2025/11/29 - 2025/12/17
3677位(同エリア3890件中)
samanaさん
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- Q&A回答0件
- 46,585アクセス
- フォロワー18人
12月12日(金)
今日は朝一番でピッティ宮殿へ。
…のはずでしたが、まさかのストライキ。
予定を変更してサン・マルコ美術館へ向かったはずが、途中で出会ったおじさまに導かれ、なぜかフィエーゾレへ。
丘の上の町・フィエーゾレはフィレンツェの街を一望できる場所なのですが、
こちらもまた、思い描いていた展開にはならず…。
朝からなかなか予定通りにはいきませんでしたが、
それでもいいものをたくさん見ることができて、
振り返れば面白くて楽しい一日になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8:00 今日も始まりました
本日も、とても満たされる朝ごはんでした。 -
開店前のヴェッキオ橋
-
雲がこちらにやってきそうな気配
-
ピッティ宮殿が見えてきました
こちらも待ちに待った再訪です。 -
8:15 ピッティ宮殿に到着しましたが…
-
チケットを買いに窓口に向かうと…
窓口のお姉さんがひと言。
「今日はストライキよ」
え、入場口には係員さんがいるけれど…?
入口の係員さんに聞いてみると、
「半分は開いているかも」、
「美術館は閉まってると思う」
とのこと。
パラティーナ美術館の職員さんだけストライキ?
そんなことってあるの?
誰も本当のことがわからないこの状況…
半信半疑ですが、明日また出直すことに。
「パラティーナの職員さんがみんな遅刻した」と思うことにしたら、笑えてきました。
雨が降ったら職員が出勤して来ない国もありましたし、価値観を覆されるのは面白いです。 -
8:50 郵便局
切手 2.55ユーロ×2枚購入
5.10ユーロ=1,020円
ここで、日本人女性おふたりに出会いました。
フィレンツェ在住の方にストライキの話をすると、
「聞いてないですね~。でもイタリアではよくあるんですよ」とのこと。
もうひとりの若い女性は、これからフィレンツェで暮らし始めるそうです。
イタリアで素敵な未来が開けますように!
…ちなみに、このとき出した絵葉書。
真っ二つに折れて届きました。 -
レプブリカ広場に面したアーケード
この床の幾何学模様の意味を調べてみましたが、はっきりせず。 -
サン・ロレンツォ聖堂(Basilica di San Lorenzo)
未完成のファサード。
1518年にミケランジェロが設計を任されたものの、
結局実現せず未完のまま現在に至っています。
完成しなかったことで、かえってミステリアスな建物に見えます。
この日は入口が閉まっているようでした。 -
メディチ・リッカルディ宮殿(Palazzo Medici Riccardi)
外壁は改修中でしたが、入館はできるようでした。
この宮殿の2階には小さな礼拝堂があり、
ベノッツォ・ゴッツォリのフレスコ画で埋め尽くされているそうです。
とても素晴らしい空間のようなので、こちらは次回のお楽しみに。 -
トラム停留所「San Marco University」
サン・マルコ修道院に行く前に、フィエーゾレへ行く方法を調べることにしました。
7番のバス。
ここから出ていたんだったかな…違ったかな…。
近くにいたおじさまにフィエーゾレ行きのバス停を聞いてみると、
「このトラムに乗って、二つ目で降りて、それからバスで…」
と親切に教えてくれました。
…のですが、
なぜか一緒にトラムに乗ることに(笑) -
おじさまと一緒に、トラムに乗り込みます
天気が心配だったので行くつもりはなかったのですが、行けるときに行ってみよう! ということにしました。
乗車はクレジットカードのタッチ決済。
料金は1回1.70ユーロ。
しかも90分間有効で、バスへの乗り継ぎもOKとのこと。
フィエーゾレまで1.70ユーロ(約340円)で行けたと思います。 -
二つ目の「Liberta' Parterre」で降りるみたい
-
バス停「Liberta' Porta San Gallo」
親切なおじさまは「7番に乗るんだよ!」
と言って、去っていきました。
グラッツェ(笑)
フィエーゾレへは、
ここリベルタ広場のバス停から、「7番のFiesole行き」に乗車します。 -
9:35 7番のバスに乗りました
-
バスの車窓から
バス会社の本拠地なのでしょうか。
運転手さんらしき人たちが、仲良さそうに歩いていました。
なんだか微笑ましい光景です。
それにしても、
8時過ぎまでは青空だったのになぁ。
嫌な予感がします… -
9:50 フィエーゾレに到着
みんな、ここで降りるなぁ。
何か見どころがあるのかな?
