カタルーニャ美術館（5）～ルネッサンス、バロック美術①

2025/08/13 - 2025/08/13

バルセロナ観光、自由行動の時間を目一杯使ってカタルーニャ美術館を周りました。ロマネスク美術に続き、１階の正面右側にあるのが、ゴシック、ルネッサンス、バロック各様式をまとめた展示場で、更にその中にカンポー遺産、ティッセン・ボルネミッサコレクションがあります。展示室内は、ノーフラッシュで撮影OKでした。ルネッサンス、バロック美術①です。エル・グレコの作品もあります。なお、作品名などは、HPを参照しましたが、誤訳などかあるかもしれません。カタルーニャ美術館の旅行記（写真）が思ったより多くなったので、スペイン充実の8日間の旅行記グループから切り離しました。

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー

アントニオ・デル・ポライウオーロ「火星としてのハドリアヌス」「ガルバ」1485－90年 バルセロナのカサ・デ・ラルディアカから

ペレ・フェルナンデス「セントブレーズ」16世紀

ジョアン・デ・ボルゴンヤ「聖母子と幼子と幼子聖ヨハネ」1515-25年

アイネ・ブルー「聖カンディドゥスの殉教」1502-07年 サン・クガット・デル・ヴァレス修道院(バレス・オクシデンタル)から
このパネルは、聖モーリスとともに殉教したテーベ軍団の戦士である聖カンディドゥスのパネルで、サン・クガット・デル・バレス修道院の古い高い祭壇画の一部でした。カタルーニャのチンクエチェントで最も重要な名前の1人であるアイネ・ブルーは、中央ヨーロッパ出身で訓練を受けた画家であり、その作品はフランドル文化と15世紀から16世紀にまたがる期間にヴェネツィアで生産された芸術の影響を物語っています。

アイネ・ブルー「聖カンディドゥス」1502-07年 サン・クガット・デル・ヴァレス修道院(バレス・オクシデンタル)から
立っている騎士は、盾、ハルバード、剣、毛皮の裏地が付いた緑色のタバード、紫色のストール、キリストの胸像をあしらったメダルが付いた赤い帽子をかぶった暗い鎧を着ています。これは、聖モーリスとともに殉教したテーベ軍団の戦士、聖カンディドゥスです。「聖ククパスの殉教」のパネルと同様に、この絵はサン・クガット・デル・バレス修道院の古い高祭壇画の一部でした。カタルーニャのチンクエチェントで最も重要な名前の1人であるアイン・ブルーは、中央ヨーロッパ出身で訓練を受けた画家であり、その作品はフランドル文化と15世紀から16世紀にまたがる期間にヴェネツィアで制作された芸術の影響を物語っています。

ダミア・フォーメント「聖母の就寝:三人の使徒」1534-37年 バルセロナのサンミケルの旧教会から

カタルーニャ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ダミア・フォーメント「聖母の就寝:聖ヤコブ大王」「聖母の就寝:使徒」1534-37年 バルセロナのサンミケルの旧教会から

ダミア・フォーメント「聖母の就寝:使徒」1534-37年 バルセロナのサンミケルの旧教会から

ジョアン・デ・ボルゴンヤ「受胎 告知」1510-25年

ジョアン・デ・ボルゴンヤ「聖ヒポリテ」1522年

ウィレム・デルモエン「死に対する名声の勝利」1540-45年
このタペストリーは6つのシリーズの一部であり、そのうちの4つはバルセロナのパラオデラジェネラリタを飾るために1557年に取得されました。それらは、14世紀半ばに書かれたペトラルカの詩「I Trionfi」(「勝利」)を寓意的に表現しており、読者の思考を美徳の実践、悪の拒絶、死についての瞑想に向けます。人類は罪から贖いまでの理想的な旅をしなければならないという考えは、中世の文化に根ざしていました。

ウィレム・デルモエン「死に対する名声の勝利」（部分拡大）

ピエトロ・ウルバーノ「アウグストゥス」1515-25年
ニコロ・トリボロ「ミケル・マイ」1525-32年 バルセロナのククルッラ広場にある旧
ハウスマイピノスから

アルフォンソ・ロンバルディ「ドミティアヌス」「ティベリウス」1530-33年 バルセロナのククルッラ広場にある旧ハウスマイピノスから

「ジョアン・ド・ジョアネス」として知られるジョアン・マシップ「サンブルーノ」「セントビンセントフェレール」1540-45年 ヴァルデクリストのカルトゥジオ会修道院(アルトゥーラ、カステッロデラプラナ)から

