「四姑娘山と九塞溝・黄龍8日間」　初の中国、行きはよいよい・帰りは(>_<)!! 3

2025/09/05 - 2025/09/12

後先になってしまうけど、今回の旅の写真は面白みがありません。また、どうしても行きたかった場所でも、ありませんでした。しかし、旅行記を書く段階になって、「とても有意義な旅になった」と思います。それは、今まで関心が無かった国・むしろ毛嫌いしていた国に「興味が持てた」＆「知らなかった事が沢山あった」ということに気づいたから。

4日目。
今日は移動日。
四姑娘山(日隆)から成都に戻り、高速鉄道にて黄龍九塞溝駅まで乗り、バスで九塞溝のホテルに向かいます。

エリア 九寨溝(中国)

• 航空会社: 四川航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝8:00、新四姑娘山山荘から出発。成都に戻ります。
その前に、一昨日も訪れた、
《天気が良ければ、四姑娘山一望できます》の猫鼻梁展望台へ。

四姑娘山眺望、再チャレンジ。結果は、チ～ン"(-""-)"

いや、無理なのよ。昨夜からずっ～と雨が降ってるんだもん(>_<)　

天気だけはどうしようもない。そもそも出発前に見た予報では、ツアー全日、雨模様だった(笑)

これから約３時間かけて成都に戻る。

【車窓から】
ところで、起床してから喉が痛い。風邪を引いてしまったのか?

薬局に行く時間は無いけど、トイレ休憩に寄る場所には、きっと漢方が売っているだろう。なんたって、ココは中国なんだから!!　

ガイドさんに《喉の痛みに効く漢方を教えて!!》と言ったところ、
(漢方は効きませんね。喉の痛みには、日本の「龍角散のど飴」のほうが効きます!!)　　え～っ、それ言っちゃうの?! (笑)　　

確かに数年前、店頭から「龍角散のど飴」が数か月も並ばなかった時期がある。中国人の爆買いによって《製造が追い付かない》と報道されたこともある。

という事は、ガイドさんの仰った通りなのかも知れない(;_:)

【現地で買った飴と、頂き物のパンダグッズ】
でも、今・この場では「龍角散のど飴」は手に入らない。
取りあえず、お店のお姉ちゃんが、(喉の痛みなら、これが良いですよ!)と勧めてくれた飴を買った。《確かに…効かない(笑)》

このお店のトイレ、チップは請求されないものの、トイレの場所までは一方通行で、必然的に(何か買って!) 戦略が伺えた。お店の戦略にハマったわけではないけど、珍しい物や日本では見掛けないものが沢山あったので、各々ご購入!!

成都市内に入りました。晴れています！といっても、今日は移動日で観光は無し。これから成都東駅へ行き、高速鉄道で黄龍九塞溝駅まで乗車。

その前に、昼食。

メニューは、タブっているわけじゃないけど、いつもと変わらず。デザートだけ撮った。

四川に行くなら、本場の麻婆豆腐を絶対食べたいと思っていた。四川省行きの様々なツアーを見比べていたところ、多くのコースが「本場の麻婆豆腐を…」と記載されているのに、当ツアーは記載が無かった。主催会社に問い合わせたところ、(当ツアーでは、麻婆豆腐の提供はありませんが、〇出発日に限り、ツアーの何処かでお出し致します)　との回答を頂いた。添乗員さんの話では、<以前麻婆豆腐が出たけど、辛すぎて皆さん食べられなかった＞…との事。それでメニューから外したのかなぁ？　

ただ言えるのは、プロなら旨味を殺してまで、辛くはしない。
＜四川風は辛いというより痺れだね＞　
だから「激辛」と言われている、本場の「麻婆豆腐」とはどんなものかと興味があったのだ。

その「麻婆豆腐」がココで出た。そんなに辛くはなく普通に美味しいじゃん！

※２日目とは別の店です。

追記　
2026年からはパンフレットに「麻婆豆腐」と記載されました。ツアー代金も8万円程upしています。

【成都に戻る途中のバスの車窓から】
昼食が終わり、成都東駅に来た。
建物に入った瞬間、(空港みたいだねぇ～)。
周りを散策したかったけど、直ぐにセキュリティー検査があり、そのまま構内へ。

(空港ならわかるけど、列車でセキュリティーって何？　日本より厳しいなぁ～。)

ここで1時間弱、フリータイム…というか待機(^_^;)
1階には土産物が並んでおり、2階には食事処があった。　

【成都に戻る途中のバスの車窓から】
やっと列車に乗る。指定された席に行くと先客が居た。　
「自分の席に、他人が座って居座る」というアレだ。
やはりガイドさんは必須。追い払ってくれた(^_^;)

中国に慣れて・言葉もわかる人なら個人旅行が出来るだろうけど、そうでない人は素直に「日本語スルーガイド付きのツアー」に参加したほうが良い…と思った。

成都から黄龍九塞溝駅まで約2時間。繁忙期の新幹線と同じように、指定席車両でも立席の方が沢山いらして…トイレに行けない(;_:)　

【成都に戻る途中のバスの車窓から】
ガイドさんの隣に座る私。中国人と直に接したのは、このツアーに参加して初めてだった。日本語スルーガイド…初日の空港でお会いする迄、てっきり中国在住の日本人だと思っていたから。

こんな機会はそうそうない。今まで疑問に思っていた事を伺う絶好の機会だ!

