フィリピン　エルニド→旧市街マニラ大聖堂とサンチャゴ要塞を街歩き（４）

2025/04/27 - 2025/05/06

＜マニラ大聖堂＞宿泊したイントラムロスは16世紀スペイン人が築いた67haの居留地で、壁の内側という意味です。観光名所も居留地に集中しています。マニラ大聖堂も16世紀スペイン人が築きました。第二次世界大戦で破壊され1958年に再建されています。再建に必要なセメントは日本人の黄色い羽根募金と記念タバコ（ショートピース）で賄われました。戦争の罪滅ぼしの意味もあり当時、対日感情融和に大きな役割を果たしました。
＜マニラ　サンチャゴ要塞跡＞入場料75ペソ（190円）を払って中へ入ります。16世紀スペイン人が築いた要塞で、アメリカ、日本と統治国が代わっても司令部が置かれました。要塞地下の拷問室は16世紀スペイン人が造ったもの。第二次世界大戦の際、ここで日本兵がマニラ市民を拷問したともあります。

エリア マニラ(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: エアアジア

宿の朝食は３階のテラスで。エルニド特有のカルスト地形からなる岩山（写真）を眺めながら食べるのは格別です。今朝はコンビーフのシログ（目玉焼き付きご飯）を選択しました。
＜エルニド→プエルトプリンセサ＞プエルトプリンセサまでは往路と同じ会社のバンをKlookのサイトで９時発を予約しました〈1627円）。

宿から徒歩３分、市場向かいのバスターミナルに８時集合とのことで行ってみると往路と同じロゴのバンが停まっていたので、ドライバーに尋ねると、名前を確認され「乗れ」とのこと。フィリピン人の先客男性２人とともに出発。途中の宿でフィリピン人家族３人をピックアップすると、定員14人のところ、合計6人で一路プエルトプリンセサへ。途中、往路と同じELFREDOS（写真）という店で休憩。

まだ10時半で誰も昼食はとらず、ドライバーだけが昼食。

乗客は眺めの良い池を見て暫しトイレ休憩。予定の14時より早く、13時10分にプエルトプリンセサ空港に到着しました。この後マニラへ向かいます。

プエルトプリンセサ空港は日本統治時代、アメリカ人捕虜により建設されました。2017年に新ターミナルが完成しています。

エアアジアは初の搭乗です。ＬＣＣで荷物制限は２個まで7kgと厳しいです。超過必至なので、量られたら捨てようと思っていた衣類履物は別にしていましたが、特に計量されずでした。

明らかに荷物の大きい人はしっかり計量されていました。

定刻18時半にマニラは第２ターミナルに到着。

ニノイ アキノ国際空港 (MNL) 空港

アプリでGrabタクシーを呼び、スペイン統治時代の雰囲気が残る歴史地区イントラムロスに在る宿まで12km。渋滞にかかりますが36分で到着。高速料金と外国決済手数料３％が加算されて543ペソ（1360円）でした。

ホワイト ナイト ホテル イントラムロス ホテル

スペイン統治時代に築かれた城塞都市イントラムロスに宿泊しました。近所の屋台料理に挑戦。一軒目で串焼き４本（80ペソ・200円）。

二軒目はシュウマイご飯と茹で卵（50ペソ・125円・写真）です。シュウマイご飯はプエルトプリンセサで食べたのよりも安いので、豚肉少な目、あっさり目の味でした。

冷たい水のお代わりは要るかとサービス満点。女将のホスピタリティがさすがフィリピンという感じでした。他にも揚げ豆腐や、揚げシュウマイもありました。

セブンイレブン（写真）で

ビールを買って部屋で飲みます。

宿泊したイントラムロスは16世紀スペイン人が築いた67haの居留地で、壁の内側という意味です。

観光名所も居留地に集中しています。

マニラ大聖堂（写真）も16世紀スペイン人が築きました。

マニラ大聖堂 寺院・教会

第二次世界大戦で破壊され1958年に再建されています。再建に必要なセメントは日本人の黄色い羽根募金と記念タバコ（ショートピース）で賄われました。

戦争の罪滅ぼしの意味もあり当時、対日感情融和に大きな役割を果たしました。

＜サンチャゴ要塞跡＞入場料75ペソ（190円）を払って中へ入ります。16世紀スペイン人が築いた要塞で、アメリカ、日本と統治国が代わっても司令部が置かれました。

サンチャゴ要塞 建造物

要塞地下の拷問室（写真左下）は16世紀スペイン人が造ったもの。第二次世界大戦の際、ここで日本兵がマニラ市民を拷問したともあります。

併設の博物館に入ります。フィリピンの英雄ホセ・リサールの展示が中心です。日本統治時代、大日本帝国政府発行の100ペソ紙幣（写真）。

16世紀スペイン人が造った倉庫（写真）は第二次世界大戦で一部破壊されたとあります。

アメリカ統治時代に造られた兵舎の廃墟（写真）です。

宿から100ｍの距離にあるサンアグスチン教会（写真）はマニラで唯一の世界遺産です。1606年に建てられた初のスペイン様式の教会で、石造りの教会としてはフィリピン最古。

サンアグスチン教会 (マニラ) 寺院・教会

中はバロック風でパリから取り寄せられたシャンデリアや、イタリア人設計による壁画や祭壇を見ることができました。

菲華（中国系フィリピン人）歴史博物館（写真）に入ります。

菲華歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

スペインが植民地とする以前から、福建省を中心にやって来た華僑がコミュニティーをマニラで築いたという展示でした。フィリピン建国の英雄、ホセ・リサールも父方が中国系でした。

日本が占領した時代の展示も少しですがありました。