2008/01/17 - 2008/01/18
580位(同エリア1344件中)
がりさん
コース…新宿→(赤羽)→(宇都宮)→(黒磯)→(郡山)→磐梯熱海→猪苗代→会津若松
冬の会津地方を巡る1泊2日の旅。1日目は、猪苗代湖や会津若松・鶴ヶ城を訪れます。
東北本線から磐越西線に乗り換えて、まずは磐梯熱海温泉へ。
絶品のおそばを食べ、冷た〜い温泉に入浴しました。
その後、超寒い猪苗代湖へ。吹雪のなか全力疾走をする無謀な挑戦をしました。
会津若松では、レトロなバスに揺られて鶴ヶ城へ行きました。雪舞う天守閣はとても美しかったです。
さらに、野口英世青春通りや七日町通りを歩いたりと、夜の会津若松も満喫しました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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-
小田急線に乗って、早朝の新宿駅に着きました。
18きっぷを使った会津2日間の旅はここからはじまります。
きっぷにハンコをもらって、まずは埼京線で赤羽へ。
東北本線(黒磯までは宇都宮線というのかな)に乗り換えて、宇都宮へ。
宇都宮からは黒磯行きの列車に乗ります。
空は晴れていますが、会津のほうは雪なのかな〜。 -
黒磯駅に着きました。
子供の頃、那須ハイランドパークに行ったときに、ここで下りましたね。なんか懐かしかったです。
黒磯からは、郡山行きの列車に乗ります。
どれも乗り換え時間が短いので、けっこう疲れます…。 -
郡山に着くと、今度は磐越西線に乗り換えです。
快速のあいづライナー1号に乗ります。
磐梯熱海、猪苗代、磐梯町に停まって会津若松まで行く列車です。
18きっぷだけで乗ることができます。
車体に描かれているのは会津のマスコット「あかべぇ」です。
赤べこ(守り神の牛ですね)をモチーフにできたキャラとのことですが、可愛いですね〜。 -
あいづライナーの車内です。
指定券なしでこんな快適な列車に乗ることができるなんて最高です♪
平日ですが、けっこう多くの観光客が乗っていました。
空は晴れているのに、小雪が舞っています。
風花、というんでしょうか。 -
郡山からわずか15分、最初の停車駅の磐梯熱海で列車を下りました。
さすがに積雪がありました。
写真は、駅の連絡通路から撮影した走り行くあいづライナーです。 -
磐梯熱海は温泉地として知られています。
なんで「熱海」っていうか知ってますか?
かつてこの地を支配していたのが伊豆のほうの人で、それで熱海のことが懐かしくなっちゃって、この場所に同じ名前を付けたっていうんですね。
おいおい単純だなぁ(笑)。 -
駅前の足湯です。
磐梯熱海温泉は山間の小さな温泉地といった風情です。 -
昔のままの町並み、といった感じですね。
寂れてはいますが、独特の風情があって良い町です。 -
湯泉神社に寄りました。
お賽銭をあげたかったのですが、なぜか賽銭箱が見つかりませんでした。 -
青空がすごく綺麗でした。
本当の空ですね(智恵子抄?)。
でも風花は舞ってくるんですね。
青空から舞ってくる雪は、素晴らしく幻想的でした。
「いしむしろ」というおそば屋さんで700円のざるそばを昼食に頂きました。
昭和を感じさせるような店内も良かったですが、おそばがさすがに美味しかった!
こふきいもも出してくれました☆ -
ケヤキの森というところへ行こうと思ったのですが、ちょっと雪の降りが強くなってきたので、途中の赤い橋で引き返しました。
写真は、赤い橋からの川景色です。 -
ちょっとした吹雪になりました(汗)。
さっきまでの青空は消えてしまいました。
一気に寒くなってきた〜!
しかし、こんな吹雪のなかでも、列車は走るんですね〜(感心)。 -
あまりに寒いんで、温泉に入ることにしました。
アトピーに効くことで知られる湯元元湯です。
テレビを見ていたおじいさんに入浴料500円を渡しました。 -
あー、わけわからん(笑)。
んっ、泉温が30度って??
湯船は2つあって、大きいほうに恐る恐る入ると…、超冷たい!!
「ぬるい」んじゃなくて、「冷たい」!
