2025/06/28 - 2025/06/30
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うーたさん
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島根県七類港を朝9時に出発し、昭和の雰囲気漂うフェリーで約2時間25分。隠岐の島西郷港に到着しました。
隠岐諸島は、島後と呼ばれる大きな島と、島前と呼ばれる3つの島群をあわせた地域でなっています。
島後か島前か、どちらかの地域に宿泊し、両方の地域を訪れるのも可能ですが、私たちは初の隠岐の島をじっくり見ていきたいので今回は島後と呼ばれる1番大きな島のみをレンタカーで一周ぐるりとまわることにしました。
島の道は細くて険しい山道が多いため、レンタカーは軽自動車が主流。小さい車でもハラハラドキドキが連続のドライブ道。
運転が好きな夫は、草木をかき分け進む道や、凸凹が激しい未舗装の道も新鮮だったようで、ご機嫌に運転。かなり楽しいドライブだったようです。(私は隣で常時ハラハラ)
山道+くねくね道ドライブ ⇒ 青い海と絶景に感動…を繰り返し、島の雄大さと美しさを堪能する大満足のドライブになりました。
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朝9時に島根七類港発のフェリーに乗り、11時25分、隠岐島西郷港に到着!
はじめての隠岐の島。
日差しがまぶしいけれど、湿度もなくて爽やかな気持ちいい場所。第一印象からかなりいい感じ。
これから、港近くのレストランで昼食をとり、レンタカーを借りて島内一周を計画中しています。隠岐汽船フェリー 乗り物
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昼食は港から徒歩すぐの「フィッシャーマンズワーフ」へ。
1階が海鮮物を扱うお店、2階が新鮮な魚を食べられるレストランとのこと。
あらかじめ、ここで昼食をとることを決めていたので下船後直行。フィッシャーマンズ・ワーフ隠岐 グルメ・レストラン
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2階に上がると海や港が目の前に見えている素敵な空間。
ただエレベーターがなかったので、スーツケースを運ぶのに少し苦労しました。
この日は団体さんの予約が入っているようで、テーブルに舟盛りがセットされていました。どうやら、先ほど同じフェリーに乗ってきたツアーの人たちがここでお食事するようです。 -
そのため一般客のメニューは4種限定。
ホントは単品でさざえの壺焼きや隠岐牛を食べられるお店なんだけど残念。
仕方ないから1番高い「刺身定食」と1番安い「づけ丼」を注文してみました。刺身定食は舟盛りが豪華だけど意外と普通。いい具合に熟成が進んだづけ丼の魚の方が美味しいという結果。 -
1階のショップは海苔やさざえの加工食品など、お土産っぽいものがメイン。水槽にお魚は泳いでいたけれど全て「売約済」の札が貼ってあって、一般への販売はなさそうでした。
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食後はフェリーターミナルに隣接する観光案内所へ。
フェリーは満員で港に到着したので、下船時はかなり人の姿が見えていたけれど、1時間ほどたった今はどこにも人影がなく…すごく静かになっていました。 -
観光案内所は新しく出来たばかりかな?木材のいい香りが漂っていました。
スタッフは数名常駐していたけど、机に向かって何やら作業中。
ちょっとした説明やご案内のサービスはないみたい。観光案内所にしては珍しい塩対応。
置いてあったドライビングマップをもらっておきました。 -
観光案内所から徒歩2分、予約していた「隠岐ドライブレンタカー」へ。
島の道路は細いのでレンタカーは軽自動車が主流です。傷の確認など細かいことは何もなく、鍵をもらって手続き終了。
ナビも付いているけれど、観光案内所でもらったドライビングマップがとても優秀だったから、この地図の情報を頼りにルートを決めることに。
マップには「山道険しく落石多い」とか「急勾配で危険!」などカーナビでは分からない情報が多数書かれているし、通行止め情報についても最新情報が随時更新されているのでとても役に立ちました。 -
まずは道幅の広い国道を通って「かぶら杉」を見に行きます。
途中で隠岐の島と言えばの日本酒「隠岐誉」の工場がありました。日曜日はお休みですが、予約制で工場見学もできるようです。 -
