2025/11/15 - 2025/11/15
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11月15日、本開催第九回歩いて巡拝 知多四国を歩いてきました。
今回は知多四国八十八箇所 番外札所の影現寺と26番札所弥勒寺を掲載します。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
上は第九回のルートマップ。
今回のスタートは名鉄河和線「河和口駅」、そこから番外札所影現寺、26番札所弥勒寺、27番札所誓海寺、開山札所禅林堂を巡り、ゴールの名鉄河和線「河和駅」までの11kmを歩く道のりになります。
河和口駅に降り立つと、当日は絶好の巡拝日和、目の前の海は朝の陽光に照らされ眩しいくらいに輝いていた。
海岸沿いに伸びる国道247号線、南に向かい国道沿いを歩きだします。 -
写真は駅から1kmほどの国道沿いに店を構える「大砲巻本舗飴文老舗」。
江戸末期に創業した「大砲巻」で知られるお店。
スタートして間もないが、「季節限定」・「くり」のワードは女心を掴んで離さない。
いきなりここで寄り道、土産に「栗ごろも」一本を買い求め、おやじのリュックに納まる。 -
札所目指してひたむきに歩く巡拝ではなく、我家はこんな感じの温い巡拝です。
9:20、再び歩き出す。
最初の札所影現寺は右に200mほど。 -
国道沿いに「時志観音」の石標、その先に長い石段が迫っている。
個人として2度目の訪問になりますが、壁のような120段を超える石段は相変わらず。
曹洞宗の寺院で、慈雲山影現寺と号し、知多四国八十八ヶ寺巡りの番外札所で、南知多三十三観音霊場一番札所でもあります。
前回訪問時の様子は過去記事にリンクを貼っておきます。 -
この日は本開催ということで、境内は特に参拝客が多い、いつものように自由気ままに見て回る事は出来なさそうです。
伽藍は正面に観音堂、右に本堂、毘沙門天堂、弘法堂が主な伽藍となります。 -
境内の左の手水舎、その先の地蔵堂に祀られている子安地蔵と不動明王。
-
金剛力士像もお変わりないようです。
視線の先には光り輝く三河湾と海原に浮かぶ佐久島の島影が眺められます。 -
鐘楼。
1922年(大正11)に建立された鐘楼で、戦時下は梵鐘は供出され、現在の釣鐘は昭和24年朝鮮の古梵鐘の流れを受け継ぎ鋳造されたものだそうだ。 -
観音堂全景。
影現寺について尾張志下巻(1979)の記述には以下のように記されていた。
『時志村にあり、慈雲山と号し河和村全忠寺の末寺なり。
永正十一年(1514)五月、観音堂を建立して今の山号寺号を稱せしに、いつしか海面山普門寺と改号せしを、宝暦三年(1753)官許を蒙りて今の山号寺号に復せり』とある。
その観音堂に祀られるのは十一面観世音菩薩で「時志観音」と呼ばれます。
十一面観音像は1574年(天正4)、佐久島の漁夫が出漁中に網にかかって現れたとされるそうです。
佐久島の草庵に祀られたその尊像は、ある夜、島守の夢枕に立ち以下のように告げたという。
「我は観音菩薩の化身なり。衆生救済の為に中国より渡れども。
時を得ずして海中の藻屑になること幾星霜、願わくば対岸の地に移し祀られよ」と告げたという。尊像はお示しのとおり対岸の戸岸(現在の時志)へ移されたのだという。
観音堂建立時期と観音像出現の時期がほぼ同時期であることから、この十一面観音像の出現が開創のきっかけになったようです、改号のきっかけは調べが付かなかったが。
影現寺は尾張徳川家とも所縁があり、1605年(慶長10)、尾張徳川初代藩主の徳川義直は尾張一円を巡察の途中、当時荒廃していたこの観音堂を訪れ、安産祈願の霊験があらたかで、その由来に感銘し200両を与え荒廃していた堂宇の修復を命じたとされます。
それは義直自らが子供を授かるタイミングだったからかも知れない。
義直は無事に男子を授かり、それ以降、尾張徳川藩から厚く崇敬され庇護されたようです。
そうした事から、三つ葉葵を寺紋にすることを許され、境内の至る所に三ツ葉葵の紋を目にします。 -
「時志観音」
慈雲山 影現寺十二世の重興仙嶺大隣和尚により1981年(昭和51)に建立されたもので、御影石の一枚石から作られた像としては、日本一の大きさとされる。
像の高さは6㍍あるという、影現寺を象徴するのがこの観音像かもしれない、その前の狛犬も勇猛な姿をしています。 -
