2026/07/08 - 2026/07/10
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mom Kさん
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滞在をもう一日もう一日と延ばした街が三つある。いずれもItaly。
その一つがマテーラ。
5日目の朝、ここをもう一度訪れることがあるだろうかと思ったことを覚えてる。
18年後、再びマテーラ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
マテーラ長距離バス停から探し探し、チェックイン前にHOTELに辿り着いた。重く大層な木の扉は固く閉じられたまま。
昼食に行こう。荷物を手に近くを探してみれば、通りの向こうにトラットリアが見えた。
店前にテラス席があるが、予感がした。もしかしたら、・・・・トラットリア ルカーナ イタリアン
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扉を開けた瞬間、・・・あの日はHotel Sassiに移動した後。老舗ケーキ屋さんの通りの最後まで歩いて出会ったトラットリア。
店内はテーブルも記憶のまま。
この街ではお気に入りのバルを見つけていた。早朝、修道院からの長い坂道を降りてきた最初の大きな広場の片隅。女将さんもお客さんも好きだった小さな家族経営のバル。ずっとそこで食べたり飲んだりしていたが、翌日マテーラを離れるからと、気合を入れて探した。テーブルで食べよう。町の人が集うトラットリアで。
名前も控えていなかったから、感激ひとしお。ウエイターの青年の気持ちの良い応対にマテーラに着いた喜びもようやく実感。トラットリア ルカーナ イタリアン
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「このパン、違うわ。美味しい!」と、相方が言った。
マテーラらしい一皿をとお互い考え抜いてオーダー。
coperio&acqua 含む 48EUR
トラットリア ルカーナ イタリアン
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「明日も来ますね。」と彼に告げ、大満足でトラットリアを後にした。
ホテルにチェックイン。
ここもEspressoマシン。Italy人には欠かせないアイテムなんですね。
どうやらクールなフロントの男性は、その時間だけやってくるらしい。話し方とその洗練さは、トリノやミラノをイメージした。
Maison boutique Matteotti -
クローゼットにまだ使われたことのないような上等な傘。
マテーラは雨が突然降るのだったかは覚えていない。 -
バルコニーからの眺め。この建物が旧市街の一方の端に当たるような場所。公園や旧跡を整備するような工事中。
今回の旅は、特別な年なので昨秋から計画を始めた。Hotel Sassiに泊まるか、悩んだ。信じられないような宿泊代になっていて、あきらめた。あのバルコニーからの眺めは、私の旅歴best 3に入る。だから、迷った。二人泊だからなおさら迷った。
旧市街の一方の端。電車の駅に近く、出入りを楽しめるホテルを見つけた。
(なのに、電車は不通と旅立つ直前に知った。) -
あら、ほんと。あんなに太陽ギラギラの中でたどり着いたのに、雨が上がった後だった。黄昏時のお散歩へ。
到着時は、にぎやかだったテラスレストラン通りはどのお店もまだ休憩中でひっそり。 -
緩やかな坂道を下っていくと、ヴィットリオ・ヴェネット広場に出た。
ヴィットリア ヴェネト広場 広場・公園
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18年前が昨日になった。
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イタリアは、ピノッキオを生んだ国。子供の本のお店。
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ここにいることの歓び。
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アジアで例えるとバラック建て密集地帯が、なぜこうなる。
差別と貧しさにあえいでいたというSassi地区。ごく近い現代まで、この存在を政府は忌み嫌い、立ち退きを迫り、一時廃墟と化した時期さえあったという。それをただ整えて蘇らす。看板なし。自動販売機なし。
イタリア人の美意識に色の感覚は、風土そのものなんだ。凄いよねえ。 -
<5ヶ国の新進気鋭のデザイナーの祭典>
ファッションショー会場がアンヌイツィアータ宮殿前に設営されていた。ガードマンが数名それを囲むように立ち、観光客が着席しないようにチェックしている。暗くなって、ようやく始まりそうな気配の音楽が響き渡る。司会の女性が堂々の登場。招待客優先のようだが、最初止められた私達を座るように、ガードマン氏が手招きしてくれた。喜んだものの、立って見ている人たちに少し後ろめたい。
デザイナー一人につき5,6作品。最後にご本人登場。う~ん、私にはその素敵さが分からない。モデル嬢の身ごなしの方にひかれる。 -
でも最後まで観てしまったのは、司会女性の真っ白なドレス。ボディコンシャスなデザインと生地に目が釘付け。髪型、イアリング、ブレスレット、メイク。もう完璧。身長もラテン民族。黒髪のセクシーさ。そして・・・・下着をつけていない。美しいライン。
考えた。想像した。20代ではあそこまで何もかもたどり着けない。嗚呼、イタリアだ。何千年、何万人が集約したら、ああなれるの。ランウエイより長い彼女の乱射おしゃべりは音楽に聞こえた。
私たちは、これでマテーラを凍結した。ヴィットリア ヴェネト広場 広場・公園
