スペインツアー旅_Vol.5 バルセロナ

2025/10/29 - 2025/10/29

バルセロナのホテルは中心地からは少し離れていますが、海の近くで部屋が反対側なら多分海の景色が見れたのではないかと思います。都会のホテルだけあって、朝食はおしゃれでした。種類が多いわけではないですが、洗練されているというかパンや総菜系どれをとってもアンダルシアのホテルとは違っていました。

いつもながら朝食をしっかり食べて、いざバルセロナ観光に出発！

お天気は曇りがち、予報では時々雨が降りそうです。
お天気にめげずにまずはグエル公園へ。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 観光バス 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

グエル公園はグエル伯爵とガウディが作った分譲住宅地ですが、ロケーションの悪さ（街から離れている）やインフラが整備されていないことから結局本人達以外には売れずに工事は中断し公園として市に寄付されたそうです。今なら自然いっぱいの高台に住んで街を見下ろし、車で通勤、インフラも街以上に快適！なんて感じで高級住宅街になったでしょうが、時代がガウディに追いついていなかったのでしょう。

グエル公園は朝9時過ぎにもかかわらず、大勢の人でごった返していて、どのスポットも人人人で写真がまともに撮れません。世界中から人が集まる観光地だから無理もありません。雨が降らないだけましで、公園の主要なスポットを見学し、写真を撮って、いざ街中へ。

そう、バスは旅のクライマックス、サグラダファミリアへ向かいます。

街に向かっているうちに、なんだか空模様が明るくなってきました。旧市街に着くころには青空が！
私は晴れ女と言われているのですが、ここでも本領発揮です！サグラダファミリアに到着しバスをおりてまずは外観写真を撮るころには青空が広がり、青空背景のサグラダファミリアをばっちり撮ることができました。

生誕のファサード

今年の春過ぎ？に博士ちゃんというTV番組で芦田愛菜ちゃんがサグラダファミリアを徹底解説してくれましたが、数か月過ぎた本番では内容をすっかり忘れてしまって東の生誕のファサードも中に入ってからも西の受難のファサードを見てる間も、ただただそのスケールの大きさと緻密なデザインや装飾1つ1つを、その意味の説明を聞きながら茫然とながめているだけでした。
百聞は一見にしかず！　少しでも興味のある方は是非自分の目で見て、感じてもらうといいと思います。

生誕のファサードの柱の彫刻「ウミガメ」

入り口の右側には「リクガメ」がいたはずなんですが、すっかり忘れていて、それに人ごみで見ることさえできませんでした。

高い天井が、これまた素晴らしいんです。

東（生誕のファサード側）のステンドグラス

朝日を取り入れ、始まりや平和、希望などを表していると思います。

西（受難のファサード側）のステンドグラス

夕日を反映し、暖かさ、心の豊かさ等を表しているのではないでしょうか。

受難のファサード

木の幹をイメージした柱にキリストが十字架にかけられる様子を表した彫刻があります。

写真は撮れなかったのですが、受難のファサードに16の数字のモチーフ（マジック・スクエア）があります。縦横どの列を合計しても33になるのですが、33はキリストが亡くなった年齢だそうで、どのような思いからこれを作ったのか？想像するのも難しく感じます。


個人的にはコルドバのメスキータの方が壮大さと歴史の深さという意味ですごい建物だと思いましたが、サグラダファミリアはガウディの意志を今なおついで建築が進められているという現実が今を生きている私達を圧倒するのだと思います。