境内左の石像群と石塔。
石像群は太子堂の右にもあり、重興仙嶺大隣和尚の座像や座禅猿などあります。 -
本開催 第九回歩いて巡拝知多四国 番外札所 影現寺
宗派 / 曹洞宗
創建 / 永正十一年(1514)
本尊 / 十一面観音像
札所 / 知多四国番外札所、南知多三十三観音霊場1番札所
所在地 / 知多郡美浜町時志南平井86
大砲巻本舗飴文老舗から影現寺 / 右に200mほど、徒歩2~3分
参拝日 / 2025/11/15 -
影現寺を後にして、潮の香りが漂う国道247号線を南に歩みを進める。
国道から右に曲がり路地を進むと、正面に石造りの鳥居が立つ十二神社が姿を現す。
弥勒寺の手前に鎮座し、文明二年に創建され、木工理姫命、木花咲耶姫命を祀る古くからこの地を守ってきた神社。
この社頭を左に進むと知多四国26番札所 弥勒寺の山門も近い。 -
十二神社の社頭から左へ進んだ先の弥勒寺山門。
落ち着いた佇まいで、大棟の鯱が印象的な山門が巡拝者を迎えている。
影現寺の広大な境内とは対照的に、集落の中に佇む弥勒寺は控えめな印象を受けます、この山門をくぐれば境内へと足を踏み入れることになる。 -
山門をくぐり、山門右手から境内伽藍の眺め。
山門正面に本堂が佇み、左に太子堂、本堂右が納経所・庫裏が主な伽藍。 -
26番札所 弥勒寺本堂。
尾張志下巻(1979)、尾張志知多郡(1893)に弥勒寺の記述がみられ、「北方村にあり、龍華山といひて河和村全忠寺末寺也」と短く記されるにとどまっていた。
知多四国ガイドブックでは以下のように記述されています。
「曹洞宗 龍華山 弥勒寺 二十六番
本尊 弥勒菩薩
開基 友林光益和尚
開山 実山道大和尚
由緒
弥勒寺は、慶長元年(1596)、 友林光益和尚により開創。
宝暦三年(1753)、火災のため堂宇のほとんどを焼失するも、八代祖春和尚によって再建。
十三代実州道明大和尚が法地勧請を行ない、実由道悟大和尚を開山に招請し、自らは二世中興となって当寺の再興に尽力したと伝えられる。
明治四十年、本堂を落慶。
昭和三年、五世奇関鍼厳大和尚により弘法堂が再建。
平成七年、本堂、開山堂、檀信徒会館など改修、庫裏や位牌堂には、現代美術家協会に参加する愛知県出身の画家佐藤八生氏作の「極楽図」「花鳥図」などが飾られ、秋の彼岸期間中には、守宝の 「地獄絵図」が御開帳される。」 -
大師堂。
本開催というだけに、堂の前はお経を唱える参拝者が後を絶たない。
とはいえ、以前の本開催と比べると、信徒の方のもてなしやキッチンカーも見られたものだが、最近はかつての賑わいとは程遠くなった気がします。
混雑を避けるため、行くなら後開催と思っていたが、そうでもないのかな。
2021年に訪れた大師堂印象は、妻壁や破風板の腐食が進んでいたのを思い出します。 -
唐破風向拝。
4年ぶりの大師堂は特に補修された形跡はないが、腐食が進んだ様子も見られないようです。 -
三鈷杵や木鼻の装飾も以前のままで、相変わらずなのは額の書が読めない。
遍く照らす御心の「遍照」と書いたと思われるが自信はない。
因みに今年の漢字は「熊」でしたが、書いている途中では良く分からなかった。
読めないように書く=達筆、凡人はそのように受け止めてしまう。 -
山門付近の道端で見かけた丁石。
廿と丁は分かるものの、拡大すれば読めるだろう、なんて思っていたが・・・
苦もなく腰を落として撮るのはいいが、固まった姿勢から立ち上がるには一苦労するようになってきた。
blogのタイトルもおやじから爺に変えないといけないかもしれない。
さて、弥勒寺を後にして再び国道沿いに河和方向に歩き、27番札所誓海寺と隣接する番外札所禅林堂に向かいます。
距離は約4km、一時間程の道のりです。 -
つゆのみも けふはうれしくきたかたの みろくじそんのあかつきにある
本開催 第九回歩いて巡拝 知多四国 26番札所 弥勒寺
宗派 / 曹洞宗
創建 / 慶長元年(1596)
開創 / 友林光益和尚
本尊 / 弥勒菩薩
札所 / 知多四国八十八箇所 26番札、南知多三十三観音霊場二番札所
所在地 / 知多郡美浜町北方西側16
影現寺から弥勒寺 / 影現寺から国道247号線を1.3km南下、そこで右に入り200mほど、徒歩20分。
参拝日 / 2025/11/15
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