2024/11/06 - 2024/11/13
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ミズ旅撮る人さん
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国土全体がヒマラヤ山脈であるネパールと、その東側にあるブータン王国。両国に挟まれてインド領シッキム州があります。かつてシッキム王国であった特別な地域です。チベット仏教の影響が濃く、ヒンズーやイスラムのインドとは異なった風土を持っています。
2回目は、州都ガントクの市内観光です。タシビューポイントで朝日の当たるカンチェンジュンガを見た後、ホテルで朝食を摂ってから出掛けました。
ガントクの町からずんずん下って行き、川を渡ったら今度は別の峰を上ります。ルムテク僧院は、シッキム王国最大の規模を持つチベット仏教の僧院です。チベットからダライ・ラマと共に亡命して来た第16代カルマパは、ここで布教を行いました。その遺灰は本堂の裏に収められています。入口で入域許可証のチェックがあります。僧院なので、小坊主たちもいて賑やかでした。ガントク市内に戻って、チベット学研究所を見学に行きました。中に入れなかったのは残念です。その後一旦ホテルに戻って昼食を取りました。午後の観光は次回になります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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町がすべて斜面になっているガントクでは、道路は斜面に対して平行な部分だけが水平で、後は急坂になっています。今回は町からもっと降りて行くために、このようなヘアピンカーブと言うより高低差のキツいS字カーブの連続のような道をひたすら走って行きます。
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頭の上にそそり立つマンション。土地が狭いので高層建築になります。
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時折、視界が開けるとまだまだ高い場所にいることが分かります。
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メインルートが交差する場所は渋滞します。
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いったい、どれだけ下れば気が済むのかと嘆息するほど九十九折のカーブと下り坂を走り続けて、ふいに建設中の橋の鉄骨が見えました。ラニーコラという川に架かる現在の鉄橋は老朽化しているため、隣に新しい橋を作っています。
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山の上に見えるのがガントクの町です。今、そこから降りて来て、こちら側を上っています。
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向こうは別世界ですね。
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うわ~~~!この町の広がりは何だ???あまりの大きさに絶句。
どうやら州都ガントクを甘く見ていたようです。もちろん周囲の町も同様の広がりを持っているのでしょう。とにかく山の表面は上から下まで家だらけです。人口が多いからそうなるのでしょうが、それだけの人口が食べて行かれる生活圏であるということにも感心します。 -
ルムテク僧院の入口です。右の坂を上ると僧院で、その手前に兵士が2人います。ここで入域許可証のチェックです。場合によってはパスポートを持って車を降りることになるようでしたが、ガイドが上手く交渉してノーチェックの上に、僧院の前まで車で上がってもいいことになりました。イヤッホー
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ルムテク僧院の正面入口です。さすがにシッキム王国に於けるチベット仏教の総本山です。門構えが立派です。
ルムテク ゴンパ 寺院・教会
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ダライ・ラマと共に亡命して来たカギュ派(チベット仏教の宗派の一つ)宗主第16代カルマパはここを基点に世界各国で布教を行い、1981年にアメリカで亡くなりました。チベット仏教では宗主は輪廻転生をするため、次代がどこで生を受けるのかわかりません。第17代はチベットで発見されました。彼は8歳で認定されてから中国の圧力を受け続け、ついに2000年にインドへ亡命しました。しかし、ルムテクに居を構えることは無く、ダライ・ラマのいるダラムサラ郊外の寺院で活動を行っています。
ルムテク ゴンパ 寺院・教会
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ルムテク僧院では外観しか撮影できないため、門の脇にある露台に上がりじっくり写真を撮ります。これは門の外の様子。突き当りの建物には「ダルマ・チャクラ・センター」の看板があります。ルムテク僧院の別名です。
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先程、門のところから本堂を撮っても見えなかった僧房などの建物が見えます。この僧院は1966年に建てられたので、古くは無いのですが規模は相当なものです。
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本堂に向かって右側の2階建ての建物は色々なものが干してあって生活感があります。僧房でしょうか。奥のクリーム色の学校のような建物からは若い僧たちの喧騒が漂って来ています。
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中庭を挟んで反対側も僧房のようです。創建から60年程度しか経っていないので、チベット仏教の僧院としては新しいですね。
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背後の山は竹林ですが、そこにも桜が咲いていました。11月でこんなに桜が見られるとは思っても見ませんでした。日本人にはとても嬉しいハプニングです。
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本堂の屋根です。やはり新しい寺院なのでとても綺麗です。作りもしっかりしているし、色が丁寧に塗られていて、よくまとまっています。本場チベットの寺院とは若干色合いが異なるようなのは時代が違うのと、ひょっとしたらピンクを好むインド人の影響もあるのかな?ラダックの寺院ですら赤茶色やエビ茶色のイメージがあります。ここはカラフルでとてもセンスがいい僧院です。
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イチオシ
日本の寺で言う奥の院でしょう。実にセンスがいい!目立つ訳でも奇抜な訳でもないけれど、伝統を重んじつつ、素晴らしく美しい。これはチベットを出たからこそ生まれた建築かも知れません。カルマパ16世はシッキムだけに落ち着くことなく世界各国を巡って布教活動を行いました。チベット以外の文化を広く見て来たからこそ生まれた様式なのではないでしょうか。
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奥の院で語らう僧侶発見。
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ここにも見っけ。内部は撮影出来ないので、露台から撮れるだけ撮ります。
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露台の上からでも対岸の町が見えます。ガントクの標高は1,547m。そこにこれ程の町が広がっているなんて。日本なら限界集落が点在するような場所です。インドの人たちの生命力は、国中のどこであっても変わりませんね。
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中庭の中央には碑文が立っています。
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この碑文の周りを回るとご利益がある?
