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このツアーの中では早めの出発。8:30にはアルハンブラ宮殿に到着。いよいよ見学です。<br /><br />アルハンブラ宮殿は、宮殿と呼ばれていますが城塞の性質も備えており、その中に住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園といった様々な施設を備えています。現代に残る大部分は、イベリア半島(アル=アンダルス)最後のイスラム王朝・ナスル朝の時代の建築とされ、初代ムハンマド1世が建築に着手し、その後のムスリム政権下で増築されました。スルタン(王)の居所であるとともに、城壁2km、総面積は13万平方メートルに及び、最盛期には王族と従者・兵士ら約2000人が居住する城塞都市でもあったようです。<br />夏場非常に暑いと言われるグラナダの中でもとても涼しい場所に位置し、ウマの背のような形をした緑多い丘に立地します。<br /><br />宮殿はとにかく広い、その中で見学できたのはほんの一部。主だった見どころを次々と案内してくれる。これもツアーの良いところ。ただ自分が宮殿のどの部分にいて、どう歩いているのか等は全くわからない。城塞というけれど、中はとても美しい、やはり宮殿だと思う。見たところがそんなところばかりだったということかもしれないが。<br /><br />アルハンブラはレコンキスタの最後の砦となり、グラナダ陥落後は無血開城しました。<br /><br />

スペインツアー旅_Vol.4 グラナダ⇒ミハス⇒バルセロナ

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2025/10/28 - 2025/10/28

-位(同エリア1550件中)

旅行記グループ スペインツアー旅

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11

かずちゃん25号さん

このツアーの中では早めの出発。8:30にはアルハンブラ宮殿に到着。いよいよ見学です。

アルハンブラ宮殿は、宮殿と呼ばれていますが城塞の性質も備えており、その中に住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園といった様々な施設を備えています。現代に残る大部分は、イベリア半島(アル=アンダルス)最後のイスラム王朝・ナスル朝の時代の建築とされ、初代ムハンマド1世が建築に着手し、その後のムスリム政権下で増築されました。スルタン(王)の居所であるとともに、城壁2km、総面積は13万平方メートルに及び、最盛期には王族と従者・兵士ら約2000人が居住する城塞都市でもあったようです。
夏場非常に暑いと言われるグラナダの中でもとても涼しい場所に位置し、ウマの背のような形をした緑多い丘に立地します。

宮殿はとにかく広い、その中で見学できたのはほんの一部。主だった見どころを次々と案内してくれる。これもツアーの良いところ。ただ自分が宮殿のどの部分にいて、どう歩いているのか等は全くわからない。城塞というけれど、中はとても美しい、やはり宮殿だと思う。見たところがそんなところばかりだったということかもしれないが。

アルハンブラはレコンキスタの最後の砦となり、グラナダ陥落後は無血開城しました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.0
同行者
その他
交通手段
鉄道 観光バス 飛行機
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
JTB
  • スルタン(王)の居住区として14世紀後半に建設された「ライオン宮」の真ん中に位置するのが「ライオンの中庭」です。12頭のライオンがシンボルになっており、コーラン(イスラム教の聖典)に書かれている天国をイメージしてつくられたのだとか。現在は石敷きですが、かつては草花であふれた庭園だったといわれています。庭を囲むスペースは、外交の場に使われていたという説もありますが、王以外の男性は入れない女性専用の場所だったという説が有力です。庭を囲っている美しい白大理石でつくられた柱は約124本あり、細かく施された装飾は圧巻です。

    スルタン(王)の居住区として14世紀後半に建設された「ライオン宮」の真ん中に位置するのが「ライオンの中庭」です。12頭のライオンがシンボルになっており、コーラン(イスラム教の聖典)に書かれている天国をイメージしてつくられたのだとか。現在は石敷きですが、かつては草花であふれた庭園だったといわれています。庭を囲むスペースは、外交の場に使われていたという説もありますが、王以外の男性は入れない女性専用の場所だったという説が有力です。庭を囲っている美しい白大理石でつくられた柱は約124本あり、細かく施された装飾は圧巻です。

