2023/11/23 - 2023/11/23
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この旅行記スケジュールを元に
2023年の台風シーズンが終わった11月に、前回の2019年より4年半ぶりに10回目の台湾へ。アフターコロナで航空券が暴騰。東京から新幹線で大阪より、台北の方が安いなどと言っていた、コロナ前の良き時代はもう戻ってこないのか。
6泊7日で、台北を起点に台鉄を使って順行(右回り)で一周、阿里山に立ち寄るスケジュールとし、ネットで事前に台鐵の台北から池上までの自強3000(新自強号)と、阿里山森林鐵路の嘉義から奮起湖までのチケットを確保。日本から買えない阿里山から嘉義への帰りバスは、台北到着日に入手することに。
台湾一周鉄道の旅 その1 台北にある2箇所の鉄道博物館と夜市めぐり
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/12017244/
台湾一周鉄道の旅 その2 台北から新自強号に乗って池上飯包文化故事館へ
https://4travel.jp/travelogue/12017456
台湾一周鉄道の旅 その3 台東鉄道芸術村と台東から潮州へ莒光号のお名残乗車
https://4travel.jp/travelogue/12018558
台湾一周鉄道の旅 その4 潮州日式歴史建築文化園区・鉄道文化園区から区間車で高雄駁二芸術特区
https://4travel.jp/travelogue/12022711
台湾一周鉄道の旅 その5 高雄の旋回橋と哈瑪星鉄道文化園区
この旅行記です
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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台湾高雄の港湾地区。LRTの駁二大義の停留所のすぐ横に架かる、2020年に開通した大港橋。駁二芸術特区と、対岸の倉庫街を再開発した蓬莱商港区をつなぐ、台湾で始めての水平旋回する橋.。全長110mは、アジア最長の港を跨ぐ旋回橋。
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毎日15時に旋回し、金土日は追加で19時にも旋回するスケジュール。時間が近づくと、係員が橋の上からの退出を呼びかけ、橋側と陸側の扉を閉める。
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橋は動き始めてからら3分足らずで、90度回転したところで停止。その状態で10分程度とどまるが、この間に船舶の通行はなかった。再び回転して元に戻り、合計20分足らずで旋回ショーは終了。
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係員がゲートを開けると、待っていた観光客が橋を渡り始める。ちなみに、通れるのは歩行者だけだが、自転車も降りて押せば通行可能らしい。橋から西側の駁二芸術特区側。港湾の水面は、この先で行き止まり。
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橋の中央部分には、階段で上がる2階に展望スペースを設けている。橋から東側を見たところ。
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橋を渡った先の埠頭にある蓬莱商港区。
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蓬莱商港区から振り返って見た大港橋。
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スヌーピーの横に線路跡のようなものが。日本統治時代に開発された埠頭の倉庫街に、臨港線の高雄港駅から引き込み線が延びていた跡かもしれない。
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蓬莱商港区にロンドンの二階建てバス、ルートマスターがいた。
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哈瑪星に戻ってきた。前回、コロナ禍前2019年の訪問時には、LRTはここが終点で折り返していた。
哈瑪星駅 駅
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その後、貨物線の跡地を活用して路線が延長され、哈瑪星鉄道文化園区に保存されている蒸気機関車に隣接する線路を、LRTが行き交うようになった。
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標準色のLRTより、カラフルな広告のラッピングをまとった編成の方が多い。
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バッテリー電源のLRTは、停留所以外に架線が無く上空がすっきり。貨物駅跡地の広い哈瑪星鉄道園区の風景に溶け込んでいる。
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哈瑪星は4年半ぶりの訪問。保存されている蒸気機関車には変更はないが、以前の写真と見比べると塗装が色あせ黒からグレーに変色している。また移動したのか、留置位置や並び順も異なっている。
