2024/12/29 - 2024/12/29
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ノーーウォリーズさん
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2024・25年末年始のブリスベンとQLD州内陸部の旅行です。一番楽しみにしていたヨットやゲームフィッシングは悪天候が続きキャンセル。かろうじて1日モートン島の4WDツアーだけが開催されます。ブリスベンから砂の島へのツアーは、3日間のフレイザー島(世界最大の砂の島)が人気ですが、モートン島(世界で3番目に大きい砂の島)ならブリスベンから1日あれば余裕で行けます。都会のブリスベンから僅か2時間ほどで大自然を感じます。私も2年ぶりの再訪です。
モートン島は世界3番目に大きい砂の島。四駆・キャンプ・釣りなどアウトドア好きにとっては天国の島。定住人口はごく僅かの無人島気分でキャンプできます。しかし島では食料や水の自給自足が求められて悪天候でも逃げる場所がありません。また四駆なら島のどこを走っても砂の上のドライブが楽しめます。しかし深い砂にスタックしてもレスキューは遥か遠く。まあ年末年始は観光客で溢れているので、トラブルあっても何とかなるでしょうが。。
そんな冒険ができるモートン島ですが、タンガルーマのリゾートに泊まって優雅に過ごす事もできて、様々な旅のスタイルを楽しめます。今回はお気軽にワイルドな経験ができる日帰り四駆ツアーでモートン島を訪れます。
関連旅行記:
世界3番目の砂の島モートン島で4WD・ボートの楽しみ方
https://4travel.jp/travelogue/11813010
初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅1 ウードナダッタトラック
https://4travel.jp/travelogue/11369876
- 旅行の満足度
- 4.0
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ブリスベン Brisbaneに早朝到着、午前9時にツアー車のピックアップされて、ブリスベンの港からモートン島 Moreton Islandへ出発します。ここはタンガルーマリゾートのフェリーとは別の港です。同じモートン島行きでも、使うフェリーによって旅のスタイルは大きく違います。こちらはモートン島で冒険的な時間を過ごす人向けで、車を沢山乗せて午前10時にMiCatフェリーは出発します。
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30km離れた離島のモートン島に11時45分に到着。あいにくの曇り空で前回来た時の様な透き通る蒼ではありません。晴れの日の様子は以下で見てください。
世界3番目の砂の島モートン島で4WD・ボートの楽しみ方
https://4travel.jp/travelogue/11813010 -
それでも冒険的ホリデーで人気のモートン島、沢山の人たちとボートと四駆が狭い場所に集中しています。ここはタンガルーマリゾートから北に2㎞程離れた場所。島の人口は180人でリゾート以外ほぼ無人島ですが、ホリデーシーズンにはリゾートやキャンプ滞在でその何倍も観光客がいます、特にこの年末年始は混雑しています。
タンガルーマ アイランド リゾート ホテル
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フェリーは港でなくビーチに着岸、まずは四駆が降ります。降りた瞬間から砂地、モートン島へ四駆以外で来てはいけません、第一歩でスタックします。
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このフェリーでモートン島に来るのは四駆乗りかツアー客だけかと思っていましたが、キャンプ用品抱えた徒歩客もいます。徒歩圏内にいくつかキャンプ場がありますが、彼らは今持っている装備だけで自給自足しないといけません。近くにリゾートがあるのですが、利用客以外は敷地に入ることを禁じています。まあゲートがある訳でないので、何か困ったら買い物位は出来るでしょうが。
https://parks.desi.qld.gov.au/parks/gheebulum-kunungai-moreton-island/camping -
ビーチ上に停泊中のフェリーと右に下船する四駆、左にこれから乗船する徒歩客。徒歩客は移動手段がないので、島内の移動は歩くしかないです。この時期の猛暑でもエアコンの涼しい場所はないです。大雨でも避難できまません。今回の旅で3日間のフレイザー島ツアーを選ばなくて結果的に良かった、ずっと天気悪かったので大雨の中でのキャンプだったと思います。
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ビーチには四駆が海にはヨットが停まっていて、その中で泳ぐ人たち。モートン島独特の雑多なビーチです。ここはシュノーケルで人気で、リゾート宿泊の人たちも来ます。
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その目的は奥に見える沈船、この沈船に沢山の魚が集まるのでシュノーケルが人気なのです。内海なので波は穏やかライフガードもいるので、海で泳ぐならここが安全でしょう。手前の2つのオレンジの板はリカバリプレートと呼ばれ、4WDが砂にスタックした時の脱出に使います。誰かが練習に使った跡があります。
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難破船。天気は頻繁に変わって不気味な雰囲気です。遭難した人が助けを求めている?
