あずさ5号で行く白馬東急ホテルに泊まって白馬八方を楽しむ二泊三日　八方池からの絶景を求めてVol.2

2025/09/18 - 2025/09/20

八方池からの絶景を求めて特急あづさで白馬を訪れるもあいにくの天気。

ゴンドラ「アダム」、アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトの3本を乗り継いで、標高1,830mの八方池山荘まで上がり、そこから木道を歩くと八方池。そこからさらに3時間歩くと唐松岳。

八方池までは、ハイキングのようなものですが、山はウン十年ぶりの膝に爆弾を抱えるお連れさんにとってはなかなかの冒険となりました。

この旅行記は、
あずさ5号で行く白馬東急ホテルに泊まって白馬八方を楽しむ二泊三日　八方池からの絶景を求めてVol.1
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/12005783/

の続きです。

エリア 長野

• 同行者: その他
• 交通手段: JR特急 JRローカル 徒歩

さて、八方池へ向かう当日の朝。

晴れてほしいという淡い期待を裏切って山はガスの中。
どうしますかね？

朝食を食べながら鳩首会議。
せっかくだから、行けるところまで行ってみようということに。

一応登山なので朝食はがっつりと・・・

ゴンドラの券はホテル購入で少し割引あり。
白馬のコンビニでも販売しているようです。

前売り券は往復で3000円/人

①八方池ゴンドラリスト　アダム　で八方まで
②兎平から黒菱平まで　　アルペン　クワッドリフト
③黒菱平から第一ケルンまで　グラート　クワッドリフト

登山口まではゴンドラと2つのリフトを乗り継いで向かいます。

ゴンドラ乗り場に戻るまで概ね5時間ほどらしい。

ホテルの送迎バスでゴンドラ乗り場まで送ってもらう。
歩いても10-15分程度。

白馬東急ホテル内、大丈夫か？
と思ってしまう山の格好をしたご老人が何組かおり、皆さんのサポートもすることになりそうだなと昨晩は思っていたものの、悪天候で登山は回避されたらしく、送迎バスに乗り込んだのはもう一組の女性グループのみでありました。

見下ろせばなかなかの景色が広がるが・・・

進行方向はガスの中だ。

山に不慣れなお連れさんの緊張がひしひしとが伝わる。

ウサギ平テラス

うさぎ平１０９ グルメ・レストラン

ウサギ平テラスで登山道に熊が現われたという情報入手。

お連れさん、ますますビビる。

一応、熊鈴はザックにぶら下げているが熊スプレーはもちろんなしだ。
しかし、今年は熊の出没が多いな。
山形や秋田では街中に現れ、群馬じゃ営業中のスーパーに現れている。

人は山に登り、熊は街に向かう。

黒菱平

標高1,680m

ガスで真っ白。

ここから、アルペン　クワッドリフトに乗り換えて。

たいそうな名前が付いているけれど、スキー場によくあるリフトです。

AM9:20

八方池山荘
標高1,830m
ここから、八方池を目指して登る。
登ると言っても、標高差は200m。
高尾山の1/3である。

尚、ここにトイレあり。

八方池山荘 宿・ホテル

AM9:50

ここから登山道は尾根道と木道の2パターンに分かれる。

木道の無い尾根道の方が歩行距離は短い。
我々はもちろん木道へ。

木道と言っても階段である。

お連れさん、この木道を尾瀬のようなフラットなものであると思っていたらしい。
ゴンドラとリフトで2000m近くまで上がり、フラットな木道を歩いたら絶景が待っている、なんてそんな甘い話は無いのだよ。