※　一旦ツアーの流れに戻します。

さて、成都から約2時間で黄龍九塞溝駅に到着。プラットホームから出口に向かうまでが大変!!。エスカレーターが大行列。我々のスーツケースはホテルに別送なので手荷物だけだったけど、個人客はスーツケース持ちなので、エスカレーターに乗りたい。　そんな状況を横目で見ながら長い階段を歩く。歩いたほうが早いもん(^_^;)　ところが、そう上手くはいかないのが、このツアーブランド。半数以上のメンバーが居ない。下を見ると、エスカレーター待ちをしている(笑)　　何たって…(^_^;)

結局全員揃うまで、５分以上待つ羽目に。

トイレを済ましバスに乗り込むと、大きなパンダのぬいぐるみがお出迎え。

ここから九塞溝に行くまで、約２時間掛かるらしい。door-to-door、やはりツアーは楽です。

【車窓から】
話戻り、列車の中での話。

①　中国ではインターネット規制があり、欧米のようには使えない。だから今回、初めて「特別回線のルーター」を借りた。でもネット規制って何? ＜国民の情報統制を目的&政治的に敏感なコンテンツへのアクセスを防ぐため＞と表向きにはなっているけど意味あるの? 実際、「特別回線」や「VPN」利用で繋がるわけだからサ。

【車窓から】
②　そんな中国では「政府に異論＆反論すると逮捕される」と聞いたことがあった。日本では、日本政府に対する不満・批判などを発言しても逮捕されることはないから、(逮捕されるという話は本当なの？)　と思っていた。

中国で「政治の話はタブー」と聞いていたけど、それだけは知りたかったので、ガイドさんに恐る恐る伺ってみた。が、意外にもあっさりと、(本当です。共産党の悪口を知られてしまうと逮捕です。そのあとは、収監・拘留)。

今は言動なら最悪「懲役」で済んでいるみたいだけど、昔は「処刑」だったらしい。でも、戦前・戦中の日本でも同じだったよね。

取りあえず、誰が聞いているかわからないので、この話は終了。

【車窓から】
③　が、ガイドさん、話を続ける。
(中国では共産党員にならないと、就職してもいいポストに着けません。だけど、共産党を指示しているからといっても、誰でも党員になれるわけではなく、審査があります。党員になるのも大変です。勿論、共産党を指示しない人も沢山いますが、批判すると逮捕です。ですけど、党員にならないと良い就職が出来ないので、共産党に反対であっても、党員になる為の努力をする人は沢山います)…"(-""-)"

やはりマズい事を聞いちゃったかなぁ？　でも、嫌な顔をせず話してくれたって事は、少なくても「党員」ではないのだろう。

【バスの車窓から】
④　話は変わり、(このツアーは高級なツアーです)とガイドさんが言い出した。

(確かに安いツアーではない。でも高級な内容だとは思えない。だけど、ガイドさんはツアー代金までは知らないんじゃないの？)　

ガイドさんが言うには、(このツアーは高齢者が多い。中国では、年寄は海外旅行には行けません。お金無いですから)…要は「年金暮らしは厳しい」って事らしい。だから旅行に来ている年配者はお金持ち…、ん、…それは「高級なツアー」とは違う話だね(^_^;)　というか、どのツアーでも圧倒的に高齢者が多いだろっ!!　

【バスの車窓から】
⑤　ガイドさん: 中国にも年金はあります。でも少ないので、とても旅行なんて行けません。だから行ける時＆若いうちに行きます。＜確かに日本に来るインバウンド、他の国で見かける中国人に、高齢の方はあまり見掛けない＞

いやいや、日本もそうだって！　海外旅行に行けるのは一握り。年金暮らしの多くの人は、海外どころか国内旅行も出来ていないって！(多分)　
…と、次を書くと石が飛んできそうなので止めとこ～。

で思った。海外旅行者から「帰国税」を徴収すればいいんじゃないの？　
65歳以上　1人1回につき５０万円。65歳以下5万円　(マジで)　

今の日本、財政的にも八方塞がりなんだから、取れるところから取るしかないでしょう? 　

