【ホノルル→バンクーバー片道クルーズ】ハワイ島で緊急事態発生！すっかり親子で有名人　4日目

2025/04/29 - 2025/04/29

DAY2

クルーズ2日目にして最初で最後の寄港地、ハワイ島のカイルアコナに入港です。

大抵の観光地は以前訪問済みなので、あてもなくうろつくことに。
これが後半、大変なことを招くだなんて思いもしませんでしたよっ！

ハワイ島では今でもへレオンバスという無料のバスが走っているのだけど、これが又ハワイアンタイムでいつ来るのかわからない。
乗ったとしても行く先はせいぜいコナコモンズのROSSとTargetくらいなので、お散歩がてら歩いてラニハウセンターとその先のSafewayに行くことにしました。

行きは良いよいの波乱の1日の始まりです。

エリア ハワイ島(ハワイ)

• 旅行の満足度: 5.0

おはようございます。
今日もどんよりな1日が始まりました。

ハワイって青い空、青い海、緑の島じゃないのー！？
テンダーボートを下ろして下船準備がスタートしました。

早朝からテンダーボートチケットを貰い、いの一番に降りてた頃が懐かしい。
あの頃はまだ好奇心旺盛で寄港地への期待に胸を高鳴らせていました・・・じゃなくて、多分若かったんだな。
うん、多分そう。

今なんてもう初めてじゃない寄港地だと
「焦って降りなくてもいっか。何なら降りなくても良いよね？」
なんて余裕まで見せちゃってます。

って、結局「ここまで来て降りないのもね」なんて貧乏人根性丸出しで降りちゃうんですけどね。

朝食はゆったりのんびりダイニングでいただきます。
落ち着かない配色のアジアがテーマのメインダイニング。
主に仏教なのかなー。
中国テイストとインドテイスト満載です。

お初のメニューを発見。
マーケットベジタブルブレックファストボウル。
ジャガイモ、ほうれん草、マッシュルーム、ズッキーニ、パプリカにモツァレラチーズ、ヤギのチーズをのせ、更に目玉焼きを載せた1品。
グリルとはいえ、朝からジャガイモ以外の野菜が出てくるとは珍しい。
カリカリベーコン追加で頂きます。
カリカリベーコン乗せるの忘れて運ばれてきました。
あるあるだよね。
「あっ！忘れちゃった！」ってすぐ気づいてくれたけど。

おぉ、これはアリ。
私の好きなタイプの朝食です。

それにしてもお隣のご夫婦の奥様。
反対隣に座った若いご夫婦（新婚旅行な感じ）にちょっかい出しまくって、あーでもない、こーでもない、と寄港地やら船の要らんお世話を焼いとります。
どこの国でもいるんだね。
オババのお節介にウンザリしたのか、メインが運ばれて来たらその若いご夫婦お持ち帰りして居なくなっちゃった！

そりゃそうだよね。
前途洋々な若いご夫婦にオババのお世話は無用なのです。
せっかく夫婦で旅行してるんだから、目の前にいるスマホゲームに夢中な夫とお喋りしなさいよ。

結局この奥様、我らは英語通じない認定したようで私のTシャツを見て珍しく夫に
「ねぇ、彼女アイコンに乗ったみたいよ！」と話しかけたけど、夫に気のない返事をされたからか、私達を飛び越えてその向こうの会話に無理やり入ってビクつかせてました。