そんなことを思いながら、
のん気に座って車窓から撮影していました。
…はっ、もしかして?
出発から15分ほどしか経っていなかったので、まだ先だと思っていました。
油断してたら到着していました。 -
7番バスの時刻表
7番バスはかなり頻繁に出ています。
帰りの時間は心配しなくてよさそうです。 -
ミーノ広場(Piazza Mino)
嫌な予感ほど的中します。
濃霧で真っ白。
楽しみにしていたフィレンツェの絶景は見えません。
ローマ劇場など見どころもあるのですが、なにせこの視界。
今回はパスすることにしました。
せっかく来たので、町を散策してみます。
小さな町を歩くのは、大きな街とは違う面白さがあります。
この力が抜けるような彫刻のおかげで、
「まぁ、いっか~」という気分になりました。 -
フィエーゾレ(Fiesole)
●フィレンツェの北東約8kmに位置する小さな町
●標高は約300m
●人口は約14,000人ほど
フィレンツェから気軽に行ける距離にありながら、
ぐっと落ち着いた雰囲気の丘の上の町。
ローマ劇場などの遺跡も残っていて、古い歴史を感じられる場所でもあります。
また近くのモンテ・チェチェリは、
レオナルド・ダ・ヴィンチの飛行実験にまつわる場所としても知られています。
「ここで人が空を飛ぼうとしたのか」と思うと、なんだか夢がありますね。 -
観光案内所
地図をもらおうと思って立ち寄ったのですが、
案内用の地図はありませんでした。
その代わり、
この町の特産品らしい蜂蜜などが売られています。
ちなみに、
この近くには無料の公衆トイレもあります。
観光案内所よりトイレの方が役に立ちました。 -
この階段を登ってみよう
杖のおじさまが下りてきます。
私「ボンジョルノ!」
おじさま「ケ・ベッラ、ケ・ベッラ!」
みたいなことを言ってました(笑) -
フィエーゾレのメイン通りかな?
数件のお店が並んでいました。
でも、観光向けのお店は閉まっているみたい。 -
晩秋のような道を登っています
左を向いてもフィレンツェは見えません。 -
ここでびっくりする出来事が
霧の向こうから現れたのは、
シルクハットに燕尾服のような服装をした、お髭のお兄さん。
こちらに向かって歩いてきて、やさしくひと言。
「ボンジョルノ」
その姿はまるで、
中世が舞台の映画から抜け出してきた人のよう。
教会の関係者だったのでしょうか。
お兄さんのおかげで、
中世にタイムスリップしたような体験ができました。 -
聖ヨセフ修道女会
(Suore Di S. Giuseppe Dell'Apparizione)
ひっそりしすぎていて、教会に入れるのかな?
などと考えもしませんでした。
もう2~3歩だけ、おじゃましてみたらよかったかな。 -
「Casa dei Poeti」
「Suore di Gesù dell'Apparizione」
詩人の家?
修道女さんの家? -
無人の村に迷い込んだかのような静けさ
シルクハットのお兄さんの余韻もあって、まだ中世の世界にいるような気分。
なんだか、わくわく… -
洗濯物を発見
どうやら、無人の村ではないようです。
うふふ。
トラムに乗せてくれたおじさまに、ここまで導かれたような気分。
霧に包まれたフィエーゾレを楽しんでいます。 -
Googleマップを頼りに歩きます
この先にあるボルグント庭園がよさそうだったので、行ってみることにしました。
…が、季節外れでした。
春に来たらよいと思います。
しかも、サン・フランチェスコ修道院を見逃すという失態。
Google先生はそこまで導いてはくれませんでした。 -
きっと絶景の町
高台の町なので、坂の途中から町の景色が見えたら素敵だったと思います! -
カラタチ(枸橘)のようです
硬くて、表面は産毛のように起毛した感触。
4~5月に白い香りのある花を咲かせるそう。
初めて見ました。 -
キヅタ(木蔦)
山野・山地に生える常緑のつる性植物。
秋から冬にかけてクリーム色の花を咲かせた後、
4月~5月頃に黒紫色に熟すそうです。 -
ルリマツリ(プルンバゴ)
5月~10月に白や青系の花が咲くそう。
12月に咲いてくれて、ありがとう。 -
石垣に絵が?
