H2503鎌倉駅前丸七商店街の怪しい寿司居酒屋「えにし」

2013/03/12 - 2013/03/12

お正月にお参りした鎌倉戎
商売繁盛をお祈りして帰り道に立ち寄った丸七商店街の「えにし」さん
とっても美味しかった

あの時
値札を撮るのを忘れてしまったので再訪しました
せっかくですから
美味しいお寿司を堪能してきました

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　鎌倉駅東口から右に向かいます。小町通りを背に東急百貨店を右に見てホンの100ｍ程度。コンビニの先に丸七商店街が見えてきます。
　さあ、勇気を振り絞って（？）突入してみてください。

　夕方5時。丸七商店街の入り口の食事処「郷」さんも暖簾を掲げました。
お昼の定食各種。夕方からは鎌倉在住のサラリーマンが一日の疲れを癒しに暖簾をくぐります。

　丸七商店街に一歩足を踏み入れれば、此処が鎌倉市民の生活に密着した商店街だってお分かりになるでしょう

長年続いているお花屋さんです。

さて、此処は何屋さんかな？

　さあ、いよいよ怪しい寿司居酒屋「えにし」に突入しましょう。

　前にも書きましたが、カウンター6席だけのちっちゃなお店。昼12時と夕方5時の口開けの時だけ予約が可能なんだそうです。

　私の還暦祝いに、毛蟹盛り合わせをお願いしました。

　ほら、蟹味噌たっぷり。

　ここまで食べてしまったら、当然甲羅酒ですね。甲羅に熱燗を注ぐんじゃなくって、ガスレンジに甲羅を置いて常温のお酒を注いで温めてくれました。「この方が蟹の風味が出てくるんだよ」と板前さん。

　まずは、焼き物。
炙りブリ。お刺身で頂ける天然ブリを軽く炙って香ばしさを演出。

　続いて、鯵のなめろう

　鮎の塩焼きも絶品です

　牡蠣の煮びたし

　烏賊ゲソです。お刺身で食べられる新鮮なゲソをささっと炙るようにして頂きましょう

　さあ、お待ちかねのお寿司です。このお店では、ついつい酒の肴ばかり食べてしまって、お寿司まで至らないという危険な状況が続いていました。この夜は取材魂込めて、お寿司に突入です！

　白子軍艦巻き。つやつや　とろとろ

　前回と同じく、さより。
職人さんは昔堅気を頑固（？）に守って「煮切り」（＝お醤油タレ）を塗って出してくださいます。塩分調整中の方は事前に一言伝えてあげてくださいね。

　鰯だってぴっかぴか

　お約束のさよりの皮の炙り。これが食べたくってさよりを注文するお客さんもいるんだそうです。

　さて、お正月の時に写真撮り忘れたメニューを集中取材してきました。
すべて、二貫づつのお値段。

　この価格なら、鎌倉観光の帰り道にちょっと摘まんで行くのも大丈夫。

　「最初はね」
板前さんが語り始めました。
「もっと観光客が来ると思って始めたんだけど、殆ど地元のお客さんばかりだね」

　「外国人の観光客も来るかもしれないからって英語や韓国語のメニューも作ったけど使わなかったね」

　でも、どのメニューにも自分で手を入れないと気が済まない職人さん。
営業時間より仕込の時間が長いんだそうです

　窓の外には、商店街の共有スペース越しに横須賀線の線路が走っています。

　板さん、これって何かの呪いですか？

こうしておくと鳥さん達が集まってくれて、虫も食べてくれるんだそうです。

　ほうほう、こんな感じもいいですね。

　箸置きに一輪挿し。女将さんのアイディアだそうです。

そうそう、大事な情報。
美味しくって、安心価格のえにしさん
でも要注意。
お酒が美味しいんです。
正一合のとっくりですから、たっぷりと入っています。
お寿司やお料理の味を損なわないよう控えめのお酒を用意してあります。
あまりの呑み口の良さに、ついつい深酒なんてならないようにね。

　この三月でようやく三周年を迎えました。これからもよろしくね