2024/11/06 - 2024/11/13
3位(同エリア9件中)
ミズ旅撮る人さん
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国土全体がヒマラヤ山脈であるネパールと、その東側にあるブータン王国。両国に挟まれてインド領シッキム州があります。かつてシッキム王国であった特別な地域です。チベット仏教の影響が濃く、ヒンズーやイスラムのインドとは異なった風土を持っています。
3回目は、シッキム州の州都ガントクの午後の観光です。ホテルから更に上に登ったところにあるエンチェ僧院を訪れます。1840年に建てられた僧院でチベット仏教のお祭りが行われます。午前に訪れたルムテク僧院よりも地元密着の寺院という感じがします。僧院の見学が終わると次は、ガントク最大のショッピングストリートであるMGマーグの散策です。現代風の銀座通りで、ここがインドの山の中であることを忘れてしまいます。そして、それを一瞬で思い出すような坂と階段を下って、地元の市場を見学しました。寒い地域だからか、市場は立体駐車場のようなコンクリート製の建物の中にありました。ちょこっと買い物が出来たのが楽しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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デンゾンリージェンシーホテルから見たガントクの町並みです。
右端に昨日見た開業前のショッピングセンターが見えます。それでなんとなく位置関係が分かります。隣には大きなホテルが出来るようです。豊かになりつつあるインドは急速に生活レベルが上がり、町並みも変わって行きます。 -
インドハッカ。ムクドリの仲間だそうです。ちょっと大きめの鳥です。
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ここでは日照権とか、眺望権なんて存在しないでしょうね。
多くの建物にベランダはないのですが、屋上にトタン屋根が張られて洗濯物を干したり、リラックスするような空間が設けられています。暑い地方なら涼むためにあるのだなと思っていたのですが、標高1,547mのガントクではそういう必要はあまり無さそうです。やはり洗濯物干し場かな? -
しつこくごめんなさい。この密集した街並みにどっぷりハマってしまいました。いったい、これだけの家にどれだけの人が住んでいて、どんな生活をしているのでしょう。なんだかある番組のイントロのような台詞ですが、斜面にぎっしりという町並みは強烈に魅力的でした。
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エンチェ僧院は、ホテルからそんなに離れていません。距離は近くても高低差がかなりあるので、九十九折の道をえっちらおっちら上って来ました(もちろん車で)。
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エンチェ僧院はほぼ山頂にあるので、あの町並みも少し下に見えます。
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昨日のルムテク僧院では車で素通りしてしまったマニ車を今日は回して歩きます。
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なんだか正しいチベット寺院の訪ね方みたいな気分です。
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ストゥーパの中央に目が描かれていて、ネパールのスワヤン・ブーナート寺院を思い出します。
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マニ車は、下部に付いている赤い木の棒を掴んで回します。
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境内が広いので、マニ車がずっと続きます。
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おお、タルチョがいっぱい。それに白旗もたくさん立っています。あれにも、お経が印刷されています。ブータンではダルシンと呼んでいました。
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色鮮やかな新しいタルチョがいっぱい。なんてカラフルなのでしょう。新年のお祝いかしら?チベット暦の正月(ロサル)は2月~3月に当たり、2025年は2月28日で、3月2日までがお正月期間でした。
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垣根の木の根元にはマリーゴールドなどの花びらが置かれていました。チベット仏教ではとても植物を綺麗に利用します。ヒンズーもそうですね。
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竈がストゥーパの形をしているなんて。
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エンチェ僧院の本堂です。如何にも活動中の寺院です。
エンチェイ ゴンパ 寺院・教会
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エンチェ僧院の由緒来歴です。(抜粋)Lama Drupthob Karpoが南シッキムのMaenam丘から飛来したのが始まりです。チベット仏教では高僧(ラマ)が飛んで来るのが始まりになります。ブータンのタクツァン僧院はグル・パドマサンババが虎に乗って降り立った場所です。僧院に祀られている神々は、仏陀・観音菩薩・グル・パドマサンババです。
毎年、チベット歴の1月と2月の3日間に、僧院で特別な祈りと「カギェド(Kagyed)」と呼ばれる踊りが行われます。それとは別に壮大な「チャム」が年に一度、上演されます。チャムは仮面舞踏で、踊り手は鎧を着たチベットの神様であるマハーカーラ(守護神)と神話上のローライオンを模した踊りを披露します。どちらも額に第三の目を描いています。 -
本堂に向かって左側の建物。この寺院は、チョギャル・シッキョン・ナムギャル(1879~1914)の治世に建てられました。近くに他の建物を建てることを許さない意図で建てられ、その名前の意味は文字通り「孤独な寺院」と訳されます。
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小坊主が焼却炉で枝打ちしたものを焼いています。
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木に紫色の花を咲かせた蘭がたくさん着生しています。
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シッキムは454種の蘭が見られる蘭の宝庫として知られています。
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本堂の屋根には、法輪と鹿。
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本堂の中は撮影出来ません。前庭から遠くのぞき見するだけです。
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ところがお坊さんが外からなら撮ってもいいよと言ってくれました。ありがとうございました。
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お香焚き
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午前に訪れた旧ルムテク修道院で作っていたお供えです。
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前室の仁王様です。
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割と穏やかな雰囲気の仁王像です。
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エンチェ僧院の真下にはサッカー場が見えます。そのまま真っ直ぐ奥に緑色の屋根が見えるのが連泊したデンゾンリージェンシーホテルです。
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ちょうど本館がこちらを向いています。その後ろに工事中の本館部分があり、更に曲がったその先に私達の泊った新館があります。新館はここからでは見えません。プールも向こう向きで見えません。
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ハイビスカスです。ポインセチアが咲いていて、桜が満開です。いったい季節は何と言うのでしょう?