「GAS」と記されてあります。
ガス管?ガスメーター?のカバーらしいです。
ガス屋さんも、点検に来るのが楽しくなりそうですね。 -
お稲荷さん?
立派なお家の門の上に立っていました。
後で調べたら、キツネではなく犬らしいです。 -
11:10 ミーノ広場に戻って来ました
相変わらずの濃霧。
フィレンツェに帰ろうかな。
カフェに立ち寄ろうにも、お店が開いていません…
フィエーゾレは夕方に来てフィレンツェの眺めを楽しみ、お食事をして帰るのもよさそう。
陽が長い季節なら20時頃に来てもいいのではないでしょうか。 -
11:35 リベルタ広場に到着
ここからトラムに乗って、サン・マルコ広場へ戻ります。
あとで地図を見たら、ここからサン・マルコ広場までは歩ける距離でした。
でも、乗り継いでも料金は変わらず1.70ユーロ。
それなら、乗ったほうが楽しいですね。 -
11:45 サン・マルコ教会(Basilica di San Marco)
サン・マルコ修道院に隣接する教会です。
現在の姿は15世紀に整えられ、
メディチ家の支援のもと、修道院とともに発展しました。
この修道院には、
初期ルネサンスを代表する画家フラ・アンジェリコが所属しており、彼の活動の中心地としても知られています。 -
主祭壇は、
ルネサンス期の建築家ミケロッツォ・ディ・バルトロメオの設計によるもの。
一方、クーポラには、
1717年にアレッサンドロ・グラルディーニが描いたフレスコ画が広がっています。
時代を超えて完成した祭壇なのですね。
この教会の長い歴史が感じられます。 -
モザイク画『祈る聖母』
もともとは、ヴァチカンの旧サン・ピエトロ大聖堂にあった作品だそうです。
旧サン・ピエトロ大聖堂は、
現在のサン・ピエトロ大聖堂が建つ前に存在していた古い聖堂。
新しい大聖堂の建設にともなって取り壊される中で、古い作品の一部が各地へ移されたそうです。
サン・ピエトロ大聖堂にあったものですから、
超国宝級ではないでしょうか。 -
サン・マルコ美術館
入場料 8ユーロ=1,600円
オーディオガイド 3ユーロ=600円
オーディオガイドは回廊の奥で受け取るのですが、パスポートではだめとのこと。
「運転免許証とかない?」と聞かれますが、持って来ていません。
親切な係のお姉さんと一緒に、ガイド料金の払い戻しに受付に戻りましたが…
クレジットカードの払い戻しに手こずり、払い戻しできず(笑)
結局、パスポートで借してくれました。 -
サン・マルコ美術館
●15世紀のドミニコ会修道院をそのまま生かした美術館。
もとは修道士たちが祈り、暮らしていた場所です。
●修道院は、1437年頃にメディチ家の支援で大規模に改修され、設計はルネサンスの建築家ミケロッツォ・ディ・バルトロメオ(1396~1472年)が担当しました。
●美術館としての公開は1869年からだそうです。 -
ジョヴァンニ・アントニオ・ソリアーニ
『聖ドメニコの奇跡の夕食』(1536年)
大食堂に描かれたフレスコ画。
ぱっと見は「最後の晩餐」のようですが、
ここで食卓を囲んでいるのは、キリストではなく聖ドメニコと修道士たち。
食べ物が尽きたとき、
祈る聖ドメニコのもとへ天使がパンを運んできたという奇跡を描いています。
食堂にこの主題が描かれているのが印象的。
修道士たちは毎日、神の恵みを想いながら祈り、食事していたのでしょうか。 -
聖アントニーノの回廊(chiostro di Sant'Antonino)
お花が咲く頃に、また来てみたいと思いました。 -
フラ・アンジェリコ
『磔刑図』(1440~1450年頃)
「磔刑」という重い主題なのに、大げさに嘆き悲しむのではなく、死を静かに受け止めているような絵でした。 -
フラ・アンジェリコ
『フィエーゾレの祭壇画』(1420年~1423年頃)
ちょうど、ストロッツィ宮殿とサン・マルコ美術館で「フラ・アンジェリコ展」が開催されている期間でした。
ストロッツィ宮殿にも行きたかったのですが、連日の絵画鑑賞でお腹いっぱいになってしまうと思い断念。
でも、これは絶対に行くべきでした!