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ここまは前回モートン島に来た時も訪れました。今回のモートン島の目的は四駆で島の北半分を一周することです。このランクルで6名の小規模ツアーに出発です。
これから砂の島をドライブするのですが、ランクルの装備は意外と普通。車高はノーマルで砂に嵌まった時のウィンチやリカバリプレートも無いです。タイヤの空気圧も極端に下げていないです。まあツアードライバーは経験あるので、この装備で大丈夫なのでしょう。 -
出発です。さっそく砂浜ドライブですが、とても忙しいハイウェイの様です。ビーチは轍で踏み固められて、反対車線は四駆が乗船待ちで並んでいます。左側のビーチで遊ぶ人達も多く、右側の斜面ではサンドボードする人が見えます(ここなら無料)。砂浜でも一般道路と同じく制限速度があります。日本では唯一の千里浜なぎさドライブウェイで砂浜ドライブが出来るようです。
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北にドライブして暫くして右折して島を横断します。Middle Roadでは過酷な砂のトレイルが待っています。
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トレイルは一方通行で対向車はないですが、柔らかい砂の急斜面は轍もなくに凸凹です。四駆好きにとって、こんなハードなトレイルを走るのは憧れでしょう。
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グレイダーで整備してくれる一般道路と違い、路面は荒れ放題です。運転するガイドはギアをローレンジに変える事もなく、一気に突き進みます。この数日は雨が多く、砂のトレイルも固めで登りやすいのかも。
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島の東側は緩やかな下りで、轍が自然にできています。島の真ん中でも砂で覆われていて、島全体が砂である事を実感します。
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10kmほどドライブして島の東海岸に到着。四駆の運転で一番難しい箇所は、砂浜の出入口です。出入口は乾いた深い砂に覆われていて、タイヤがスタックしやすいのです。停車しない様に一気に走り抜けます。
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砂浜の海側は湿った砂なので普通の道路と同じく時速100キロで走行できます。これぞ憧れのビーチドライブ、ガイドの運転ですが。
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モートン島の北端が見えてきます。かなり秘境で行きにくい場所かと思っていましたが、四駆ツアーなら簡単に辿り着けます。
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灯台へのトレイルはサラサラの砂で歩いて登るのも大変そうな斜面です。しかしここでもガイドはローレンジギアやデフロックを使わず登ります。
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対向車はバギー。2年前のモートン島にて小型バギーで自ら砂浜ドライブしました。どんな砂地でもバギーが前に進むのには驚きですが、デフロックがよく効いていて舗装道路ではハンドルがすごく重かったです。
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次は灯台に行くのかと思いましたが、天気が悪いので先に一番奥のビーチに向かいます。ここにも沢山の4WDが停まっており、交通アクセス悪い秘境の雰囲気はありません。まあ冬に来ればきっと独占できると思いますが。
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ハネムーンベイ。この名前の由来は、誰もいない秘境で二人きりで色々楽しみましょう。。でしょうか?
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シャンパンベイ。この辺りは外洋に面していて波が高く、シャンパンの様に泡が飛びます。ここがモートン島の最北端です。
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一面の広いビーチ、そしてここで奇跡が!なんと太陽が見えてきます!
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人が集まるところには、ペリカンもやって来て餌をねだります。ペリカンは豪州で珍しくはないですが、皆さん写真を撮っていてこのビーチの主役です。
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ランチを済ませて出発です。こんな感じで四駆がビーチを走っています。オージーはビーチで寝るのが大好きなのですが、さすがにここには居ません。道端で寝るのと同じでいきなり車が来て轢かれるかも知れないので。。
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ランクルの車内です。シフトギアが2つあり左側はローレンジギア、中央にはデフロックのボタンがあります。助手席でガイドのドライブを観察していましたが、これらは使いません。
次回は自分自身で砂浜ドライブしたいのでガイドに色々砂浜ドライブの注意点を質問したのですが、知らないよみたいな回答で参考にならず。。一見するとドライブは簡単そうに見えるのですが、未経験者が砂浜ドライブしてスタックして高額のレスキュー費用を払う、という話は珍しくありません。四駆ドライブは自己責任ですから。冬のアイスランドでも似たような経験しました。
アイスランド氷河探検2 冬のランドマンナロイガルで4WDスーパージープ
https://4travel.jp/travelogue/11918498 -
帰り道に灯台に寄ります。ガイドがもうすぐ晴れると言っていた予報が的中して驚き。ノーウォリーズの典型的なオージーのガイドで適当に言っているのかと思っていましたが、実は経験豊かなガイドなのです。
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モートンベイ海洋公園のビジターセンター。この海にはウミガメを始めイルカ・クジラ・サメ・ジュゴンなど、大型の海の動物が見られます。夏の間は渡り鳥が集まります。
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灯台の丘からモートン島の南側を一望します。見渡す限りの大自然。モートン島は全て砂で出来ています。
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エメラルドグリーンのきれいな海。こんな晴れ間を見れたのは、この旅の海岸線ではこの時だけです。