良かった、通じない認定されて。

ダイニングを出てウィンジャマーチェック。
心なしか、メニュー数が少ないような？
船尾からのハワイ島。
やっぱりお天気悪いねぇ。

ダイヤモンドメンバー以上が利用できるクラウンラウンジをチェック。
お、こちらはシャレとります。

Two70カフェもチェック。
何故かいつ来てもガラガラ。
昔ほど人気無いのかな？

朝の瞑想タイムの時間です。
その後、モーニングエクササイズがスタートします。
瞑想タイム、寝ちゃいそう。

11:00
一応降りておこうかね。
せっかくここまで来たしね。

並ぶことなくテンダーボートに乗船。

ハワイ島上陸。
うぅ、蒸し暑いよー

カイルア桟橋 史跡・遺跡

どんよりしてるけど雨降らないかな？
お散歩開始です。

歩道があるので歩きやすいけど、緩やかな坂道なのでまあまあ疲れます。

ラニハウセンター到着。

ラニハウセンター ショッピングセンター

お、我らのQuantum of the Seasが見えました！
あれでハワイ島に来てるだなんて変な感じだなー。

セーフウェイ (カイルアコナ店) スーパー・コンビニ

セーフウェイで涼みます。
ウィンジャマーのフルーツコーナーがイマイチなのでハワイアンフルーツを見て回ります。

プリングルスも随分色んな種類があるのね。

大好きなポテチエリア。
何か買っちゃおうかなー。

SUSHIコーナー。
「どれか気になるのある？」って聞かれちゃいました。
ある意味全部気になっちゃうのよ。
だって、色々と突っ込みどころが多いんだもの！

冷蔵コーナーに到着。
ポテサラがバケツで売られてるあたり。
きっとこれは「野菜」として食べるんだろうねぇ。

ハイ。
独特なデコレーションのケーキたち。
美味しそうというよりは、おどろおどろしい。
そして巨大。
青とか紫じゃないだけましかも。

見っけちゃった。
青いシリアル。
しかもご丁寧にまだら模様で、ハッキリ言ってカビちゃったようにしか見えない。
うーん、ミルクを入れたら青くなっちゃうのかなー。
口に入れたくないなー。

こちらはJade Palace2（翡翠楼）という中華レストラン。
そのお隣はIkkyu Ramenとかタピオカミルクティーのお店とかアジアンなお店が並びます。
ちなみにラーメンは日本のものとはかけ離れているので要注意。

L&L Hawaiian BBQとかLoko Wrapsなんてお店も気になったんだけど、ランチを食べるにはまだお腹が空いてない。
ベジタブルブレックファストボウルのはずだけど、重量級のパンチが効いてます。

スーパーを見つけたので入ってみます。
滅茶苦茶ローカルな感じ。

サックンセーブ (コナ店) スーパー・コンビニ

SafewayがGardenならここはさしずめSEIYUかな。
背伸びしないでのびのびのTシャツとか、サンダルで来れちゃう感じ。
あ、SEIYUに失礼？

引き続きお目当てのものを探し続けるけどハワイ島でも出会えませんでした。

アメリカならどこにでもあると思ってたのに意外だな。

さーて、何も無かったことだしあの船に向かって帰るぞー！

戻りのテンダーボート、混んでる・・・
15分くらい並んで乗船。
何故かその間だけ陽が射すという地獄。
でも大丈夫。
日傘持ってるもんね。
リゾートだろうがハワイだろうが気にしないよ！
だって熱中症になりたくないもの。
後ろの人に「良いもの持ってるね。正解だね！」なんて言われたけどホントその通り。

テンダーの船内で母と話していると、突然返事が無くなったので
「ねぇ、聞こえてる？」（最近耳が遠い）
と隣を見ると、真っ白な顔して半目で首がグラリと傾いて、今にも椅子からズリ落ちそうな体勢。

ギョっとして、首を支えて体を起こし

「大丈夫！？どうしたの！？」

と尋ねると意識朦朧で首ぐらんぐらん。

5年前、このクァンタムオブザシーズ下船してたった5日で急逝した父が母を呼びに来たのか！？
このまま逝ってしまうのか！？！？
もし逝ってしまったらこの先のクルーズはどうなるの？
ここで降ろされるの！？
諸々の費用ってどれくらいかかっちゃうの？
保険はどこまで適用されるの！？

いつも休眠状態の私の脳味噌がスパコン富岳並みにフル回転。
走馬灯のごとく（私はまだ逝かないけどねっ！）様々な事が一瞬で頭をめぐります。

そんな事を思いながら母の意識が消失したら大変なので声掛けをし続け、水で口を湿らせ倒れこまないように体を支えていると、周りの人も異変に気付き

「体を冷やしてあげて！」
「このお水、まだ開けてないから飲んで！冷えてるから！」
「濡らしたタオルを首に巻いてあげて！」
「私看護師だけど、持病はある？薬は何か飲んでる？」

と次々とヘルプの手が差し伸べられます。

いつもは英語をシャットアウトしてる私。
この時ばかりは覚醒したね。
何故か全部聞こえる。
んで、全部理解できちゃう。
ナニコレ、やればできるじゃない、私。

「高血圧の薬飲んでます。」
「たぶん熱中症。今日は暑かったし水飲まなかったから。」
「ちょっと休めば大丈夫だと思う。ありがとう。」

そうこうしているうちにテンダーボートは船に到着。

「メディック呼ぶ？」
「いえ、大丈夫、ありがとう。部屋に戻って休みます。」
（呼ばないでー！専門的な用語言われてもわからないし、船の医療行為はいくらなんでも高すぎるー！みんなありがとうーーー）

「Mediiiiiiicccccc！！！！！」
「Emergencyyyyyy！！！」
「We need a wheelchair！！」

嗚呼、みなさん我ら親子の為に叫んでくださってる・・・
わたくし、決して遠慮してるわけではなくってよ。
私にとっては更なる英語地獄が続くのを避けているだけだし（あと、結構なマネーが掛かりそうだからビクビクしてるだけ）、母は多分、いや、間違いなく熱中症なのよ。