オーナーさんもお勧めしてくれたのに… -
フラ・アンジェリコ
『テバイデ』(1420年頃)
昨日、アカデミア美術館で見たパオロ・ウッチェロの「テバイデ」と同じ題材です。
アンジェリコの「テバイデ」にも、修道士たちのさまざまな暮らしや修行の場面が細かく描かれていました。
一枚の絵の中にいくつもの小さな物語が散りばめられていて、見ていてとても面白い作品です。 -
フラ・アンジェリコ
『殉教者聖ピエトロの祭壇画』(1429年以前)
右から2番目に描かれているのが、殉教者聖ピエトロ(聖ピエトロ・マルティーレ)です。
彼は、剣で頭を切りつけられて殉教したことで知られ、そのためこの作品でも頭から血を流した姿で表されています。
切られた場面を描くのではなく、聖人の姿として見せているのが印象的でした。
生きているように見えるのに、その身にはすでに殉教している…
宗教画って、本当に面白いです。 -
フラ・アンジェリコ
『リナイオーリの壁龕』(1432~1436年)
金地の荘厳さには中世らしさが、
人物の立体感や空間表現にはルネサンスらしさが感じられる絵。
フラ・アンジェリコは、
中世からルネサンスへ移り変わる時代の「橋渡し」をした画家である。
それがよくわかる作品だということです。
ルネサンスの時代を見てみたい気もしますが、
でもきっと、その時代の真ん中にいる人たちは、
「いま自分たちは時代の転換点にいる」なんて、気づいていなかったのでしょうね。
バブルも、はじけてから初めて“バブルだった”とわかるように。 -
フラ・バルトロメオ
『シニョーリアの祭壇画』(1510~1513年)
聖母子を中心に聖人たちが集う「聖会話」形式の祭壇画だそうです。
フラ・バルトロメオはフィレンツェで活躍したルネサンスの画家であり、ドミニコ会の修道士でもありました。 -
修道院の生活が見えてきそうな風景
-
ドメニコ・ギルランダイオ
『最後の晩餐』(1486年頃)
修道院の食堂に描かれた「最後の晩餐」。
ほかの弟子たちはみなキリストと同じ側にいるのに対し、裏切り者であるユダだけが分けられています。
こうした表現は当時の「最後の晩餐」ではよく見られるもので、物語をはっきり伝えるための工夫でもあったそうです。 -
こちら側にひとりでいるのはユダ。
そして、すやすや眠っている使徒ヨハネ。
これは愛されますね。
聖ペテロはナイフをぎゅっと握りしめ、
ユダを睨みつける顔が怖い。
そして、いよいよ。
この部屋の隣にある階段を上ると… -
いきなり現れて、びっくり
特別な部屋にあるのではなく、
廊下の壁に描かれたフレスコ画、『受胎告知』。 -
フラ・アンジェリコ
『受胎告知』(1440年頃)
大天使ガブリエルが、聖母マリアに受胎を告げる場面。
修道士たちが日々行き来した階段の先に描かれていて、毎日の祈りと暮らしの中にあった絵だったことが伝わってきます。 -
聖母マリア
マリアと大天使ガブリエルの身体は、意図的に平面的に描かれています。
しかし空間表現には遠近法を用いて、奥行きを創出しているのだそうです。
写真で見るよりも、ずっと柔らかな絵です。 -
大天使ガブリエル
フラ・アンジェリコ(1395年頃~1455年)
初期ルネサンスを代表する画家のひとり。
中世的な神聖さを残しながら、遠近法や自然な空間表現など、ルネサンスらしい新しさも取り入れました。
華やかさよりも、祈りの世界を静かに深く伝える絵に魅力があるのだそう。
1982年には、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって福者(ベアト)に認められました。
そのため現在では、「ベアト・アンジェリコ」と表記されるそうです。
「福者」の上が「聖人」だそう。 -
二階に並ぶ、修道士の部屋(僧房)
-
部屋の内部
修道士が眠り、祈りを捧げる小さな部屋。
それぞれの部屋には、
小さな窓と、フレスコ画がひとつずつ。
ベッドを置いたらいっぱいになってしまいそうな、
とても小さく、質素な空間です。 -
『キリストの磔刑』
