北東北 青森　 八甲田・蔦七沼・奥入瀬渓流・十和田湖・特別史跡三内丸山遺跡

2025/05/29 - 2025/05/31

念願の東北　八甲田・奥入瀬渓流・十和田湖・三内丸山遺跡を巡る夫婦旅
①「八甲田ロープウエー」で頂上にのぼって新緑の八甲田を楽しむ
②憧れの「奥入瀬渓流ホテル」に泊まり、新緑の「奥入瀬渓流遊歩道」を歩いて楽しむ　
③十和田湖遊覧船に乗って「十和田湖」の景色を楽しむ
④特別史跡「三内丸山遺跡」･･･縄文時代の素晴らしさが楽しめる。ユネスコ世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」として登録された所
　縄文文明を研究中の私にとってここが今回の旅行の一番の楽しみ・・・。
　　3日間の流れとしては・・・
１日目：5月29日(木)
県営名古屋空港→青森空港　レンタカーで【八甲田ロープウエイ】→蔦沼遊歩道→奥入瀬渓流ホテル（泊）
２日目：5月30日(金)
ホテルのシャトルバスで【奥入瀬渓流三乱の流れ】へ　徒歩で石ヶ戸休憩所→阿修羅の流れ→雲井の滝　シャトルバスでホテルに戻る→車で十和田湖畔休屋→【十和田湖遊覧船】→浅虫温泉椿館（泊）
３日目：5月31日(土)
旅館→【浅虫水族館】→ 特別史跡【三内丸山遺跡】→ねぶたの家ワラッセ→観光物産館アスパム　レンタカー返却後、青森空港→県営名古屋空港

【おすすめ】・・・それぞれの場所を詳しく紹介した「別冊」があります。
　　　　　　　　そちらの方が詳しく書いてあります。ぜひご覧ください。
　　 (別冊１) 八甲田・蔦七沼　編
　　　(別冊２)　奥入瀬渓流・奥入瀬渓流ホテル・十和田湖　編
　　　(別冊３)　浅虫温泉 椿館・浅虫水族館・三内丸山遺跡　編

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船 レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

【県営名古屋空港（小牧空港）】
小牧の県営名古屋空港からＦＤＡ（フジドリームエアラインズ）で青森空港へ向かう。
【ワンポイントメモ】
タラップを使って搭乗するは初めて。７:４５発、９：０５着　約１時間２０分の空の旅。

【八甲田ロープウェー】
ふもとの「山麓駅」から「頂上公園駅」まで所要時間は片道約１０分
15分～20分間隔で運行　料金は往復で２,２００円。

【八甲田ロープウェーゴンドラ】
山麓駅からロープウェーに乗って山頂に向かう。快晴なのでとても眺めがよい。
【ワンポイントメモ】
秋は紅葉のスポットの１つで、とても賑わうらしい。ロープウェーに乗るのにも１時間以上かかることもあるらしい。

八甲田ロープウェ- 乗り物

【八甲田山ロープウェー】
天気は快晴！　ゴンドラからの景色は良く、青森市街、陸奥湾、八甲田山系の山々が見渡せる。5月末なのに山々には雪がかなり残っている。

【ロープウェーの山頂公園駅】
展望台から景色を眺める。5月で新緑がとてもきれいで混雑もしていない。ただ、秋の紅葉シーズンの方がとても混み合うらしい。

八甲田 紅葉

約30分の周遊散策コースをまわるつもりで出発だったが、なんと雪がまだかなり残っていて、散策コースの道が全然分からない。
案板板も矢印などの方向指示板も何もなく、雪原を歩くと道がないのでどこを歩いて行けばいいのか分からない。なんと不案内なことか。遭難する！

八甲田 スキー場

【雪だらけの山頂】
これではスキー場と見間違えるほど大雪原。これでは周遊散策コースの道はどこか分からない。

【蔦七沼】
　蔦沼をはじめとして7つの沼を総称して「蔦七沼」と呼ぶ。ぐるっと回る約２時間の周遊散策路もある。場所的には【蔦温泉】が起点になるので、蔦温泉ホテルを目印にする。5月はじめだと蔦沼や菅沼付近できれいな水芭蕉の花が見られる。

蔦七沼 自然・景勝地

【蔦沼】蔦七沼の中で一番大きくて、とても静かできれいな所。池の周りは5月の今は新緑の緑がきれい。ここは八甲田と並んで、青森でも1・2を争う紅葉の素晴らしいスポットだそうだ。紅葉シーズンは池の周りがみな紅葉で取り見込まれてとても人気がある。混雑時は、駐車場も確保しにくかったり、入場制限があったりするらしい。