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朝5時。街が起き出す前のお散歩。
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町の全てが静寂の中。お掃除する人にであった。「あの教会に行きたいのだけれど」と尋ねたら、”今あなたに会っていることが全て” みたいに相手をしてくれる。
「お名前は?」♂「ア△※▼※・・」聞き取れない。首をかしげる私。
♂「アマデオ、モーツァルトのアマデオだよ。」と言って、笑いながら一節を口ずさむ。私は嬉しくて彼の手を取って、踊り出す。なんて嬉しいマテーラとの再会。彼の相棒も笑ってる。
だから、だからItalyが好き。
お仕事の手を止めて、迷わない小路まで連れて行ってくれた。
イタリア語って、時々音楽に聞こえる。いい声だとなおさら歌っているように聞こえる。 -
間に合った。
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2026年7月9日。5時45分
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世界は美しい
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私はあそこに泊まっていた。駅から尋ね尋ね歩いて行った。まだお昼前だから空室があると信じて。そんな旅をしていた頃。
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サン・アゴスティーノ教会
まるで無人のよう -
朝が来て、夜が来て。また朝が来る。永遠がそばにいる。
すっかり日が昇った。
Sassi hotel 。小さなバルコニーから夜のざわめきを見下ろしていた通りに降りていこう。 -
調子に乗らないように、足元に気を付けながら、底に向かった。
グロッタの家はまだ開館前。確かめられた。 -
今度は、石畳の広い階段に誘われるように上がっていくと、
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Hotel Sassi の看板。
2008年、初めてのマテーラ。三日目、お散歩していて見つけた。一目ぼれ。翌日の予約をして移動した。部屋のバルコニーからはマテーラの最高の景色。昼は昼で、夜は眠ってしまうのがもったいなく、早朝も待ち遠しく眺めていた。Hotel Sassi ホテル
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まだゲストはおやすみ中かな。
Hotel Sassi ホテル
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どの角度から眺めても圧巻。
Hotel Sassi ホテル
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あの頃は、ホテルはオープン間もなかったかもしれない。出合ったときの愛らしい輝きを覚えている。それがこのくすみよう。それに活気がないように感じるのはなぜなんだろう。早朝のせいかしら。
あの日のように、終日滞在してこそのお宿。街歩きが主の今回。ホテル選択はあの場所で正解だった。
ここは、何度も出入りするなら、迷って、すんなり帰れそうにない場所。Hotel Sassi ホテル
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あの教会に修道院YHがあった。一日目はドミトリーは満室で、僧房のような風情で簡素ながら広さのある個室が空いていた。
翌日からのドミトリーで、この街の大工仕事で滞在しているというイタリア人青年に会った。 -
山間にある街の空気は、ひときわ清浄。
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修道院から朝早く降りてきたら、ここで太極拳をしている人たちがいた。私も。
「自分の宇宙を持つのですよ。」今は亡き恩師の言葉が、こんな時いつも思い出す。 -
今も中庭まで入れたら嬉しいな。
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そこはもう宿泊施設ではなくなって、博物館の看板が閉じられた扉に付いていた。
裏側に降りてみると、あの時と変わらない遠景が広がる。
マテーラもあのような岩山の山中から始まった町。なぜ「ここ」だったのだろう。 -
マテーラ旧市街の最も高いエリア。
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深い渓谷
直立に近い崖に立つ外壁。 -
住宅であるはずなのに、暮らしの気配がしない。
坂道を上がってきた仕事年代の男性が、扉の中に消えた。
ここまでのお散歩で会えた町びとは一人。
お掃除している人には、もう一組見かけたけれど。 -
もうここでは朝練をしなくなったのだろうか。今、6時53分。
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昨夜は、大勢の観光客であふれていた通り。この時間は私たちだけで心ゆくまで。
通路の壁には、フレスコ画。 -
この広場に面して、お気に入りバルがあった。5歳ぐらいの男の子が出入りしていて、カウンターの中のお母さんが声かけしているのを私は見ていた。二日目には、顔を覚えられた。
そのバルはどこにも見当たらない。おしゃれなレストラン、ジェラートやケーキのお店が並ぶようになっている。広場にあったただ一軒のバルが消えた。サッシの中にもレストランやホテルが増えているから、今は観光客増加で、マテーラは変貌の時代。
