2002/03/13 - 2002/04/03
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QantasTelstraさん
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グレートケッペル島から帰ってきた3人組は、ティルトトレインというオーストラリア唯一の高速鉄道で、ロックハンプトンからブリスベンへ向け南下します。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道
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-
ロックハンプトン駅前で。
-
これがロックハンプトン駅。小さい。
-
これがクイーンズランド鉄道が誇る最新鋭の列車「ティルト・トレイン」
-
この列車がオーストラリアでも高速に走ってくれる列車だ。
運転室脇にサイドミラーがあるのが何とも不自然。おもちゃみたいなデザインです。
最高速度は確か160kmくらい。ミニ新幹線みたいな感じなのかな。
ロッキーに来る際のアウトバックは、同じ距離を約10時間掛けて走った。
このティルトトレインは同区間を7時間で走りぬける。
オーストラリアの移動はやはり飛行機に限るなこりゃ。
車内に乗り込むと、なぜかバックパックは預けなければならなかった。
座席上の棚におけるサイズにもかかわらず、ちょっと不安ながら預けた。
座席は2−2。普通のシートで、通路上部の等間隔にTVが備え付けてあった。
飛行機のように各座席にはヘッドホンがあり好きな音楽を聴くことができた。
7時40分、出発!
帰りは日中に走る時間帯だったので、どんな場所を走ってきたのか分かった・・・
って、一面草原じゃないか!!砂漠みたいなポイントもあった!!!
この列車にはちゃんと車内販売があるようだった。専用の車両もあった。
広大すぎるぜオーストラリア。
快調に走っているなーと思った矢先・・・
TVの電源が消えた。プウーン・・・というやる気のない音が車内を響き渡らせた・・・
同時に速度も落ちた・・・こ、こ、これは・・・
「TERRO」
まさか!!!反対方向から列車が正面衝突をしにきたんじゃないでしょうね!!!
なんと停電が起きた。なにが起こるか分からないオーストラリア。
モトローラの無線機を持った車掌?(おばさん)さんたちが車内を駆け回る。
全く止まるということでもなく、40kmとかそこらの速度でなんとか動いていた。
この列車で感心するのが、通路上のTV。
TVはオーストラリアのTV番組だけが流れるわけではなかった。
先頭車両の前にカメラが付いているようで、走っている前方をリアルタイムに見ることができた。
画面の隅には現在の時速も出る。だからQTは今何kmというのがすぐに分かった。
停電は最初だけのようでそれが原因で車両にトラブルが起きたようだった。
かなりの時間がかかってブリスベンまで行く気配。
たまに調子に乗ったのか140kmくらいまで飛ばすも、すぐにパワーダウン。
こりゃ諦めるしかない。
はあ・・・なんか飲み物とかのサービスないのかよ・・・
諦めながらも音楽でも聴いて落ち着く。
7時40分発、14時40分着なのでお昼をはさむ。勿論ランチなんて持ってない。
駅弁なんてあるわけない。
車内販売!?がまわってきた・・・。弁当なんてなく、あるのはクッキーとか飲み物。
やけに高そうなものばかりだったので、却下。ブリスベンまで我慢しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・ -
なんとかブリスベンに到着。16時着。頑張った。
3人は、まずはホテル探し。ブリスベン市内を探し回ると、まともなバックパッカー向けホテルがあった。
QTは所持金があまりなかったので、K君、S君に先にチェックインしていてもらった。
近くのATMでお金をおろし、ホテルへ。
フロントへ向かい1部屋の予約をする。しかし・・・
「このホテルは18歳未満の人は泊まれない」らしい。
「?????」QTには意味が分からなかった。K君もS君も同じ17歳にもかかわらず、すでにチェックイン済み。
俺だけダメかよ!!ダメな理由はホテルの地下にバーがあるためで、それを気にしなければOKだった。
友人がすでにチェックインしたぞ!!!と言い張ると、「バーに行かなければOK」だとさ。
まったく、焦った。
部屋は建物の屋上のようなところで、シングル1部屋A$30くらい。東横より安い。
まともに食事もしていなかったので、夕食を考えながら市内散策へ。
市内を歩き回っていると、変わった絵描きさんがいた。 -
とうとうやってくれた、「最高のパフォーマンス」
この絵描きさんの目を見てもらいたい。
テープで目隠しをしている。
ありえない・・・。 -
QTら3人は、この絵を描く最初から最後まで彼の目を注目した。
「見ていない」
書き上げた作品がこれ。
ありえない・・・誤差が全くない・・・。
はっきり言って「マジシャンだ」
この人が他に書いていた絵を譲ってもらった。
日本へ持ち帰るため。
夕食はスーパーで食品を買って、ホテルのバックパッカー用キッチンで作って食べましたわ。 -
この日はブリスベンからゴールドコーストへ移動する日。
移動前に、市内を観光することにした。
「シティ・ホール」 -
「コンラッド・トレジャリー・カジノ」
-
「ブリスベン川」
-
「ジャパン」
-
「クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・コンプレックス」の前の噴水。
-
市内を歩いていると変わったオブジェがあった。
椅子の上に犬?