蔦七沼 自然・景勝地

星野リゾート【奥入瀬渓流ホテル】
このホテルはとても人気があり、かなり早めに予約しないと希望の日に泊まれない。予約した時も、空いている日が少ししか残っていなかった。ガイドブックやＳＮＳ動画などを見て、ぜひこのホテルに泊まりたいと思っていたので、念願叶った！泊まってみて本当に素敵なホテルだった。ぜひ一度泊まってほしい。お薦めです！！

奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート 宿・ホテル

ロビー【森の神話】
岡本太郎作の巨大暖炉　このホテルのシンボルになっている。ここで、ウエルカムドリンク（リンゴジュース、リンゴシードル、珈琲）をいただく。

奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート 宿・ホテル

【巨大暖炉　森の神話】
岡本太郎作の巨大暖炉。このホテルのシンボルのようなもので、ホテルの紹介パンフレットには必ず載る。

客室「渓流和室」
　畳敷きの和室で、窓際のソファーに座っては奥入瀬の渓流が望めるのが素晴らしい。とても落ち着いた感じの素敵な部屋。和室とあるだけに、ベッドの周りも床もなんと畳敷きです。

奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート 宿・ホテル

【リンゴキッチン】1
中央に料理がいっぱいならんでいる。左の方にはコックさんがお薦めの料理があり、直々手渡してくれる。どれも工夫がなされていてとても美味しかった。
食事は渓流や緑の木々を眺めて食べられる窓際の席でいただくので、とても気持ちよく食事をいただける。

青森りんごキッチン グルメ・レストラン

【りんごキッチン】2
りんごのスライスだけでなく、リンゴのサラダ、リンゴのピクルスをはじめりんごをいっぱい使った料理がたくさんあり、どれもとても美味しかった。
【ワンポイントアドバイス】
壺焼きとソフトクリームのセット、目の前で絞って出してくれる濃厚なリンゴジュースがお薦め。（写真はホームページより）

青森りんごキッチン グルメ・レストラン

【奥入瀬渓流散策】渓流さんぽ
朝8時ホテルのシャトルバスで、奥入瀬渓流の「三乱（さみだれ）の流れ」へ。バスは毎時００分ちょうどにホテルを出発し、奥入瀬渓流沿いのビューポイント4カ所で降りられるのでとても便利。料金も宿泊者は無料。
　川沿いの遊歩道はしっかり整備されていて、とても歩きやすい。下流は流れも緩やかで、川の流れとヤマツヅジの花やシダや苔をゆっくり見て楽しめる。

奥入瀬渓流 自然・景勝地

【石ヶ戸休憩所】
散策途中にある休憩所で、トイレ、自販機などが備えられ、軽食も取れる。奥入瀬渓ホテルのシャトルバスやＪＲバスの停留所もある。
【ワンポイントアドバイス】
近くには休憩所がないので、ここでトイレを済ませ、休憩してから「渓流さんぽ」を楽しむのが良い。

石ヶ戸 自然・景勝地

【石ヶ戸（いしけど）】
大きな岩が左のカツラの巨木に寄りかかり、下がまるで岩屋のようになっている。少し神秘的な、縄文的な場所でもある。
【ワンポイントメモ】「ヶ戸」とは地方の言葉では「小屋」を意味し、石ヶ戸は石でできた小屋「岩屋」という意味になる。

石ヶ戸 自然・景勝地

【渓流さんぽ】　阿修羅（あしゅら）の流れ1
奥入瀬渓流の中流は高低差もあり、流れも急で、様々な流れ方をしている。この奥入瀬渓流散策でも一番人気が「阿修羅の流れ」で、その迫力は見応えがある。

奥入瀬遊歩道 公園・植物園

【渓流さんぽ】　阿修羅の流れ2
渓流沿いに遊歩道があるので、川の様々な流れを間近に見られるし、写真を撮るのにも便利。その迫力に魅了される。
【ワンポイントアドバイス】写真だけでなく、動画で記録するとなお迫力が味わえる。

奥入瀬遊歩道 公園・植物園

【渓流さんぽ】 阿修羅の流れ3
5月・6月は川の水量が多く、新緑も映えてベストシーズンなのだろう。
【ワンポイントメモ】
ここは散策路も車道も川の近くなので、車を置いて渓流のさんぽを楽しむ人も多い。