フラ・アンジェリコは、祈りを捧げながらこれらの絵を描いたとも伝えられています。
僧房は修道士たちの生活と祈りのための空間なので、本来、一般の人が自由に立ち入れる場所ではありませんでした。
だからこそ、これらの絵は外部に見せるためではない、修道士たちの祈りのために描かれた特別な絵なのですね。 -
『聖ドミニクのいる磔刑』
フレスコ画は、フラ・アンジェリコとその弟子が描いたそうです。 -
『受胎告知』
今まで見てきたなかで、いちばん簡素な、でも目的が明確に伝わってくる受胎告知かもしれません。 -
こちらは二間続きの僧房
-
僧房は全部で44室あるそうです
-
廊下の壁に描かれたフレスコ画
『磔刑像に対峙する聖ドミニクス』
十字架にかけられたキリストの前で祈る聖ドミニクスの姿。
聖ドミニクスは、
この修道院を運営していたドミニコ会の創設者。
この絵は修道士たちにとってただの宗教画ではなく、自分たちの信仰の手本でもあったのでしょうね。 -
廊下に描かれたフレスコ画
『影の聖母子』
フレスコとテンペラを併用した作品。
玉座の聖母子を、8人の聖人たちが囲んでいます。
この作品が「影の聖母子」と呼ばれるのは、柱が落とす長い影が印象的だから。
光と影によって生まれる奥行きが美しく、静かな画面の中に、ルネサンスらしい空間の広がりが感じられる絵だそうです。 -
ジローラモ・サヴォナローラの部屋
サヴォナローラが暮らしていたとされる僧房です。 -
ジローラモ・サヴォナローラ(1452~1498年)
15世紀末のフィレンツェで強い影響力を持った、ドミニコ会の修道士。
贅沢や腐敗を厳しく批判し、
一時はフィレンツェを大きく動かした人物です。
のちに処刑されることになる彼がこの部屋で暮らしていたのだと思うと、歴史が急に生々しく感じられます。
ルネサンスの時代に現れた、改革者であり、過激な宗教家でもあった人物。
とても強く興味を惹かれました。 -
作者不明
『シニョーリア広場でのサヴォナローラの殉教』(1498年頃)
1498年5月23日、
サヴォナローラはシニョリーア広場で絞首刑にされ、その後、火刑に処されました。 -
窓からあたたかな陽の光が
フラ・アンジェリコも、ここで同じ光を浴びていたのかな。 -
ミケロッツォ設計の図書館
柱が整然と並ぶ、美しい空間です。
ここはルネサンス期の初期公共図書館のひとつともいわれ、祈りの場であると同時に、学びの場でもあったそうです。
館内には写本や装飾写本も展示されていて、この修道院が信仰だけでなく知の拠点でもあったことがよくわかります。 -
手書きの楽譜
-
写本
-
写本の美しい文字
きれいに整えられた一文字一文字を見ていると、
どれほど気の遠くなるような作業だったのだろうと思います。
私にはとても無理です。 -
本がたくさん並んでいた頃の、この図書館を見てみたいです。
-
『受胎告知』、最後にもう一度
修道士たちは、日々この絵の前を通り、祈り、
毎日の暮らしの中でこの作品と向き合っていたのでしょうね。
修道士たちの生活の場を見たあとに、改めてこの絵を見ると、
当時の「日常」と、今の「特別」が入り混じるような不思議な気持ちになります。
描かれた当時から、ずっとこの場所にあり続けてきたフレスコ画。
美術館で作品を見るのとはまた違う、「その場にある意味」を考えさせてくれる一枚でした。 -
あちらが出口
オーディオガイドを返却して、
預けていたパスポートを受け取ってきました。
係員さんがとても感じよく、
「これは大切だからね!」と渡してくれたのが印象的です。
身分証明としてパスポート以外を求めてくれることに、とても好感が持てます。
海外ではパスポートは命の次に大切ともいえるものなので、預けるときはいつも少し緊張してしまいます。 -
古いフィレンツェの記憶
出口に続く廊下や部屋には、
19世紀末の都市開発で取り壊された、古いフィレンツェの断片が残されています。 -
13:30 サン・マルコ美術館、見応えがありました
フラ・アンジェリコのフレスコ画にまた会いに来たいです。 -
いい天気!
