京都散歩　　長岡京市　西山天王山を歩きます♪♪　長岡宮の研究者　中山修一記念館を訪ねて。山崎合戦跡や巨大な恵解山古墳。

2025/05/23 - 2025/05/23

５月の旅行記です。すっかり放置していました。。。

以前、長岡宮を訪ねて歩きましたが、その際に「長岡京発見の父」といわれた、中山修一氏の記念館があると知り、訪ねました。
まぼろしの都といわれた長岡京の存在を信じ、発掘、研究を続けた氏の功績は大きいです。
研究者の神髄のような方だと感じました。


近くにあった大きな古墳　恵解山古墳も訪ねました。

またこの辺りは、山崎の合戦の舞台となったところ。
明智光秀が本陣を置いた場所なども訪ねました。
豊臣秀吉が備中高松の戦いから、京に向かう途中に、休んで水を飲んだのではないか、、といわれる場所もあり、長岡京市が昔から地下水が豊富な場所だったことがよくわかりました。

エリア 長岡京・向日(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 自家用車 徒歩

西山天王山駅です。
モダンな綺麗な駅でした。

観光名所もたくさん。

こちらも可愛いな。

駅の周りです。
なんだか、おしゃれなつくり。

そういえば、長岡京市には安全な地下水が飲める場所が何か所かあると
聞いたことがあります。

秀吉大返し力水という史蹟がありました。

説明板によると、、、

備中高松城攻めをしていた際に、主君織田信長が明智光秀に暗殺されていたことを知った豊臣秀吉が２００㎞の道のりを２５００人の兵を引き連れ、１０日で光秀を打ち破った際に、この地下水を飲んだであろう～ということから、命名された場所でした。

地下水が豊かな土地なんですね～

長岡京市、、竹、タケノコも有名です。

西国街道があったあたり。

西国街道 名所・史跡

この辺りは、調子八角と呼ばれて西国街道と丹波街道の分岐点で、多くの人々でにぎわった場所でもあります。

説明板にもありますが、西国街道は秀吉の時代、朝鮮出兵の際に整備された道で、「唐街道」とも呼ばれていたそうです。

中国の寧波市から贈られた馬のモニュメントがありました。

調子馬ノ池公園に由来したものでしょうか。

記念碑もありました。

ここは、公園になっていました。
調子馬ノ池公園です。
ベンチもありましたよ。

馬の池の水とあります。

説明にもありますが、ここにはかつて三角形の小さな池があったそうです。

馬の池の水、今も利用できるようでした。

１００％地下水だそうです。

長岡京市って、水が豊富な土地だったのですね～

硲（はざま）遺蹟。

ここにはかつて、弥生時代　中期から後期にかけての集落があり、その遺跡も発見されています。
３つの河川の合流点に当たる場所で、その立地が良く、発達した集落のようです。

ほかにも遺跡がいくつか発見されています。

その後、近くに、明智光秀の本陣跡があるので、行ってみました。
こんもりとした丘のようです。

説明板があります。


ここには古墳があったのですが、そこに「山崎合戦」のさいに明智光秀が本陣を構えていたそうです。鏡野一号墳という古墳です。
近くにもう一つ、恵解山（いげのやま）古墳もありますが、そちらも光秀の本陣跡ではないか、、という説もあるそうです。