先行していた中国人観光客が途中で引き返してきた。
裸足にサンダル・・・
同じように考えていたのかもしれないな。

コウメバチソウ

急ぐ必要もないので花の写真を撮りながらゆるゆると進む。

カライトソウ？

こりゃなんだ？

ツリガネニンジン

ホタルブクロ

これは何だろ？

風が無いのが救いだ。

もっとも、風が吹いていたらガスは晴れるだろうけれど。

天気が良ければのどかな風景に違いない。

アブクマトラノオ

シラネニンジン

前を向いても真っ白なので足元の花を見ながら進む。

タテヤマウツボグサ

10:20

最後のトイレ

ガスのなかでも、木道さえ外れなければ道に迷うことは無い。

問題は熊だ。

10:30

第二ケルン
標高2,005m

ケルンとは登山道や山頂で道標となるように石を円錐形やピラミッド型に積み上げたもののことを指す。

小川の水はそれほど濁っていないので、八方池あたりも雨は激しくないと思われた。

10:40
八方ケルン
2,035m

ここには、こぉーんな景色が広がっている。

鹿島槍と五竜岳

どこに？

今にも落ちそうな水滴が面白い。

木道が八方池まで繋がっているわけではない。

ところどころ岩の道を歩く。

AM11:10
八方池　標高2,060m
さて着いた。

ふと昔行った杭州の西湖を思い出した。

八方池 自然・景勝地

絶景を見ることが出来なかったけれど幻想的ではある。

期待していたのはこんなん。

ゴンドラとリフトを使って2,000mまで上がるのはなんだかちょっとズルをしているように思えなくもないが。

ランチはカップヌードルの予定であったが、白馬東急の朝食のパンの残りで済ませる。

ここから３時間ほど歩けば唐松岳頂上山荘らしい。

少し話をさせていただいた一人の女性は丸山ケルンまで行って来ますとガスの中へ消えていった。

登りたい気持ちをぐっと抑えて下山。

マツムシソウ

帰りも花の写真を撮りながら。

タムラソウ

オヤマポクチ

イワショウブ

お連れさんが転ばないように注意をしながらゆるゆると下山。

尚、花には詳しくないので名前の記載は間違っている可能性大。

これはノコンギクというらしい。

野に咲く紺色の菊で野紺菊。
なるほど。

リフトに乗り込むと白馬の街が見下ろせた。

これはこれで絶景。

この方はヴィクトワール・シュヴァルブランという白馬のゆるキャラらしい。

ここでビールを飲むのも良いだろうねえ。

天気が良ければ満天の星空が楽しめるそうな。

白馬マウンテンフェスティバル

9月20日、21に何やらフェスがあるらしく準備に余念がなかった。

白馬スカイブルーサイダー

晴天の下、これが飲みたかったらしい。

雨で体が冷えたのでスタバの珈琲で一息入れる。

熊に会うこともなく無事下山。

恨めしそうな目で見つめるのはこのポスター。
リベンジ如何？
と問うと、

もういい、と返って来た。


こちらが誘っていたなら、さぞかし後から話が違うと文句を言われたことかと思うが、今回の白馬八方の旅はお連れさんの希望だ。

ホテルにはタクシーで戻りたいなんてお茶目なことをおっしゃるのだが奇跡的にゴンドラ乗り場にタクシーが一台。

お連れさん、抜け目なくホテルのマッサージを予約していたらしく、こちらはいそいそとホテルから10分ほど歩いた場所にある管理釣り場へ。

万が一登山中止、なんてことになった場合のことを考えてザックにルアーロッドを忍ばせておいた。

夕食は、昨日に続いてレストランシャモニーでフランス会席。

白馬東急には、別に日本料理「万葉」というレストランがあるのだけれど、料理はフランス会席一択。

シャモニー グルメ・レストラン

昨日頼んだワインが口に合わなかったので、お茶で通すことに。

アミューズ

もろこし豆腐、とメニューにはあった。

アントレ

ホタテのテリーヌ

ポワゾン

カンパチ塩焼き

ヴィヤンド

ローストポークグリル

リズ

根菜炊き込みご飯にみそ汁

デザート

カッサータアイス

美味しくない訳ではないのだけれど、お皿を変えれば和食だよなあと昨晩と同じ感想を持った。

さて、明日はどうする？

お連れさんの膝の具合が良くなければ、白馬からバスで長野へ行き新幹線でちゃっちゃと戻る予定でしたが、
白馬東急さんのマッサージと温泉が効いたのか、全く痛みがないとのこと。

予定変更して明日は、松本に寄って松本からあづさで新宿に戻ることに。

白馬東急ホテル 宿・ホテル

絶景は心の目で見たことにして・・・

Vol.3に続く。