2026/01/30 - 2026/01/31
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クリント東木さん
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この旅行記のスケジュール
2026/01/30
2026/01/31
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近鉄特急 五十鈴川駅(9:49発)→近鉄名古屋駅(11:17着)
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電車での移動
東海道新幹線 ひかり646号 名古屋駅(11:31発)→東京駅(13:12着)
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一生に一度はお伊勢参り。相方は20年以上前に家族で来たことがあるようですが、私は初めてになる伊勢神宮へ。内宮と外宮だけを参拝するという事も考えましたが、ここは古来の参拝ルートに倣って、二見 → 伊勢神宮外宮(豊受大神宮)→伊勢神宮内宮(皇大神宮)の順で周ることに。そして初めての伊勢になるので時間の許す限り観光も楽しみ、2泊3日でゆっくり周ることにしました。
その4。麻吉旅館宿泊編。江戸時代の旅人は伊勢神宮の参拝を済ませた後に「精進落とし」として古市に立ち寄りました。古市は外宮と内宮を結ぶ参道上にあり、精進落としの場として栄え、遊郭、芝居、見世物などで賑わう伊勢随一の歓楽街でした。しかし大正後期の頃には古市界隈は衰退し、さらに戦争による空襲などで大きな被害を受けます。そんな中唯一当時の面影を伝えるのが麻吉旅館さん。
麻吉の創業は明らかではありませんが、天明二年(1782)の「古市街並図」にその名前がうかがえます。もとは「花月楼 麻吉」という茶屋で、明治時代には珍しい三層楼の建物として知られ、伊勢音頭の舞台を持ち、芸妓も常時30人程を抱える県下第一級の大料理店でした。
現在、中心となる建物が五棟あり、様式としては「懸造り」(懸崖造り)で6層5階建てになっています。(看板より抜粋)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊勢自動車道の信号を渡るとすぐ本日の宿、麻吉旅館が見えてきました。おー、風情がありますねぇ。
麻吉旅館 宿・ホテル
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外観。
麻吉旅館 宿・ホテル
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4階入り口。お世話になります。
麻吉旅館 宿・ホテル
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部屋は3階の一室。和室15畳で予め布団は敷かれています。
麻吉旅館 宿・ホテル
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奥側から。予約はじゃらんから平日泊で@19000円(税込)。入口の襖と柱には丸い金具がついており、それを南京錠で留めます。
麻吉旅館 宿・ホテル
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テーブルには伊勢茶のペットボトル、お茶菓子。布団の上の浴衣、バスタオル。(衣紋かけの横に毛布と丹前)。障子を開けると、化粧スペース。相方はないと思っていたようで、これがあるだけで喜んでいました。回廊の奥にトイレ。
さて早速楽しみだった館内の見学に参りましょう。麻吉旅館 宿・ホテル
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1階。昔はこちらが入口だったのか?1階の部屋も昔は客室だったようです。
麻吉旅館 宿・ホテル
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急な階段も当時のままと思われます。
麻吉旅館 宿・ホテル
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2階には昔の炊事場。
麻吉旅館 宿・ホテル
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3階にはお休み処。
麻吉旅館 宿・ホテル
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そして廊下の先に共同の洗面(右端はお湯も出ます)。廊下に共用の冷蔵庫、コインランドリー。
昔の下足入れ(?)。2階の資料館も見学。(中は撮影禁止)お茶碗や皿などの食器類、お膳、屏風などの調度品が展示。当時としては煌びやかで県下第一級の料理店としてもてなしていたという事が容易に想像できます。麻吉旅館 宿・ホテル
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5階は宿の方に見学したい旨を伝えて案内していただきました。江戸時代の旅人はここで芸妓さんの伊勢音頭を見ながら、お酒やお料理を楽しんでいたんでしょうか。そんな事を想像するのも楽しい。
麻吉旅館 宿・ホテル
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地袋の戸や床の間の掛け軸なども立派。
麻吉旅館 宿・ホテル
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ここからの景色も良く、朝熊山や二見なども遠望できたようで『聚遠楼(じゅえんろう)』の名で宣伝されていたそうです。
麻吉旅館 宿・ホテル
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部屋で待っていると、お風呂が入りましたと連絡があり浴室へ。浴室は1グループごとに貸切で利用します。入浴剤入り。
入浴後、外観を見学。麻吉旅館 宿・ホテル
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西側の外観。こちら側が4階、5階。
麻吉旅館 宿・ホテル
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3階入り口。
麻吉旅館 宿・ホテル
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3階から2階、1階へ。これが懸造り(懸崖造り)で、崖などの高低差が大きい土地に、長い柱や貫で床下を固定してその上に建物を建てる建築様式。京都の清水寺などと同じ。
麻吉旅館 宿・ホテル
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下から見上げる。斜面に沿って建つ建物の折り重なった複雑な屋根と板壁・格子戸などが独特の景観。
麻吉旅館 宿・ホテル
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1階。右奥には伊勢自動車道が通っておりここだけタイムスリップしたような感覚になります。
麻吉旅館 宿・ホテル
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館内から渡り廊下。
麻吉旅館 宿・ホテル
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イチオシ
渡り廊下から見下ろす。この建物の構造が面白すぎます。
麻吉旅館 宿・ホテル
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夕食は時間が選べたので18時から。準備ができたら部屋に呼びにこられ別室の個室で頂きます。
麻吉旅館 宿・ホテル
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箸袋も洒落てます。
麻吉旅館 宿・ホテル
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瓶ビールを注文。
お料理は最初は2品、後は1品ずつ提供されました。当日の献立は…。麻吉旅館 宿・ホテル
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●お造り
●黒和布酢味噌和え麻吉旅館 宿・ホテル
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お造りは3種。勘八、平目、よこわまぐろ。(よこわとは日本近海で育ったクロマグロの若魚のことで、関東では「メジ」)
麻吉旅館 宿・ホテル