今ならきっと、フィエーゾレからの景色もばっちり見えたのでしょうね。
そう思うと、もう笑えてきます。
でも、あの霧のフィエーゾレは、あれはあれで忘れがたい景色でした。
晴れた日の絶景は見られなかったけれど、霧に包まれた静かな町を歩いた時間もよいものでした。 -
この辺でマグネット購入
1ユーロ=200円
大聖堂のマグネットです。
結局、こことヴェネツィアでしか買いませんでした。
ちなみに、私の中でのマグネットの基本価格は1ユーロ。
それを超えると、ちょっと悩みます。 -
ちらっと見て行こうかな
-
どーん、圧倒的存在感
-
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の東門
『天国の扉』
ロレンツォ・ギベルティが制作し、1452年に完成した青銅の門。
その美しさを見たミケランジェロが「天国の扉」と呼んだことでも知られています。
ここにあるのはレプリカで、本物はドゥオーモ付属博物館に展示されています。 -
美しい青空
-
メリー・クリスマス
服屋さんで洋服を買うことが、ほとんどなくなりました。
欲しいものがなくなったわけではなくて、ただ、欲しいものの種類が変わったのだと思います。
今の私は、物欲より旅欲。 -
13:55 お昼ごはんはアパートで食べよう
-
いったんアパートへ戻り、
オーナーさんに素敵な景色を眺められる場所などを教えていただきました。
では、さっそく行ってみます! -
15:40 再始動
ヴェッキオ橋。
これだけの重量を受け止めても、崩れないものなのですね。 -
ここで暮らすなら…
黄色い建物の、最上階の全面ガラスのお部屋がいいかな。 -
冬の穏やかなアルノ川
空の色を映した水面を見ていると、ふとウユニ塩湖を思い出します。
あちらも、このくらいの時間から空の色が青からピンクへ、そして薄紫へと移ろっていき、まるで幻想の世界でした。
もう一度行きたかったけれど、もうしんどいです。 -
グラツィエ橋(Ponte alle Grazie)
ヴェッキオ橋のお隣の橋。 -
こちらも綺麗な鏡張り
-
ロレンツォ・バルトリーニ作
『ニコラ・デミドフ記念碑』(Monument to Nicola Demidoff)
ここデミドフ広場に設置された記念碑。
昨日見た、アカデミア美術館の石膏の部屋にあったのはどれかな。 -
15:50 サン・ミニアート門(Porta San Miniato)
私もお二人の後から門をくぐります。 -
絶景の坂道を登って
ミケランジェロ広場には行きません。 -
フィレンツェ、ちらっ
-
16:05 こちらを右に曲がります
教えていただいた景色は、この先のはず。
期待が高まって、もうわくわくします… -
!!