  • 北側にあるのは「二姉妹の間」。このエリアでもっとも古い建物です。8角のモカラベ様式の天井は、星や花がモチーフになっているものが多く、鍾乳石で精巧につくられています。壁にはアラビア語のカリグラフィー(文字を美しく表現する技法・字体)が刻まれており、天井に負けない壮麗さ。ここは夏の間の住居として使われていたと言われています。

    北側にあるのは「二姉妹の間」。このエリアでもっとも古い建物です。8角のモカラベ様式の天井は、星や花がモチーフになっているものが多く、鍾乳石で精巧につくられています。壁にはアラビア語のカリグラフィー(文字を美しく表現する技法・字体)が刻まれており、天井に負けない壮麗さ。ここは夏の間の住居として使われていたと言われています。

  • アルハンブラ宮殿でもっとも重要な場所と言われている「コマレス宮」は、スルタンの公的な住居として使われていました。こちらの見どころは「アラヤネスの中庭」。“ミルテの庭”や“用水池の庭”など、さまざまな名称で呼ばれてきたこの場所は、水鏡に映る姿が美しく、アルハンブラきってのフォトスポットとしても有名です。池は長さ約34m、幅約7mの長方形で、池のサイドにある建物は女性専用の住居だったと言われています。

    アルハンブラ宮殿でもっとも重要な場所と言われている「コマレス宮」は、スルタンの公的な住居として使われていました。こちらの見どころは「アラヤネスの中庭」。“ミルテの庭”や“用水池の庭”など、さまざまな名称で呼ばれてきたこの場所は、水鏡に映る姿が美しく、アルハンブラきってのフォトスポットとしても有名です。池は長さ約34m、幅約7mの長方形で、池のサイドにある建物は女性専用の住居だったと言われています。

  • 「コマレス宮」のもう1つの見どころが「大使の間」。王に謁見するために訪れた大使が通された部屋です。見事な壁の装飾と下部に刻まれているコーランは、見るものを圧倒します。「訪れる人を驚嘆させるような内部装飾を」というユスリフ1世の命令により、このような美しい広間になったのだとか。アルハンブラ宮殿最大の広間です。

    「コマレス宮」のもう1つの見どころが「大使の間」。王に謁見するために訪れた大使が通された部屋です。見事な壁の装飾と下部に刻まれているコーランは、見るものを圧倒します。「訪れる人を驚嘆させるような内部装飾を」というユスリフ1世の命令により、このような美しい広間になったのだとか。アルハンブラ宮殿最大の広間です。

  • “水の宮殿”と称された、王族の夏の離宮「ヘネラリフェ中庭」は、ナスル朝宮殿から丘をさらに上がった場所にあります。シエラネバダ山脈の雪解け水が流れてくるように水路がつくられており、造園当時のままの姿で今も宮殿内の隅々まで水を届けています。<br /><br />アルハンブラ宮殿での見どころの1つであるヘネラリフェを見ていない気がして、帰国してからガイドブック片手にネットで検索し自分が見たものを確認してみた。やっぱり見ていないなぁと思ったところ、最後の方で見学したのがヘネラリフェで写真もしっかり撮っていました。あー、行っててよかった!見つけてよかった!<br /><br />アルハンブラ宮殿の見学を終えて、バスはグラナダを後に白い街ミハスへ。<br />2時間弱のバス旅、途中で今夜バルセロナ行きの飛行機に搭乗するマラガを過ぎていきます。バスの中でアルハンブラ物語の続きを朗読してくださいました。最後はハッピーエンド。良かった良かった。物語では必ず正義が最後に正しいというエンディングになりますが、現実はそうならない場合もあることを心の端に感じながら、ホッと胸をなでおろしました。<br /><br />ミハスに近づくにつれお天気が下り坂に、白い街には青空が映えるので何とか晴れてほしいところ。

    “水の宮殿”と称された、王族の夏の離宮「ヘネラリフェ中庭」は、ナスル朝宮殿から丘をさらに上がった場所にあります。シエラネバダ山脈の雪解け水が流れてくるように水路がつくられており、造園当時のままの姿で今も宮殿内の隅々まで水を届けています。

    アルハンブラ宮殿での見どころの1つであるヘネラリフェを見ていない気がして、帰国してからガイドブック片手にネットで検索し自分が見たものを確認してみた。やっぱり見ていないなぁと思ったところ、最後の方で見学したのがヘネラリフェで写真もしっかり撮っていました。あー、行っててよかった!見つけてよかった!

