2026/08/18 - 2026/08/20
3位(同エリア8件中)
きなこさん
陸路で2泊3日かけてやって来ました~
モンゴル最西端バヤンウルギー県の人口は約9割はカザフ人です。
実はこの地域(アルタイ山脈)にはモンゴル帝国(チンギスハーンの時代)以前より昔から非常に由緒あるモンゴル人「ウリャンハイ族」が遊牧生活を送っています
チンギスハーンのモンゴル帝国統一時にウリャンハイ族は大活躍し帝国崩壊後もハーンを支えハーンへの忠誠心と高い戦闘能力を持つ集団として歴史に名を残しています
ハーンの崩御後も墓所を外部の人間から守る大役も任されています
ボルドーさんはその精強な戦士の血筋なんです!かっこいい!
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おはようございます
ここがボルドーさんの夏営地
数日後には秋営地へお引越しされるそうです -
ボルドーさんの奥様です
奥様は毎日6時過ぎには起きて -
水汲みに行って、右手にある白い山に向かいます
(因みに左手はトイレ) -
燃料です(乾燥した牛フン)
バケツいっぱい入れてゲルへ
因みに西村隊長情報です
馬のウンチは山羊や羊の餌になるそうです。遊牧生活における家畜と自然のサイクルですよね。
燃料にしかならない牛のウンチは燃やして灰になればアルカリとして肥料になる!これもエコシステムですね -
お母さんが作る美味しいスーテーツァイ(塩入りミルクティーでカザフ語はアクチャイ)ありがとうございます
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ゲルに入って中央はストーブ、右側はキッチンでお母さんの場所です
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ステキな前髪のボルドーさんです
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ストーブに火が入ると温かいです
あのね空気がカラッカラで目の調子悪いです
乾燥なのか日焼けなのか、、、涙がいっぱい出て長く開けてられない
メンバーのお一人から日本から持参した貴重な点眼薬を頂きました -
ボルドーさんの膝に居る子は娘さんのお子さんで「お孫ちゃん」です
「もう、かっさらって来たから僕の子供だ!」と
何をするにも2人はいつも一緒です -
中央のヤカン、とっても可愛らしいですよね
数日後ウルギーの市場で皆さん購入しました
右の薄茶色の固形は「アーロール」発酵乳を加熱して乳清を除いて作った固形のヨーグルトのようのものです。めちゃカチカチ! -
アーロールはこうして漬物石で水分をしっかり切ります
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塊をカットしゲルの屋根で天日干しするとカチカチのアーロールのできあがり
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お母さんいつ座ってるの?
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いつもお爺ちゃんを見てるから馬に乗るのもサマになってる
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4歳だと思えない勇姿!
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これは近所のお兄ちゃん
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さて今からボルドーさんがタルバガン(シベリアマーモット)を捌いて行きます
これを含め5枚は作業写真です
無理な方スキップして下さいね -
12:15
タルバガンには物語があって
なぜ前足は4本指で穴ぐらで暮らし水を飲まないのか -
昔々、空に7つの太陽が同時に現れました。地上は猛烈な暑さに襲われ、川や湖は干からび、草木は枯れ果て、人間も家畜も飢えと渇きで全滅の危機に瀕しました
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人々は弓の名手、エルヘイ・メルゲン(エルフェ・メルゲン)に「太陽を射落として世界を救ってくれ」と頼み込みました。
自信に満ち溢れた彼は「もし1本の矢でも外したら、親指を切り落とし人間をやめて水を飲まない動物になり暗い穴の中で暮らそう」と誓い、7つの太陽に向かって矢を放ちました。
次々と射落として行きました
でも最後の1つで失敗しました。 -
12:40
誇り高き彼は自らの親指を切り落とし、人間であることをやめて、土の中に隠れ住む動物「タルバガン」へと姿を変えたのです。
モンゴルではタルバガンの肉を食べる時に特定の部位を避けます。それはそこに彼(人間)の肉が残っていて「食べてはいけない部位」として語り継がれているから
その部位こそペスト菌など感染症の温床となる部位なんです。物語にすることにより親から子、子から孫へと語り継がれていくんですね
ボルドーさんはちゃんと取り除いていました -
13:10
お鍋でさっと焼き目を入れて釜で熱せられた石を投入
さっきの続き
タルバガンの前足が4本指なのは彼が誓い通り親指を落としたから。水を飲まないのも彼が水を飲まない動物になると言ったからです。
実際タルバガンは草から水分補給します -
息ぴったりの熟練技ですね
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うまい具合に焼かれてます
めちゃ美味しい匂いしてる -
煙突から良い香りが~
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出来上がるまで暫しお待ちください
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14:10
一斉に皆んなの手が入って行きます
横に添えられてる野生のタマネギをちょこっと付けて頂きます
めーーちゃ美味しい(^^)
部位によって少し違うかな?当たり前か!