でも看護師乗ってきちゃった。
我々は一番最後に下船だって。
母？えぇ、さっきよりは意識レベルも上がって顔色も戻ってきました。
メディカルセンター？
いえいえ、部屋に戻りたいです。
え？ダメなの？
メディカルチェックを受けないとダメなの？
英語地獄スタート。

みなさん、ご親切にありがとう。
この後もガンバリマス。
本当にありがとう。
ううっ（泣

支えていれば自分で歩ける母。
テンダーボートを下船し、船までは階段だけどここも両脇を支えてセキュリティチェックに到着。
母は車椅子に乗せられ、私は待ち構えていたオフィサーに荷物を預けスキャンして貰った荷物を受け取り、スタッフ専用通路を抜けて一緒にメディカルセンターへ向かいました。

ここで母。
見知らぬ空間を抜け、車椅子で病院ぽい所に連れてこられたせいで不安になったのか様子がおかしい。
明らかに過呼吸の症状です。

体温チェック　→　正常
サチュレーションは？・・・86％　→　おぉ、低いね。緊張してるもんね。
脈拍は？　→　正常

はい深呼吸して～（英語）　
→　お母さん！大きく吸ってーーーーー吐いてーーー
大きく吸って～（英語）　
→　お母さん、深呼吸深呼吸っ！しっかり吐いてーーー
緊張してるかな？（英語）　
→　ハイ、そうだと思います。お母さん、大丈夫だから大きく吸ってーーーー吐いてーーーーーー　深呼吸深呼吸っ！

何か薬飲んでる？
→　高血圧の薬飲んでます
diabetesは？
→　（お、海外医療ドラマ見ていて良かった！糖尿病ね！？）無いです
はい、深呼吸して～
→お母さん、ゆっくり吸ってねー大丈夫だからー！

するともう一人大柄な看護師さん登場。
ちなみに皆さん男性です。
新しく登場した方はガンガン母に尋ねます。
相変わらず呼吸が浅くて速い母。
おいおい、緊張高まってしまってるぞ？

ここで母、何か言いたそう。

「何言ってるかわからない！」（ご機嫌ナナメ）

おぉ、母。
過呼吸だけど元気だ。

そうだよね。
全部英語だもんね。
大丈夫、あなたの娘も多分半分くらいしか理解できてないよ。
英語だもの。
わたくし達日本人はわからなくて当然よっ！

なーんてやり取りしてたら呼吸が安定してきました。

サチュレーションチェック・・・94％　→　Better!

良かったー。
ここでタブレットを渡されて英語がたくさん書いてある何かにサインして無罪放免となりました。

一通りのメディカルチェック。
どれくらいかかるのかしら・・・
ドキドキ。

車椅子で部屋に戻り、ホッと一息。
しばらくしたらお腹すいちゃった。

母も血の気が戻り、ウィンジャマーに行くか聞いてみると「行く」とのこと。

母は席で待ってて貰い、あれこれ選んでいると

「お母さんは大丈夫！？」
「元気になって良かったわ」
「私は看護師だから何かあったらいつでも言ってね。」
「今日は大変だったわね。気を付けてね！」

おおおぉぉぉ、私は一人も顔を覚えてないけどみんなは私の事を覚えちゃったのね。

席に戻ると母が「あの人が何か言ってきたけど、わからないのよ。」と。
今日は多分、母が一番の有名人。

その人を見ると目の前に座ってた方で一番あれこれ世話を焼いてくれた方。
ついでに言うとメディック最初に呼んでくれた方。。。
この方と話したところ、カナダ在住のフィリピンからの移民。
息子さんがこの船で働いていてフィリピンの親戚と一緒に乗船してるそうな。
アジア系の人が随分多いなと思ったけど、カナダに移住してる人たちだったのね。

今回のハプニング。
私はメチャクチャ大変だったけど、そのお陰で様々な方と触れ合う事が出来ました。

一瞬ドキッとしたけど、良い経験になったかな。

食後はゆっくりのんびり。
トリビアに参加したりして過ごします。

お楽しみのディナータイム。
テーマはカリビアン。

うん、パッとしないね。
そんな時は安全安心安定のBaked French Onion Soup。

アツアツで美味しいっ！

メインはJerk seasoned pork chop。
母はGarlic-herb buttered Tiger shrimp。

ぼちぼちかな？

私のお気に入りのキャロットケーキ。
このフロスティが体に悪そうなくらい濃厚でお気に入りなのです。

クァンタム・オブ・ザ・シーズで唯一事前予約ができるTwo70でのプロダクションショーStar Water。
5年前は2階席中央で鑑賞したので、今回は前方で鑑賞します。