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駁2芸術特区のホームページ(繁体中国語)によると、1929年汽車会社製DT600型609号機は、日本統治時代の台湾総督府鉄道の800型。日本の9600型と同型機で、1922年から1938年までに39両導入し、貨物列車の主力として活躍。
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1938年の三菱重工製、大きなスポーク動輪のCT250型のラストナンバー259号機は、日本統治時代の台湾総督府鉄道C55型。テンダの台車を見ると、本来の鋳鋼製ではなく、C57やD51の二次型以降の板台枠タイプなので、どこかの時点でテンダの振り替えが行われたのかもしれない。
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1912年汽車会社製、タンク機関車のCK50型58号機は、こう配区間の路線で使用された後、入れ換え用となった。東海道線京都-馬場間のこう配区間で使われた、日本の鉄道作業局時代の3150型がベースになっているらしい。
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台湾電力L03は、林口火力発電所と龍井炭鉱で使われていたディーゼル機関車。何の変哲もない凸型機のように見えるが、極端にホイールベースの長い台車が不自然に見える。
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前回、4年半前に側面から写真を撮っていた。車体が二分割されていて、左側の機関室と運転室のL型車体と、右側の機関室のみの車体を連結している。台車のホイールベースが異様に長いのは、それぞれ2軸のL型機と2軸のブースターだったことによると思われる。1986年の旧西ドイツのSCHÖMA社製で、台湾で唯一の連結式機関車。
イタリアの鉄道博物館で、L型で3軸の入れ換え用電気機関車に、必要に応じて運転室の無いブースターを連結し、重連にして2倍の出力で運転する機種を見たことがあるので、ヨーロッパでは珍しくないのかもしれない。でも、この機種の2車体間は永久連結で、片方のL型のみで運転できる構造にはなっていないように見受けた。 -
もう1両の凸型ディーゼル機関車、台湾電力L02は1980年の日立製。中国石油高雄製油所で使用された後、1993年に台湾電力が購入。林口火力発電所で、石炭のホッパー車を牽引。
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2軸の貨車移動機、DL-1043。DL1000型は台鉄に数多く導入され、外観は日本の国鉄の貨車移動機をモデルにしているが、1985年の台湾製。同型機には、日本の協三工業製もあるらしい。
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もう1両の貨車移動機。L型車体のDL-1101も1993年の北晟重機製。機関は日野自動車のトラック用を搭載。2025年現在では動態保存され、土日祝日には哈瑪星号として、車掌車2両と無蓋車1両の貨車3両の両端に本機と上のDL-1043を連結して、有償で乗客を乗せ構内を運行しているとのこと。
後方の3CK2109は、1982年台湾の唐栄鉄工所製の車掌室付きの有蓋車。 -
1960年代の日本製と思われる、冷房の無い普快車の客車。藍色に白帯だったが退色が激しく、海に近いこともあってか腐食も進行している。2023年11月の撮影だが、2025年末段階では駁2芸術特区のホームページに掲載されておらず、撤去されたかもしれない。ちなみに、2019年にはもう1両の客車、荷物と電源の合造車の写真も撮っていたが、台北の国家鉄道博物館に移されたとのこと。
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25C1008は1939年の日本車両製。リベットの目立つ鋼製の有蓋貨車だが、傷痍兵車、補給車、代用客車として運行され、1990年以降は代用荷物車に改造された。
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P35H22019は、1996年台湾機械公司製の石炭ホッパー車。龍井炭鉱と台湾電力林口火力発電所の間での石炭輸送に使用された。
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35G20060は、1969年北九州にあった若松車両製の無蓋車。2025年現在では荷台にベンチを取り付け、2両の車掌車とともに貨車移動機のプッシュプルで、構内の運行に使用されている。
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15EF19は、1912年日本車両製のフラットカー。台鉄に現存する最古の貨車で、修理機器の運搬に特化した工事車両だったため生き残り、今も鉄道文化園区内の作業に使用されている。
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これ以外にも、2025年末段階の駁2芸術特区のホームページには、各種貨車に加えて台鉄の本線用ディーゼル機関車や自強業で運行していた日本製のディーゼルカーなどが紹介されているので、訪問時点より展示車両が増えているものと思われる。
これは車両ではなく、手作りのモニュメントのようなものなのか。 -