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これだけ素晴らしいルムテク僧院に、第17代のカルマパはいません。インドに亡命しては来たものの、インド政府によってシッキムへの立入は禁止されていて、ダライ・ラマと共にダラムサラにおわします。シッキムはネパールの東隣。ダラムサラはネパールの西隣、ほぼパキスタンに近い場所です。シッキムはあまりにチベットに近過ぎて紛争が起こる危険性が高いのでしょう。観光客ですら入域許可証が必要なのです。インドの北部は東も西も国境紛争が絶えません。
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入って来た門の内側です。随分外側とは違いますね。それにしても植木鉢のカラフルなこと。この国では茶色い鉢なんて売れないのでしょうね。
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門の隣の露台です。今欧米からの観光客が上っています。
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さて、本堂に入ります。もちろん、ここで靴を脱いで行きます。
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本堂はお堂の前に前室があります。ここまでは撮影していいということなので、一心不乱に頑張ります。美しい天井。どれだけの思いを込めてこれを描いたのでしょう。それがたった一代で途切れてしまうなんて。
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ルムテク僧院は壁画が明るくて綺麗で絵柄も繊細で最高の寺院です。ああ、ありがたや。
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これほど見事な装飾があるでしょうか。チベット仏教の寺院は割と地味な色とデザインが多いのですが、これはまるで宝石箱です。
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5匹の狛犬?もカラフルです。それぞれ足の形と持ち物が異なっています。
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出入り口の上には、梁の先端を綺麗な模様で包んでいます。ここまで繊細なの?チベットから逃れて来た職人たちの総力を上げての建設だったことでしょう。この技術がこの先も継承されますように。
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あれ?ガネーシャ???もちろんチベット仏教には存在しません。インドへのサービス精神なのかな?
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外界とを隔てる幕ですが、意外と中は明るいです。
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本堂の裏に出ました。手すりの色遣いが本当に綺麗ですね。このような寺院をたくさん作って欲しかったです。今まで見たチベットやラダックの寺院よりずっと芸術的です。惚れ込みました。
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カルマパ16世の遺灰が納められているゴールデン・ストゥーパがこの中にあります。
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僧院内でお借りしたトイレです。ピカピカです。ありがとうございました。
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帰りはチェックポイントまで坂を歩いて下って行きます。
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ハナセンナ・コバノセンナ・モクセンナなどが検索すると出て来ます。
でも、「アンデスの乙女」の方が園芸店で見掛ける名前です。 -
ルムテク僧院はそれ自体はもちろん素晴らしい寺院なのですが、そこから見られるガントクの町の景色が感動的です。人口は5万人という事ですが、もっといそう。
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坂道を降りて来ると、僧院の敷地辺りにピンク色の桜がたくさん咲いているのが見えます。タルチョの横には太陽光パネルがいくつも立っています。インドは電気の供給が不安定なので、太陽光発電はかなり設置されています。
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おや、マニ車。これを回しながら参拝するのですが、私達は車で上まで行ってしまったので素通りしてしまいました。
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サクランボのような唐辛子?綺麗なだけに怖いです。
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ルムテク僧院への参道はなかなかの急坂です。車で上がれて良かった。
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インドハッカというムクドリの仲間です。
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ポインセチアの木。
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屋根の上で干しています。あまりに綺麗でサクランボに似ているので、味見したくなります。
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ルムテク僧院から更に少し上ったところにある「Old Rumtek Monastery」です。
せっかくここまで来たので、ちょっと寄り道することになりました。 -
チベット仏教の寺院でよく見られる曼荼羅を地面にチョークで描いたもの。
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鉄製の飾り門扉。そのものよりも影の方がデザインがよくわかります。
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本堂は入り口が向こう側なので、側面を歩いて行きます。
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さすがにルムテク僧院のそばにあるので、装飾が見事です。
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旧ルムテク修道院です。
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本堂の横にある建物の中では、供え物を作っていました。この後、美しく彩色して行きます。