おーーー
相変わらずキレイ。
Starな感じがします。
キラッキラ。

とっても幻想的。
裾の長いスカートが波打って雲のようです。

ダンスもキレッキレでパーフェクト！
スタイルも良いしみんな可愛いのっ！
ロイヤルカリビアンのショーは最高です。

今日も1日お疲れ様でした。
ホント、お疲れな1日でした！

この旅行記へのコメント （6）

• zettai4690さん 2025/07/11 16:33:28

  メッセージありがとうございます。

  お母様との旅行羨ましいです。
  それにしても大事に至らなくて、良かったですね。
  私達のハワイは本当に久しぶりの海外で、個人手配の旅行も初めてでしたが、何とか行って来れました。
  クルーズの旅、良いですね。
  YouTubeやこの旅行記でも沢山拝見して、1回は体験してみたいと思っていたところです。
  これからも旅行記参考にさせてください。
  

  KRNさん からの返信 2025/07/11 17:25:35

  Re: メッセージありがとうございます。

  zettai4690さん、コメント＆フォローありがとうございます。
  
  高齢の母を今までのように連れ出しちゃイカンという事は頭では思っているのについつい旅先だと優先順位が変わって無理をさせちゃっているのだなという事を痛感しました。
  
  個人手配の旅はツアーと比べると世界が広がりますよね！
  クルーズもまた新しい旅のスタイルなのできっとハマると思います。
  是非お試しくださいな。

• さるおさん 2025/07/09 14:01:37

  大事に至らずなによりです

  今日は。お母さん、大変でしたね。ご回復が早かったようでよかったです。KRNさんも動揺されたとは思いますが、それでも、しっかりとされた対応、さすがでした。私だったら訳わからず、多くの方にご迷惑をおかけすることになったと思います。
  乗客の方も皆さん優しいですね。クルーズの違った魅力を感じさせていただきました。
  お母さま共々、くれぐれもご体調にはお気を付けて。　　さるお

  KRNさん からの返信 2025/07/10 13:50:29

  Re: 大事に至らずなによりです

  さるおさん、温かいお言葉ありがとうございます。
  
  蒸し暑い中ウロウロしちゃダメですね。
  日本だったら絶対にやらないのにハワイだから舞い上がっちゃってました。
  この時は何故か冴えちゃって（笑
  全くパニックにならず、落ち着いて聖徳太子のごとく隅々の声まで良く聞こえてそれぞれに対して答える余裕がありました。
  あぁ、いつもこうだったらなぁ・・・
  
  他の旅行だとここまでは無いんでしょうけどそこはクルーズ。
  その後も船内であちこちから「あなた達親子！！！」「お母さん元気そうで良かったわー！」「大変だったわね！」と最後の日まで声を掛けられまくりでした。
  テンダーボート、200人くらい乗ってるので意外とたくさんの人から見られていたようです。
  恥ずかしいよー
  
  これが日本発着だと陰口叩かれるんだろう・・・・なんてことは無いっ！
  多分ないっ！

• wakabunさん 2025/07/08 22:12:20

  ご無事で何よりです

  KRNさん、こんばんは。
  
  お母様大変でしたね。でも回復されてよかったです。海外でそんな状況になったら焦りますよね。でも高齢の家族と旅行するとそういうリスクも高いんだなとあらためて思いました。私も母を連れまわして結構ハードな旅程だったりするので気を付けないとです。
  
  下世話な話で恐縮ですが、船の医療費は海外旅行保険適用外だったりするんでしょうか？船は医療体制も整っているし安心とはいえ、費用が不安だったりします。
  
  Wakabun

  KRNさん からの返信 2025/07/10 13:33:29

  Re: ご無事で何よりです

  wakabunさん、労いのお言葉感謝です。
  母も自分も年を重ねているのに、ついつい昔のイメージで動いちゃうんですよね。
  食も細くなったし、昼間はうつらうつらするようになったのに健脚なので（でも随分歩くのも遅くなった）年取ったことを忘れて今までのように連れまわしちゃって反省です。
  
  医療費、気になりますよね。
  実は今回、医師による医療行為が無かったので無料でした！
  とはいえ最低限のメディカルチェックは受けているので$100程度はかかるのかなと覚悟して日々ステートメントを確認してたのですがチャージはされませんでした。
  助かったー
  高齢者が多いクルーズ船、このあたりも織り込み済みのクルーズ代金になってるのかな？
  
  以前私自身が体調不良で医師の面談＆投薬を受けた時はトータルで$400くらいだったと思います。
  海外旅行保険で全額カバーされたので良かったですがアメリカの医療行為はバカ高いので冷や冷やでした。