北東北 青森【別冊３】特別史跡 三内丸山遺跡・浅虫温泉旅館 椿館・浅虫水族館 編

2025/05/29 - 2025/05/31

2025年５月２９日から３１日まで、２泊３日の青森旅行に出かけたときの夫婦旅行記です。その様子を「北東北　青森　八甲田・蔦七沼・奥入瀬渓流・十和田湖・特別史跡三内丸山遺跡」という旅行記に書いて投稿しましたが、１つの旅行記では載せる写真やコメントの数が少なくなるるので、その魅力を伝えきれません。もっといろいろ知ってもらいたいので【別冊】を３つ作りました。
　本編　　北東北　青森
　　　　　八甲田・蔦七沼・奥入瀬渓流・十和田湖・特別史跡三内丸山遺跡
　別冊１　八甲田・蔦七沼 ・入瀬渓流温泉スキー場 詳解説編
　別冊２　奥入瀬渓流・奥入瀬渓流ホテル・十和田湖 詳解説編
　

エリア 青森市内(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船 レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

【浅虫温泉　椿 館 】
創業４００年の老舗旅館、明治天皇も泊まられた由緒ある旅館
太宰治や版画家棟方志功がよく訪れた旅館でもある。「棟方志功の宿」とも呼ばれていて、棟方志功の業績や作品が展示してある「棟方志功ギャラリー」も必見である。

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【棟方志功ギャラリー　椿 館 】
ソファに座ってみるのもよし、歩いて１つ１つ見て回るのもよし。女将さんが抹茶を点ててくださったので、美味しくいただいた。

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【棟方志功が描いた屏風 】

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【棟方志功の写真 】

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【棟方志功ギャラリー　椿 館 】

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【浅虫温泉　椿 館 】
2024年改装リニューアルしたので、中はとてもモダンで部屋もきれいで、最新シャワートイレや洗面所もとても清潔で快適でした。

浅虫温泉 椿館 宿・ホテル

【浅虫水族館】
浅虫温泉から車で１０分ほど､少し山手の方にある。

浅虫水族館 動物園・水族館

【トンネル水槽】
ここの目玉は約20ｍの「トンネル水槽」。水槽の右や左だけでなく、上の方も魚たちが泳ぎ回っている。下から眺めるのは珍しいし、とても面白いと思った。

浅虫水族館 動物園・水族館

【トンネル水槽 拡大】
頭の上を魚たちが泳いでいくのを見るのはとても面白い。下から魚たちを眺めることができる水族館は珍しい。

浅虫水族館 動物園・水族館

【ペンギン水槽】
深さのある水槽なので、ペンギンが水中で泳いでいる様子がよく分かる。　

浅虫水族館 動物園・水族館

【浅虫水族館】イルカショー
イルカショーの時間が決まっているので、今回は時間の関係で見られなかったが、ホームページなどには素敵な写真があった。（ホームページより）

浅虫水族館 動物園・水族館

【浅虫水族館】イルカショー
見てみたかったと思う。（ホームページより）

浅虫水族館 動物園・水族館

【三内丸山遺跡 正面玄関】
2021年にユネスコから世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」として登録された。入場料4500円（特別展などの場合は別料金）
縄文時代前期中頃（約5,900年前）から中期末葉（4,200年前）まで、なんと1700年間も大規模「むら」の定住生活が続いた。石器、土器、土偶なども多く出土している。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【三内丸山遺跡 説明板】
文時代の遺跡について情報を得られ、とても広い敷地で迷子にならないように建物の配置がよく分かる。１０時半からボランティアによる定時ガイドツアーに参加した。
【メモ】ガイドツアー･･･1日に何回か実施されている

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【環状配石墓】
道の両側にはこうした丸い盛土が３０くらい見つかっている。ここでは道に沿って墓が並んでいる。縄文時代にはすでに亡くなった人をていねいに葬られていた。また子どもの墓の場合、土器の中に入れられて特別大事にされた弔いが見られる。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【大小の竪穴建跡】いろいろなタイプの住居が５５０棟以上見つかっている。復元した建物が配置されている。
　タイプ①　穴を掘り、木で大まかな枠組みを作り、屋根を付ける
　タイプ②　穴を掘り、木で大まかな枠組みを作り、上に土を盛って作る
　タイプ③　穴を掘り、柱を立てた建物で、高床式の建物として復元されている

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【竪穴住居】タイプⅡ
屋根は土盛りで、断熱ができて意外と暖かいらしい。換気口もある。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【高床式の建物】タイプ③
高床式倉庫というと、稲作が始まった弥生時代以降のイメージが強いが、遺跡の調査によって縄文時代にすでに高床式の建物が造られていたが分かっている。ただ、証拠として使われていたかどうかははっきりしていない。

【三内丸山遺跡発掘調査場】
今も発掘調査中のところがいくつかある。また新しい発見が見られることも期待できそう。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【三内丸山遺跡のシンボル・・・「大型掘立柱建物」と「大型竪穴建物」】
①「大型掘立柱建物」･･･高さ20ｍ、直径1ｍのクリの木の柱６本でできている
②「大型竪穴建物」･･･長さ32ｍ、幅9.8ｍ、300人収容可能の大きな建物

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【三内丸山遺跡】
掘立柱建物の跡

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【大型掘立柱建物（復元）】
復元された大型掘立柱建物と、実際の柱の跡を保存する建物（後ろの白い建物）

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【実際の大型掘立柱建物の柱跡】（白い建物の内部）
20ｍ以上の栗の木を掘っておいた穴に埋めて、櫓のような建物を作った。
【ワンポイント】縄文時代にこんな技術があったのです!
①シロアリなどの虫が付かないように根元が火で焼かれている
②柱と柱の間隔がみな4.2ｍで、正確に計られて穴を掘っている
③安定するため、それぞれの柱が内側に約2度傾けられている

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【縄文ポシェット】
縄文時代にすでに葦で編んだ小物入れ「ポシェット」が作られていた。中にクルミが入っていた。
大きさは定規で分かるように、高さが13ｃｍくらい、幅が10ｃｍくらいである。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【大型板状土偶】
土偶と言えばちょっとふっくらとした円筒形の形が多いが、ここでは「板状土偶」がたくさん出土している。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【特別展　「縄文時代のはじまり」】4月19日～6月29日
ちょうど令和7年度特別展「縄文式時代のはじまり」が行われていた。入館料とは別で、一般は890円。入場料とセットの割引券もある。
東北のいろいろな遺跡から出土した石器類、石鏃・石斧、縄文土器などが展示されている。

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【特別展　縄文時代のはじまり】
縄文ウオール・・・いろいろな土器が埋まっている盛土

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【特別展　縄文時代のはじまり】
縄文式土器が展示されている

特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡

【体験工房の案内】
時間に余裕があれば次のようなものを作る体験工房もある。
①板状土偶づくり　②縄文ポシェットづくり　③勾玉づくり　④編みひもづくり
⑤織布づくり　　（費用も体験時間も違うので、よく確かめてから参加しよう）

【 レストラン「五千年の星」】そふと栗ーム（ソフトクリーム）
三内丸山遺跡の縄文人が好んで食べた栗をクリームに練り込んだソフトクリーム。
栗の香りがして美味しかった。ソフトクリームだけでなく、添えられた板状土偶のクッキーがかわいらしく、また食べても美味しかった。
ここでは、キノコや山菜、古代米など、縄文人が食べていた食材で作る料理が味わえるメニューもある。

五千年の星 グルメ・レストラン