2025/08/02 - 2025/08/02
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さるおさん
京都国立近代美術館で「きもののヒミツ」という展覧会があることを知る。いろんな着物が見れるかなぁと行くことにした。ついでに前々から興味のあった祇園の「花街芸術資料館」によることに。
夏休みに入り、さぞ観光客多いだろうと思って出かけた京都だったが・・・。
タイトルは祇園の舞妓さんとのお座敷遊びに憧れるサラリーマンを描いたクドカン脚本の映画「舞妓Haaaan!!!」より。私もこの主人公同様、舞妓さんへの憧れが強いので拝借いたしました。
行程:京都国立近代美術館「きもののヒミツ」→祇園(花街芸術資料館・豆すしの「豆寅」・「洋菓子ぎおんさかい」
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京都国立近代美術館「きもののヒミツ」
近世から近代のきものの優品や、近世の流行を支えた雛形本などの資料、さらに円山応挙から始まる京都画壇の展開と染織図案との関わり、図案を染織作品へと応用する過程、染織図案の流行が他の工芸品とも共有するものであったことも紹介。これまでにない視点から「きもののヒミツ」に 迫ります。<美術館HPより抜粋> -
思ったより小じんまりした展示でした。友禅柄の時代の流行りだったり、昔の着物だったり、国宝の方が制作された着物だったりが展示。写真撮影は禁止。
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美術館から祇園まで交通手段を考えて、結局タクシーを利用。美術館の前にタクシー乗り場があり空車が止まっていたので待つことなく乗車できました。運転手さんに「花街芸術資料館」では通じなくて「歌舞練場」て言い直したら通じました。祇園までは1000円。思ったより安かった。
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祇園。まずランチ。急に思い立って京都に来たので下調べ無し。どうせ観光客でいっぱいだろうから、どこでも直ぐに入れるお店にしようと決めて、先ずは、タクシーを降りた目の前のお店から入っていく。豆寿司の「豆寅」さん。予約でいっぱいとかで断られるんじゃないのと思いながら、"一人ですけど大丈夫ですか"と声をかけたら拍子抜けするぐらいに簡単に入れた。
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2階の席に通される。思ったほどお客さんは居ない。一番お安いランチのセットを注文。店名や内装から和食のお店だろうぐらいは推察できるが、セットの内容は、よくわかっていない。
店員さんが木箱を運んできた。"どうぞ蓋を開けてください"と言われる。"自分で開けるんかい"と不審に思いながらも言われるがまま蓋を開けて、あら、ビックリ! 可愛いいお寿司が並んでいる。思わず"うわぁ綺麗"と声が出てしまった。こんな愛らしいお寿司が出てくるとは知らなかったからさ。 -
「豆すし」は、おちょぼ口の舞妓さんでも食べられる一口大のお寿司。中でも京都らしいのは、やはり壬生菜か。人参で作った"大"の字の切飾り付き。他に冥加、穴子、締め鯖など。
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「花街芸術資料館」
13:30からの芸妓さんによる京舞披露のチケットを買っておこうと資料館へ。チケットを購入して受付の方に"時間になったら後で来ます"と告げて一旦外へ出る。祇園の街ブラでもと思ったが、一歩通りに出て、その灼熱の暑さにたじろぐ。京都の夏を舐めちゃイカンぜ。とてもじゃないが外なんて歩いていられない。そそくさと資料館へ逆戻り。受付で"あらお客さん"と声を掛けられ"外が暑くて・・・"と言い訳。"中でゆっくりしてください"と優しい言葉を頂く。その言葉通り京舞が始まる時間まで、じっくりと資料館を見学させてもらった。 -
資料館は花街の文化をわかりやすく紹介。着物や簪などの展示の他、パネルで芸妓さんや舞妓さんのしきたりや生活を紹介している。現在活躍中の舞妓さん全員の等身大パネルも飾ってあり、写真は、その中の一枚。舞妓さんの装いの華やかさが伝わる。