この白っぽいトコいい味してる~
9人であっという間にペロリ
ボルドーさんありがとうございました。ご馳走様でした -
18:50
今夜は特別な場所に案内してもらいました
先ずはスーテーツァイ頂きます -
19:40
なんと、なんと!シャーマンです
ウリャンハイの人々は自然(山、川、木、火)そのものを神聖視し、自然の怒りを鎮め恵みを乞うためには精霊と対話できるシャーマンの存在が不可欠でした -
ゲル内にあった祭壇
20世紀の共産主義政権下では厳しく弾圧され多くのシャーマンが投獄・処刑されました
ソ連崩壊後は一気に復興し、現在では政府公認の「シャーマン協会」や診療所が存在するほど生活に溶け込んでいます
実際この時も村の方が体調不良で来られていました -
鹿の皮などで作った太鼓を一定のリズムで叩いてトランス状態に入っていきます
頭の鳥の羽や大量につけた重い呪術服や鈴は、精霊を呼び寄せたり悪霊を退けたりするための武器になるそうです -
シャーマンは古いモンゴル語を話しているようで、横に居る奥様が通訳をされます
最初は何を言ってるか理解できなかったそうです
メンバー全員シャーマンとお話ができました
私は腎臓に気をつける様に言われました
この時に生年月日を聞かれて明らかになりました「私が1番お姉さんなんだ」笑笑 -
22:10
あーお腹空いてクラクラ
タルバガン入り焼きうどん頂きまぁす
で、さっさと寝ます!
昨夜と同じ場所で同じ寝袋に入って(^^)zzz -
今夜も満天の星空
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7:30
おはようございますモーニングスーテーツァイ
今朝もお母さんのルーティンのお陰で美味しいお茶を頂けます、ありがとうございます -
ボルドーさんが何処からか古いアコーディオンを持って来られました「もう100年も前のだよ」
壊れてるそうですが良い音します
ボルドーさん、カッコいい -
ボルドーさんが演奏を始めると、持ってきた!
そうよね~セッションしたいのよね -
ボルドーさんみたいに弦を弾いてみる
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お外に出て演奏会
見よう見真似でやっちゃうんですよね
ボルドーさんの嬉しそうなお顔 -
9:30
そろそろボルドーさん宅をおいとまします。
あっという間の3日間でした。もっとお母さんにくっ付いて遊牧民の暮らしを見たかったです。
明日は秋営地にお引越しだそうです
残りたい~~けどカザフ刺繍のアイナさんとこ行くしなぁ、、、
なんと2人が「残ります」って!自由旅はいいなぁ~
これ以降の写真は残った方から頂きました
めっちゃ良いよ! -
タルバガンの皮の天日干し
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家畜を追い込むボルドーさん
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ゲル解体
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隣近所助け合い
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昔はラクダや馬だったそうです
あー見たかった!
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この旅行記へのコメント (8)
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- ほいみさん 2026/09/04 21:28:51
- モンゴルって絶対面白い!
- 何時も良い旅をしてて羨ましいです。
タルバカン、仕留めた時に血抜きをしてあるのか、ぬいぐるみを解剖してる様です。あんなちっちゃいナイフで手際よく解体して行くのがカッコ良過ぎます。
私の「アジの干物作り」と勝負したいところです。
エルヘイ・メルゲンに頼んで、夏の太陽の端っこを少し削って欲しいですね。
ところでクルマ、レクサスじゃないですか~
私たちの時は、ロシア製のワズでしたよ・・・あれにやられた!
ほいみ
- きなこさん からの返信 2026/09/05 07:59:20
- Re: モンゴルって絶対面白い!