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フクシア・ボリビアナ。こんなに細長いフクシアがあるんですね。
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ケストルム(紅丁子)エレガンス。蘭だけでなく、花も珍しい花があります。
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草木の間から、ツグラカン僧院(Tsuglakhang Monastery)が見えます。その中にかつての王宮があります。
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境内の外側の道を降りて行きます。
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タルチョとダルシンの向こうに白いストゥーパ。いつまでも見守っていてね。
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小さな可愛い花。本当に花の宝庫ですね。
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晴れ着を着て参詣に訪れたチベット族の女性。皆でモデルを頼んで撮らせてもらいました。
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車に乗り込んで、さて下って行きます。
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車を降りたのは、シッキム州議会の前でした。
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すぐそばに、チベット学研究所のそばから出発しているロープウェーの途中駅があります。
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急な坂道を下って、下の道に合流しました。しばらくこの道を歩いて行きます。
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どこにでも桜は咲いています。
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歩いている人は結構多いです。
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店のポスターにロープウェーの写真がありました。乗りたかったなあ。
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角を曲がったらいきなりショッピングストリートになりました。
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ここがガントクの中心部マハトマ・ガンジー・マーグ通称MGマーグです。
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いきなりの繁華街で面喰います。よくこれだけ店が集まったものです。
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1階は宝飾店ですが、上階はカジノ?私達の泊っているデンゾンリージェンシーホテルにもカジノが併設されています。
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他の地域、いや1本別の通りとでも比べると、その格差にめまいがしそうです。
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チベット系の民芸品屋さん。
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地元の人が必要とするものを売る店が大半なので、観光客が入りたい店は左程ないのですが、やはりちょっとホッとする空間ではあります。
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商店の看板はほとんどが英語です。そもそも公用語が国で認めているのは英語とヒンディー語ですが、州の公用語は22もあります。同じインド人同士で言葉が通じない事はしばしば。共通語として英語を用いることが多く、特に商店の看板は顕著です。
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1軒1軒別な色、別なデザインで建ててはいるのですが、なんとなく突出しているものはなく、全体的には統一感があります。
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この通りを物珍しそうに写真を撮りまくる日本人観光客を、現地の人たちはどう見ているのでしょうね。間違いなく地元の誇りではあるでしょう。たぶん彼らにとっては、ここには最先端の物が何でも揃っていると自慢に思っているでしょう。ところが日本人には買いたいものはありません。残念ながらまだ日本の物とはレベルが違います。ましてや同レベルだったら、インドで買う必要はもっとないのです。珍しいのは建物の雰囲気と現地らしい商品なのです。
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シッキムはイギリス統治時代があったせいか、なんとなくイギリス植民地の建築様式が残っているように感じます。大英帝国の影響力と言うのはスペイン・ポルトガルやオランダよりも時代が現代に近いせいもあって、インド国内に多く残っています。かつての香港のノスタルジックな魅惑的な雰囲気は素敵でした。インドに残るイギリスの建築物を訪ねるツアーなどがあったらおもしろいでしょうね。
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「GOLDEN TEA COMPANY」紅茶屋さんです。インドは紅茶の国です。私達は数日後にはダージリンに行きます。どんな紅茶に出会えるかな?
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MGマーグに並行している下の道に行くには、こんな階段を降りる必要があります。この高低差が街中どこにでもあるのです。
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MGマーグは、真ん中付近で2つに分かれます。商店街は左に折れます。
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これがあれば有名観光地?
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ここの商店街が素敵なのは、レンガ造りに木の壁でディスプレーしているので、個性豊かだし、暖かい感じがするのです。
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ここは何故か2階の屋根が低い。物置くらいにしかならないでしょう。1階はアイスクリーム屋さん。
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MGマーグの分岐点。小さな階段を上がって左に商店街は続いて行きます。
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分岐点の階段の手前には、Uターンするようにして下って行く道があります。左端の手摺がMGマーグの通りで、真下にずっと階段と坂が続いているのです。
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道幅が狭いせいか、一気に地元の商店街という雰囲気になりました。
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降りて来た道を振り返ります。階段は不規則にあるので、足元を気にしていないと危ないです。
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なんだか昭和の鉄道の高架下のような雰囲気ですね。
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あらかじめ何を買いたいか、現地ガイドに言っておくと、こういう所で店を教えてくれます。もちろんツアー参加者はそれに耳をそばだてていて、必要なら相乗りします。だから、ちょこちょこ停まって楽しめます。
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ここの写真が多いのは、誰かが買い物をしているので、ツアーがストップしているからです。でもそれがないと、ずんずん下って行ってしまうので写真を撮っていられません。ちょうどいいフォトストップになっています。
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階段を上がって行く男性の手には、卵。インドでは卵は1個売りです。個数によってはこうして容れ物に入れて持ち運ぶのですが、すごい量です。飲食店の人なのかな?
