2026/09/05 - 2026/09/05
324位(同エリア326件中)
あおばさん
この旅行記のスケジュール
2026/09/05
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船での移動
シルバーフェリー シルバーエイト 八戸港(前日)22:00発→苫小牧西港6:00着
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徒歩での移動
あまりおすすめしません(1時間強)
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電車での移動
JR室蘭本線 岩見沢行き 苫小牧8:37発→追分9:14着
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電車での移動
特急おおぞら3号 追分9:38発→釧路13:20着
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バスでの移動
阿寒バス 鶴居線 釧路駅前14:35発→鶴居中学校15:41着
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この旅行記スケジュールを元に
東京から遥々知床を目指す旅は、今日で3日目。
いよいよ北海道に上陸して、列車で釧路までひと息に横断します。
今日の目的地は、読んで字のごとく「鶴が居る」、釧路地方の鶴居村。
釧路からさらにバスで1時間ほど走った奥地にある、小さな酪農の村です。
移動に次ぐ移動の先に待っているのは、どんな景色でしょうか?
ちなみに、この旅の全体行程は以下の通りです。
こちらの旅行記は③です。
①:9/3(木) 大宮→釜石→鵜住居(泊)
②:9/4(金) 鵜住居→宮古→八戸→シルバーフェリー(船内泊)
③:9/5(土) シルバーフェリー→苫小牧→釧路→鶴居(泊)
④:9/6(日) 鶴居→釧路→ウトロ(泊)
⑤:9/7(月) ウトロ(泊)
⑥:9/8(火) ウトロ→網走→女満別→羽田
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おはようございます。
時刻は朝4時半過ぎ。
太平洋を行く船のデッキに上がると、早くも東の空が白んでいました。 -
青い天頂には下弦の月。
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時間が経つにつれて、空が朱く染まってきます。
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遥か東の雲の頂に、光のラインが走りました。
日の出まであと少し。
寒いほどだった甲板に、人が続々と集まってきます。 -
ちょうど行き違った僚船・シルバーブリーズの向こうから、朝日が産声を上げました。
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右舷前方を見渡せば、朝靄の向こうに苫小牧の工場群が映ります。
苫小牧入港までもうすぐです。 -
朝6時すぎ、まだ眠たそうな朝日に照らされて、苫小牧西港に入港しました。
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フェリーを降りると、バス乗り場は昨日の本八戸駅以上の長蛇の列。
今度こそ乗り切れないんじゃ…と思い、割り切って苫小牧駅まで歩くことにしました。
駅までは1時間くらいかかるけど、スーツケースも小さくて軽いし、涼しいし。電車の時間も余裕があるから大丈夫。 -
というわけで、スーツケースを引きながらエッサホイサと歩道を行きます。
苫小牧、新興の港湾・工業都市だけあって、道路がとにかく広いですね。
都心でもないのに片側4車線の超豪華仕様。
これだけやりたい放題できたら、都市計画担当者もご満悦だったろうなぁ。
ちなみに、途中で苫小牧駅行きのバスに抜かれましたが、立ちスペースには余裕がありそうでした。
長蛇の列のお客さんは、札幌行き高速バスに乗る方が多かったのかな。
確かに、私みたいに目的地が釧路方面とか言わない限り、札幌へ直行した方が便利だもんね。 -
市街地に入ると、「王子総合病院」「グランドホテルニュー王子」「王子不動産」などなど…「王子」を冠する建物が目につきました。
ここ苫小牧は港町であると同時に、王子製紙の企業城下町でもあります。 -
王子総合病院の先に、セイコーマートを発見。
朝ごはん用に大きなおにぎり(本当に大きい!)と飲むヨーグルトを調達して、駅へ向かいます。 -
予想通り、港から1時間ちょっとで苫小牧駅に着きました。
ちょっと…いやだいぶ寂れた駅舎は、いかにも工業地帯の駅らしい哀愁が漂います。 -
駅の通路から見渡せば、立派な製紙工場の煙突が視界に入ってきます。
改札を行き交う高校生たちの活気に圧されつつ、駅のベンチでセコマの朝ごはんセットをいただいて列車を待ちました。
(…それにしても大きな鮭おにぎりが美味しすぎる。他の味も試したいなこれ。) -
高校生の往来が落ち着いた朝8時半、私が乗る列車の改札も始まりました。
最初に乗るのは8時37分発、岩見沢行きの普通列車。
苫小牧発の列車は千歳・札幌方面へ行く便が多いですが、この列車は千歳の東側、かつて石炭輸送で賑わったルートを辿って、札幌を通らずに岩見沢へ向かう変わり種です。 -
岩見沢行きの列車を途中の追分駅で降りて、釧路方面の石勝線に乗り換えます。
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先ほども触れた通り、このあたりは昭和の頃まで、夕張や幌内といった炭鉱から室蘭へ向かう運炭列車が盛んに走っていました。
ここまで乗ってきた路線は、その名残で「室蘭本線」を名乗っているんです。
今では長い貨車が止まれる広大な駅の敷地だけが、往年の繁栄ぶりを伝えています。 -
奥の草原も、昔は操車場だったのかな?
