2026/02/15 - 2026/02/15
1100位(同エリア1127件中)
玄白さん
かねてより一度見てみたいと思っていた冬の風物詩、オホーツク海の流氷。道東の冬のオホーツク海沿岸に、ロシア極東のアムール川の川氷やサハリン北部の海氷がオホーツクの沿岸に押し寄せる流氷は、紋別、網走、知床で、その形状や大きさが異なるというので、今回は、予備日も含めて5泊6日の日程で、これら三か所の流氷撮影に臨んだ。
二日目は、網走の流氷観光である。流氷クルーズは1時間あまりで終了するので、午後の余った時間で、網走監獄見学と、網走市郊外の能取(のとろ)岬に行ってみた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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紋別から網走までは、雪道でゆっくり走ってもおよそ2時間強なので、紋別プリンスホテルでゆっくり朝食をとり、9時半にチェックアウト。
国道238号を網走に向けて車を走らす。
2日目もまた、網走の流氷撮影が主たる旅の目的である。網走の流氷観光船オーロラ号の発着場所は、網走港で、チケット売り場は港に併設された道の駅「流氷街道網走」である。 -
乗船時間まで少し時間があったので、港の岸壁を少し散策。
停泊している大型の漁船 -
乗船乗り場近くに停泊している船。オーロラ3号とあるので、この船に乗船するのかと思ったが、やけにサイズが小さい。乗船券売り場に並んでいる人の列を見ると、とてもこんな船に乗り込めるとは思えない。どうやら、少人数の団体客専用らしい。
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イチオシ
やがて、一つ前のクルーズを終えて入港してきた船が見えてきた。どうやら、これがオーロラ号らしい。
全体に虹色になっているのは、建物の窓に貼ってある日よけ用の偏光シートと玄白のカメラレンズに装着している偏光フィルターによってクロスニコルになっているためのようだ。(偏光フィルター付きレンズで浮き上がった薄氷を撮影すると色付くのと同じ原理) -
12:30発の流氷観光船オーロラ号に乗り込む。
9:30出航の第1便から1時間半ごとに出航するタイムスケジュールになっていて、我々の便は第3便である。 -
いざ、出航。幸い風もなく穏やか日で、しかも真昼なのでそれほど寒くはない。ただし、大勢の乗客が乗り込むのに時間がかかるのと、流氷がかなり沖合にあるというので、クルーズ終了時間は20分ほど遅れるというアナウンスがあった。
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いざ、出航。
港の出口に巨大な岩が見える。高さ40mの安山岩の一枚岩で帽子岩と呼ばれ、網走港のシンボルになっている。 -
白波を立てて船は進んで行く。港から出てもすぐには流氷は見られない。
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しばし進むと流氷の破片が船の周りに姿を現した。
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イチオシ
やがて、流氷原に到着。薄い板状の氷である。
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この船は船首には立ち入れないので、横から流氷を眺めることになる。
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紋別で見たような蓮葉氷は、ほとんどなく、大きな薄い氷である。このタイプの氷はサハリン北部の河口で結氷した氷だという。
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イチオシ
大きな薄氷の境界が複雑な模様を描いている。
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イチオシ
紋別のガリンコ号は船首のドリルで氷を砕いて進む方式だが、オーロラ号は船の重みだけで氷を砕いて進む方式である。ほとんどが薄い氷なので、可能な推進方式なのであろう。流氷の形状によって砕氷方式が違いあるということは、年によって氷の形状が変化することはなく、地域によって氷の形状が一定だということなのであろう。
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イチオシ
少し蓮葉氷も見られる
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流氷原の奥に入り込んできた。氷の上にアザラシやオジロワシがいれば、絵になるのだが、生き物の姿は全く見られない。
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船によって流氷は左右に押しやられるので、船の航跡がくっきり残る。
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とことどころ、少ないながらも蓮葉氷が固まっているところもある。
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そろそろ港に帰るというアナウンスがあった。
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珍しく立体的な流氷があった。船は、こんな流氷は避けて進んで行く
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流氷原から遠ざかっていく。乗客の皆さん、名残惜しそうに最後の流氷の姿をスマホに納めていく。
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定刻より20分遅れで帰港。前日、紋別で流氷を見ているので、それほど大きな感動はなし。
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ホテルのチェックインまで時間がたっぷりあるので、網走郊外の能取岬にいってみることにした。
市街を抜けると間もなく見えてきた二つ岩。このあたりも流氷が着岸する場所なのだが、流氷は全く美見当たらない。 -
珍しく、白鳥が泳いでいた。海にいる白鳥は初めて見た。
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能取岬に到着。能取は”のとろ”と読む。いかにもアイヌ語由来と想像できる。
白と黒に塗り分けられた八角形の灯台が印象的である。1917年に作られた灯台である。 -
灯台以外には建物、電柱など人工物がないので、色々な映画やドラマのロケ地として利用されている。