整備された道を進み、快適にドライブすること約20分。「かぶら杉」に到着。
道路沿いに急に現れます。大きな看板があるわけじゃないので、見落としそうになります。駐車場というほどのスペースではないけれど、Pマークの看板があるので、そこに車を停めて近くで見る事ができました。かぶら杉 自然・景勝地
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ガードレールのすぐそばに、根本から6本の幹に分かれている杉の巨木がありました。樹の高さ約38.5m、幹囲約10.8mという巨大な木。樹齢は600年と伝えられています。
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ここには「かぶら杉前」というバス停もあるから、バスで訪れることもできなくはないけれど、かなり空白が多い時刻表なので、うっかり下車してしまったら大変だと思う。
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次に向かうのは「岩倉の乳房杉(ちちすぎ)」。
かぶら杉と違い、わざわざここに行くだけに通る細道を進まないといけません。
道中は道が狭くて、対向車がきたら離合場所までどちらかが退避しないとすれ違いは無理な感じの道幅が続きました。
木漏れ日が美しい道だけど、いよいよ島らしい細道にハラハラ開始。 -
幸い対向車もなく乳房杉という看板の前に到着。
駐車場という感じの場所はなく、少しだけ道幅が広くなっているスペースがあるのでそこに駐車。
車を降りて鳥居に近づいてみると、急にひんやりとした空気が流れてきて、何だか神秘的。鳥居の奥にロープが張ってあって、杉の近くへの立ち入りは禁止されています。岩倉の乳房杉 名所・史跡
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西郷港の辺りとは、体感で5度ぐらい違うんじゃないかと感じるひんやり度。と言っても恐怖で悪寒がするようなひんやりじゃなくて、澄んだきれいな空気が流れてくる感じ。
この杉は樹齢約800年。樹の高さ約40m幹囲約11m。写真では分かりにくいけどその大きさと雰囲気に圧倒されました。
ここの空気感と相まって、神様が宿っていると言われても誰も疑わないと思う。 -
来た細道を戻り、次は「浄土ヶ浦海岸」に向かいます。乳房杉からは約25分。
ここは島の東側に約1㎞にわたって広がる美しい海岸です。
この日は閉まっていましたが、繁忙期には「浄土ヶ浜お食事処」という食堂も開かれるようです。近くのキャンプ場利用者のため、シャワーも利用できる山小屋みたいな建物もありました。清潔なお手洗いもあるから安心。浄土ヶ浦 自然・景勝地
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海岸沿いに遊歩道が整備されているけれど、残念ながら倒木により通行止め。
でも海岸に降りることはできます。
海岸にはきれいな玉砂利。上品な日本庭園の通路に敷かれているような整ったきれいな丸い砂利。
海水も澄んでいて、静かでとても美しい場所でした。 -
次は「白島展望台」に向かいます。浄土ヶ浦から約30分。浄土ヶ浦からここまでは比較的運転しやすい道幅でした。
ちゃんとした駐車場もあるので車を停めて展望台へ。
展望台へ続く遊歩道にはずらりとアジサイが。 -
白島海岸は島後最北端の海岸。駐車場から展望台までは歩いて5分ほどでした。
白島展望台 名所・史跡
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そこからの景色は絶景。
遊歩道がつながっているので、この写真の真ん中ぐらいの岩山辺りまでトレッキングを楽しむこともできるようです。所要時間は片道30分以上とのこと。
私たちは、ここから見るだけで満足。
それにしても、この島全然人がいなくて。ここまで回ってきたところは島のメジャーな観光場所なのに、一度も人に会っていません。 -
さらに細い山道を通り、次にローソク島が見える展望台へ向かいます。
ローソク島といえば、沈みゆく太陽と島が重なり、ローソクに火が灯るように見えるという遊覧ツアーが人気ですが、日が長いこの時期、日没に合わせて出発するツアーに参加してしまうと夕食時間に間に合わない…
ということで、旅先での美味しい食事をハズせない私たちは夕食を優先。
だけどひと目、ローソク島を見てみたいからね。
島の陸地から唯一見える場所という、この展望台を目指します。 -
でもこの展望台への道が細くて、険しくてジャングルみたいですごかった!!
