２０２５年春　６年ぶりのドイツ＆オーストリア【４０】初めての町、エルディング

2025/05/23 - 2025/05/23

ザルツブルクからミュンヘンに到着しました。
ホテルにチェックインして荷物を置いてすぐに、ミュンヘン郊外の町、エルディング（Erding）へ出かけます。
今回ミュンヘンを再訪するに当たって、どこか近郊の初めての町を訪ねてみたいと地図を見ていて、”Erding”という名前に目が留まりました。
あのビールの”エルディンガー”の町？　調べてみると、そうでした！
興味が湧いて訪ねてみることに。
ビールの醸造所は駅からちょっと離れているようなので諦めて、町のどこかのお店で飲むだけでもいいですよね♪
町並みも素敵なようですし、訪問を楽しみにしていた町へいよいよ！

以下、今回の旅程です。（☆印がこの旅行記の日です。）
　５月１３日（火）　自宅より福岡～羽田～フランクフルトに向けて機内泊
　５月１４日（水）　フランクフルト～ハンブルク～マインツ
　５月１５日（木）　マインツ～エッシュホーフェン～ルンケル
　　　　　　　　　　　　～リンブルク～マインツ
　５月１６日（金）　マインツ～メーアスブルク
　５月１７日（土）　メーアスブルク～シュタイン・アム・ライン
　　　　　　　　　　　　～コンスタンツ～メーアスブルク
　５月１８日（日）　メーアスブルク～フェルトキルヒ～インスブルック
　５月１９日（月）　終日インスブルック
　５月２０日（火）　インスブルック～ザルツブルク
　５月２１日（水）　ザルツブルク～ベルヒテスガーデン～ザルツブルク
　５月２２日（木）　ザルツブルク～ハルシュタット～バート・イシュル
　　　　　　　　　　　　～ザルツブルク
☆５月２３日（金）　ザルツブルク～ミュンヘン～エルディング
　　　　　　　　　　　　～ランツベルク・アム・レヒ～ミュンヘン
　５月２４日（土）　終日ミュンヘン
　５月２５日（日）　ミュンヘン～レーゲンスブルク～ヴュルツブルク
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２６日（月）　フランクフルト～ディーツ～ホーフハイム
　　　　　　　　　　　　～フランクフルト
　５月２７日（火）　フランクフルト～ヘルボルン～ヴェツラー
　　　　　　　　　　　　～クロンベルク～フランクフルト
　５月２８日（水）　フランクフルト～羽田へ向けて機内泊
　５月２９日（木）　羽田～福岡～自宅

エリア ドイツ

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルにチェックインして、すぐに駅へとって返します。
前方の青い工事の囲いのあるのがミュンヘン中央駅。
この時、駅構内も外も大工事中でした。
完成まで何年がかりなのでしょうね。シュトゥットガルトのように長期に及ぶのかしら？きれいになった姿をいつか見たいものです。
この入口から地下へ下りて、Sバーンの乗り場へ向かいます。

表示に従って乗り場へ。

5分ほど歩いてホームに到着。

わかりやすい案内で助かります。

目的地まではこのような経路です。
ミュンヘンの北東に位置する町エルディング（Erding）。
ミュンヘンから1時間弱の道のり。15もの駅に停まりながら向かいます。

もうじきです。

11:30、Sバーンがやって来ました。

まあまあの乗客数です。まだ町なかですしね。

そして2つめの駅で、はたと気付く。マリエンプラッツ？？
ということは中央駅からではなく、この１つ前のカールスプラッツから乗った方がホテルから近かったはず。
あー、またやりました。途中どこを通るかを確認するのも大事ですね。

ミュンヘン・オスト（東）駅。

ベルク・アム・ライム（Berg am Laim）。
ミュンヘン中心部から少し東の郊外といった辺り。

そのあとは、こんな長閑な風景の中に。

ですがこんな場所ばかりではなく、かなりのスプレー落書きだらけの途中駅も多々あり、治安がちょっと心配になる部分もある路線でした。

後半の車内はこんなガラガラ。貸し切り状態です。

空模様が心配・・・。

そして12:24、終点のエルディングに到着です。

小さな駅です。

はい、町の中心はこちらですね。表示に従って進みます。

15分ほど歩きます。

緑の多い町ですね。

ゲハイムラート・イルル通り（Geheimrat-Irl-Strasse）という難しい名前の通り。
一度では覚えられない。（笑）

その後こんな橋を渡って・・・

川を越えて・・・

大きな広場を抜けていきました。
その名もグリューナー・マルクト（Gruner Markt）、緑の市場です。
小学校の近くだったのか、たくさんの元気な声がこだましていました。

