2025/10/21 - 2025/10/21
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azusa55さん
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番外札所 金鈴山 曹源寺から常滑街道を2~3分程右手に進む、そこはもう58番札所 金光山 來應(来応)寺になります。
この辺りは、僅か400mの間に八幡社からはじまり、番外、58番、59番と札所が集中しており、効率がいい。
第8回の札所が9つ巡る理由も頷けるような気がします。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
番外札所 金鈴山 曹源寺から常滑街道を2~3分程右手に進む、そこはもう58番札所 金光山 來應(来応)寺になります。
この辺りは、僅か400mの間に八幡社からはじまり、番外、58番、59番と札所が集中しており、効率がいい。
第8回の札所が9つ巡る理由も頷けるような気がします。
常滑街道から見る來應(来応)寺門前。 -
常滑市誌(1976)によると『天正10年(1582)、 一翁得公和尚を開山として創建された。殉行記には「来応寺、在大谷村、号金光山、曹洞宗」、「此寺草創の年紀は不知」とある。
本尊は如意輪観音である。』
当時は裏山に観音堂があったようで、観音菩薩とともに大師も祀られていましたが、明治維新の折に境内に堂が遷されています。
境内には「分身58番弘法大師」がお祀りされています。
この像は、昭和37年に名古屋の石材店に泥まみれの石像が持ち込まれ、この像を洗い清めたところ58番の大師像とそっくり。
店主は堂を作り供養を行い、像を安置すると、芳しくなかった商売が好転したという。
後にその像は分身弘法として來應(来応)寺に寄進された。 -
本堂左の弘法堂。
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唐破風向拝の意匠。
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大師像は黄金色の厨子に安置されいる。
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境内左に三つの祠と観音像、石仏が集められています。
観音像の台座には「西国三十三所・秩父三十四所・坂東三十三所 百観音合体霊場」とある。
右の三つの祠は左から「ぽっくり地蔵堂」、「分身58番弘法大師堂」、「子安地蔵堂」。
その中から個人的に魅かれた三つの像を下に挙げます。 -
ぽっくり地蔵。
蓮華座の上の像はいずれも頭部が異常に小さく、見ようによっては頭部がないようにも見えます。
ぽっくり往生できるようにと村人が奉納したものという、なぜこの形になったのか気になるところです。
自分は特に信心深い方ではない、ただ一つ「自分含め家族が平穏に過ごせるように」とは必ず願うが、神や仏に長寿を懇願したことはない。
しかし長年生きてくると必然的に多くの死に目にも立ち会うことになる。
願わくば延命治療を受ける事無く、普通に床に着き、朝起きて気付いた時があの世であれば一番幸せだと思っている。
楽に旅立ちたい、それは誰しも同じだと思う。
「ぽっくり地蔵さん」はその願いを形にしたものだ。 -
これが商売繁盛の「分身58番弘法大師像」。
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子安地蔵右の石仏。
像容や舟形光背に文字が刻まれています、左上の文字は「享保七(1722)」と刻まれている様に見えますが、全ては読み取れなかった。 -
仏徳のあまねき光り来応寺 大悲のめぐみ我に添ひくる
後開催 第八回歩いて巡拝 知多四国 58番札 所金光山 來應寺
宗派 / 曹洞宗
創建 / 天正10年(1582)
開基 / 来応善荷座主
開山 / 一翁得公和尚
本尊 / 如意輪観世音菩薩
札所 / 知多四国58番札所、知多西国観音霊場10番札所
所在地 / 常滑市大谷字奥条27番地
曹源寺から來應(来応)寺 / 曹源寺から常滑街道を右へ徒歩2・3分 -
來應寺から常滑街道を右へ200m先に進むと、59番札所 萬年山 玉泉寺の参道口に至ります。
今回はこの参道口に鎮座する「行者神變大菩薩」を掲載します。
常滑街道から玉泉寺山門方向の参道の眺め。 -
長い参道の右側に写真の「行者神變大菩薩」は鎮座します。
石段右に役行者の諡号「行者神變大菩薩」と刻まれた石標が立てられ、石標側面に「創立70年記念」とあります。
残念ながら石標や鳥居の寄進年を見ておらず、創建時期の想定ができません。 -
「行者神變大菩薩」の全景。
高い石垣の神域に鳥居と常夜灯を構え、その奥に祠が建てられています。
日本の精神文化において、山岳信仰と仏教の融合は深い意味を持ち、その中心に位置するのが奈良時代の宗教的指導者であり、修験道の開祖とされる役行者(神變大菩薩)です。
彼は自然との調和を重視し、山々を聖域として崇める教えを通じて、人々の心身を癒す道を切り開きました。