一通り観光して自由行動となりました。
もっとゆっくり見たいなと思いつつ、他のガウディ作品や買い物に時間を使うため、早々に引き上げグラシア通りへと向かいます。

カサ・ミラ

これもガウディ作品で有名。説明するまでもないですね。
中がどんなふうになっているのか見学には予約が必要なので、外観の写真だけで次へと急ぎます。

カサ・バトリョ（右から２つめ）

こちらもカサ・ミラ同様、中には入れず１階の奥のチョコレートショップとカフェだけ見学しました。

カサ・ミラとカサ・バトリョの写真を撮って、雨が降ってきたので傘をさしてグラシア通りをウインドーショッピングしながらお目当てのバルを探します。

Txapela（チャペラ）というピンチョスのお店。添乗員さんに紹介していただきました。

お店の雰囲気はまずまず、入り口のテーブル席に座ったので、奥はトイレをお借りする際にチラッと覗いただけですが広々として落ち着いた感じでした。テーブルに写真付きのメニューがありスペイン語がわからなくても写真でどんなものかは容易に想像できます。値段はピンチョスだと3～4€、タパスは5～16€くらいでした。ピンチョス2つとCavaのグラスを頂きました。Cavaはとても美味しかった。ピンチョスも美味しかったのですが、期待していた味とは違ったというかチョイスが悪かったのかもしれません。ここでも円安を実感。ピンチョス2つとCava1杯で2100円ほど。
円安が旅行者の財布を直撃していますね。

その後、FCバルサのショップ、"La Chinata"（ラ・チナータ）というオリーブオイルのお店、"El Corte Ingies"（エル・コルテ・イングレス）でお土産を買って、夕食のレストランへ向かいます。

ボケリア市場

途中にあるボケリア市場で、一休み。白ワインを頂きました。
ボケリア市場では、生ハムはもちろん、海鮮、果物、野菜、チキン、ジュース等など、色々なお店が入っていました。

ボケリア市場を出るときに危うく呼び込みみたいなお兄さんにミサンガを買わされるところでした。
どこから来たの？から始まって、自分の身の上話、子供が生まれるからお祝いしたい、いくらでもいいからミサンガ買って！って。勝手に私の手首につけてお金を要求するので、慌てて外して「No！No！」と言って立ち去りました。
スリには合わなかったけど、押し売りというのもあるので、スペインに行く方はお気をつけください。

コロンブスの塔

通りのエンドにあるのですが、夜だったのでコロンブスがどの方向をさしているのかわかりませんでした。（帰国後、ネットで確認してあっちだったのねと納得した次第です。）

コロンブスの塔にデンして、来た道を戻りレストランに向かいます。

夕食は、”Tablao Flamenco Cordobes”で、バイキングディナーをいただき、食後すぐ横の部屋にあるフラメンコショーを鑑賞。ディナーは料理は普通に美味しくいただきましたが、とにかく狭い。これでもかっ！というほどテーブルをつめて椅子も通れないくらいに詰めて座らせられて、みな出入りに苦労していました。着席ならともかく、バイキングでこんなに詰め詰めに座ると料理を取りに行くことができません。そんなことは全く気にしていないのでしょうね。

といいつつ、いろんな料理をしっかりいただきました。

食事が終わるとすぐ隣にあるフラメンコ劇場へ移動です。
２列目の席に座ることができ、ここでもCavaをいただきました。

フラメンコショーの写真、動画は撮影禁止です。
が、最後の５分ほどだけ撮影OKということで、動画を撮らせていただきました。

フラメンコショーは圧巻でした。すぐまじかで見ることができ迫力、ダンサーの筋肉の張りや汗が流れる様子をみることができ、ハードさがわかりました。フラメンコと言えば女性のイメージが強いのですが、ここは女性よりも男性の踊りがハードで力強く、フラメンコのもの悲しさを違った角度で見せてもらった気がします。

ダンサーのすぐ後ろで男性達がリズムを取りながら歌を歌っていて、そのリズムが1人1人違っていて、真似してみようと思うけれどなかなかできないリズム取り。フラメンコの奥深さを感じた1時間と少しでした。

余談ですけど、ギターのお兄さんの一人が、満島真之介にめっちゃ似てて、男前だなぁと思っていたら、ツアーのメンバーもそう思っていたそうでフラメンコと共にイケメンを満喫し満足の最終夜となりました。

翌日はツアー最終日。今日は朝からいいお天気です。

この天気が昨日だったらなぁとちょっとうらめしく思いつつ、朝食にCavaをいただき、良い気分でホテル近くを散歩。目の前が地中海で、朝日が光ってきれいです。ジョギングや散歩している地元の人もいてのどかな1日の始まりを感じさせてくれました。

最終日といっても観光はなく、ホテルでゆっくりして昼前に空港に向かいます。

帰りもドバイ経由。機内ではスターウォーズの続きを見まくり、エピソード７の途中まで見ることができました。

比較的にお天気に恵まれた9日間の旅。
まだまだ見どころたくさんのスペイン。もう1度行きたい見どころもあって、また必ず帰ってこようと思った楽しい旅でした。