パスキエ・ボルマン「聖母聖人の聖遺物箱の胸像」1520-30年

「イザイア・ダ・ピサ」として知られるイザイア・ガンティ「寛大なアルフォンソの肖像」1443-50年

イル・ヴェロネーゼ「受胎 告知」1580-82年

エル・グレコ「受胎告知」1577-80年
受胎告知は、エル・グレコの作品で繰り返し登場するテーマです。ここでは、右側の雲の上に浮かんでいる大天使ガブリエルが、左側のプリデューにひざまずいている聖母にアナウンスをしています。このシーンの上には天使のグループが乗っています。建築の背景は、遠近法で明確に描かれた床と、柱の間のドアで構成されており、そこから都会の外観が見えます。光と色が作品全体を支配しています。

「聖なる晩餐」17世紀

フランクフルトのマスター「キリストのバプテスマの三連祭壇画」16世紀

フォン・グルート崇拝のマスター「カルバリー、修道院長聖アントニオ、聖キャサリンの三連祭壇画」1520年頃

ペドロ・ベルゲテ「聖カタリナの生涯の場面が描かれた祭壇画のドアから2枚の布」1499年頃 サンサルバドル教会(トレド)のフェルナド・アルバレス・デ・トレドの葬儀礼拝堂から

ルドヴィコ(アルヴィーゼ)デドナティ「マグダラのマリア、マルタ、ラザロ、マクシミヌスはプロヴァンスの王子と王女に崇拝され、キリストの説教を聞くマグダラのマリア」1508年頃

「受胎告知の入ったブライダルチェスト」1500-48年

ペドロ・ヌニエス「聖エリギウスの祭壇画の扉」1526年

ネリ・ディ・ビッチ「聖母、聖ヨハネ、バプテスト、天使による幼子イエスの礼拝を伴う行列の標準」1452-92年

アストルガのマスター「キリストの受難の祭壇画」1530年頃 アストルガ大聖堂(レオン)から

アストルガのマスター「死んだキリストと使徒たちを悼む」1530年頃 アストルガ大聖堂(レオン)から

アルベルト・カリエリ「メアリーのプレゼンテーション」1700-20年

ジャンドメニコ・ティエポロ「神殿からの商人の追放」1750-53年 ティッセン・ボルネミッサ・コレクション

詳細不明

サロモン・ヤコブシュ・ファン・ルイスダール「村の近くの帆船」1660年

コーネリス・メシス「エジプトへのフライトの風景」1545-50年

ルドヴィコ・カラッチ「神殿での子供のプレゼンテーション」1605年頃

ハンス・ファン・ヴェーヘレン「カルバリーへの道」1560年頃

ジョバンニ・アントニオ運河(カナレット)「昇天の日に「イル・ブシントロ」が復活」1745-50年 ティッセン・ボルネミッサ・コレクション

チェッコ・ブラボー「イブの誘惑」17世紀

フラ・アンジェリコ「謙虚さの聖母」1433-35年

フランチェスコ・デル・コッサ「天使と聖母子」1460年頃

「聖母の祈り」17世紀

ジョバンニ・バッティスタ・ピットーニ「エジプト行きのフライトで休む」1725-26年

ピーター・パウルス・ルーベンス「聖エリザベスと若き聖ヨハネの聖子」1618年頃

マティアス・ストーム「聖家族」1640年
1600年ごろフランドルあたりで生まれたとされるバロック期の画家です。イタリアに渡って活動していたこと以外生涯についてはあまり分かっておらず、作品の傾向からカラバッジオのスタイルをフォローするカラヴァジェスティだったとされています。

ディエゴ・デ・シロエ「子供を持つ聖母」1530-40年

ヴィンチェンツォ・フレディアーニ「聖ペテロと聖パウロの間の聖母子」1490年頃

ジョバンニ・フランチェスコ・ロマネッリ「エジプトからの帰還」1635-40年

ネリ・ディ・ビッチ「玉座に座る聖母子」15世紀

アンドレア・ブレグノ「聖セバスチャン」1460年頃

フランチェスコ・テリリ「十字架につけられたキリスト」17世紀

マヌエル・ペレイラ「エチェ・ホモ」1635-50年

アンドリュー・サラ「聖ヴィルゲフォルティス」1689年頃

アールブレヒトの試合「聖なる顔」1500年頃

「悲しみの男」16世紀

ルイス・デ・モラレス(エル・ディヴィーノ)「エチェ・ホモ」1570-80年