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あれ?白旗を掲げた一行がやって来ます。
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布を巻かれた神輿が続きます。
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なんとお葬式なのだそうです。本堂の中で供養が行われるため、入ることは出来ませんでした。
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手に鐘を持ち、これから読経が始まるのでしょう。私達は静かに退散しました。
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タルチョの巻かれた小さな橋を渡ります。
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これからまた、あの上まで上るのです。こんな経験はそうできるものではありません。
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こんな地形の場所で何という密度でしょう。圧倒されます。
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道には車が溢れ、実に個性豊かな建物がびっしり並びます。
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どこまで行っても、家と車と人。このパワーは世界一です。
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どこを向いても坂の町です。歩道は緩やかな階段になっています。
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歩道に柵が出来ました。チベット仏教の飾りが付いています。
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交差点に交通警官がいました。彼は信号の代わりに交通整理をする様子もなく、ただ立っていました。
ブースの囲いにはG20のポスターが貼られています。これは2023年に行われたG20のもので、ニューデリーが会場でした。当時の日本の代表は岸田首相、アメリカはバイデン大統領、カナダはトルドー首相、フランスはマクロン大統領、イギリスはスナク首相でした。もはや懐かしい顔ぶれです。この中で現在もその地位にあるのはマクロン大統領だけです。 -
ガントクの中心部に来ました。頭の上にロープウェイの乗り場があります。
このロープウェイに乗ると、かつて九龍(クーロン)に空港があった頃の香港に離着陸するような、非常に建物に近い眺めを楽しむことが出来ます。是非とも乗ってみたくて、計画していたのですが無理でした。ロープウェイ (ガントク) その他の交通機関
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セストラム・オーランティアム。耐寒性も耐暑性もあるので元気いっぱいです。
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ロープウェイ乗り場の横の道を上って行くとチベット学研究所があります。
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チベット仏教に関する美術品が収蔵されています。内部の見学は出来ませんでした。
チベット学研究所 博物館・美術館・ギャラリー
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ここにも桜が咲いています。3月か4月にソメイヨシノなどの桜は咲くのでしょうか。
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この建物もかなり新しいのでしょう。とても明るい色調で綺麗です。
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クレオメがたくさん咲いていました。今が11月ということを忘れそうです。
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寺院に桜は似合いますね。
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チベット学研究所から降りて来て、再びロープウェイ乗り場に来ました。この交差点は3本の道が1本にまとまる奇妙な場所で、ロープウェイ乗り場からは歩道橋が交差点を跨ぎ越しています。歩道橋と言うよりペデストリアンデッキなのかもしれません。
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「Hotel New Castle」この交差点に面した洋風な建物です。最寄りの交通機関がロープウェーだなんて。
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密集している住宅の中から頭を突き出しているのは、ショッピングモールのようです。
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大きなバーガーキングがあります。ヒンズーの地域ではないので、普通のビーフバーガーが売れるのかな?
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緑色の歩道はガントクのもっとも有名なショッピングストリートであるMG(マハトマ・ガンジー)マーグと並行するLal Market Rdです。この界隈がもっとも混み合います。
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MGマーグの中程にある歩道橋です。ガントクの町は高低差が常にあるので、歩行者が歩きやすいように歩道に工夫がされています。特にこの地点は交通量が多くて横断することが不可能なため、歩道がそのまま歩道橋になっています。
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さっき見えたショッピングモールは、まだ開業前のようです。
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縦横無尽に伸びる歩道橋。これを上手く使うことがこの街歩きの必須ポイント。
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さて、午前の観光は終わり、昼食と小休憩のためにホテルに戻って来ました。午後の観光は次回になります。エンチェ僧院とMGマーグの散策と市場見物です。
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