数百メートル歩くと -
右側に石碑が現れました。
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司令部発祥之地と書かれた石碑
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裏には、昭和11年6月建之と刻まれています。
昭和11年とは 1931年ですが、、?
あとで記念としてこの年に石碑が立てられたのかも知れません。 -
砲陣地は、土を被せて、陸、空、海のどこからも見えないように巧妙に造られています。
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弾薬庫と見られる建物
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内部
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コンクリートバンカー
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入口
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内部
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この階段登って、
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見てみると、
やはり、バンカーとは気づかれにくい。 -
これで実際にロシア艦隊50隻余りを撃沈。
作戦には成功しましたが、この村の人々の痛みは大きいでしょう。 -
船着場の近くに売店が1軒
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商品はごくわずか
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島の南端 灯台に向かう道です。ここから約4キロ
100年以上前に建てられた灯台があるそうです。
数年前に開放されましたが、今回は行きません。 -
船着場
天城9時20分発のフェリーはまだ到着してません。 歩いて正解! -
大項マウルに戻って、島の東部のセバジマウルへ向かいます。
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距離はさほどありません。大項マウルから10分ぐらいでしょうか、
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セバジマウルです。
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ここには洞窟陣地が残っています。
入口は3ヵ所ありますが、中でつながっています。 -
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真ん中の入口から中へ入ることができます。
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入口付近は漁民の物置場として使われています。
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奥へ
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20メートル位先に砲口があります。
暗くて水の溜まった所もあり、足元に注意! -
砲口
間口は、縦横70〜80センチ -
外に出ました。
海岸からは非常に険しい所を通らなければならないので、
ここに来るには洞窟を通るしかありません。 -
外側の間口は広くなっています。
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この洞窟は、江原道の鉱夫を呼び寄せて掘らせたということです。
韓国人の痛みは大きい! -
洞窟に上に
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軍の施設のようなものがありますが、見に行きます。
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下には、文字の刻まれた石柱が敷かれています。
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陸軍使用地という文字
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上へ
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韓国軍の見張り台でしょうか、
近くに寄ると 一瞬 ドキッ !!
小屋の下の方でちらっと軍人のようなものが見えました。 -
一瞬、軍人が死んでいるのかと思いましたが、
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よく見ると、軍人せんべいが2枚!
おどかすな!! ^^ これは ジョークかな・・ ? -
反対側に立てられていた案内板
これは、軍事施設ではなく、「釜山加徳新空港展望台」だったのだ。
軍人せんべいは、やっぱりジョークでしょう! ^^ -
しかし、こんな所に新空港ができるのでしょうか。
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新空港建設予定地
ここから多大浦が見えます。 -
セバジマウル全景
のどかな風景〜
いつまでものどかな風景であってほしい・・ -
天城マウルに戻って昼食を。
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ビョンチョンアウネというお店
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ここでテジクッパ 6,000Wを。
昨日の多大浦では食べた気がしなかったので、食べ直し ^^ -
ここもTV放映されたらしい。
韓国内 TV放映されたお店だらけ!! ^^ -
が、全くのふつうでした。 ここはスンデが自慢のようです。
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数年前に開通した巨加大橋
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(バス時刻表)
天城発 釜山駅行き12時40分のバスに乗ります。右側に釜山駅発の時刻も載っています。
この加徳島ですが、
カジノリゾートを建設するなど、この島を観光地化する計画があるようです。
カジノができるのは島北部の訥次(ヌルチャ)地区(島)ですが、
天城や大項地区にも何らかの観光施設ができるようです。
政府の許可が降りれば来年にも着工するとか、
こういうのは賛否両論がつきものですが、観光地なんてそんなに必要か!
静かな、のどかなエリアを残すべきだ!
加徳島の観光地化 反対! 断固反対!! 新空港も反対!
バスに乗って釜山駅に向かいます。 -
加徳トンネル手前
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訥次(ヌルチャ)島
あそこにカジノができるのでしょうか・・・
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