もう一方の湯船はちょっと熱めで、仕方なく交互に入浴しました。
どうやら冷たいほうがアトピーに効くんだそうです。
おじいさんが一人冷たいほうに延々と入っていて、さっきの管理人のおじいさんがやってきて「どう気に入った?」と聞いていました。
たぶん効能は確かなんでしょうね。
でも冷たいから(笑)。 -
不思議なことに体はしっかり温まっていました(ほんとに不思議です)。
さらに不思議なことに、外へ出るとすっかり吹雪は治まっていて穏やかな青空が広がっていました(女心と雪国の空、と名付ける)。
駅に戻って、西へ向かう快速列車に乗りました。 -
列車が進むにつれて、また吹雪いてきました〜。
ホワイトアウトで、磐梯山は見えません。がくっ。 -
13時18分、猪苗代駅で下車しました。
吹雪だったのに、列車は定刻通りに着くんだから、雪国の逞しい列車には感謝ですね。
みんなスキーに行くんでしょうか。構内で流れていたスキー場の紹介ビデオを、ストーブにあたりながら眺めていました。 -
猪苗代駅の駅舎です。
山小屋みたいな素敵な駅ですね。 -
駅前の町並みです。
こざっぱりした感じでした。
一度も見たことがない猪苗代湖を見てみたくて、湖のほうへ行くらしいバスに飛び乗りました。
列車の都合上、1時間後までに戻ってこなくてはならないのですが、大丈夫かな…。
(これがのちに過酷な状況を招く) -
磐梯東都バスに乗ってわずか数分、「堅田」というところで下りました。
運賃は160円でした。
しかし、湖が見えない!しかも吹雪が一層強くなる!寒さが尋常ではない!
とにかく国道を白鳥浜というところ目指して歩きます。
歩道はあるのですがそこには雪が深く積もってるので、仕方なく除雪された車道の端を歩きます。
しかしこれが恐ろしい!トラックが真横を猛スピードで走り抜けます(汗)。
もちろんこんなところを歩いている酔狂な人など他に誰もいません(寂)。 -
何とか白鳥浜に着きましたが、湖畔へ下りる道がありません(汗)。
しかし、猪苗代湖は確かに目の前にありました!
広く、そして冷たい湖に思えました。 -
雲の間から光が射してきて、湖面が銀色に輝きました。
越冬中の白鳥の姿を見ることができなかったのは残念ですが、この風景を見ることができたので一応これでよしとしました。
しかし、ここからが大変でした。 -
とにかく列車に間に合うために、駅へ向けて走りました!
もう時間がない!!
車道の真ん中を走りました。危なすぎですが、国道と違って交通量は少ないんです。
しかし、駅への道のりがものすごーく遠く感じられます。バスだと数分なのですが、実は結構な距離があったんです。
(実は帰りのバスがきちんとあったのですが、僕はそれを知らなかった)
猛烈な寒さのなか、走り続けました。
時折車が通ると、乗ってる人が「何だあれ?」って感じの目で僕を見ていました。
たぶん相当変な人に思われたでしょう(苦笑)。
突然、強い吹雪に見舞われました。
そのとき、無謀な挑戦だった…と反省の気持ちになりました。 -
で、どうなったかといいますと…、
列車に間に合ったんです!やった!
湖畔から駅まで走りに走って20分弱!
途中で何度も、もうダメだろう…とあきらめかけたのですが、いやまだわからない!と走り続けたら、ギリギリ間に合いました!
何事もあきらめずに頑張り続けていれば、必ず目標は達成できるんです!
受験生の皆さん、頑張りましょう♪
(??)
気がついたら、髪の毛が凍ってました…(汗)。
すごい寒さでした…。 -
14時53分、終点の会津若松に着きました。
駅には例の赤べこが展示されてました。 -
「あかべぇ」もいました★
「ひこにゃん」みたいに人気出るといいな〜。 -
会津若松駅の駅舎です。
手前の像は白虎隊だったかな?
駅構内の観光案内所で地図とかいろいろ頂きました。 -
駅前から市内中心部をぐるっと周遊するバス「ハイカラさん」に乗りました。
運賃200円で鶴ヶ城にも東山温泉にも飯盛山にも行くことができます♪
女性の運転手さんが「鶴ヶ城だったら向こうのバスの方が早いですよ」と言ってくれたが、僕はこのレトロなバスに乗りたかったので「このバスで大丈夫です」と言いました。
十数人しか座れませんが、とても素敵なバスでした。 -
車窓から撮影したJR七日町駅です。
これも素敵な駅ですよね。
まるでどこかのテーマパークに入り込んでしまったようです。
このバスは、狭い道を何度も曲がって進むので、町の地理を知るのに最適で、何より乗ってると面白い♪ -
「鶴ヶ城北口」でバスを降りました。
いきなり城下町らしい建物がありました。 -
鶴ヶ城へ向かいます。
-
会津若松のシンボル、鶴ヶ城天守閣です。
蒲生氏郷という人がこの七層の天守閣を築いたんだそうです。 -
優美で、気品のある天守閣です。
美しいですね〜。 -
「武者走り」です。
危機が迫ったとき、大勢の人が登れるように設けられた石段です。
たぶん僕だったら途中で確実に転ぶでしょう。 -
松の木に雪吊りがされていました。
青空に浮かぶ白っぽいのは月です。 -
400円で天守閣に登りました。
内部は博物館になっていましたが、これはなんかいまいちでした…。
あまりに時代遅れの展示方法が多くて、ちょっと興醒めです。
写真は、天守閣最上階からの景色です。 -
稲荷神社を見下ろします。
ここも寒い〜。 -
天守閣をあとにして、こちらは茶室麟閣です。
千利休の息子の千少庵が建てたといわれています。 -
ちょっと離れたところから天守閣を撮影しました。
-
夕暮れ時の空が綺麗でした。
今日はなんだか、天気が良かったんだか悪かったんだかさっぱりわかりません(笑)。 -
雪に刻まれた足跡…。
なんか心惹かれて写真に撮りました☆ -
鶴城小学校のレンガ塀です。
かつては男子校と女子校をこの塀で分けていたんですね。 -
会津若松市役所です。
重厚な造りですよね〜。 -
神明通り商店街です。
ネットで予約しておいた今夜泊まるホテルに行く前に、夜の会津若松を散策しましょう。 -
かつて野口英世が左手の手術を受け、また勉学に励んだ医院であったこの建物は、野口英世青春館。
現在は喫茶店になっていて、野口英世青春通りにあります。
この通り沿いには古い建物がいくつか残っていました。
ホテルやボーリング場なんかもあるのですが、古い建物とうまく調和していました。 -
七日町通りに絵ろうそくのお店がありました。
これ綺麗ですね〜。
今年2月8日と9日には鶴ヶ城などを舞台に会津絵ろうそくまつりが行われます。
幻想的だろうなぁ。 -
夜の七日町駅です。
夜もまた素敵でした。
こんな小さな駅なのに、構内にお洒落なカフェがありました!
