2026/09/06 - 2026/09/06
1270位(同エリア1435件中)
あおばさん
この旅行記のスケジュール
2026/09/06
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バスでの移動
阿寒バス 鶴居中学校10:27発→音根内ビジターセンター10:43着
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バスでの移動
阿寒バス 音根内ビジターセンター12:18発→釧路駅前13:10着
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フェリーチェ(イタリアン)
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電車での移動
釧網本線 網走行き 14:13釧路発→16:37知床斜里着
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バスでの移動
斜里バス 斜里バスターミナル17:40発→ウトロ温泉バスターミナル18:30着
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この旅行記スケジュールを元に
東京から遥々知床を目指す長い旅も、いよいよ大詰め。
朝のタンチョウ探しと湿原奥地へのトレッキングが終わって、バスで釧路へ戻ります。
途中、釧路湿原の見学エリアの温根内木道にも立ち寄りました。
そしてJR釧網線に乗って、最終目的地・知床へ。
夕暮れの峠を越えて、夜6時半頃ウトロに到着、のはずだったのです(´-`).。oO
そうそう上手くは行かないのが、旅というもの。
この旅では既に、初日の新花巻駅で2時間超の足止めを食らっていますが…今日は果たして?
こちらの旅の全体行程は、以下の通りです。
この旅行記は、④の後半(釧路・ウトロへの移動部分)です。
早朝に参加した鶴居村のネイチャーツアーについては、以下の旅行記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/12080313
①:9/3(木) 大宮→釜石→鵜住居(泊)
②:9/4(金) 鵜住居→宮古→八戸→シルバーフェリー(船内泊)
③:9/5(土) シルバーフェリー→苫小牧→釧路→鶴居(泊)
④:9/6(日) 鶴居→釧路→ウトロ(泊)
⑤:9/7(月) ウトロ(泊)
⑥:9/8(火) ウトロ→網走→女満別→羽田
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朝10時。
一晩お世話になった宿をチェックアウトします。 -
まっすぐの道と木立が絵になる、鶴居の町を歩いて
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お洒落な物産館「つるぼーの家」で、お土産をあれこれ眺めて。
こちらの「つるぼー」は、鶴居村のマスコットキャラクターです。
愛らしい丸々したフォルムは、釧路湿原で見られる「ヤチボウズ」にちなんでいるそう。
この後温根内木道で、本物のヤチボウズが登場します。 -
10時半前のバスに乗って、釧路方面へ。
このバスで釧路駅まで行って、ノロッコ号に乗ろうかちょっと迷いましたが…
直前でいい席が空いていなかったのと、せっかく鶴居にいるんだし湿原をもっと近くで見たい…と思って、温根内ビジターセンターで途中下車することにしました。 -
今降りた10時43分のバスの次は、12時18分。
バス停からの移動を加味しても、1時間ほど湿原を散策してこれます。 -
まずはビジターセンターへ。
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ビジターセンターの入り口にはコインロッカーが完備されています。
スーツケースを持っての旅でも安心です。
ただ、バス停からここまでの道中に、そこそこ長い階段があるので…機内持ち込みサイズ以上の荷物を持ってくるのはしんどいかもしれません。 -
センターの奥には、湿原にまつわる展示がいろいろ。
こちらは湿原の地層断面。
分厚く積もったミズゴケと泥炭層もそうですが、
優に数cmはある火山灰層が気になります…
どこの山が噴火したんだろうこれ。このあたりだと、屈斜路湖近くの硫黄山でしょうか? -
続いてこちらが、ヤチボウズの断面。
スゲの仲間の根茎が、何年、何十年もかけて少しずつ積み重なって、丸っこい塊を作り上げます。
このあたりは寒くて、死んだ植物の繊維が分解されないからね。泥炭ができるのも似た原理です。
これがつるぼーのまんまるフォルムのモデルですが、う~ん、色と形のせいでナマハゲに見えてしまう(´・ ・` -
センターを後にして、湿原へ伸びる木道へ。
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森の中、足元にはミゾソバの花が。
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木道の脇からも顔を出しています。
遠目にはありきたりな雑草だけど…よく見ると花が金平糖みたいで可愛いですね。 -
やがて森が開けて、広い草原が現れました。
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草原に見えるボコっとした出っ張りが、さっき断面を見たヤチボウズ。
今は青い草に覆われてるけど…
これから冬が近づいて葉っぱが枯れると、焦げ茶色のモリゾーがわらわら集まって雪見酒してるのが見られるんじゃないかな。 -
うーん、ケニアって言ってもバレなそうな景色。風が気持ちいい!