奥入瀬渓流 自然・景勝地

「雲井の滝」
高さ20ｍの三段滝で、水量もあるので奥入瀬渓流の中でも人気がある。この「雲井の滝」から上流は、「九段の滝」「玉簾の滝」「銚子大滝」などの滝が遊歩道沿いにいくつかある。
【メモ】ホテルのシャトルバスが１時間に１回ここで折り返してホテルに戻る。

雲井の滝 自然・景勝地

【十和田湖遊覧船】第一八甲田丸
大きな遊覧船で、船の中から十和田湖の風景を見る。「休屋」という船着き場から、約50分でぐるっと回って戻ってくる。料金は1,650円
【ワンポイントメモ】
「子ノ口」→「休屋」までの片道コースもある。所要時間も料金も同じ。

十和田湖 自然・景勝地

十和田湖遊覧船からの景色
少し曇っていたが、湖面に映る山の景色もきれいである。秋には紅葉がとてもきれいなので賑わうらしい。

十和田湖 自然・景勝地

浅虫温泉旅館「椿館」
2日目の宿泊所が、なんと創業400年の旅館「椿館」である。
明治天皇もお泊まりになられた由緒ある旅館。玄関はそのままだが、2024年に改装リニューアルされていて、中はモダンできれいな部屋になっている。料理がとても美味しかった。

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【椿館　棟方志功ギャラリー】
青森出身の「棟方志功」という有名な版画家がこの宿を好み、「棟方志功の宿」とも言われている。館内には「棟方志功ギャラリー」があり、作品が展示されている。
【ワンポイント】女将さんから抹茶の接待をうけた。美味しかった。

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

「浅虫水族館」正面
浅虫には県営の浅虫水族館がある。入場料は1,200円
ここの目玉は「トンネル水槽」と「イルカショー」

浅虫水族館 動物園・水族館

浅虫水族館【トンネル水槽】
この水族館には、20ｍの長さのトンネル水槽があり、透明なチューブの中を歩いて行くと、魚が右を、左を、上を泳いでいくのが間近に見られてとても楽しい。

浅虫水族館 動物園・水族館

特別史跡【三内丸山遺跡】掘立柱建物と掘立建物
2021年にユネスコから「北海道・北東北の縄文遺跡群」として登録された。たくさんの石器、土器、土偶などが出土している。入場料410円（特別展などの場合は別料金）
【ワンポイントメモ】縄文時代前期中頃（約5,900年前）から中期末葉（4,200年前）まで、なんと1700年もの間定住生活が続いた。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

三内丸山遺跡【竪穴住居】
出土品考えて、考えて、当時の住居を再現した「竪穴住居」をいくつかのタイプの住居を見ることができる。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【縄文ポシェット】と【板状土偶】
出土品で有名なのが、編み込んで作ったまるでポシェットのような形の入れ物。これを「縄文ポシェット」と呼んでいる。中にはクルミが入っていた。
【ワンポイントメモ】ここで発見された土偶は一般的な円筒形ではなく、薄い板状形が特徴的だ。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【特別展　縄文土器】
ちょうど「特別展　縄文土器」を開催していたので見てきた。いろいろな遺跡から出土した土器や土偶が展示されていた。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【縄文ウオール】
縄文土器の欠片が壁一面にびっしりと埋まっている

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【 縄文ソフト栗ー夢 】
三内丸山遺跡併設レストラン「五千年の星」限定ソフトクリーム。栗がいっぱい練り込まれたソフトクーム。栗の甘い香りとなめらかな食感が楽しい。板状土偶のクッキーが添えられていて、かわいいし、食べたらとても美味しかった。３２０円
【ワンポイントメモ】「ソフトクリーム」ではなく「ソフト栗ー夢」というネーミングもなかなか洒落ている。

五千年の星 グルメ・レストラン

【ねぶたの家ワラッセ】
ねぶたのコンクール受賞ねぶたが展示してある。ねぶたの雰囲気満載で、ねぶた祭を見ているような気分になる。

【ねぶた受賞作品】
ホールに４体くらいのねぶたが展示されている。また、太鼓や鐘を体験するアクティビティも随時行われている。

【アスパム】
１階は青森観光物産館で、県内のいろいろいな特産品やお土産を打っている。
２階には３Ｄでねぶた祭を見る映画館があり、１３階には陸奥湾や市街を眺められる展望台がある。