- ほいみさん、ありがとうございます
そしてモンゴル行きの前に西村さん情報をありがとうございました
タイガみたいにディープじゃないですが、バヤンウルギー面白かったです
あのワズで回られたメンバーさんもいて「あれは酷かった!」と仰っていました
タルバガンの解体お見事でした
横で西村さんの解説を聞きながらだったのでなんとも贅沢な時間でした
私も「なぜ血が?」と聞いたんですが、血抜きはせず血が固まってるみたいな事を仰ってたような、、、すみませんうろ覚えで
ほんと太陽の端っこ削って欲しいです
きなこ
-
- gontaraさん 2026/09/04 09:21:49
- ボルドーさんのグタルがカッコイイ
- ホームステーってやつですね。
メッチャ素敵な体験ができたみたいで羨ましいです。
きなこさんの実況報告も良い感じで読み進めました。
糞のリサイクルの話、なるほど~~
牛糞は燃料にしかならないのか! みたいな・・・
マーモットの解体と言うか、タルバガンの食べちゃいけない部位って何処?
何もかも興味津々!
ゲルのお引っ越しも見たかったでしょ。
まぁ当たり前やけど、トラックで移動し、バイクで草原を駆けるのは時代の流れか。
GONTARA
- きなこさん からの返信 2026/09/04 15:05:26
- Re: ボルドーさんのグタルがカッコイイ
- gontaraさん、ありがとうございます
自然に逆らわず共存してる遊牧生活!なにもかも頷けます
タルバガンの食べてはいけない部位は、前足の脇にあるリンパ筋、後ろ足の付け根、首の後ろの5ヶ所だそうです
ちょうど秋営地に動く時期だったんでしょうね。途中ゲルのお引越しを数回みました。家財はトラック、家畜の移動は馬に乗って追い込んでました
多分中学生くらい?そんな子が立派に仕事していました。
きなこ
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- willyさん 2026/09/04 07:59:48
- タルバガン大きい!
- きなこさん
きなこさんらしさ満載の旅日記、楽しみに拝見しております。
タルバガン、大きいですね!文字通り伸びちゃってるからかな?語り継がれた話や歌には真実が含まれているのだと私も思います。
シャーマン協会っていうのがあるんですね。このあたりの精霊は形になっているのでしょうか。人形とか絵とか。または概念だけ?そして通訳をしてくれた奥様とみなさんは英語で会話?色々聞いてごめんなさい。この体験をされたところがとっても興味深かったです。
willy
- きなこさん からの返信 2026/09/04 14:58:17
- Re: タルバガン大きい!
- willyさん、ありがとうございます
ウリャンハイの精霊は概念だけだと思います。
彼が話し奥様がモンゴル語に訳し西村さん(随行した人)が私達に日本語に訳してくれました。
それぞれ数分の対面をし簡単に占う(?)って流れで、その中のお一人に塗香みたいなのを渡して(奥様がシャーマンに耳打ちされ用意)身を清める作法を伝えていました。
後付けかも知れませんが、彼女はこの旅を人生を変える何かにしたい!と言ってたのを思い出しました。
普段から罰当たりな私ですから、ちょっと信じがたい思いです。
遊牧民はゲルを動かす日もシャーマンに聞くそうです
語り継がれた話や歌
そうですよね
ボルドーさんの歌は沁みます
歌の前にその歌に込めた想いを西村さんが解説されるのも良かったです
来年も日本に来られて全国でコンサートされると思うのでwillyさんも是非お出掛け下さい
ちゃんと解答になってましたか?ごめんなさい
きなこ
-
- 川岸 町子さん 2026/09/04 07:44:26
- 素敵がいっぱい!
- メンバー一番のきなこお姉さま、おはようございます。
前回も今回も、表紙のお写真、大好き~♪
ここから興味ワクワク
次から次へとご登場ボルドーさんのお姿、カッコいいわ
解体やシャーマンなど、私の知らない体験が出来たのですね。
しかも一ヶ所の滞在で(^_-)
やかん、これは買っちゃいますね(笑)
日本にあれば、話題になりそう!
自由なツアーで、残ったメンバーさんがおられたのですね。
別の方にお会いしたいし、残りたいし、きなこさんは相当迷ったのでしょうね。
町子
- きなこさん からの返信 2026/09/04 14:13:52
- Re: 素敵がいっぱい!
- 町子さん、ありがとうございます
ボルドーさん、めちゃカッコいいですよね
私達の為に前日にタルバガンを捕ってくれてたんです
一滴の血も無駄にせず流れる様な作業を見せてもらえた事にも感謝です
きっと町子さんならもっと素敵な写真が撮れた事でしょう
一緒に行きたかったです
きなこ
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