邪魔で座りにくそうだ。 -
この後、ゴールドコーストへ向かうバスのチケットを買いにチケットカウンターへ。
交渉中のS君。
マカファティーズのバスに乗り込み、約1時間でゴールドコーストバスターミナルに到着。
まずはホテルを探しに向かいました。海岸の近くにあったバックパッカーホテルを予約。
部屋の鍵を1つ受け取った。保証金としてA$15余計に取られました。
このときはすでに16時半。海で泳ごう!!と張り切る人もいれば、今日は泳がないで観光でもしようとする人もいる。
ここまできて泳がなくてどうする!!という誘いに断れず、3人は海へと向かったわけですが・・・。
このときのQTの持ち物
1.財布
2.シドニーで買った携帯電話
3.上下の服
4.海パン
5.靴
6.タオル
7.腕時計
この荷物は1つのバッグに入れて持ち運んだ。他の荷物は全て部屋に。
部屋からは海パンにTシャツ姿で向かった。
海へ着いたら、シャツを脱ぎ、荷物を置いて海へと向かった・・・ -
海へ向かうと、沢山の人が泳いでいた。さすがゴールドコースト。
荷物を置いて速攻で海へ向かった。
右を見ても左を見ても一直線に砂浜とホテル群が連なっている。
QTらはその中でも一番のポイントである、「サーファーズパラダイス」という場所にいた。
綺麗な魚も泳いでいて、ちょっと興奮気味の3人。
日も暮れてきたので、そろそろホテルに戻って夕食でも食べよう!と張り切っていたのですが・・・
「ない」
「どこにもない」
「荷物が一式なくなっている」
「きっと足が生えて逃げていったんだ」
「財布・・・入ってるよ」
「キャッシュカード・・・入ってるよ」
「携帯・・・入ってるよ」
「着替え・・・入ってるよ」
「靴・・・ないよ」
「部屋の鍵・・・入ってるよ」
3人の荷物が一式盗まれてしまった。
なんて間抜けな3人組・・・。
日本のように荷物を置きっぱなしで泳ぐのは危険でした。
当たり前か・・・。
凹みまくる3人。
荷物を必死に探すもどこにもない。
次第に本当に日が暮れ始め、泳ぐ人もいなくなってきた。
砂浜には間抜けな3人がちょこんと立っている・・・。
ここまで焦ったことは今までなかった。
ありえないほど焦った。
こういうとき自分たちで対処するしかないのが、個人旅行のデメリット。
ツアーでこんなトラブル起きたら、旅行代理店が何とかしてくれる。
個人旅行の3人は、なんとか対応策を考えた。
気になるのは、財布のみ。他のものは何とでもなる。
財布には若干の現金とキャッシュカードが入っている。
現金は諦めるにもキャッシュカードは止めればなんとかなるだろう。
盗難現場からホテルへ海パンだけで歩いて向かった。勿論裸足。
ホテルに向かったらまずは服を着た。K君だけはサンダルを持参していたので、なんとかなったが、QTとS君は靴しか持っていなくお互い盗まれた。
まずはなんとかなるかと思い、航空券を買ったHISのゴールドコースト支店へ向かった。
ツアー客でもないが、チケットを買ったことを説明し、ワールドキャッシュカードを止めたい旨を説明。
しかし・・・
「ワールドキャッシュカードって何ですか?」らしい・・・。
おい!シティバンクのワールドキャッシュカードを知らないのか!!!