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足元をよーく見ると、草の間に水面が見えます。
ここがサバンナじゃなく湿原な証です。 -
お、シマウマがいそうなポジションに鶴がいる。
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しばらく大草原を眺めて、来た道をビジターセンターへ戻ります。
ここは湿原のさらに先まで、木道を一周できるようになっていますが…次のバスまで1時間強の間に一周するのは、ちょっとキツそうな印象でした。 -
帰り道、センターのそばの森でエゾシカを見かけました。
奈良の鹿より一回り体格がいい気がします。 -
行きは見逃してましたが、ビジターセンターの奥に動物目撃情報の掲示板がありました。
鹿の目撃情報は、先ほどの場所含めたくさん。
運がいいとシマエナガやキツツキにも会えるそうです。
でも…夏毛のシマエナガをシマエナガと認識できる自信がないなぁ。
コウペンちゃんと一緒に出てくるあの姿は冬毛です。 -
バスに再び揺られて、釧路駅へ。
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秋桜の花が揺れる釧路市街に帰ってきました。
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JRの駅が繁華街から離れていて、ランチの選択肢が乏しいのは地方都市あるあるですが…
ここ釧路も例外ではありません。
何となくがらんとして、人の気配があんまりない駅前。 -
でも、駅の西の交差点を渡ると…軒先に揺れるイタリア国旗が見えてきました。
貴重な駅前レストランの1軒、フェリーチェにお邪魔します。 -
前菜のサラダとバゲットをいただいて。
メインは平麺のパスタを使ったアラビアータ。
トマトベースに唐辛子が入って、程々に辛くてとっても食べやすい。
フォークが進みます♪♪
あれ、厚めの黒エンドウみたいなの入ってるな。
どんな味するんだろ?(*¯ч¯*)'' モグモグ
↓2秒後
( °-°) いかんこれ唐辛子や。
( ๐_๐) しかも後から辛味が増してくるやつ…
じわじわと口の中に広がる火焔。吹き出す汗。
まだパスタの残っているお皿に吹き出す訳にもいかず、何とか飲み込んだものの、
今度は食道に炎を呑んだような痛みが…
異状を見かねたおかみさんが、タッパーの水を持ってきてくださいました。
大量の水で粘膜を洗い流して、どうにか事なきを得ました。
味付けと飾り用に入れた唐辛子で、食べるものではなかったそう。
ま~じで29年の人生でいちばん辛い食べ物でした。
食事で死ぬかと思ったの初めてだよ……
あとこれは豆知識ですが、
唐辛子の辛味成分カプサイシンは、あまり消化吸収されません。
そして直腸にはカプサイシンの受容体があります。
…このせいで、今晩もう一度地獄を見ることになるのですが、それはまた別のお話。 -
消火を終えてひと息ついたら、釧路駅へ。
ここから知床の玄関口・斜里までは、JR釧網線のローカル列車の旅です。 -
釧網線は釧路から網走を南北に結ぶ、北海道周遊には外せない路線です。
途中で摩周湖、川湯温泉、斜里といった見どころを通るため、途中駅の観光需要もそれなりにあるのですが、
如何せん、沿線人口が希薄すぎ…定期列車の本数が1日6本(!!)の赤字路線になっています。
むつから出る大間岬方面のバスといい勝負です。
この14:13発の1本前は(期間限定&短距離のノロッコ号を除くと)なんと朝8:47発。
5時間以上にわたって、網走方面へ行ける列車が来ません。
その貴重な1本もご覧の通り、ディーゼルカーが1両ぽっきりですから…将来が少々危ぶまれます。 -
5時間ぶりの普通列車は、定刻に釧路駅を出発
…したものの、隣の東釧路駅で止まってしまいました。
何でも運転士さんの説明によると、先行するノロッコ号が倒木を轢いたそうで。
ノロッコ号が動き出すまで、この駅で待機することになりました。
これから、
・倒木地点まで保線部隊を派遣して
・ノロッコ号の機関車をジャッキアップして
・倒木を引っこ抜いて
・機関車の足周りを点検して
…って作業をやって、ようやく運転再開ですからね。
気長に待ちましょう。
幸い駅前にスーパーが見えているので、長引いても飲み物や食料を補給できそう。