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●サザエ壺煮
薄味で歯ごたえが抜群。麻吉旅館 宿・ホテル
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●鰤煮つけ
やさしい味付けで食べやすい。麻吉旅館 宿・ホテル
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相方は石川酒造のやまいし純米吟醸、蒼石を追加。
麻吉旅館 宿・ホテル
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●茶碗蒸し
さめたれ、黒ばら海苔入り。さめたれとは鮫の干物で伊勢地方の郷土食らしい。凝縮された旨味があり初めて食べました。麻吉旅館 宿・ホテル
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●松坂牛の焼肉 生姜、わさび、ポン酢
肉質は少し硬め(といっても嚙み切れないほどではない)ですが、昨日の肉よりこちらの方が肉らしい味を感じます。麻吉旅館 宿・ホテル
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●食事 ご飯 味噌汁 伊賀越漬け
味噌汁にがんもとは珍しい。伊賀越漬けは鉄砲漬けのようなもので美味しい。これはもうちょっと欲しかったな。麻吉旅館 宿・ホテル
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デザートはみかん。お腹一杯でしたので、夜に部屋で頂きましょう。
麻吉旅館 宿・ホテル
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夕食後、再び外へ。
麻吉旅館 宿・ホテル
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灯りがともると昼間とはガラリと雰囲気が変わり、
麻吉旅館 宿・ホテル
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幻想的で、
麻吉旅館 宿・ホテル
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イチオシ
妖艶な雰囲気も漂います。
麻吉旅館 宿・ホテル
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イチオシ
夜の麻吉旅館も堪能しました。
麻吉旅館 宿・ホテル
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翌朝。部屋から見た景色。
麻吉旅館 宿・ホテル
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凛とした佇まいが素敵。
麻吉旅館 宿・ホテル
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朝食は渡り廊下を渡った先にある食堂で。
麻吉旅館 宿・ホテル
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鯵干物 出汁巻き卵
サラダ 味噌汁
さほど品数は多くありませんが、量的には十分。麻吉旅館 宿・ホテル
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9時前にチェックアウト。ここに宿泊できた事が貴重な体験になりました。
最後に、ブログ等でも麻吉旅館は元遊郭(より正確に言うのであれば妓楼)と書かれているのを見ますが、私が調べた限り、元遊郭(妓楼)という記述を見つけることはできず、茶屋、もしくは料理店と記されていました。ただ「芸妓(げいぎ)を30人程抱える」とあり、今でこそ芸妓と遊女は全く別の意味で使われますが、江戸時代はそうではなく表向き茶屋として営業していても・・・という事は容易に想像できます。
余計な一言でした。麻吉旅館 宿・ホテル
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帰る前に伊勢古市参宮街道資料館を見学。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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両口屋旅館の品。萬金丹。伊勢市周辺で伝統的に製造販売されている漢方薬。
大安旅館の写真等。1日目に伺った旧御師丸岡宗大夫邸の写真も。伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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麻吉旅館。こうやって全景を見ると、崖に沿って建っている様子がよく分かります。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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麻吉旅館で使われていた食器やお膳など。麻吉旅館の資料館にも似たような品が展示されていました。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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油屋は古市三大遊郭の一つ。寛永8年(1796)5月4日の深夜、油屋において9人が刀で切られ、その内3人が死亡した刃傷事件の後も、歌舞伎で全国的に有名になり、明治22年に旅館業に転職するまで妓楼として繁盛したそうです。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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古市で妓楼の代表格として名をはせたのが備前屋。伊勢音頭を始めたのも最も古く、五代目は踊り舞台で「せり上げ式」を考案したそうです。上のお座敷の絵は当時の様子がよく分かります。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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杉本屋は古市三大遊郭の一つで妓楼の他、旅館も併設している大店。写真は明治末期のもの。この建物は惜しくも昭和14年3月5日備前屋と共に火事で焼失しました。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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間の山(あいのやま)は古市、桜木町、牛谷坂にかけて長峰一帯の呼び名。ここに三味線や胡弓にのせて唄い、銭を請う人々が出てきました。やがてそれが女性大道芸人「お杉お玉」ともてはやされ人気を博し、いつしか伊勢参宮の名物となったそうです。
伊勢古市参宮街道資料館 美術館・博物館
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歩いて五十鈴川駅へ。
五十鈴川駅 駅
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近鉄特急 五十鈴川駅9時49分発に乗車。近鉄名古屋駅11時17分着。
近鉄鳥羽線 乗り物
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名古屋駅の改札内、デリカステーションで弁当を購入。
デリカ ステーション 名古屋コンコース店 グルメ・レストラン
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相方が急に赤福を買いたいと言い出し、向かいのPLISTA Giftで購入。
PLUSTA Gift 名古屋エスカ地下街 グルメ・レストラン
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東海道新幹線 ひかり646号名古屋駅11時31分発に乗車。
東海道新幹線 乗り物
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車内で昼食。えび天むすとヒレみそカツサンド。
東京駅には13時12分着。無事帰路に就きました。 -
お土産で購入した赤福。20年ぶりぐらいですが、変わらず美味しかったです。
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