残念ながらすでに閉店の時間でしたが、ちょっと立ち寄ってみたかったですね。
七日町通りにも多くの古い建物があります。
そのひとつ「渋川問屋」は郷土料理のお店になっています。
あとで夕食に来るつもりだったので、営業しているかどうか確認に行きました。
どうやら営業しているようでした。
夜になって寒さが増しました。
歩道に凍結している箇所があるので、転ばないように気をつけます。 -
予約しておいたホテルにチェックインしました。
「ホテル大阪屋」というところです。
七日町通りと野口英世青春通りが交わる交差点に位置する、最高の立地です。
ネット予約だと特別料金になってシングルが4500円です。
部屋はまあ狭かったのですが、清潔感があって悪くなかったです。
とりあえず1時間ほど休憩しました。
いやー、今日は走ったりしたから疲れた〜(笑)。
テレビを見ました。
旅先で見るテレビってすごい面白いですよね。
福島県のテレビ放送はこんな感じでした。
福島テレビ→フジ系、福島中央テレビ→日テレ系、福島放送→テレ朝系、テレビユー福島→TBS系。 -
渋川問屋です。
夕食のため再び向かったのですが…、
閉まってる!!
まだ夜の7時を回ったばかりなんですが、冬は閉店が早いのか??
他の店を探します。
あちこち歩き回りますが、入りたい店が見つかりません(焼肉屋とか洋食屋はありましたが、さすがにそれは…)。
しかし、スナック街のなかに、メニューに会津の郷土料理があるお店を見つけ、入りました(しかし慌てていたため店名をはっきり覚えていない)。
そこは呑み屋さんというか、スナックっぽい感じの店でした。
だってカウンターにママさんが一人いるんだもん(汗)。
僕はこんなお店に来るのは初めてのお子様ですから、ちょっとびびりました(たぶんママさんもそれに気付いたでしょう)。
カウンターには他に客がいないので、どうしてもママさんと2人きりになってしまって、その気まずさといったら…(苦笑)。
ママさんは「道凍ってなかった?」とか「お城へは行った?」とか話しかけてくれましたが、たぶん僕の扱いに相当苦慮していたのではないかなぁ(また苦笑)。
長くなりましたが、僕が食べたのはコロッケ定食(これは美味しかった!)と会津の郷土料理「こづゆ」でした。
「こづゆ」は、干し貝柱でだしをとったすまし汁で、正月など祝いの席に出されます。
人参や白滝、麩などが入っていましたが、かなりの薄味でした。
ヘルシーで健康には良いかもしれませんが、そんなに美味しいっていうものでもないように感じました。 -
店を出るとき、ママさんが「今は暖冬だけど、昔はもーっと寒かったんだよ」と言いました。
僕が「でも神奈川から来ると、これでも寒く感じます」と言うと、ママさんは「でも寒いほうがいいでしょ。会津に来たな〜って感じがして」と言いました。
最後にママさんが外まで出てきてくれて、「また来てくださいね」と言ってくれました。
「また会津若松に来たときに、寄ります」と言って別れました。
寒い夜の街を歩きながら、不思議と心は温まっていました(しみじみ)。
ホテルに戻って貸切風呂に入りました(4500円でこのお風呂に一人で入れるのは極楽です)。
その後、部屋で読書をしたり、明日の予定を確認したりしているうちに日付が変わってしまいました。
午前0時30分ごろ、眠りに入りました。
明日は、会津若松から喜多方へ。そして豪雪地帯を行く只見線の旅です。
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