新疆放浪の旅・大団円～とうとう最終日！！再見天山山脈、古の町新疆維吾爾よ！？～

2006/08/19 - 2006/09/19

９月１９日。
旅の帰途は、穏やかな天気が見送ってくれた。

８月１９日から大陸入りして、８月は３１日まであるので、今日９月１９日に出国すると、１ｍｏｎｔｈビザ最長の「３２日の滞在」が可能になる（今日は時間が短いけどね）。

今回の旅、時間だけは長かったが、その場その場で廻った所は少なかった。
その日、その都市、その場所で、生活者に沿った感じの行動を取ったので、その分、思い出深く心に残ったと感想を述べてくれたクニクニ。

今日、日本に着いたら、行方不明の奥さんに包んでもらい、ゆっくり休んで下さいね。

エリア 上海(中国)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー
• 航空会社: 中国国際航空

・・・と言う事で、波瀾万丈の新疆放浪を終え、上海へと戻ってきたこまたち。
上海はホームグラウンドなのに、まだ「帰ってきた」と言う感覚がない。
何せ、もう１年以上も戻ってなかったからだろう（住むと言う目的では）。

朝５時半起床。
昨夜は結局殆ど寝られなかった。
サッサと準備をして爺ぃに内線。
タクシーで駅南の浦東空港行きバス停へ向かう。

正面には朝日が昇り始めていた。

朝焼けの光の中に立つ「中亜飯店」。
昨夜、夕食をここで戴いた。
駐在の時には、会議や勉強会などで良く利用したホテル。

プルマン シャンハイ ジンアン ホテル

バス停は、上海駅正面の路上にある。
流石に駅前。
バスは１５分おきにあると時刻表には「書かれて」いた。しかし実際は、この時間帯に関しては３０分おきだったが・・・。
６時のバスが満席になったので見送り、６時半のに一番乗り出来るように待った。

バスが去った後は「一番乗り」だったが、上海人の、モラルのない人種が横入り。
特に列がある訳でもないが、人が３人、荷物を持って立っているので判るもの。
その人間の前に、しかも接近距離０ｍで平気で立つ。
そう、前に立って後の人間を押し戻す形になるので「０ｍ」なのだ。。。いや、−１０ｃｍかも。

没有文化の（モラルのない）代表格は、大陸何処で聞いても「上海」と答える。
国際大都市と自分で言いながら、実は、人間のゆとりに関し、一番遅れているのが上海だろう。

まあ、バスが来たら、このおばはんは荷物を積み込むだろうから、
こっちは、先に誰かがバスに乗車して仕舞えば問題ない。

バスが来ても人は１０人くらいだった。
待っている間に全席が殆ど埋まり、時間通り６時半に出発。
朝の上海の町には、ガスっている空間に上った朝日が、木漏れ日のように差し込んでいた。

バスは、南北高速に乗ってドンドン進む。
外灘の方向を見ると、朝日がビルから見え隠れしていた。

昨夜、駅構内の売店で買っておいたパンを、烏龍茶でかき込む我々・・・

浦西の南京路外灘付近の巨大ビル群や、浦東の金融区のビル群まで良く見える。
朝日に照らされたビル群は、何故か金色に輝いていた。

南北高架から延安高架へと進むと、人民公園などの建築物もお目見え。
これは上海市政府。

もうすぐトンネルに潜るまでのショウタイム。

上海博物館が、鼈甲飴色に輝いていた。
辺りがドンドンと明るくなってきた。

浦東に出た。
バスは、金融区中心部をドンドン進む。
人寿公司の大きなビル。

この近くには、森ビルのプロジェクトで、１００階建てのビルＳＷＦＣ（上海環球金融中心）が建設中。
森ビルが以前建てた８８階建ての金茂大厦より、１２階多い事になる。

中国銀行ビルなどが見える。
朝は、流石の上海金融区も、物静かに佇んで見える。

浦東国際空港が見えた。

全て時間通りに、順調に事が運んだ。
終わりよければ全て良し！
バスも時間通り、クニクニの乗る飛行機も時間通りだった。

ただ、クニクニ自身が心配していたのは、「滞在期限３０日」の規定。
彼は８月１９日に入国、９月１９日に出国となるが、８月は「３１日」があるので、指折り数えると「３１日」になるからだ。

こまの駐在時の経験で、ビザやパスポートの「日数」標示は、「同日から同日」となっているのは常識だった。なので心配ないと言っても、「中でゴチャゴチャ言われたらかなわん」と最後まで言っていた。。。(^^；
なら、２月はどうなる？いちいち数えていては通関チェックも大変。ビザ発行も大変。
記載は「３０日」や「９０日」となっているが、実際は、「入国当日から規定日同日」と決まっている。
（１ｍｏｎｔｈなどの標示もあるが、中国ビザは「３０日」標示になっている）


※現在は「日数カウント」になっています。この時の情況が今行われた場合、一日オーバーステイで引っ掛かり、出国(帰国)は出来ますが、再入国拒否の印鑑が押されること間違いなしです。ただ、正当な事情があり、それをイミグレの上官が理解して呉れれば無罪放免ですが。

この旅最後の、クニクニと爺ぃのツーショット！

疲れた、楽しかった、色々味わった、現地の人との交流、お腹まで壊した。
でも、維吾爾人の人懐っこに出会えた事が、人間大好きのクニクニには、一番の感動だったようだ。

期待の天山も綺麗で感動したものの、それ以上の大自然の驚異を目の当たりにした旅。
色んな意味で中国を見直した旅でもあったと言う。

お客さんが帰って仕舞うと、何だか急に気が抜ける。肩の荷が下りたって感じなのだが、どことなく物足りない感じもする。
暫くは忙しそうなので、そんな事も直ぐに感じなくなり、今まで通りに戻ってしまうだろう。

爺ぃと２人で空港内を散歩し、商店を物色（価格調査）し、頃合いを見てホテルへ戻ることにした。


これで新疆放浪の旅は終了です。
４４話の長丁場、お付き合い戴きどうも有り難う御座いました！

この次の旅行記では、今回のオマケとして、空港から戻ってきた時の「決して綺麗とは言えない上海駅北」をご紹介。

この旅行記へのコメント （4）

• ジュリままさん 2006/12/05 12:29:55

  きれいな朝焼け・・・

  最後の写真のパンダが写真送れ！って来たらどーしよー（爆）
  
  ジュリまま

  こまちゃんさん からの返信 2006/12/05 12:42:46

  RE: きれいな朝焼け・・・

  これなら来て貰っても良いかも・・・(^^
  
  　こま

• りっちゃんさん 2006/11/30 08:15:21

  長かったね。

  も一回、初めから見てみよぉっと。

  こまちゃんさん からの返信 2006/11/30 16:39:58

  RE: 長かったね。

  よ・・・４４話！！！？
  ありがとうごぜえますだ〜(T_T
  その内の３７，８話は、殆ど５０枚越えだし、寝不足にならないように！
  日本語が変なところが多いので、該当箇所はテキトーに作って
  読んで下さいね。
  
  でも最近、他の皆さんのも、ストーリーチックな感じが増えてきて、
  お写真もドンドン増えてますよね。（１話あたりの）(^^；
  
  　こま