旧高雄港駅の駅舎が打狗鉄道故事館になっている。ここは、台南と高雄の間に、1900年に台湾総督府鉄道が開通したときの打狗(タカオ)停車場。後に、日本語のタカオの読みを当てて高雄(中国語ではカオシュン)駅に改称した、台湾の鉄道の南の起点だったところ。正面の写真を撮っていなかったので、2013年訪問時のもので代用。
旧打狗駅故事館 (打狗鉄道故事館) 博物館・美術館・ギャラリー
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2019年の訪問時には工事で閉鎖されていたが、2023年段階では再開していた。駅長室の背後には、国父孫文の写真。
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駅の事務室。2013年の写真と見比べると、金庫が入れ替わっている。
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2013年の訪問時にはなかった、米国製R50型電気式ディーゼル機関車67号機のものと思われる制御機らしきものや、
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ヘッドライト、警笛などがパーツが置いてある。
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高雄港駅(打狗鉄道故事館)のホームからみたLRT。
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哈瑪星の停留所に愛河之心行き、緑のラッピングのアルストーム車が入線してきた。路線延伸時に増備されたフランス製。これに乗ってLRTの未乗区間へ。
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5車体連接で、台車のある1、3、5両目はクロスシート、フローティングの2両目と4両目はロングシート。
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客室と運転室を隔てるガラスにも半透明のラッピングがあり、車内から運転室越しに前方の写真が撮れない。
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別のラッピング車でもこの有様。
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車内の路線図(この写真は翌日乗ったCAF車のもので、何故か上が南、右が西になっている)を見ると、黄緑のLRT路線が環状に。もう全通したの?と思ったけど、中央下の愛河之心で降ろされた。台湾あるあるのフライング。写真を拡大してよく見ると、左下(北東)の区間に“尚未通車”の透明シールが貼ってある。
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終点の愛河之心に到着。接続するMRT紅線の駅名は“凹子底”。同じ高雄捷運の経営なのに、MRTとLRTの接続駅の名前が全部異なる。
愛河之心駅 駅
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交差点の向こう側の線路も、もう完成していて開通まであと1か月余り。
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渡り線を使って折り返していくLRTの姿。この後、2024年1月1日から環状運転になった。
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夕刻の通勤時間のバイクの群れ。これぞ台湾。
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夕食は夜市で。高雄で有名な六合観光夜市は何度か訪れているので、この日は凹子底からMRTで1駅北、巨蛋にある、観光客相手ではない地元民の瑞豊夜市に行ってみることに。
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六合観光夜市のように道路に露店が出るのではなく、交差点に面した横100m、縦50m程の土地に狭い路地をはさんで、仮設のような小さな店舗が軒を連ねている。飲食店が多いが、それ以外の業種として衣料品やゲームの店などが並んでいる。訪問時点では、まだコロナ禍から完全に立ち直っていなかったのか、一部には空き店舗もあったが、日が暮れると狭い通路に人があふれる。
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あちこちの店を見て回って、火鍋の店で夕食にすることに。
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外食文化の台湾、家族での晩御飯も地元民の夜市で。熱帯の高雄は、11月末でもまだ半袖。
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何でも全部入りの火鍋を注文したら、店のおばちゃんに小籠包を勧められた。鼎泰豊と比べてはいけないが、十分に美味。夜市の店にはビールは置いていないので、あらかじめコンビニで買って持ち込み。
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鍋の具に、日本にはないプルプルのゼリーのようなものが入っていた。その場でネット検索したら、ヤーシエ(鴨血)というアヒルの血を固めたものらしい。それなりに美味しい。
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