2024年10月29日　③初めてのドレスデン

2024/10/27 - 2024/11/02

ドイツ国内旅行３日目。本日はベルリンを出てドレスデンに向かいます。ドレスデンは初めての訪問です。

ドレスデンはもとザクセン王国の首都、有名な古都ですが、サイズはそれほど大きくありません。どこを見ても絵になる美しいバロック様式の街。観光地なのですが、それほど混雑しておらず、静けさが感じられます。第二次世界大戦で破壊されましたが、主な建物が再建されています。

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日も朝ゆっくりと出立。朝10時過ぎににベルリンのホテルを出て、午後12時半のドレスデン行きICEに乗る予定でしたが、余裕をかましすぎて朝からやらかしました。

ポツダマ―プラッツ駅で、ベルリンのズードクロイツ駅へのSバーンが遅延。プラットホーム変更などでスケジュールがぐちゃぐちゃになっており、乗る電車がしばらくわからず右往左往。そうこうする内に、ICEの乗換が間に合わなくなってしまったのです。ポツダマ―プラッツに到着した時点で11時を過ぎていたのが敗因です。下調べも足りませんでしたが、もっと時間に余裕を見るべきでした。

電光掲示板に出ている12:33のICEに乗る予定が乗り過ごしました。一等車の車両を探している間に電車が動き出してしまったのです。電車を見つけたらすぐ乗ってしまえばよかったのですが…おバカですね。

駅で次の列車に振替をしてもらい、１時間少し待つことになりました。初めての場所に行くのに、朝のんびりしすぎてはいけないという教訓ですね。

ようやくのことでドレスデン到着。本来、午後２時までには到着している予定でしたが、午後３時過ぎにドレスデン中央駅に着きました。

写真は中央駅からトラムで３駅移動した、Prager Strasse近くの歩道です。黄葉が始まり雰囲気がありますね。

ホテルはマリオット系列の Gewandhaus Dresden, Autograph Collectionです。高級ホテルなんですが、まあ色々と雑でした（苦笑）。部屋の雰囲気もいいし、建物も歴史があって素敵なんですが…ねえ？

マリオット系列は掃除が雑という評価があるようです。この値段でこれはないよね、ということがちらほら。人的サービスは良。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

窓際に一人掛けの椅子。座り心地は大変よろしい。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

ウェルカムフードとチョコレートがあったのはいいんですが…。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

食べてしまった後で気づきました、これ私宛てじゃないよ（笑）

一応フロントには申請しておきましたが、本来これを送られるべき人はどうなっていたんだろう…。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

窓からは遠くにフラウエン教会（聖母教会）のドームが見えます。ホテルはドレスデン市役所のほぼ隣に位置し、市中心街には徒歩で行けます。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

最上階の廊下は屋根裏部屋みたいでなんだかとても雰囲気があります。天井低そうに見えますが、実際には高くて圧迫感はゼロ。突き当りのドアが私の部屋でした。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル

到着する直前は小雨が降っていたようですが、到着後は晴れていました。せっかくなので街に散歩に出かけます。

徒歩10-15分ほどでノイマルクト広場に到着。

ノイマルクト広場 広場・公園

フラウエン教会（聖母教会）の前にはマルティン・ルターの像が立っております。

フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会

教会の中に参拝させていただきました。白を基調にしたとても美しい教会です。

フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会

フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会

しばし心地よい静寂に浸ります。

1945年の空襲のことや再建について説明された銅板。2005年に再建が終了したということで、かなり最近まで取り組まれていたことが分かります。

フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会

フラウエン教会を出て、北、エルベ川方面へ向かいます。10分ほどでブリュールのテラスに到着します。テラスの階段を上りつつ振り向くと先ほど訪れたフラウエン教会が見えます。

ブリュールのテラスに着いたのは午後５時少し前。テラスは北向きなので、夕焼けは見えません。代わりに美しい青空が川の上に広がっています。

エルベ川にかかっているのはアウグストゥス橋。

ブリュールのテラス 散歩・街歩き

ブリュールのテラスはドレスデン芸術大学の建物に直結しています。大学というより美術館みたいな建物です。こんな大学通ってみたい。

ブリュールのテラス 散歩・街歩き

ブリュールのテラスで椅子に座ってのんびりした後、ぶらぶらと歩いてアウグストゥス橋までやってきました。橋の中央から南方向を見ると、夕焼け空が見えます。

アウグストゥス橋 建造物

こちらはアウグストゥス橋から南に歩いていくと見える、カトリック旧宮廷協会。そびえる塔が絵になること。

この美しい街が空襲でボロボロにされた時は、ドイツの人はみんな泣いただろうな…。

カトリック旧宮廷教会 (三位一体大聖堂) 寺院・教会

こちらはゼンパーオーパーです。一度でいいからここでオペラが見たい。

ゼンパーオーパー (ザクセン州立歌劇場) 劇場・ホール・ショー

ゼンパーオーパーから振り向けばこの景色。

ゼンパーオーパーからノイマルクト方面へ歩いていく途中に、有名なマイセン焼きでできた壁画「君主の行列」があります。空襲を生き抜いたオリジナル。良く壊れなかったものです。

君主の行列 文化・芸術・歴史

ノイマルクトまで帰って来ました。市の中心部をぐるっとおおよそ半周したのですが、２時間もかかっていません。コンパクトで歩きやすい街です。

ベルリンからの移動中、昼食を食べてなかったので空腹です。午後６時前ですが、混む前に夕食を食べることにしました。名物ザウアーブラーテンを食べたい！ということで、観光客らしく有名レストランのコーゼル・パレス（パレ）にお邪魔します。

コーゼルパレー カフェ

アウグスト強王の側室・コーゼル婦人のために1765年に建築された建物で、空襲でこれも破壊されていたのを復旧したものだそうです。古都の雰囲気は満点。地図にはカフェと書いてありますが、食事がきちんとできます。

一人だと嫌がられるだろうかと思ったのですが、すぐに席に案内してくれました。店内はお茶の時間には遅く、夕食には早い時間帯のせいか、とても空いていました。

コーゼルパレー カフェ

ザウアーブラーテンともちろん赤ワイン。ドレスデンはワインも良いそうで、このハウスワインもすごくおいしかったです。

旅行中の食事はケチりません（笑）

コーゼルパレー カフェ

このザウアーブラーテンおいしかったです。そして付け合わせのクヌーデル（ジャガイモ団子）が、絶品！マッシュポテトを丸めて作るんでしょうが、このジャガイモのつぶし具合が絶妙で、ちょっと粒粒が残ってる…。肉もほろほろでおいしいのですが、私はこのクヌーデルにほれ込みました。

コーゼルパレー カフェ

夕食後は外は真っ暗。満腹満足となって、ホテルに戻ってこの日はそのままゆっくりと寝ました。

明日はマイセンに日帰り観光の予定です。

ゲヴァントハウス ドレスデン オートグラフ コレクション ホテル