工事中の広場になっていた。 -
今も変わらない”街一番”と言う雰囲気のままのお菓子屋さん。細工のケーキに見とれ、カプチーノで休憩して、
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そのままルカーノ通りを歩いていけば、トラットリア “ルカーノ”
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まだ7時43分
朝市の広場に寄り道して -
サクランボを買って、帰る。
早起きしてたくさん歩いたので、ベッドに戻るとその心地よさにまどろんでしまう。 -
天井は高く、静かな部屋。広いベッドから窓辺のカーテンの向こうを見ていた。わたし、マテーラにいるよ。
明日はナポリ。週末だから何かありそうね。調べてもらったら、“トッーランドット” 上演日。相方はササッとスマホでチケットを購入してくれた。歓喜炸裂。
さあ、お昼のお出かけへ。お店の開いている時間は、案外短い。靴と服を見つけなくっちゃ。
通りのレストラン前は、招きマテーラパン。 -
見つけておいたというチョコレートとジェラートのお店へ。マテーラが最も人が多くなる時間帯。大混雑の店内。
おぼろげな記憶の前回買った靴屋さんが見つからない。洋服は通りかかるウィンドウに欠かさず立ち止まったが、コレだ!が無い。バリでも見つからなかった。
北部の街とは、ここが違うのかなあ。 -
オシャレで老舗感のあるショーウインドに惹かれて入った。
薬屋さん兼キャンディー屋さんだった。喉によいハーブキャンディーをお店の人に尋ねて、缶のデザインで選んで一つ。それとクラシックなデザインのパッケージのを二つ。
1857年の小さな金文字に目が止まった紙箱。美しい。手に取ってからもう一つ。”BALSAMICA” -
トラットリア ルカーノ
昨日の青年が満面の笑顔で迎えてくれた。同じテーブルは今日は担当が違っていたが、途中で「ほんとに来てくれたのね。」と、声をかけに寄ってくれた。で私はデザートまで。
昼食のお出かけ程度で、真夏の昼はお部屋が一番と、二度目のシェスタへ。 -
相方は、ぐっすりおやすみ。
フロントの青年がやってくる時間になった。明朝7時15分にタクシーを依頼。
5時半になっていた。夕暮れが始まる前に最後のおでかけ、マテーラ。
バリサーノ地区(街の底に当たる)に降りていきます。 -
ここももう一度訪れたかった。
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グロッタの家は、若い女性が受付にいて、「どこから来られました。」と聞かれ、こたえると「日本語はないのよね。」と申し訳なさそうに言いながら、英語の案内テープにスイッチを入れてくれた。
前回は、わずかな入館料を払い、見学だけだったことを思い出した。あの時は私設博物館風でおじいさんが迎えてくれたような。 -
強制移住になった際、家族はこの家を守り続けて、移住先から通っていたという。
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だから、私たちはこうして見学できる。それほど遠い昔ではない。
普通の家、どちらかというと、貧しく差別されていた人々の家が、このように見学できる意義は大きいと思う。 -
私たちの後に入ってきた家族は、あまり耳にしない言語。東ヨーロッパかしら。
帰り際、受付の女性に尋ねたら、ロシアということだった。ロシア語の音声案内があって、日本語はない。
スマホカメラの具合で光っているが、屋内の排水路。 -
動物も一緒のワンルーム。
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前庭は、隣り合った数軒で共有して使ったという。
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パノラマ通りをぐるりゆっくり散策しながら、戻っていく。洞窟を利用したレストランやブティックが並んでいて、ポルトで見かけたような数人乗りのガイドオープンカーが行きかっていた。ここは、知らなかった通り。新しくできたかもしれない。
谷の向こうは、岩山と洞窟が見えるだけ。目を凝らすと、勇敢にもトレッキング姿の人がいた。 -
ここは、大きなひと塊で焼いたマテーラバン。レストラン前。
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案内されたホテル階の扉を開けた瞬間目に入った。壁の眩しく輝く大きな大理石板に目を凝らして分かるホテル名。あの金文字デザインはなんという字体だろう。シックそのもの。
受付デスク程度の家具。邸宅の名にふさわしいものだった。
最後の朝、バルコニーに出て、別れを惜しむ。 -
さあ、出発の時
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外階段を上がって地上階。右手、開け放れているのは広い中庭へ。本来、邸宅の庭だったかもしれない。今はコンクリートが敷き詰められ、育つがままのような木が周りに並んでいるだけ。床のタイルに往時を思う。
片隅に叔母車が一台置かれたまま。人の出入りもなく物音ひとつしなかった。
左手に正面玄関の扉。 -
約束の角でタクシーを待つ間、メゾンの通り名を記録した。
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バリからマテーラ、そしてナポリへ。
アドリア海からティレニア海へ、イタリア国土をバスで横断するのは初めて。そしておそらく最後の機会・・・ずっと車窓を眺めていた。
もうすぐサレルノ。あの港が見えるかなあ。パレルモからの列車で降りた駅を通るかなあ。
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