こちらの道を下っていくと… -
秘密のフィレンツェに来てしまったみたい
絵本に出てくるような、
このまま不思議の国に行ってしまいそうな、そんな小道に出ました。
有名な観光地を巡るだけでは出会えないような景色に、なんだか「秘密のフィレンツェ」を見つけてしまった気分です。
フィレンツェは奥が深いですね。 -
今日も絶景を独り占め
この景色の中に自分がいることが、なんだか夢のようで、
歩いているだけでとても気分がよかったです。 -
すぐ目の前を鳥がさっと通り過ぎていきました
向こうの山のあたりに、レオナルド・ダ・ヴィンチが飛行実験を夢見た場所があるのでしょうか。
ダ・ヴィンチもフィレンツェの街を空から見てみたかったのだろうな、と思いました。 -
下ったり、登ったり、また下ったり…
動画を撮ったり、写真を何枚も撮ったり、
ただ景色をぼーっと眺めたり。 -
夢心地にしてくれた小道でした
素敵な小道を教えてくださったオーナーさんに感謝です。
オーナーさんのInstagramでは、この小路の動画を見られます。
行ってみたくなると思います。
https://www.instagram.com/junkofirenze/# -
16:30 ちょっと名残惜しい
このままヴェッキオ橋方向に戻るのも、勿体ない気がして… -
別の坂道を登ってみます!
-
ベルヴェデーレ通り(Via di Belvedere)
坂の下の方は、先ほど通ったサン・ミニアート門。
坂をずっと上に行くと、昨日たどり着いたサン・ジョルジョ門へ。 -
雰囲気のある通りでした
車が停まっていなければ、もっと中世の雰囲気を味わえたのだろうなと思います。
アルノ川のこちら側、ピッティ宮殿のあるあたりはとても気に入りました。
歩いているだけで楽しくて、ずっとこの辺りをうろうろしていたくなります。
でも、このあと行きたい場所があるので戻ることに。
名残惜しいですが、先へ進みます。 -
アルノ川に戻って来ました
雲一つないフィレンツェ。 -
グラツィエ橋
-
少しだけ風が吹いています
今日の鏡張りは終わってしまいました。 -
Clet Abraham
『L'Uomo Comune(普通の人)』
グラッツェ橋の真ん中、ヴェッキオ橋の方向へ一歩を踏み出そうとしている彫刻です。
フィレンツェ在住のフランス人アーティスト、
Clet Abrahamによる作品だそうです。
誰もが自由に向かって一歩を踏み出していいのですね。 -
ガリレオ・ガリレイの日時計
-
17:00 ウフィツィ美術館
建築自体がルネサンスの芸術作品ですね。 -
光に照らされた半円のアーチが美しい
こうして外から眺めているだけでも、
ウフィツィ美術館が多くの人を惹きつける理由が少しわかる気がします。
ウフィツィ美術館は年間500万人以上が訪れるそうです。
今日もたくさんの人を魅了したのでしょうね。 -
Andrea Roggi作
『Albero Della Pace(平和の木)』
ここゲオルゴフィリ通りでは、1993年5月27日の深夜、マフィアによる爆破事件が起きました。
犠牲となった5名を追悼するために設置されたのが、この彫刻です。
この作品は、2021年に記念のオリーブの木に代わって設置されたもので、
平和と再生への願いが込められているそうです。
この爆破では、ウフィツィ美術館やヴァザーリの回廊も大きな被害を受け、
173点の絵画と56点の彫刻が損傷しました。
当時の写真を見ましたが、本当に悲惨な状態でした。
シチリアで起きたマフィア事件の印象が強かったので、こうした暴力がフィレンツェの、しかも芸術の中心ともいえる場所を襲っていたことに、あらためて衝撃を受けました。 -
サンタ・トリニタ橋(Ponte Santa Trinita)
ここは渡らず、右に曲がります。 -
トルナブオーニ通り(Via de' Tornabuoni)
クリスマスイルミネーションを見に来ました。
すごい景色!