その先を右へ。
一気に建物が増えてきました。正面の白い壁はたぶん市庁舎です。

少し行って左折。
下校途中の子どもたちがいました。

更にその先を右折。大きな通り、ランゲ・ツァイレです。
たぶんあの塔はカトリック教会の「Stadtpfarrkirche St. Johannes」。

入りたいのですが、周囲がぐるりと工事中で近づけない・・・。
グーグルマップで拝見するに、とても美しい教会でしたのに・・・残念。

右手には美しい塔のある広場。のちほど伺いまーす。

通りを進みます。
このレンガ色の建物はホテルのようです。
（Gasthaus & Hotel zum ERDINGER Weißbräu Erding）

こちらでもエルディンガーが飲めるようですが、もう少し歩いてみてから。

パステル調のカラフルな建物が並びます。

どれも大きくて立派。

この町が位置するエルディング郡は、ミュンヘンとランツフート（Landshut）を結ぶ街道上にあり、交通の要衝として古くから栄えたのだそう。
水が豊富で農業も盛んとか。豊かな町なのですね。

そしてここ！
地図でこの通りの名前を見て、ここに行くしかないでしょー！！と決めていました。

さてさて、どんなブラウハウスがあるのでしょう。

広場にこんな泉が。

小さな八百屋さんも。

そしてこちらのブラウハウス「Blauer Hirsch」。
地図で見て第一候補だったのですが、ドアは閉まっているし、人もいない。
お休み？メニューや、外席の椅子などは出ているので、もっと遅い時間からの営業だったのかもしれません。（この時、12:40頃）

では、よそを見てみましょう。
こちらはオープンしていますね。でもビアーはエルディンガーじゃなさそう。

お隣の「Herzogstubn」という名のこちらのお店。

雰囲気よさそうだし、エルディンガーの看板もあり！

お邪魔いたします。

奥行があって、広々とした店内です。

奥のスペースの窓際の席にしました。

もちろんこちらをいただきます。
エルディンガーのヴァイスビア（ERDINGER Weissbier）。
1886年創業というエルディンガー。
ヴァイスビア（白ビールまたは小麦ビール）を専門とする醸造所としては世界最大の生産量を誇り、ヴァイスビアとしては、ドイツ南部だけではなく、ドイツ国内でもっとも飲まれているとのこと。（Wikipediaより）
そうですよね、ドイツのどこででも目にするブランドですものね。
タンブラーのこのフォルムも独特でかっこいい！

タンブラー下部にはこんな透かし模様。この町の町並みですね。素敵♪
醸造所まで行けたらよかったのですが。
これまでに、ビットブルガー（Bitburger）のビットブルク、ヴァイエンシュテファン（Weihenstephaner）のフライジング、フュルシュテンベルク（Furstenberg）のドナウエッシンゲン、ベックス（Beck's）のブレーメン、などなどビールの町を訪ねました。
もちろんミュンヘンには数々ありますし、フランクフルトやそのほかドイツ全土のいろいろな町にそれぞれのビールが。本当にビールの国ですよね。
その土地のビールをいただくのは、私の旅において大きな楽しみです♪

お料理は久々にハックステーキを。ハンバーグですね。
大きいの2つにポテトサラダも付いて、お腹いっぱいに！
美味しくいただきました。

食べ終わる頃、心配していた雨が落ちてき始めました。
急いで外席のクッションや調味料などを片付けるスタッフさん。

あっという間にきれいに！
この日は、ミュンヘンもここエルディングも、このあと訪ねる町も、どこも天気予報は曇りと雨マーク。
当初はエルディングにはあとから来る予定だったのですが、ここは午後から降り始め、このあとの町は午後から雨が上がる予報だったので訪問の順番を逆に。
予報が当たって、ここは降り始めてしまいました・・・。

残念ですが予定を切り上げて早めに移動することに。
レストランの面していたきれいな広場。シュランネン・プラッツ（Schrannenplatz）です。
見えている塔は、「フラウエン教会（Frauenkircherl）」。
行ってみたら入れたのかもしれませんが、降りだした雨に何だか気力がなくなって・・・。

右奥には先ほど見た、工事中で入ることができなかったカトリック教会の「Stadtpfarrkirche St. Johannes」。
どちらの教会も心残りですが、また機会があることを祈って。

こちらはラートハウス（市庁舎）。立派ですね。

その先の左奥に見えるのは「Schöner Turm」。
その名のとおり、美しい塔ですね。
これまた雨のせいにして、近くまでは行かず。

行きに来た道を駅に向けて戻ります。

駅に到着。
ホームの向こうにサウナの広告がありますが、この町には欧州最大のサウナのテーマパーク「Therme Erding」（テルメエルディング）というのがあるのだそう。
この広告は別のところのようですが、ビールのみならずサウナの町でもあるのですね。奥が深いな、エルディング。

では、13:38発のこのSバーンでミュンヘンへ戻って、次の町へ向かいます。