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はい、出発します。階段が急な所には手摺があります。
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手摺が終わった所で振り返ります。段々と帰りはここを上って行くのだろうかと心配になって来ました。
西遊旅行の常識には「うちの参加者は健脚」というのがあります。別段、山歩きのコースではなくても、秘境だから当たり前という勢いで結構歩きます。それなりの覚悟がいるのです。歩くからこそおもしろいものが見られるのですけどね。 -
これもMGマーグへの階段?
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階段を降り切った所は小さな広場です。車と人が入り混じって、すごい喧騒です。門にはWELCOME TO LALBAZARと書かれています。ラル市場です。
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こんなに狭い場所にこんなにたくさんの車が突っ込んで来たら、身動きが取れないでしょうに。すごいもので、ここのドライバーたちは全然平気です。
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真ん中の上が白で下が青い建物の右側、クリーム色の建物との間に今降りて来た階段があります。
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ラル・バザールに入って行きます。あんまり市場の入口には見えませんね。
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入口付近の八百屋さん。
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この八百屋さんはフルーツがいっぱい。11月なのに、アボカドにヤシの実まで売っています。どこ産?
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穀類などを売る店。
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ピクルスの店。大きなざるの中には、ルムテク僧院の参道で見掛けたサクランボのような唐辛子。
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もうちょっと、ちゃんとした売り場があってもいいと思うのですが。
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陶器やプラスチックのバケツ屋さん。インドのプラスチック製品って、本当に色がキツいです。
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買いたいものを見つけるのは至難の業。それでもガイドさんに手伝ってもらってガラムマサラを買いました。1箱50ルピーでした。ほぼ100円。もっと買えばよかったか。
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怪しげな電飾の店は女子高生御用達のスイーツ屋さん。
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豆腐?チーズ?インドカレーの代表的なものにチーズカレーがあります。どう見ても、食べてみても豆腐なのですが、ガイドはチーズだと言うのです。
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さあ、これからどうやって帰るのかな?
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あ、やっぱり、ここを上って行くのね。階段の手摺の存在感が増します。
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ひたすら上り続けて、MGマーグに戻りました。なんだか人が増えてるなあ。
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分岐を左に曲がります。
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ずっと先まで歩いて行くのですが、なんとそのままホテルまで歩くと言うのです。え?うそ!!!ここから1.8㎞30分は掛かります。ずっと上り坂で車道脇の歩道を歩いて行くのです。健脚なら30分でしょうが、歩き疲れてへろへろの私はいつ辿り着けるのでしょうか。
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衣料品店が多いのかな?さすがに暖かグッズが多いです。
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よくわからない「GANGTOK」看板。
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MGマーグなので、マハトマ・ガンジーの胸像があります。
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電灯が灯されるようになって、いよいよ華やかになって来ました。
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ここら辺が最も活気があります。
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ここにもガンジー。インドでは遊説姿のガンジー像が多いです。デリーのガンジーハウスではガンジーの足跡が道案内をしてくれます。
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隣の坂道を上がって行くとタクシースタンドがあるので、そこからタクシーに乗ることになりました。はあ、やれやれ。
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シュリー・タクルバリ(Shri Thakurbari)寺院。ヒンズー寺院です。これは是非見たかった寺院なので、チラ見でしたが見られて良かったです。この先にある立体駐車場の中にタクシースタンドがあるらしいのですが、肝腎のタクシーがいないという事で、またこの坂を降りる羽目になりました。
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結局、流しのタクシーを捕まえることになりました。歩道橋を渡って、向こう側に行きます。
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もう一つ先の歩道橋の先に流しのタクシーを捕まえるスポットがあるそうです。
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タクシーは屋根の上に黄色いプレートを付けているものと、フロントに何か表示のある一見普通の乗用車のものがいます。簡単には見分けがつかないのですが、ここに立っているとタクシーの方からすいっと停車してくれます。何台かに分乗してホテルに戻りました。
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MGマーグの市場で買ったガラムマサラと、リカーショップで買ったサクランボのお酒です。日本人によく聞かれるそうで、先に案内してくれました。225ルピーです。17時過ぎにホテルに戻ったのですが、さすがに疲れました。
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夕食はホテルのレストランで19時半から。粟を発酵させたトンバという酒が振るまわれました。もうベッドに直行便です。
さて、次回はガントクからペリンに向かいます。到着後ペマヤンツェ僧院を見学します。
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旅行記グループ シッキム王国とダージリン
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