【バスの車窓から】
因みに、日本の男女平均寿命は世界1で、84.5歳。
男性の平均寿命は81.7歳で世界２位。
女性の平均寿命は87.2歳で世界1位なのだそう。

中国は、男女平均寿命は世界34位で77.6歳。
男性の平均寿命は75歳で世界40位。
女性は80.5歳で世界34位。

面白いのがイスラエルで、男女平均寿命が81.7歳で世界16位。
男性の平均寿命が日本を追い越し 82.4歳で世界１。対し、
女性は82.1歳で世界27位なのだそう。まぁ、男女とも平均寿命に差はないけど。

【2025年版　185カ国】

※日本の女性、平均寿命が87歳って、とんでもなく高いワ( ﾟДﾟ)

【バスの車窓から】
そんな話で2時間の移動が終わった。現地の中国人から聞く生の声は、貴重な経験になったと思う。　

【バスの車窓から】
今夜のホテルは「九塞溝天堂洲際大飯店＝インターコンチネンタル九塞パラダイス」で、九塞溝の入り口からかなり離れているらしい。それに口コミもあまり良くない。

主催会社のパンフレットに「スーパーデラックスホテル」となっているけど、(当社基準)　なので当てにならない。というか、ぶっちゃけツアーで使うホテルって、国内でも海外でも大したことは無い。むしろ団体客に頼らなきゃやっていけない、人気の無いホテルが圧倒的に多い。そんなことは百も承知なので期待度薄っ。

で、着きました。【インターコンチネンタル 九塞溝】
何やら民族衣装を着た人が数人いる。

バスから降りる前、(皆さんを歓迎するセレモニーがあります)　( ﾟДﾟ)？？？

で、ショールのようなものを首に掛けられホテル入り。
他の一般客からジロジロ観られるし、恥ずかしいのなんのって。

これが「高級ツアー」って事だったのかなぁ～?
宿泊客全員にやっているわけではないのだから、この分の料金も払わされているってことだよね。(こんなの要らんワ!!)

いや、わからない。もしかしたら喜んだメンバーが居たかも知れない。人の価値観は各々違うから。

インターコンチネンタル リゾート ジウジャイ パラダイス バイ IHG ホテル

【ロビーにあったパンダ】
ガイドさんにパスポートを預け、チャックイン。

思うに、施設に入場するのも・電車に乗るのも、毎回パスパートを提示しなきゃいけない国は初めてだ。(面倒くさい)　それにしても待たされる。見てるとスタッフの手際が悪い。別送のスーツケースは、我々が到着するずっと前に届いたようで、ロビーの横に積まれてあった。　

【食事処の壁にあった彫刻?】
チャックインが終わったと思ったら、夕食の予約時間が迫っているので、そのままレストランへ。このホテルは広く、宿泊棟とレストランは離れている。正直移動で疲れているので、一度部屋に入りたかったなぁ～"(-""-)"　

【夕食会場】
案内された、こじんまりとした個室には既に前菜が置かれていた。
円卓の中央に、チベット民族の人形があった。

【初めにスープ？】
今日は円卓といえどもコース料理らしく、１人1人のサーブらしい。

器には肉と野菜が入っていて、優しいお味でした。

続きまして、左はお肉で右は（何だっけ）？

正装した利発そうな女性が、メニューの説明をしてくれてるんだけど、何せ疲れていて、聞く耳持たない(>_<)

次。エビのすり身揚げと野菜を炒めたもの。

プチトマトが２つあったけど、中国ではトマトは飾りつけで、食べはしないらしい（ガイドさん発言）

メイン料理は、白身魚の…何だっけ？

ツアーで出された、最初で最後のリッチなディナー。でも味がわからない。

今日はバスで3時間余りを移動し・2時間列車に乗り・また2時間バスに乗りと移動で疲れた～。(ほとんど歩いてないしネ)　だからお腹も空いていない。
※　他のメンバーも同じ

残すのは勿体無いんだけど、どうにもならない。(料理人さん、ゴメンよ)　

【デザートのフルーツ】
この旅行、デザートはいつもフルーツだった。

(日本では出されたものは、残さず食べろ習慣があるけど、中国では残すのがルールなので大丈夫ですよ～)　と。いや、違うだろ～。
それは普通に、満足に食べられて、お腹いっぱいです…の話。

ココに3泊するんだから、何も移動日にこの食事を当てなくてもいいんじゃないの？　今回参加しているのは、今年8本目の最終出発。先に行かれた方のアンケートに、この件についても書かれてあるはずだ。食事の調整なんて出来るはずだろ！　