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"都おどり"で使用された着物。
都おどりとは、毎年4月に開催される祇園甲部の芸妓・舞妓による舞踊公演。1872年に始まった。幕上がりの"ヨーイヤサー"の掛け声は京の春の名物詩。 -
京都の花街では、舞台やお座敷などで伝統伎芸を披露し、おもてなしする女性のことを「芸者」ではなく「芸妓」と呼び、芸妓になる前の修行中の姿は「舞妓」という。
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祇園甲部の舞は京舞井上流のみ。井上流は初世井上八千代が創始してから女性のみで伝承されている。表情を作らず最小限の身体描写で表現するのが特徴。座敷で舞うことを意識した振付なのだろう。
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「花かんざし」
舞妓さんは1月から12月の季節感のある花やモチーフを取り入れた髪飾りを付ける。これを「花かんざし」と呼ぶ。京都では舞妓さんの花かんざしで季節を知る。四季がある国の粋な文化だ。 -
「花かんざし」一例
二月如月【梅】、四月卯月【桜】、五月皐月【藤】、七月文月【祇園団扇】、十月 神無月【菊】、"団扇"なんてのも面白いね。 -
団扇と言えば、"花街のお中元"と呼ばれるのが、夏が近づくと舞妓さん、芸妓さんから、ご贔屓筋に配られる自分の名前が入った団扇。
団扇は毎年新調。舞妓さんは自分の所属する置屋さんの家紋を入れ、反対の面には置屋さんの名前を入れて自分の名前を入れる。芸妓さんになると、自前の家紋と本名の苗字を入れて名前を入れたものを誂える。 -
「目録」
舞妓さんがお見世出しの時や芸妓さんへの襟替え時に、ご贔屓のお客様や歌舞伎役者、先輩の芸妓さんからお祝いに頂くもの。お茶屋の玄関先に貼られる大きなお祝いのポスター。 -
日本庭園。「つなぎ団子」の紋章が入った赤提灯は、祇園甲部の象徴。
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<舞妓から芸妓への道のり>
だらりの帯に"おこぼ"をはいた姿でおなじみの舞妓は、本来は芸妓になるため修業中の少女のこと。先ずは置屋に住み込み、1年ほどは「仕込み」といい、置屋での手伝いや行儀作法、京の花街言葉、舞踊などを学ぶ。その後、約1か月間「見習い」としてお姉さん芸妓と一緒にお座敷などでの実習を経て目出度く「見世出し」=舞妓デビュー! -
「見世出し」では、3日間黒紋付きを着てお姉さん芸妓についてお座敷をまわる。お姉さん芸妓は、これら金銭面も含めて面倒をみなければならない。多くの場合、お茶屋の女将が仲人となり、本人とお姉さん芸妓が盃を交わす。妹はお姉さんの名前の一字をもらい、姉は妹の面倒を見、妹は誠心誠意姉に仕えるという関係が花街で一生続く。どことなく任侠の世界に似ている。
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20歳ごろになると、そのまま芸妓になるのか、花街を去るのかを決めなければならない。芸妓になる決心をすると「襟替え」を行う。襟替えとは、舞妓から芸妓になることを指す言葉。着物の襟の色が変わり、舞妓の赤襟から白襟に変わることから、襟替えと呼ばれている。
お座敷では、舞妓卒業時にしか舞えない「黒髪」という舞を披露。
髪型を「先笄」という結婚したばかりの女性がする髪型に結い替え、お歯黒をつけて2週間ほど過ごす。これは、結婚の許されない芸妓なので、その前にお嫁さんになる疑似体験をさせた名残と言われている。お嫁さんの疑似体験なんて、なんだか哀しい話だね。それだけ覚悟したってことか。 -
芸妓になると、舞妓のように置屋に頼れず、自分の芸と才能で自前(一本立ち)にならなければならず、このため、芸を日々磨き、お座敷での振る舞いをさらに洗練させる。身一つの厳しい世界。そりゃ"覚悟"も必要か。