この教えは、現代においても多くの人々に受け継がれています。
山岳宗教の時代には、既に古来の神道と大陸から伝来した仏教が習合していたと思われます。
山に宿る神々への畏敬の念と、仏教の山林修行の思想が結びつくことで、独自の信仰形態が形成されていったのではないでしょうか。
こうした宗教的融合の中で、修験道は誕生し、山を舞台にした厳しい修行を通じて、霊的な力を得る道として発展していきました。
文武天皇3年(699)、役行者は「人々を言葉で惑わしている」との讒言により伊豆大島へ流罪となります。
流刑先の伊豆大島では、大宝元年(701)に恩赦が許されまで、毎晩空を飛翔して富士山や伊豆の山々に向かい修行していたとも言われ、役行者の霊的な力と修行への執念を象徴する伝承として語り継がれています。
この出来事は、彼の生涯における試練の一つであり、信仰と修行の道がいかに困難であったかを物語っています。
寛政11年(1799)には、彼の没後1100年を迎え、生前の行いを尊び、光格天皇から「神変大菩薩」という諡号を贈られました。
前鬼・後鬼を従え、修行によって培われた強靭な身体と精神そのものが、彼の教えであり、御利益なのかもしれません。 -
神から菩薩になった役行者、祠の前の鳥居に神仏習合の趣が漂う。
-
祠全景。
大きな岩で組み上げた祠の上部には「村中安全」と刻まれ、その上には宝珠が乗せられています。
常夜灯の部材を流用して作られたものだろうか。
安置される像は当然ながら役行者像。
寺や神社の境内、山中などでよく見かけられますが、一般的には僧衣に袈裟をまとい、長いひげをたくわえ、手に錫杖を持ち、高下駄を履いて腰かけ、前鬼・後鬼を従えた姿で描かれます。
役行者が会得した計り知れない鎮魂と呪術の力が、大谷に近寄る災いから護っているのだろう。
後開催 第八回歩いて巡拝 知多四国 行者神變大菩薩
宗派 / -----
創建 / 不明
開基 / -----
開山 / -----
本尊 / 行者神變大菩薩
札所 / -----
所在地 / 常滑市大谷浜條118
來應(来応)寺から行者神變大菩薩 / 來應寺から常滑街道を右へ200m先 -
玉泉寺参道脇の行者神變大菩薩から参道を進み、59番札所 萬年山 玉泉寺に向かいます。
参道の少し先に切妻造瓦葺の山門があります。
門の右側が境内駐車場の入口になっているからか、右側の袖壁はありません。 -
四脚門の山門に架けられた山号額「萬年山」。
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山門の冠木の獅子。
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本堂全景。
入母屋瓦葺の重厚感のある堂で、左側が札所になっています。
「玉泉寺は、弘治2年(1556) 、大谷城主だった岸田繁張の菩提を弔うため、天沢院三代 鳳儀興範和尚により開山・創建され、その後、弟子の陽元陰公和尚に住持させたのがはじまりとされる。
徇行記(1792~1822)には「玉泉寺・・・・・・在大谷村、号万年山、曹洞宗」、「此寺 草創の由来は不知、境内地蔵堂あり」と記されており、無量寿如来を本尊としている。
本尊の延命地蔵尊は十二年に一度、子年に開帳される秘仏。
寺宝は弘法大師の真筆とされる「准提観音像」や「水戸黄門」が着用した陣羽織の布地で作られた香台掛など所蔵するという。」常滑市誌、知多四国礼所案内より一部引用。
黄門様との所縁があるからか、山門や本堂の大棟には黄金色の丸に立葵の紋が入る。 -
賓頭盧尊者。
お酒が好きな賓頭盧尊者、賓頭盧尊者はよく堂の外に安置され、全身赤く塗られていることが多いと思います。
赤く塗られるのは、お酒を飲んで体が赤くなっているところを現しているという。
飲酒が発覚した賓頭盧尊者、堂内への立ち入りが許されず、そんな話から堂の外に安置されるようになったという説もある、こちらでは堂内に安置されています。 -
堂内左の弘法大師像。
本堂中央には聖徳太子作とされる本尊の秘仏延命地蔵菩薩を安置し、12年に一度子年に御開帳が行われるそうです。 -
境内左のふたつの堂。
左の堂には地蔵尊と弘法大師像が安置されています。 -
右手の堂内は中央には薬壺を持った薬師如来像、脇侍の日光・月光菩薩と12神将が安置されています。
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おおたにに わきでるみづのきょくせんじ ほとけのじひは つねにたたえる
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参拝を済ませ、次の札所に向け常滑街道を北上します。
後開催 第八回歩いて巡拝 知多四国 59番札所 萬年山 玉泉寺
宗派 / 曹洞宗
創建 / 弘治2年(1556)
開山・開創 / 鳳儀興範禅師
本尊 / 延命地蔵尊
札所 / 知多四国59番札所、知多百観音71番札所
所在地 / 愛知県常滑市大谷浜條5
行者神變大菩薩から玉泉寺 / 行者神變大菩薩から右へ50m先
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