このホテルのスタッフは、恐らくこの近辺(九塞溝)の住民だと思い、このチベット民族衣装や装飾に、どういう意味があるのか聞きたかった。

でも、(わかりません)。

「インターコンチネンタル」、曲がりなりにも外資系大手ホテルチェーン・世界第３位だぞ。　と、思いながらも、この時はさほど気にならなかった。

やっと部屋に入れました～。

部屋は7階。でも全員フロアーはバラバラ。このホテルの宿泊棟は8棟くらいある。エレベーターは一緒なんだけど、そこから四方八方に分かれていていた。[北海道・網走監獄博物館のように(笑)]

先ずは水回り。左側に…
アメニティは海外では珍しく、歯磨きセットがあった。
他に、綿棒・石鹸・シャワーキャップ…かなぁ

トイレとバスタブ無し・シャワーのみ　

よくわからないのが、シャワーブースよりトイレのほうが広かった。

さて、リビングルーム。そこそこ広いです。
ベッドから下がったスペースには、ソファーと、テーブルの上にウェルカムフルーツが数種類あった。ミネラルウォーター4本。湯沸しポット・インスタントのお茶等有。冷蔵庫には３本のソフトドリンク。勿論無料…というか、元々料金に入ってるんだろうけど。

外には半畳ほどのベランダがあった。←これが1番嬉しかった。ただ…。

2008年の四川大地震後に改修したというこのホテル。内装は確かに綺麗なんだけど、サッシは歪んでいるし、木材で作られたベランダは老朽化していた。あれから17年経ったけど、17年でこんなになるのか？

今日から3連泊、お部屋も広いし良いんじゃない？…と思ったんだけど、翌日ブチ切れる！。

4日目終了。

この旅行記へのコメント （4）

• さつまおごじょさん 2025/10/11 09:31:47

  パンダ三昧(*^-^*)

  おはようございますm(__)m
  
  移動日にようやく晴れたのは皮肉ですね。
  でも表紙の写真、ヨーロッパアルプスのようにいい風景です。
  中国は色々難ありますが（笑）風景がいいので行きたいところ、たくさんです。
  
  まるで私を笑わせるために撮られたような全然っ可愛くないパンダのデザートには、むしろ癒されました( ´艸｀)
  パンダと言えば、danteさんが早くトイレを済ませて来ないかなぁとバスで待機していたパンダもナイス！です（大笑）しばらく笑いがとまりませんでした。
  あれ、おもてなしの一環なのでしょうか。シートベルトまで装着してありグッジョブです(笑)
  
  ガイドさんの共産党の話はドキドキでした。
  中国人の年金や高齢者の旅に行けない話とか、面白かったです。
  知らない事、たくさんですね。
  帰国税50万円なら、『旅に行かない』のではなく『旅に行って帰って来ない』という選択をするでしょうね、私なら。
  danteさん、変な事言いださないでくださいね、決定したらどうするんっすか？
  
  九塞溝のホテルの歓迎のセレモニー、大うけでしたよ。
  
  ブチ切れ案件、早く書いてください（笑）

  danteさん からの返信 2025/10/11 11:42:47

  Re: パンダ三昧(*^-^*)

  早々にコメント頂きありがとうございます!
  
  そうなんですよ、何も移動日に晴れなくてもね～(笑)
  
  中国での食事は、この投稿の夜以外、朝・昼・夕とビュッフェ形式で、同じような料理でしたので殆ど写真は撮らず。また、バスの中に置かれていたパンダは、四姑娘山でのバスでもありました。(後部座席の真ん中に)
  
  で、「帰国税」…私は払いますよ、50,000円。50万円払うまで、まだ軽く10年以上ありますから(笑)　
  
  ブチ切れ案件、次の投稿を出すのに時間が掛かると思うので、先に口コミ投稿しました。
  もしかしたら4トラ側で削除されてしまうかも知れませんので、早めに読んでください。
  https://4travel.jp/os_hotel_tips/15262041
  
  取り急ぎ迄
  

  さつまおごじょさん からの返信 2025/10/11 11:51:27

  RE: Re: パンダ三昧(*^-^*)

  
  > ブチ切れ案件、次の投稿を出すのに時間が掛かると思うので、先に口コミ投稿しました。
  > もしかしたら4トラ側で削除されてしまうかも知れませんので、早めに読んでください。
  > https://4travel.jp/os_hotel_tips/15262041
  
  
  
  ホテルTVの映像の件、
  
  私も一緒にぶちキレさせていただきました。
  中国らしい。
  
  
  
  返信不要です(^▽^)/
  
  

  danteさん からの返信 2025/10/12 09:58:45

  Re: パンダ三昧(*^-^*)

  おはようございます!
  
  ねっ、(おいおい！) でしょ?
  でもこれが切っ掛けで、
  「知らなかった事が沢山あったことに気づけた」わけですよ。
  
  これは(TVの映像)　翌日の夜の出来事なので、
  投稿に出すのは次の次になるのですが、
  顰蹙買うのを覚悟で書き込みます。