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資料館をじっくり見学した後は芸妓さんによる京舞。確か"菜乃葉"さんというお姉さん。お座敷用の舞なので舞台の上だと地味に感じたが、お着物が夏らしい花火の柄だったのは、さすが祇園の芸妓さんらしく風流でした。残念ながら写真撮影は不可。追加料金を払えば一緒に記念撮影ができる、そこは商魂逞しく、余り風流とは言えないけど(笑)。私は写さなかったが、ほとんどのお客さんは記念撮影されたんじゃないかしら。ほとんどがインバウンドの方だったから、せっかく日本まで来たからにはねえ、写真代ケチったりしませんよねぇ。
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記念撮影しない私は、皆さんより一足早く「歌舞錬場本館」の見学へ。毎年"都おどり"が開催される場所です。
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花道も歩いていいよと言われたので調子に乗って歩かせていただく。映画「国宝」を見たところだったので気分は吉沢亮か横浜流星か。曽根崎心中お初の気分でもあります。
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総ヒノキ造の「歌舞錬場本館」
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さてさて、花街文化も堪能したし祇園の街ブラしますか。いや、しかし、一歩通りに出て、その灼熱の暑さにたじろぐ(本日二回目)。
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いつもなら観光客でごった返す祇園のメイン通りが、この人の少なさ。そりゃ、これだけ暑いと観光客も出てこないわね。灼熱の祇園、日本人なんてほとんどいないわよ。だからお昼のお店も空いていたのね。
余りに喉が渇いたので自販機探すも見つからず。ここは祇園、景観第一よ。そんな場所に自販機置いてないか。どこでもいいからカフエ、とにかくカフェと、それらしいお店に飛び込む。 -
「洋菓子ぎおんさかい」。ここもいつもならお客さんでいっぱいの人気店。店内私一人。"カフェ利用で"と声を掛けたら"どうぞお二階へ"とのこと。その前にケーキを選んでくれというので、ショーケースを覗き込んでビックラこいた。一個1000円以上のケーキばかし。中には驚異の1600円超えも。1200円のベリーのケーキを注文した。多分私史上最高額のケーキ。
二階のカウンター席に通された。ジャズが流れる落ち着いた店内。お洒落なBarみたい。そこで汗をぬぐうオバサン。ホントはレモネード、ストローがズーズーいうぐらい一気飲みしたかったのよ。でもグッとこらえた。他のお客さんの雰囲気を壊しては悪いので。
1200円のベリーのケーキは、とても美味しゅうございました。その値段には、それに応じた価値があるという事でしょうか。 -
「祇園一力」
祇園の中でも最も格式の高い由緒のある「お茶屋」。
日本てぬぐいのお店(舞妓さん柄が可愛かった)なんかも覗いてみたけど、この暑さに無気力になり早々に帰路に着くことにしました。日本の夏、暑過ぎて、私は、もう歩けんです(涙)。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 頭の黒いねずみさん 2025/10/24 09:11:39
- 最初の食事はおいくらですか?
- 自分で開けさすと言うスチェションなかなかですね。蓋が開いたまま持ってきたり店員が開けたら驚きは半減でしょうね。
自分で開けて玉手箱
私も1000円消えるケーキなんて食べた事無いです。京都と言うブランド料が加算されてるんでしょうね。
- さるおさん からの返信 2025/10/25 20:13:05
- RE: 最初の食事はおいくらですか?
- コメント、ありがとうございます。
「豆寅」さんの「豆すしセット」ですね。
確か3800円ぐらいだったと思います。はっきりしたお値段をお伝えできなくて申し訳ありません。少々高めのランチになりましたが、京都らしさを味わうには良いランチだと思っています。京都は日帰りでよく行くのですが、独特の文化と伝統があって良いところですよね。
さるお
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