それほどメジャーな観光地ではないのに、やたら中国人観光客が多い。どうやら中国映画のロケでも使われたらしく(写真右下)、中国人にとっての聖地巡礼の場所なのであろう。 -
願い事が書かれたホタテの貝殻がぶら下がっている。
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イチオシ
ここも流氷が着岸する場所として知られているのだが、この日は全く流氷の姿はなく、荒々しいオホーツク海の波が押し寄せている。
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能取岬の周囲は、高さ40mほどの断崖絶壁になっている。
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低い太陽と能取岬灯台
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能取岬灯台の説明が書かれた看板
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灯台の西側は、網走市営美岬牧場になっている。夏は牛や馬が放牧されている様子が見られる観光牧場であるが、今は牛や馬の姿はない。
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断崖を覗き込むと少しだけ流氷が着岸しているのが見られた。
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このオホーツク海の波に運ばれてきたのであろう。
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網走市内に戻る途中で出会った除雪作業の様子。
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次に向かったのは網走監獄博物館。
網走と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、高倉健主演のやくざ映画、網走番外地シリーズであろう。高倉健はすばらしい俳優だと思っているが、やくざ映画は好きになれず見たことはない。
写真は網走監獄正門。現在の網走刑務所と同じ形であるらしい。 -
明治維新後の内乱などで、政治犯、思想犯が続出したため、彼らの収容施設として、1881年に網走刑務所が作られた。現在も網走刑務所は存続しているが、別の場所に移転していて、現在では網走監獄博物館として当時の刑務所の様子を展示する施設となっている。
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庁舎
明治時期の典型的な官庁様式の建物。内部には売店もある -
網走監獄の歴史を伝える様々な資料が展示されている。
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じっくりと見ていると時間が足りなくなりそうなので、ざっと見て回る
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裏門
1919年から5年かけて囚人たちが煉瓦を積み上げて作った全長1080mの塀の一部である -
旧網走刑務所職員の官舎。一軒あたりの広さは9坪しかなかった。内部には当時の刑務所職員家族の生活の様子が人形で展示されている。
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見学者用に雪で作られた懲罰房の模型。ワイフを閉じ込めて記念写真を撮ろうと思ったが、暖冬で雪が崩れる恐れがあるというので、この日は立ち入り禁止になっていた。
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漬物庫
網走刑務所は原則、囚人たちによる自給自足であった。この小屋は収穫した作物を漬物に加工する小屋である。 -
内部には、栽培した大根をたくあんに漬け込む巨大な漬物樽が展示されている
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もう一枚パチリ
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耕転庫という作業場。農耕用の鍬などの工具を作る鍛冶場もあった。
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休泊所の模型。
旭川と網走をつなぐ北海道横断幹線道路開削のために駆り出された囚人たちのための移動監獄である。
明治政府は、ロシアの南下に備えて突貫工事でこの工事を進めるために、囚人たちに過酷な労働を強いたという。そのため、工事中、200人以上の犠牲者が出たと言われる。ロシアのプーチンがウクライナ侵略戦争のために刑務所の囚人たちを前線に送り込んで犠牲を強いているように、国家的なプロジェクトに囚人を活用するというのは、いつの時代にも見られる黒歴史である。 -
出口付近の哨舎
余りゆっくりはできなかったが、ホテルのチェックインの時間になったので、網走監獄博物館を出る。 -
今宵の宿は、我が家のお気に入りのホテル、ドーミーイン網走である。
我が家のマイブームとなっているサウナがあること、宿泊料が安いわりに食事のバラエティがあり、その地域独自の食材が提供されることなどで、最近利用する機会が多いのである。 -
ただし、今回は朝食のみのプランにしたので、夕食は、近くの居酒屋「とんとん」である。昨晩に続いて、この日も居酒屋巡りである。
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付き出しは大根とはんぺんの煮物。左中は骨切りニシンの出汁浸し、左下は刺身盛り合わせ
右上は、北海道産地酒の飲み比べ(上川大雪の氷晶にごり酒、同じく上川大雪の特別純米辛口、十勝の純米吟醸)
右中:つぶ貝のあっさり煮 右下:焼き牡蠣ポン酢
この店の特徴でもある出汁をつかった料理が絶品であった。 -
ホテルに戻り、玄白は良い気持ちですぐに寝てしまったが、ワイフは夜食の夜泣き蕎麦(ラーメン)を食べに行った。(撮影はワイフ)
夜食の夜泣きそばのサービスがドーミーインの特徴である。 -
朝食
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朝からイクラをたっぷり乗せた手作り海鮮丼でご満悦のワイフ。
とにかく、ワイフの食の底力は脅威的ではある。 -
デザートもたっぷり
チェックアウト後は、今回の旅行の目玉、羅臼の流氷を目指して移動だ。
無積雪時には斜里からウトロ経由で知床半島を横断するルートが近いのだが、今の時期は知床半島を横断する道路は通行止めになっているので、斜里から標津町まで南下する迂回ルートをとることになる。
~続く~
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