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太平洋を望む灯台です。
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再び砂浜ドライブ。この島にはウミガメはいないので、ビーチ上で走行禁止な所はありません。
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少し寄り道をすると、深い砂のトレイル。島全体がこんな感じの道で、砂の道は全長420km、舗装道路は集落とリゾートの中しかありません。
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ブルーラグーン。波がなくて安全に泳げます。晴れている間は猛暑でグリルで焼かれている気分です。
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東海岸の海はご覧の様に波が高くて泳げません。手前の鳥たちは渡り鳥で、北半球の夏には日本近海まで飛びます。
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午後4時半にフェリーに乗って本土に帰ります。島滞在は4時間半でした。
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大都会のブリスベンが見えてきます。手前には真っ黒な雨雲が。。この日も天気は不安定でしたが、晴れる瞬間もあり無事にモートン島を楽しめました。
次回来るなら自ら4WDをドライブして島を周りたいですが、タンガルーマリゾートに4WDレンタカーはありますが高額で、自家用車だと普通の保険で離島はカバーされないのでハードル高いです。フレーザー島のタグアロングのツアーなら、自ら四駆を運転することが出来てかつツアーの安心感もあります。
もし個人で砂の島をドライブするなら、オフロードの運転技術よりパンクや砂浜スタックなどからのトラブル脱出技術と準備がより重要です。2018年に私も僻地でパンクを経験して、それ以降4WDドライブは慎重になっています。
初めての4WDでオーストラリアの砂漠を冒険の旅1 ウードナダッタトラック
https://4travel.jp/travelogue/11369876
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この旅行記へのコメント (3)
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- どらみさん 2025/08/20 23:18:39
- こんばんは。
- こんばんは、どらみです。
随分前になりますが、アフガニスタンの旅行記でコメントいただいていた件、アフガニスタンの旅行記にはあからさまには書けないため、別の旅行記に返信させていただこうと思いながら、忘れていました。すみません。
出入国ですが、ビザはイスラマバードが一番敷居が低いと聞いています。朝に申請すれば昼にはもらえるそうです。私はドバイで取得しており、その他、アブダビ、ペシャワールでも取れます。
取得方法は、まずオンライン申請で必要事項を記入し、パスポートの顔写真のページやLOIをアップロードします。申請番号付きの申請書がメールで送られてきますので、各国の領事館に持っていき、手続きをします。オンライン申請や手続きは申請する領事館により、若干異なるようです。このあたりは旅行会社が教えてくれます。
旅行保険に関しては、IATIという旅行保険があり、全世界の国をカバーしています。
アメリカ入国に関しては、イランなど、訪問するとESTAが無効になる国がいくつかあるのはご存知かと思いますが、アフガニスタンはその中には入っていません。アメリカ入国には差し支えないはずですが、実際のところはわかりません。ただ、アメリカ人でもアフガニスタンを旅行する人は結構いるようです。
また、最近発見したのですが、西遊旅行のパキスタンの現地関連会社にインダスキャラバンという会社があります。ここのサイトの英語ページにはアフガニスタンツアーが載っています。日本語サイトには載っていません!笑
ワハーン回廊に行きたくて検索していたら、たまたま見つけました。問い合わせをしたら、日本語で回答が来ました。西遊は値段が高いのが悩みどころです。
以上で十分な回答になっているかわかりませんが、他に知りたい点がございましたら、わかる範囲で回答させていただきます。
- ノーーウォリーズさん からの返信 2025/08/24 10:22:42
- 結局、夏の訪問は断念しました。
- どらみさん、
こんにちは。
すいません、夏の旅行から帰って来たばかりの多忙で、ご返信遅れました。
結構前に私がご質問した事に、詳細に回答いただいて感謝しています。貴重な情報ですが、あからさまには書けないのは残念ですね。。
結局、この夏の旅行でアフガン行きは断念しました。そこまで思い入れがある国でもなく、他の状況も総合的に見て決めました。近所のアフガンレストランで気分だけ楽しんでいます。
その代わり、この旅行ではワハーン回廊の隣国からアフガンを眺めてきました。アフガンの地形は本当に天然の要塞です。すごい所に道があり人が住んでいます。現時点で両国民が交流できる中間マーケットが開催されて、国境付近の治安は安定している様に見えました。A
- どらみさん からの返信 2025/08/24 11:39:26
- RE: 結局、夏の訪問は断念しました。
- こちらこそ、数カ月放置してしまい申し訳ありません。
Visaについては旅行会社にコンタクトすれば教えてもらえることですので、ここに詳細を書いても問題ないのかもしれないですが、バーミヤンでスペイン人が襲撃された事件もありましたし、個人的な判断です。
あの事件に関しては、襲撃されたスペイン人がアフガニスタンの服装をしていなかったらしく、それが問題なのですが。。。
アフガニスタンは、バーミヤン以外に何かこれといった遺跡等があるわけではないですが、外国人があまり訪問していないのですし、インフラも整備がいまいちで、旅してる感がすごかったです。現地の人々も珍しがって話がってきますし、親切でした。
パミールハイウェイは日本でも西遊さんがツアーを出しているので、いつか行きたいなあと思っています。ワハーン回廊はほとんどが山で何の利用価値もないのか、国境を接する国の干渉もなく、アフガニスタン本国も無関心のようです。道もワハーン回廊の途中までしか通っていないらしく、まさに秘境のようです。
以前中央アジアに行ったときにガイドさんから聞きましたが、アフガニスタンはタジキスタンから普通に行けるよと言っていました。渡航情報では国境地帯は危険地域に指定されていますが、ノー―ウォリーズさんが実際に行かれて危険ではないと感じたということですね。来年のワハーン回廊に向けて安心材料になります。ありがとうございました。
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