’05Herbst Part5/6 ～ドレスデン～

2005/10/21 - 2005/10/29

プラハ滞在2日目、当初の予定ではカルルシュテイン城に行くはずだったのですが、朝食中に「確か、プラハからドレスデンはそれ程時間がかからないはずだったよな...」と気付き急遽予定を変更しドレスデンへ。


第二次大戦時の「（謎の）ドレスデン空襲」については、テレビで観たり書籍を読んだりし、少なからず知識を持っていました。今でもその「空襲の必要性」については議論があるようですが、焼け崩れた瓦礫の中から、聖母教会Frauenkircheを復活させているという話には強い印象を受けていました。そのような訳で、プラハ本駅でのEC乗車時には、いつもと違った「緊張感」に囚われていました。

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

プラハ本駅Praha Hlavni nadrazi
6番線

11:18発 EC176 ハンブルクHamburg行

プラハからドレスデンへは
Praha hl.n.→Praha Holesovice→Usti nad Labem hl.n.→Decin hl.n.→Bad Schandau→Dresden Hauptbahnhof
所要時間は約2時間30分です。

画像の上段は往路、下段は復路の乗車券。ドイツからチェコに入る方が約7ユーロ高くなります。この7ユーロ差が後々．．．

ドレスデン中心部付近のパンフレット


インフォメーションで購入しました。確か30¢でした。

ドレスデン中央駅を出てまず思ったこと、「え？これがドレスデン？エルベ川はどこ？」駅近辺は「これが名高いあのドレスデンか？」と疑ってしまうような風景です。

中心部地図


この地図では、エルベ川を挟んで北側がNeustadt、南側がAltstadt。画像をクリックするとお分かり頂けると思いますが、「お勧め散策ルート」が描かれています。

Altmarktから見た聖十字架教会Kreutzkirche


駅をからPrager Strasseを抜けて行くと、この教会が姿を現します。

ご覧の通り「まだら」です。戦災で焼け崩れ落ちた瓦礫と新たなパーツを組み合わせて在りし日の姿を蘇らせる...素晴らしい一言です。

聖十字架教会Kreutzkirche側面

Geschichte der Kreutzkirche


左：ドイツ語　右：英語

登ってみます。

鐘だ。

さらに登ります。階段はやや鄙びた感じです。

ここは？

塔上部からの眺め

かの有名な聖母教会Frauenkircheが見えます。
ドレスデンの歴史的な建物はほぼ全て「まだら」です。中でもこのFrauenkircheは黒ずんだ部分が明らかに少ない、つまり再利用できる状態のものが少なかった事を意味しています。

展望台（と言っても、人がすれ違うのがやっと）では、市内にお住まいのおばあさんと30分くらい話しました。市中でもよくおばあさんに話しかけられたなぁ...第二次大戦前のお生まれのようで、ドレスデン空襲についてお話をお聞きしました。


60歳を超えているにもかかわらず、よく上まで登ってこれたな、ばあさん...

降りている最中に、15:00の鐘が鳴り出しました。鼓膜が〜〜！

撮影していたら、私の後ろで渋滞が発生していました。申し訳ない。でも、鐘が揺れていたら撮りますよね。

この旅行記へのコメント （1）

• 旅する人さん 2006/03/14 22:24:42

  はじめまして

  metalさん
  
  掲示板への書き込みありがとうございます。
  metalさんは、昨年の秋に中欧を旅行されているのですね。
  まだ日もそれほど早く暮れる時期ではないでしょうから、いろいろ観光できたのではないですか。
  
  ドレスデンでは、聖十字架教会の塔に登られたようですね。
  塔から見るバロックの壮麗な宮殿や教会などの街並みは壮観ですね。
  それらは皆、第二次大戦の連合軍の空爆で瓦礫と化していたのですから、ドレスデンの復興振りには本当に驚きです。
  それは、metalさんも述べられているように、ワルシャワもブタペストもヨーロッパの多くの都市も同じでしょうが、そうした都市を訪れると、人びとの復興を願う姿が強く伝わってきます。
  
  これからも良い旅行をお続けください。