光秀は、羽柴秀吉軍の圧倒的な軍勢に負けて、娘の細川ガラシャがいた勝龍寺城に向かい、そこから坂本城を目指す途中で、命を落とします。

石碑がありました。

小高い丘のようになっていて、ここからだと、戦いの際には良く見渡せたはずです。

いまは、墓地になっていました。

山崎合戦供養塔を探してみましたが、それは、お隣のサントリーの工場内にあるようで、歴史説明板もあるようでした。


工場見学の際に観れるようです。

墓地の上のほうから、ちらり、工場内の説明板があるのがわかりました。

光秀本陣あとから歩いて、中山修一記念館に来ました。

記念館前。

中山修一氏は長岡京発見の父といわれ、生涯を長岡京の研究、調査に捧げた人物です。

門を入ります。

中山修一氏の胸像がありました。お庭も広いです。

こちらのお宅は中山修一氏の生家だったところだそうです。

見学はフリーです。

氏の業績が細かくわかります。

長岡京市立中山修一記念館 美術館・博物館

幻の都といわれた長岡京、その存在は長く疑問視されてきました。

氏に関しての資料、遺品も展示されていました。

立派なお宅の欄間も気になりました。
所狭しに資料がずらり。

お庭もりっぱです。

氏が選ばれた印象に残る発掘や発見もありました。

発掘には私財を投じておられたようです。

なんだか、とてもお洒落な生家でした。

ガイドさんも常駐されているようでした。

氏の長岡京に対しての熱い探究心が伝わってきました。

長岡京跡などを思いめぐらしながら見学しました。

続いて、民家の中を通って、近くの恵解山古墳（いげのやまこふん）にきました。

乙訓地域では一番の規模の、立派な古墳です。

説明板です。

全長は１２８ｍ。

三段に分かれています。

恵解山古墳 名所・史跡

模型。
周囲を周濠でめぐらされていたようです。

説明によると、中央政権の墓域が奈良から大阪に移行してきたことを物語る古墳だそうです。

葺石も実際の者を利用して造られていました。

遠くから見ると、白く輝くように見えたそうです。

上に登ってみます。

二段目のあたり、埴輪がずらり。

一番上の部分。
様々な埴輪が並べられていました。

説明板がありました。

やはり、この古墳からも、火縄銃の鉛弾や１６世紀後半の土器なども発見されており、ここも山崎合戦とのつながりがあるのでは、、、？といわれています。

下を見下ろします。

結構、高いです。

７００点もの鉄製武器が発見されたそうですが、被葬者の権力が絶大であったことを示します。

実際に発掘された際の様子。膨大な数の鉄製武器です。

周囲が良く見渡せます。

いまは周囲には住宅がありますが、山崎合戦の際には、遠くまで見渡せ、戦局には有利な場所だったはずです。

周囲の風景。

立派な埴輪がずらり。

駅に向かって歩きますが、このあたりに、久貝城跡もあるようですが、
みつかりませんでした。。

久貝城は土豪の久貝氏の居城があったところです。
マンションの裏には土豪の跡のようなものもあるらしくですが、よくわからず。

長岡京散歩、、続きます。長くなりますので、次回に続きます。



最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます＾＾

この旅行記へのコメント （2）

• sukecoさん 2025/08/11 15:22:12

  長岡京発見の父♪

  hijunoさん、こんにちは～
  
  あの暑さが少しだけ和らいでいますが、大雨は嫌ですね。。。
  
  長岡京発見の父、中山修一氏、興味深く拝見させていただきました♪
  生涯を長岡京の研究や調査に捧げたなんて、ロマンがありますねー
  そこに成果がついてくるとは、最高の人生だったのではないでしょうか(*´艸`*)
  hijunoさんも、久貝城跡を探しまくる？、、、探す努力が素晴らしいことですね！！！
  立派な埴輪が綺麗に整列♪
  可愛らしくてにっこりしてしまいました(*^▽^*)
  
  秀吉大返し力水、気になりますねー
  パワーをもらえそうな水ですねヾ(≧▽≦)ﾉ
  長岡京市、魅力的な街だなぁ～
  
  続きも楽しみです！！
  まだまだ暑い日が続きますが、どうぞご自愛くださいね♪
  
  　sukeco

  hijunoさん からの返信 2025/08/12 10:19:47

  力水をもらいたいです～

  sukecoさん
  
  いつもお便り、ありがとうございます＾＾
  
  こちらも、今日はまた一日雨模様ですが、それにしても、大変な豪雨が毎年ありますね。
  sukecoさんのお住まいのあたりは大丈夫でしたか？
  こちらも今日は朝から時々雨が降っています。小さな庭の植木にはお水をやらなくて済んでラッキーポン吉ですが、雨の被害がないことを祈ります。
  
  そうそう、そうなんです。
  長岡宮の存在を信じて、一生を研究に捧げた氏にはロマンがありますよね～
  当時は、懐疑的な長岡宮の存在だったそうですから、そこを突き進むというエネルギー、
  羨ましいです。。
  
  恵解山古墳、きれいに整備されていました。
  鉄製武器が７００点ほど見つかったそうですけれど、よほどの権力の持ち主だったと想像しました。そうなんです、埴輪がオシャレに見えました♪♪
  ここからの、見晴らしもよくて、明智光秀の陣があったのではないか、、という説もよくわかりました。
  
  そうなんです、秀吉大返しの水、パワーをもらえそうですね。
  長岡京市って、地下水が綺麗なことでも知られています。
  水が豊富な土地は繁栄しますよね。
  
  今回、長岡京市を歩いていて、きれいな街だと思いました。
  続きも遊びに来ていただけると、嬉しいです＾＾
  
  
  残暑も今年も厳しそうですね。
  sukecoさんも夏の疲れが出ないように気を付けてお過ごしくださいね。
  コロナ感染もまた、この夏の免疫が落ちるころに、徐々に増えているそうです。
  お互い、気をつけて夏を乗り切りましょう～！！
  
  
  hijuno