2026/08/22 - 2026/08/22
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あおしさん
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2026/08/22
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かつて青森県の東北本線(現在の青い森鉄道)の野辺地駅から新幹線の駅が開業した七戸駅まで南部縦貫鉄道というローカル私鉄がありました。
「縦貫」という壮大な名前とは裏腹に、昭和30年代のレールバスがとことこ走る小さなローカル線でした。
平成9年(1997年)に廃線になりましたが、廃止のときにはお名残乗車に行きました。
平成の時代になっても、こんなレトロな鉄道があることに驚いたものでした。
今回30年ぶりに、その南部縦貫鉄道の廃線跡をレンタサイクルで回ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自転車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
東北新幹線で七戸十和田駅で降りました。
七戸町は1997年に南部縦貫鉄道が廃止されて「鉄道のない町」になりましたが、その後新幹線の駅が開業して「二階級特進」の町になりました。
この駅の観光案内所で電動レンタサイクルを借りて、南部縦貫鉄道の廃線跡めぐりスタートです。七戸十和田駅 駅
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七戸十和田駅のすぐ前には「道の駅 しちのへ」もあり、観光客にはとても便利です。
ここでもレンタサイクルや観光案内所があります。新幹線 七戸十和田駅のすぐ近くにある道の駅です by あおしさん道の駅 七戸町文化村(しちのへ) 道の駅
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道の駅の中には、秋祭りの山車の展示館があります。
もっとも展示館と言ってもそんなに立派な資料館ではなく、なんとなく物置に山車が置いてあるだけの施設でした。
無料で入れました。「道の駅 しちのへ」の中にあります by あおしさんしちのへ秋まつり山車展示館 美術館・博物館
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まずは新幹線の駅から少し離れた七戸の中心部にある旧七戸町役場(現在は役場支所)へ。
この町の出身の選手でしょうか、中日ドラゴンズの松山晋也選手の応援の垂れ幕がありました。
昔は中日ドラゴンズファンだった私も、この選手のことは知らなかったのですが、調べたら育成ドラフト、ドラフト指名が「正社員」採用なら、「アルバイト」採用からスタートして、最多セーブのタイトルホルダーになった選手とか。
年俸も300万からスタートして1億円超え。
育成ドラフトからタイトルホルダーとはなかなかすごい選手です。
地元の「英雄」でしょう。 -
町役場の前にある旧七戸郵便局。
昭和初めのレトロな建物です。
現在は使われていませんが、かつては七戸はこのあたりの中心の町でもあり、この地方の統括郵便局として多くの人に利用されていたのでしょう。七戸役場の前にありました by あおしさん旧七戸郵便局 名所・史跡
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町役場の裏の小山にある七戸城跡。
鎌倉時代の初め、源頼朝の奥州征伐で奥州藤原氏が滅ぼされた後、武田氏の一族で甲斐源氏だった南部氏がこのあたりの領地を与えられ、この城を築いたとされています。
やがてこの城の城主だった南部一族の七戸氏は、豊臣秀吉に最後まで抵抗した九戸政実の乱に加担して、1591年、秀吉によって滅ぼされ、この城も廃城になりました。整備されて美しい公園になっています。 by あおしさん七戸城跡 名所・史跡
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城跡はきれいに整備されて公園になっていました。
城跡は多く全国にありますが、ここまできれいに整備されている城跡は珍しいです。
地元の愛着を感じることができました。
現在放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟」で秀吉の全国統一の最後の戦いである九戸政実の乱を描かれるかな。 -
七戸城跡から見た七戸の街並み。
かつては栄えたこの町も東北本線から離れたこともあり、発展が遅れてしまいました。
新幹線の開業でこれから栄えていくでしょうか。 -
七戸の中心部付近に南部縦貫鉄道の七戸駅がありました。
南部縦貫鉄道の本社も兼ねた駅舎でした。
現在は、鉄道を外して、「南部縦貫」という清掃、給食会社として存続しています。 -
現在も「南部縦貫レールバス愛好会」という団体がレールバスや駅の管理を行い、年に1,2回、レールバスを走らせるイベントを行っています。
建物内では、南部縦貫鉄道のグッズなどが販売されていました。 -
駅の構内もホームや線路が保存されて、年に1,2回のイベントではレールバスが500mほどの運転が行われ、レールバスに乗車することもできます。
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南部縦貫鉄道の最終日の七戸駅。
改札口の手前までレールバスが来ていました。 -
最終日の七戸駅。
当日はたくさんの人が来ていて、小さなレールバスに乗り切れず、もう1台の大き目のデイーゼルカーが続行運転をしていました。
最後のころは1日5往復、単線途中で交換できる駅もなく、本数を増やせない代わりに2台のレールバスとデイーゼルカーを続行運転していたのです。 -
イベントの日以外は、2台のレールバスが車庫の中で保存されています。
レールバスの車内には入れませんでした。 -
15年ほど前にイベントのときに乗車したレールバスの車内。
バスと同様、クラッチとペダルを踏んで運転され、まさに「バス」でした。 -
さて、南部縦貫鉄道の廃線沿いにサイクリングです。
ここは七戸駅から1つ目の盛田牧場前駅がありました。
