スペインツアー旅_Vol.2 マドリード-コルドバｰセビリア

2025/10/26 - 2025/10/26

今日も朝から生ハムを頂いて、スペインの新幹線AVEでコルドバへ約2時間の列車旅。スーツケースは今日の宿泊のセビリアまで別送してくれるということで手荷物だけで乗車だから楽ちん。個人旅行だとこんな時は自分でスーツケースを運ばないといけないので、それはそれでいいのだけど、年齢を重ねるときつく感じてしますからツアーで良かったと思う瞬間だ。

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: その他
• 交通手段: 鉄道 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

マドリードのホテルのバイキング

乗車したAVE

スタンダードの座席はシンプルで景色は大地とオリーブ畑と遠くに山。なぜだか朝は曇りがちのお天気。寝たり、しゃべったりしていたらあっという間にコルドバ到着。
駅の構内は駅というより空港みたいな感じだった。トイレに行って、いざコルドバへ。

（余談ですが、新幹線のトイレは水が流れず詰まっていて、とても使えるような状態ではなかったそうです。）

グアダルキブール川に架かるローマ橋とコルドバの街並み

コルドバ到着後バスで移動、まずは対岸の丘からコルドバの街を見下ろします。そして徒歩で橋を渡りコルドバの街へ。メスキータの観光前に市内のレストランで昼食のため徒歩でレストランに向かいます。
ここで事件勃発！
ツアーメンバーの1人がいない！どうも団体を見失ったようです。
ガイドさんと同行者の方が探しに行き、私たちはレストランへ。食事が始まってしばらくしてから見つかったと連絡があり、レストランで合流しました。
迷子になった方はさぞ心細かっただろうと思います。
私だったら泣きそうだわ（え～ん、え～ん）

食事を終えて全員そろって、メスキータに行く前にユダヤ人街を散策、花の小道や白壁の建物、パティオ（中庭）などを見ながらメスキータの入場時間まで過ごす。

そして入場の列に。入場列はどんどん伸びていって、知らぬ間に横に違う列ができている状態。日本人のように行儀よく後ろに並ぶのではなく、横に並んでしまう人たちが少なからずいるということかな。確かに2列で並んでくださいというアナウンスも表示もないから仕方ないのかも。

正面ではなく横の入り口から入ってすぐの写真

メスキータの中はとっても広く、並んでいた大勢の人たちが入場しても全く混雑になることはない。写真にはどうしも人が入ってしまうけれど、交通渋滞にはならないほどの空間が広がっていました。

メスキータはコルドバにあり、スペイン国内唯一の大モスクで、1984年に世界遺産に登録されています。 イスラム教とキリスト教、2つの全く異なる宗教が共存しているめずらしい聖堂。

メスキータの歴史は、西暦785年にイスラム王朝、アブド・アッラフマーン1世の命で建設されたことから始まります。建設された場所には、西ゴート王国時代に建設されたキリスト教の聖ビセンテ教会があったとされ、とても神聖な場所として知られていたそう。

メスキータの中にある教会

イスラムの人々は、キリスト教に敬意をはらい、教会は壊さずにイスラム教のモスクとして改築。その後歴代の指導者により増築され、世界最大規模のモスクになりました。

ところが、度重なるキリスト教国の侵略によってイスラム王朝は退きます。
キリスト教徒が権力をにぎり、メスキータは1236年から礼拝堂が内部に作られるなどの改築や増築が進められました。だからといってイスラム教徒が土地を追われることはなく、金曜日にイスラム教徒が集団礼拝をし、日曜日にはキリスト教徒が礼拝をするなどの共存をしていく形になったのです。

その後、16世紀、スペイン王カルロス1世の代に大聖堂を建てるためメスキータを取り壊す計画があり、大改造されました。そのときにモスク中央部に教会堂が設立され、イスラム教とキリスト教の2つの宗教が混合しためずらしい建築物になったのです。

メスキータのシンボルといえば礼拝堂の間にある円柱の森です。作られた当時は広大な建物を支える技術がなかったため1,000本もの柱で支える必要がありました。そこでこの円柱の森とよばれる空間ができたそうです。

メスキータの出入り口近くにあった黄色のポスト

スペインではポストは黄色なんですね。赤が万国共通と思ってました。勉強になりました。

メスキータ観光を終えて本日の宿泊地セビリアへ向かいます。
到着後はホテルで夕食をいただき寝るだけです。