しかし人間は先が見えないと不安になるもの。
「何があったんや、ちゃんと説明して」
「網走行けなかったらどうするんや」
と、ワンマン運転の運転士さんに食いつく隣のおっちゃん。
言うて倒木ってJRの責任でもないからね…
運行司令との連絡と、お客さんへの案内に追われる運転士さんが不憫です。。
しばらくして、運転士さんが乗客全員の行先を聞きに来ました。
川湯温泉や網走へ行く人が多く、中には網走経由で今日中に札幌まで、という方も。
運転士さんが司令とあれこれ相談して、決まった対応は…
「この列車はこれから、始発の釧路駅に戻って運休になります」
「網走方面ご利用の方は、次の釧路発の列車をご利用ください」
「札幌行きの方は、釧路から札幌行き特急おおぞらにご乗車いただけます」
なるほど。
このまま大幅遅延で網走に着いても、札幌行きに乗り継げないから、釧路で札幌行きに乗れるようにして救済、ってことか。
網走や斜里へ行く面々も、2時間ほど遅れるけど今日中に目的地に着けそうです。
という訳で、人生初の
「乗車列車が始発駅に引き返す」
パターンを引きました。
読者の皆さんは、経験あるでしょうか? -
出発から2時間弱経って、釧路駅に戻ってきました。
お客さんを降ろしたディーゼルカーが、どこか申し訳なさそうに車庫へ引き上げていきます。 -
隣のホームは、根室行きの花咲線。
モンキー・パンチ先生が沿線の浜中町出身という縁で、代表作ルパン三世のラッピングを纏っています。
ねぇ銭形警部、ちょっと知床まで車に乗せてってよ。
え、網走なら連れていくって?
それは遠慮しておきます…… -
10分ほどで、後続の釧網線が入線してきました。
2列車分のお客さんが1両に乗り込んで、車内は立席も出ています。
でも逆に言えば、
シニア向けのフリーパス「大人の休日倶楽部パス」の利用期間中かつ、列車2本分の乗客を集めて、
ようやく1両編成に立席が出る程度の利用者、ということ。
う~ん、この先が心配だなぁ。 -
倒木の撤去が長引いたのか、この列車も定刻から30分ほど遅れて釧路を発車しました。
途中の遠矢駅を過ぎると、車窓に湿原の景色が広がります。 -
早朝の鶴居村で迎えた太陽が、湿原の向こうに暮れていきました。
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深い森の中、列車は北へ。
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19時20分、予定より約3時間遅れで知床斜里駅に着きました。
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さて、問題はここから。
今日の宿があるウトロ地区まで、あと38km。
そしてウトロ行きの終バスは、17時40分発。3時間前に行ってしまいました。
つまりこの先の交通手段は、タクシー1択。
ネットで調べた料金目安は12,000円( º^º; )
地図ではすぐそこに見えるけど、実際は名古屋~岐阜以上の距離だから仕方ないね。。
せめて誰かと相乗りできないかと思ったところ、駅舎の出口で全く同じ考えの青年、F君に出会いました。
しかもF君段取りがよく、もうタクシーを呼んでくれていました。
ありがたい。。。絶対シゴデキでしょ君。
他にウトロ行きのお客さんは見つからず、F君と2人でやってきたタクシーに乗り込みました。
斜里の町を出ると、タクシーは知床へ続く一本道、国道334号をひた駆けていきます。
運転手さんが道中、今年の鮭の遡上の話や、昔見かけたクマの話で楽しませてくださいました。
暗闇を走ること40分、ウトロの街中でF君を降ろして、タクシーは高台のホテルへ向かいます。 -
タクシーが坂を上がると、ついに本日のゴール、知床第一ホテルに到着です。
真っ暗だった道の先に、煌々と明かりの灯った大楼閣が現れて…現実のものじゃないみたい。
オアシスにたどり着いた砂漠のキャラバンも、こんな気分だったんでしょうか。
遅れる旨をホテルに電話してあったのもあり、着いてすぐにレストランに案内していただけました。
バイキングレストランの営業時間、21時までだからね…間に合ってよかった。
そんなわけで広大なロビーを、フロント係の方に先導されているのですが、
あれ?何かが足りない気がするなぁ?