若干唖然とした。旅行会社の人も知らないカードを使っていたのか・・・なんて。
いいアドバイスももらえなかった。
はっきり言って使えない代理店だったのでさっさと撤収。
一応、警察へ向かった。
あとあと保険の証明になるから。
警察に向かい、サーファーズパラダイスで荷物を盗まれた!と説明。
書類に色々記入した。
もし見つかったら届けてくれるらしかった。
そのとき記入した青のボールペンをQTは警察署から拝借した。書くものが必要だったため・・・。
引き換えに保険を請求する時に必要な書類を貰い、警察でのイベント終了。
ホテルに戻り、3連泊の予約だったのでフロントで2泊分を返却してもらった。
(2泊は野宿でもいいという覚悟)
鍵の保証金は返してもらえなかった。なくしたから。
部屋に戻りふと気付いた。
パソコンにデータが入ってるぞ!
何かあるとまずい!というわけで、事前にキャッシュカードの番号やら電話番号やらを記入していた。
カードを止めるためシティバンクへ電話をしよう!となり、近くの公衆電話へ向かった。
番号は日本・・・。
手持金A$20。
国際電話のプリペイドカードは財布に入っていた・・・。
悩む・・・ふと公衆電話の前にあった電話番号一覧を見ると・・・
「コレクトコール」
という文字があった。これしかない!
そう思い、コレクトコールでシティバンクへ電話。
コレクトコール・・・相手先に請求が行く電話。
コレクトコールに掛けると外人のオペレーターが出た。番号を告げると電話がかかった。
シティバンクのオペレータと繋がり、カードを止めたい旨を伝える。
3人分盗まれたわけで、聞いてみるとまだ引き落とされていないようだった。
3人分止めてもらい、カードの一件は終了。
念のため3人とも、再度「コレクトコール」で自宅へ電話をした。
帰国後、コレクトコールの請求が凄かった。
10分くらいしか話していないのに、15000円くらいの請求が来た。
びびった。
盗まれたが無事であることを伝えた。
そのときの「落ち込んでいる」写真。 -
ゴールドコーストでやってしまったか!
-
K君がサーファーズパラダイスに書いた名言「二度と来ねぞ。(山形弁)」
この日は夕食も食べずにホテルに戻りました。
シドニーへ戻る飛行機は事前に確保済みなので、それまでの3日間たったA$20(当時1400円)で過ごさなければ・・・。
部屋に戻ると、相部屋の旅行客がいた。
日本人らしかった。
盗まれた!という話をすると、親切に?なのかA$150を貸してくれた。
日本に戻ったら「この口座に振り込んで」というメモを貰った。
実にいい人だった。
(イマダニフリコンデハイマセン・・・)
手持金が1人A$70に増え、これでなんとかなるのでは?と思ったわけです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- さすらいおじさんさん 2009/09/17 08:30:52
- エコノミー旅行
- QantasTelstraさん
お気に入りご指名ありがとうございます。
QantasTelstraさんの旅行記を拝見しましたが、バックパッカー旅行やETC1000円ドライブ旅行などエコノミー旅行をしておられるのですね。また、オーストラリアで盗難に遭われているのですね。私も中南米、ヨーロッパで盗難に遭いました。
私よりずいぶんお若いと思いますが、私もエコノミー旅行を目標にしておりますので旅行記が情報としてQantasTelstraさんの参考になれば嬉しいです。これからもよろしくお願いします。
- QantasTelstraさん からの返信 2009/09/17 22:07:30
- RE: エコノミー旅行
- さすらいおじさんさん、こんばんは。
あれは7年前になりますが、ゴールドコーストのビーチで盗難にあいました。今思えばいい思い出です。
それがきっかけで視野が広がった部分も多いので。
今後も参考にさせて頂きますので、よろしくお願い致します。
QT
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