ちゃんと道路はあるんだけど、周りの木々が生い茂りすぎて、葉っぱや枝がフロントガラスにバシバシ当たってきます。車で草木をかき分けるように進む感じ。
舗装もされていないから、ときどき轍にはまって体が左右に振られます。振動を直接体に感じるワイルドドライブ。 -
細すぎる道を抜けると、ある程度の道幅になって、最後は立派な駐車場が。
立派なお手洗いや東屋なんかもあって、さっきまでの酷道とのギャップ…。
展望台までの道の他に、遊歩道もあるようですが今は通行止めになっています。ローソク島展望台 名所・史跡
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展望台まではほんの1分ほど。
展望台は思ったよりも(苦労してきた割に)小さめ。 -
そこから広がる雄大な景色。
この景色の中にロウソク島がドーンと見えるのかと思いきや、真下に小さく見えてる。
道中の苦労の割に、え?これッ?っていう感じ…。 -
でもズームしてみてみると、写真で見たロウソク島。
上から見ても水が澄んで美しいのも見ることができて満足満足。 -
とはいえ、まだまだ緊張は続きます。帰り道も細くて険しいクネクネ道。
ナビの画面で見ると、カーブ、カーブ、ヘアピンカーブ!! -
続いて、ローソク島遊覧船の出航場所という「福浦岸壁」へ。
遊覧船には乗らないので雰囲気を見に来ました。近くに海水浴場もあるようです。福浦海水浴場 ビーチ
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海水浴場では、部活帰りかと思われる中学生ぐらいの女の子が体操服のまま砂に埋もれて遊んでいました。
堤防からは男の子たちが、ジャンプして海に飛び込んでいて、まるで青春ドラマのワンシーン。
夏と自然を楽しんでいる若者の姿がまぶしい~☆ -
そんな海岸の向こう側には鳥居が見える島。グーグルマップで調べてみると「弁天島」という名前みたい。
この辺りは観光としてはあまりメジャーな場所ではないけれど、若者たちのおかげで、自然豊かなこの島での暮らしを少し垣間見れたような気がします。立ち寄ってみてよかったー。 -
そんな福浦岸壁から20分ほどドライブし「那久岬」へ。
これは「那久埼燈台」
明治の末期に設置され昭和初期まで島後水道を航行する船舶の安全を見守っていました。那久岬 自然・景勝地
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ここは島前が見える絶景ポイントということで期待して行ったけれど本当にその通り。雄大な気持ちになれる場所。
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そしてこちらは遊歩道が生きている!
その先に見える灯台まで行けるようですが、結構な坂道。
この日は見当たらなかったけれど、ここで牛が放牧されているようです。 -
そこからさらにドライブすること20分、「屋那の松原・舟小屋群」へ。
この地域への入り口には牛突きのモニュメントが。屋那の松原 自然・景勝地
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舟子屋群は、20棟ほどの小屋が横につながっている船の収納庫。
遠くから全景を見ても、次の嵐で崩れてしまうんじゃないかと思うほど歴史を感じる建物だけど、この一部はまだ現役として使われているみたい。 -
近づいてみると陸地側にはツタがびっしり。
どんな船がおいてあるのか、じっくり見てみたいけれど、漁師さんの現役商売道具ですもんね、あまりジロジロ見るのも気が引けるし、周辺に専用駐車場があるわけではないので、ゆっくり見て回るのは遠慮しました。 -
舟小屋群を通り過ぎた所に「屋那闘牛場」の看板。
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きれいに整備されていました。
柵の外側には階段状になったギャラリースペースも。
現在、こういう闘牛場が島内に3か所残っているようです。 -
ここで闘う牛さんかな。
たぶん、まだ子牛。
とても人懐っこい!! なになに~?って感じでこちらに興味津々。
かわいいぞ、牛さん☆ -
初日に回る予定だった所を完全制覇し、予定通りホテルに到着。
この日の宿泊先は西郷港に程近い「隠岐プラザホテル」。
こちらは1971年創業の老舗ホテル。10階建てのこの建物は開業当初、島根県で一番高い建物だったんだって!
1年前にリフォームして、リニューアルオープンされたことからこちらのお宿をチョイス。お料理にも力を入れているお宿とのこと。ワクワクでチェックイン~!
旅行記は2日目編に続きます☆隠岐プラザホテル 宿・ホテル
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