盛田牧場はこのあたりの大地主で、明治時代に馬の牧場も初めて、軍馬や競走馬の生産牧場として知られました。
明治時代には明治天皇も訪問され、昭和になってからは競走馬のほとんどがこの牧場で育成されたそうです。 -
南部縦貫鉄道が走っていたころのレールバスの看板が残っていました。
今ここにきても「何でこの看板が?」って思ってしまいますね。 -
当時の盛田牧場前駅。
ホーム1本、待合室があるだけの簡素な駅でした。
駅とこれまた簡素な踏切がありました。 -
盛田牧場前駅を出て踏切を通って行ったレールバス。
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同じ角度での現在の風景。
レールは無くなりましたが、なんとなくかつては線路が会ったことを偲ばせます。 -
伝統ある盛田牧場も競走馬の主要生産地は北海道の日高地方に移り、2006年に廃業しました。
現在は当時の建物など使った観光施設となっています。かつては盛田牧場という由緒ある牧場でした by あおしさんナミキ グルメ・レストラン
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かつての牧場には一面ひまわりが咲いていました。
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次の駅が営農大学校前駅です。
県立の営農大学の前にありました。
ただ、レールバスで通学していた学生はほとんどいなかったようです。
新幹線七戸十和田駅はこの駅のすぐ近くにあります。
経営不振の南部縦貫鉄道は新幹線開業に活路を見出していたようですが、開業前に力尽きてしまいました。 -
次の駅は中野駅。
この駅もホーム1本、簡素な待合室だけの駅でした。 -
廃線跡は町道になったようです。
上の写真の後ろに見えるちょっと変わった建物は健在でした。 -
中野駅から隣の天間林駅までの廃線跡は公園として整備されていました。
かつてはこの道の上の線路をレールバスが走っていたのです。 -
南部縦貫鉄道でもっとも利用者が多かった天間林駅です。
もっともその利用者の大半は天間林の小学校に通学する小学生でした。
当時は天間林村で、「平成の大合併」で現在は七戸町に編入されました。 -
天間林駅に到着したレールバス。
もともとは広い構内に線路が何本も並び、貨物列車なども多く発着したそうですが、廃止のときはレール1本ホーム1線の駅になっていました。 -
現在の天間林駅跡。
旧天間林村役場、現在の七戸町役場の前にあります。
旧天間林村と七戸町の合併では、町名は「七戸」にする代わりに役場は旧天間林村に置かれました。
中心右横の特徴のある屋根の家からして、この場所のようでした。
現在は一面空地で、草むらの中にホームの残骸らしきものが残っていました。 -
天間林市街地を抜けたところにあるのが、道の上駅。
この駅もホーム1本、待合室だけの簡素な駅でした。
すぐ駅横の鳥居が印象的でした。 -
ここも線路跡は町道になり、ホームがあったところは隣接する農家のビニールハウスの敷地に使われていました。
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南部縦貫鉄道はこの辺から国道4号線に沿っていました。
そこで国道4号線を走っていくと、坪川という川を渡ります。
南部縦貫鉄道もここには鉄橋があり、そのたもとに坪川駅がありました。 -
坪川駅もホーム1本簡素な待合室があるだけの駅。
この駅を出発して七戸方面に向かうとレールバスは鉄橋を渡ります。
現在はこの駅は草むらの中に埋まっていて、駅跡には行けません。 -
鉄橋の橋げたは残っていました。
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次の駅は坪駅。
最終日はいくつかの駅に乗り降りしましたが、1日5往復だけの鉄道で、この坪駅には降りられませんでした。
当時のホームの跡が残っていました。
次の後平駅も乗り降りできませんでしたが、今回もどこに駅はあるかどうかわかりませんでした。 -
後平駅の次は西千曳駅。
もともとここには東北本線・千曳駅があり、南部縦貫鉄道はこの駅で東北本線と接続していました。 -
このあたりに西千曳駅があったと思ったのですが、上の写真の建物がどこにもありません。
農作業していたおじいさんに聞いたら、ここだとのこと。
国鉄千曳駅があったころは、国鉄職員の官舎が多くあり、何本も線路があって貨物列車も多く停車していて、駅員の数も多く、とてもにぎわっていたそうです。 -
国鉄の駅があったころは、繁華街や映画館もあり、国鉄職員やその家族などの多くの人でにぎわっていたものだよ、と懐かしそうに語っておられました。
今は人も少なくなり、店舗もほとんど廃業して、寂しい市街地になっていました。
残るは東北本線との接続駅である野辺地駅ですが、時間がなくなり、ここで七戸十和田駅へUターン。 -
七戸十和田駅から南部縦貫鉄道のルートに沿って野辺地までバスに乗ります。
乗客はわたし1人でした。七戸十和田駅 駅
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野辺地駅から青森までは旧東北本線、現在は青い森鉄道に乗ります。
野辺地駅には鉄道防雪林があり、その手前の空地には南部縦貫鉄道の野辺地駅がありました。
今は線路も無くなってしまいました。野辺地駅のホームから見えます by あおしさん日本最古の鉄道防雪林 自然・景勝地
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野辺地駅に到着したレールバス。
野辺地駅 駅
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野辺地駅の橋に簡素なホーム、乗り場がありました。
最終日は大賑わいで小さなレールバスには乗り切れませんでした。 -
南部縦貫鉄道の営業最終日、ゴールデン・ウィーク最終日の最終レールバスが野辺地駅に到着したころです。
このあと、野辺地駅から七戸駅へレールバスは折り返し、南部縦貫鉄道はその歴史を終えたのでした。ウィークリーホテルチトセ 宿・ホテル
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