    アルハンブラ宮殿の見学を終えて、バスはグラナダを後に白い街ミハスへ。
    2時間弱のバス旅、途中で今夜バルセロナ行きの飛行機に搭乗するマラガを過ぎていきます。バスの中でアルハンブラ物語の続きを朗読してくださいました。最後はハッピーエンド。良かった良かった。物語では必ず正義が最後に正しいというエンディングになりますが、現実はそうならない場合もあることを心の端に感じながら、ホッと胸をなでおろしました。

    ミハスに近づくにつれお天気が下り坂に、白い街には青空が映えるので何とか晴れてほしいところ。

  • 願いむなしく、ミハス到着時には雨がポツポツ。まずはランチということで、地中海が見えるレストランでにんにくスープと魚介のフライを頂きました。どちらも美味しかった。デザートは例の美味しく見えないけど甘くて美味しいメロンでした。

    願いむなしく、ミハス到着時には雨がポツポツ。まずはランチということで、地中海が見えるレストランでにんにくスープと魚介のフライを頂きました。どちらも美味しかった。デザートは例の美味しく見えないけど甘くて美味しいメロンでした。

  • ミハスではロバに乗って街中を散策することもできますが、乗っている人は見かけませんでした。他の街でもそうですが、車1台がギリギリ通れるような道を車が平気で入ってきます。歩行者は道の端に立って通り過ぎるのを待つばかりです。狭い道路でも通行禁止にしないところは観光より住民の生活を優先しているのでしょうね。

    ミハスではロバに乗って街中を散策することもできますが、乗っている人は見かけませんでした。他の街でもそうですが、車1台がギリギリ通れるような道を車が平気で入ってきます。歩行者は道の端に立って通り過ぎるのを待つばかりです。狭い道路でも通行禁止にしないところは観光より住民の生活を優先しているのでしょうね。

  • 違う通りも白壁にバルコニーやお花が飾られていて素敵でした。<br /><br />食後の後の自由散策はフォトジェニックな街並みをカメラ(スマホですけど)に収めながら空が明るくなるのを期待して歩きます。この時期はお花が少ないので、白い壁も寂しげです。<br />

    違う通りも白壁にバルコニーやお花が飾られていて素敵でした。

    食後の後の自由散策はフォトジェニックな街並みをカメラ(スマホですけど)に収めながら空が明るくなるのを期待して歩きます。この時期はお花が少ないので、白い壁も寂しげです。

  • 上からみたサン・セバスチャン通り<br />人を避けて撮るのが至難の業です。

    上からみたサン・セバスチャン通り
    人を避けて撮るのが至難の業です。

  • その中でも鮮やかなブルーのベンチが置いていたり、カラフルな花瓶を壁中につるしていたり、とってもかわいい演出が素敵でした。

    その中でも鮮やかなブルーのベンチが置いていたり、カラフルな花瓶を壁中につるしていたり、とってもかわいい演出が素敵でした。

  • お店の壁はどこもカラフルでかわいい!<br /><br /><br />願いむなしく散策中に晴れることはなく、ミハスとはさよなら。<br />夜のフライトでいざバルセロナへ!<br /><br />マラガ空港に移動し、明日のサグラダファミリアを夢見つつ、飛行機でバルセロナへ。

    お店の壁はどこもカラフルでかわいい!


    願いむなしく散策中に晴れることはなく、ミハスとはさよなら。
    夜のフライトでいざバルセロナへ!

    マラガ空港に移動し、明日のサグラダファミリアを夢見つつ、飛行機でバルセロナへ。

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