あ、……スーツケースがない。
タクシーに忘れた!!
玄関に戻っても、タクシーはもう帰ったあと。
フロントの方にタクシー会社名を伝えて、荷物を届けてくれるようにお願いしていただきましたm(_ _)m
うーんこれは明日の朝、ホテルとタクシー会社を混乱させた罪で銭形警部が迎えに来て、網走監獄行きですね…
マジで申し訳ありません。 -
気を取り直して、収監前最後の晩餐といきましょう。
今回予約したプランは、朝夕2食バイキングつき。
北海道の海鮮から中華、洋食まで選り取りみどりのラインナップですが…今日は営業時間があと30分ほど。
パパっといきます。
とりあえず目についたステーキとポテトから。 -
ビーフシチューとグラタンもいただきます(海鮮系はまた明日…)
シチューにお肉がゴロゴロ入ってて美味しい。
そのうちに係の方が、もうすぐ料理を片付けると伝えてくれました。
…あれそういえば、ステーキまだ余ってたよね?
今のうちに貰ってこよ(*´`)モリモリオトナモリ -
少々慌ただしかったけど、お肉で満腹になれてよかった。
フロントに届いたスーツケースを受け取って、客室へ向かいます。 -
これから2泊する客室は、至然館(しぜんかん)のツインルーム。
ナチュラル系のインテリアで統一された、広々したお部屋です。 -
室内に枯山水的なサムシングもありました。
1人じゃもったいないくらいのお部屋ですが、これで2食バイキング付き¥26000/泊です。
…え、高いって?
日本で一人旅利用と考えたら、まあ確かに。
でも、ヨーロッパと比べれば、この値段は十分破格です。
実は今回の行き先で、東北&北海道と最後まで迷ったのがポーランドだったのですが…
そのとき調べたワルシャワの宿相場は、ごく普通の3つ星ホテル素泊まりで2万円台中盤からでした。
スイスとかパリとか言おうものなら、もっと上振れます。
世界遺産の知床で、2食に温泉大浴場までついてこのお値段なら…むしろコスパ良好まであります。 -
さて、部屋で一服し終えたら、大浴場へ行くついでに館内を探検してみましょう。
到着以来、レストランや部屋へのルートが長くて全貌が掴めなかったのですが…
どうも増築で建物を継ぎ足した結果、S字状の動線が出来上がったらしい。
私の部屋はS字の右上に、写真のロビーと玄関は一番下にあります。 -
このロビーの雰囲気、落ち着いててとってもいいな。
フロント前のスペースもそうでしたが、床が絨毯敷きなのが特別感を高めてくれますね。
あちらもこちらも、掃除大変だろうに。よく維持してくださってます。 -
館内のマップを頭に叩き込んだところで、お目当ての大浴場へ。
予めお断りしておくと…温泉の泉質自体は鶴居のHOTEL TAITOに適うべくもありません。
こちらが低いと言うより、あちらが希少レベルのモール泉なので。湯の質を求めたい方は鶴居をおすすめします。
こちらの魅力は、その規模。
脱衣場からしてロッカーが80扉くらい?並んでて圧巻ですし、浴槽も翡翠風呂、電気風呂、ジャグジーなどなど多彩です。
大きくはないですが露天もあります。
そのうち天然温泉は館内2箇所+露天くらいだったと思いますが、これだけ色々あれば「エンタメ」として楽しめそう。
シャワーで汗を流して電気風呂でビリビリして、露天風呂で外の風に当たって…
早朝から動き回った一日の疲れが、きれいに流れていきました。
明日は曇りの予報ですが、ウトロの港から観光船おーろらに乗って、本当の最果て・知床岬を目指す予定です。
あんまり風が強くないといいんだけど。
おそらく次の旅行記が、知床で過ごした2日間のまとめ、全体の締めになると思います。
出せるのは11月半ばになると思いますが、どうか気長にお待ちくださいm(_ _)m
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旅行記グループ
2026年9月 遥か知床を目指して
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旅行記グループ 2026年9月 遥か知床を目指して
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