そして草原に転がる謎の巨大ボビンが、いかにも北海道って味を出してます。。。
何なんだろうあれ? -
メロンの風(?)薫るメルヘンのまち、追分。
看板がまたいい味出してるなぁ。。。
むせ返るような平成初期臭がたまりません。 -
看板の真ん中にいる「明らかにカーブを曲がれなさそうな巨大メロン型3輪車」、めっちゃいいセンスしてるな。
うちに一台ほしい。。。 -
20分ほどの待ち時間で、丹頂のヘッドマークを掲げた釧路行き特急おおぞら号がやってきました。
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列車は長いトンネルをいくつも抜けながら、夕張から大雪山系にかかる秘境の山並みを越えていきます。
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新狩勝トンネルで大雪山系を越えると、車窓には延々と十勝平野が広がります。
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しばらく行くと帯広市街に入りました。
人口15万。苫小牧を出て以来、久しぶりの大きな街です。 -
帯広で体感半分以上のお客さんを降ろした列車は、足取りも軽く穀倉地帯を進みます。
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浦幌を過ぎると、車窓右手に太平洋が迫ってきました。
朝に船を降りて以来、久方ぶりの再会です。 -
海岸沿いの湿地帯をかすめるように走っていきます。
湿原って道東だと割と普通にあるんですね。釧路に限らず。
まあ東京でも永田町でよく見かけるし、似たようなもんか。
東京のはこちらほど澄んでないけどね… -
左手に大きな石炭の山が過ぎていくと、まもなく
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終点・釧路駅に到着です。
隣のホームには、今年で引退する釧路湿原ノロッコ号が満員のお客さんを乗せて待機していました。 -
駅構内の喫茶店で、カレーと紅茶でランチにしました。
優しい口当たりのカレーが、年月を経てきた駅舎の雰囲気によく合います。 -
ランチを終えたら、鶴居行きのバスに乗るため駅南口へ。
駅前の交番にはロシア語の表記が。
根室やその先の択捉島まではまだまだ距離がありますが、もうここは国境を意識するエリアなんですね。 -
スーパーホテル前のバスターミナルから、路線バスに乗り込みます。
ちなみにホテル1階の待合室に、バスの券売機がありました。小銭の持ち合わせの無い方はこちらが便利です。
阿寒バスのサイトでもWebチケットが買えるそうなので、そちらを試してもいいかも。 -
釧路市街地を抜けたバスは、湿原の縁をたどって北へ。
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湿原展望台を過ぎた先で、車窓が一面の荒野に変わりました。
幌延でも、女満別あたりでも、バスに乗るときれいな丘とか農家とか見えるものですが…ここは本当に何もないな。
こういう風景を見ていると、なるほどここはシベリアに近いんだと思わされます。 -
緑豊かな牧草地が見えてきたら、鶴居市街はもうすぐです。
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釧路駅から約1時間。
村の真ん中の鶴居中学校でバスを降ります。
ここまで乗ってきたお客さんは私1人でした。 -
今夜の宿「HOTEL TAITO」さんは、バス停からすぐの立地です。
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山岳ロッジの趣のホテルは、内装も木をふんだんに使ったナチュラルな雰囲気。
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天井の高い部屋にはロフトもついていて、開放感抜群です。
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なんたらと煙は高いところが好きの言葉通り、とりあえずロフトに登ってみる私。
ロフトから部屋を見下ろせば、木目の天井と床に、緑の庭から日が差し込んで…
めっっちゃ雰囲気いいなぁ。
気分は夏のフィンランドのコテージです(笑) -
ホテルでひと息ついたら、買い物を兼ねて村の探検に出発です。
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まずはメインストリート沿いのアウトドア用品店へ。
明日の湿原ガイドツアー用に、つば広のサファリハットを調達しました。 -
インディージョーンズみたいな帽子をさっそく被って、緑いっぱいの街を行きます。
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あ、コスモスが咲いてる。
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淡い桃色のコスモスが西日にあたって、気持ちよさそう。
空が広いと、花も伸び伸びしてるように見えます。 -
街はずれの牧草地まで歩いてきました。
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だだっ広い空の下に、だだっ広い草原。
本当に日本じゃないみたい。
それとこの村…バスを降りた時からずっとなんですが、これまで嗅いだことがない、ほんのり甘い濃厚な香りが村中に漂ってるんですよね。
発酵した牧草の匂いか、それとも肥料関係か(堆肥はアンモニア系の匂いになるから違いそう)、詳しいことは分かりませんでした。
どなたか詳しい方がみえたら教えてくださいm(__)m -
路傍に積みあがった牧草ロールが、夕日を映します。
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西を見れば、苫小牧沖で昇った太陽が鶴居の山並みに沈んでいきます。
思えば今日も朝から一日、長い旅でした。
そろそろ宿に戻りましょう。 -
夕方6時を過ぎたら、ホテルのレストランでディナータイムです。
メインディッシュは、鶴居村産阿寒ポークのステーキ。
ほどよく脂がのって、ちょっと酸味のあるソースがよく合います。
そして付け合わせのお野菜がまた旨い… -
食後にソフトクリーム(これも確か地元産牛乳)をいただいたら、温泉大浴場へ。
コーラみたいな色の濃厚なモール泉がかけ流しです。
お湯は見るからに美容効果がありそうな、しっとりぬめぬめした肌触りでした。
お風呂のあとランドリーで服を洗ったら、早めに寝て明日の朝に備えます。
明日は朝一で、このホテルのオーナーさん…プロの写真家でもある…のガイドツアーに参加して、釧路湿原の奥地に分け入ります。
天気は晴れの予報、ただし朝は少々冷え込むそうです。
果たしてどんな景色が見られるか、今からわくわくしてきました。
それでは皆さん、おやすみなさい。また明日の朝お会いしましょう。
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