すべてが光り輝いていて、歩いているだけで気分が上がります。 -
サンタ・トリニタ広場(Piazza Santa Trìnita)
昼間は高級ブティックが立ち並ぶ、ある意味きらきらした通りですが、
夜は一転して、本当にきらきらと眩い景色になります。
昼とはまったく違う表情を見せるこの通りは、
歩いているだけで特別な気分にさせてくれました! -
『正義の円柱』の下に大きなバッグ
バッグのイルミネーションが、抜群の存在感。
建物の外壁も光を発しているように見えて、
石畳まできらきらと光を反射しています。 -
Via de' Tornabuoni
来年はここに何が置かれるのでしょう。
また見に来てみたいですね。 -
右奥にはサンタ・トリニータ教会
この教会には、ドメニコ・ギルランダイオによるフレスコ画があるそうです。
19時まで開いていたようなので、入ればよかったなと思いました。
とはいえ、次に向かう場所もあります。
このあとは… -
コルシーニ宮殿(Palazzo Corsini)
アルノ川沿いに建つ、17世紀の宮殿。
普段は一般公開されていないそうですが、
今回はクリスマスマーケットが開かれていたため、中に入ることができました。
中に入ると、宮殿内はフレスコ画や装飾で埋め尽くされていて、まさに豪華絢爛。
あまりにも空間が見事すぎて、マーケットの商品がなかなか目に入りません。
こちらも、アパートのオーナーさんに教えていただいた場所。
自分だけでは気づけなかった、とても贅沢な寄り道でした。 -
ローマ風のバロック様式を取り入れた豪華な建築
フィレンツェでは少し珍しい、ローマ風のバロック様式を取り入れた、とても華やかな建物です。
コルシーニ家は、メディチ家と並ぶほどの有力なフィレンツェの名門貴族。
一族からは、ローマ教皇クレメンス12世も生まれました。
そしてなんと、ローマのトレビの泉も、この一族と関係があるそうです。 -
宮殿の中に噴水!
こちらは、オーナーさんに教えていただいた宮殿の見どころである噴水です。
洞窟のような空間に設けられたこの噴水、想像以上で度肝を抜かれました。
しかも、コルシーニ家はトレビの泉にも関わるほどの一族。
そう思うと、「家の中に噴水を作る」という発想にも納得してしまいます。
やはり、大金持ちのスケールは違いますね。 -
こちらの部屋は、建築家アントニオ・フェッリが設計したそうです。
ただ豪華なだけではなく、「驚かせること」まで計算されているのでしょうか。
他の富豪の宮殿も見てみたくなりますね。 -
よく見ると可愛らしいハリネズミが
豪華絢爛な装飾の中に、
可愛らしいハリネズミが隠れていました。
ただ豪華なだけではなく、少しユーモアがあるところも魅力です。 -
カフェのお部屋もありました
美味しそうなケーキが並んでいて、とても惹かれましたが、
ここは我慢して、エスプレッソみたいなコーヒーを飲みました。
ひと息ついたところで、次の目的地へ… -
19:30 オーナーさんと夕食です!
今夜は、オーナーさんが予約してくださったお店へ。
とっても嬉しくて、なんだか特別な夜になりそうです。 -
タコの一品
お料理はもちろん美味しいのですが、
オーナーさんのお話がとにかく面白くて、興味深くて、わくわくしっぱなしでした。
美味しいものをいただきながら、
こんなふうに楽しい時間を過ごせるなんて、本当にありがたいです。 -
ラビオリの一品
念願のラビオリをいただきました。
ずっと食べてみたかったので嬉しかったのですが、
それでもやっぱり、オーナーさんのお話の面白さには勝てません。
この夜は、料理も会話もどちらもごちそうでした。 -
23:20 楽しい時間はあっという間です
まるで、面白くて読むのをやめられない一冊の本に出会ったような、気持ちがどんどん高まっていくひとときでした。
ただ楽しかっただけではなく、
元気や勇気までいただいたような気がします。
旅の思い出というより、人生の思い出になりそうです。
ありがとうございました! -
今日も大満喫のフィレンツェでした
ピッティ宮殿の疑わしいストライキで始まり、
導かれるように霧のフィエーゾレへ行き、
フラ・アンジェリコに魅了され、
フィレンツェの秘密の小道を歩き、
最後はオーナーさんにお食事をご一緒していただきました。
なかなか予定通りにはいかない一日でしたが、
終わってみれば、しっかり大満足です。
有名な観光名所ばかりを巡っているわけではありませんが、
それでも十分すぎるほど満たされていて、
とてもいい旅ができているなと思います。
旅は最高です。
とうとう明日は、フィレンツェ最後の一日。
ピッティ宮殿、どうか開館しますように…
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