2025/06/12 - 2025/06/12
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スネフェルさん
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戯曲や歌舞伎、時代劇好きなら一度は聞いたことがあるであろう人斬り権八。
分かっているだけでも130人以上を斬ったことで知られるシリアルキラー・権八が何故、戯曲や歌舞伎、映画の題材とされるのか?
幕政期に存在した人斬りと権八を分けるものは何か?
幕末の人斬りで有名な以蔵とこれほど扱いに差がでるのは何故なのか?
それは伝説の花魁・小紫の存在があるからなのは間違いない。
伝説級の花魁には「紫」の源氏名が付くことが多い。
明治期の若紫は純愛を貫いたことで有名だが、この小紫も若紫以上に純愛を貫いた女性である。
小紫の場合は明治期ではなく、江戸期の花魁。
ただ、その相手が問題だった。
小紫の相手は江戸期随一のシリアルキラー・人斬り権八だった。
一説には権八は小紫に逢うために人斬りをしていた、と言われる。
関八州のあちこちで人斬りをしていたようで、埼玉県熊谷市久下の中山道沿いには「久下権八地蔵」が残る。(人斬りをした権八がその場にいた地蔵に口止めをしたと言われる地蔵)
強盗をして稼いだ金で花魁を水揚げする。
そこまでして逢いたかった権八。
強盗をして稼いだ金で来ていたとは知らなかったであろう小紫。
小紫が傾国と言われる所以はこの点にあるのだろう。
ただ、苦界にあっては希望が無いのは事実。
縋れるものに縋ることに罪があるとは思えない。
何度も逢瀬を重ねるうちに、小紫にとって権八は「唯一」になっていったのであろう。
ただ、権八は遂に「年貢を納める」と時が来る。
そして刑場の露と消える。
権八の死は、小紫にとっても「希望」が消えた瞬間だったのだろう。
いや、生きる理由になっていたのかもしれない。
権八の死を聞き、吉原を足抜けし、権八の墓前で自害をしたのだから。
激しい恋と感じる人がいるかもしれないが、自分はそうは感じない。
人には生きる理由が必要なのだ。
それが他人から見て、どんなに奇妙であり、不快であっても。
他人の生きる理由を非難する人は、苦労知らずであり、他人の気持ちに反り沿うこともできず、想像力もない、傲慢な人だと思う。
自分は小紫の選択を非難できないし、同情すら覚える。
人身売買は罪な制度だ。
人は自由(Freedom)であるべきだ。
自由(Freedom)あってこその自由(Liberty)なのだから。
小紫の比翼塚を訪れて、そんなことを感じた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
-
目黒駅下車。
-
正面は行人坂。
右手は権之助坂 -
行人坂はきつい坂だった、とありますが、ここの地点(三井住友銀行脇)はそれほどでもありません
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中華料理屋さんから坂は急に。
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目黒川架橋勢至菩薩石像
西運という僧が目黒不動尊と浅草観音に毎日参詣し、往復の途中で人々から受けた寄進により、川の両岸に石壁を築き雁歯橋を架けた、ことに関連しているようです -
大圓寺の山門
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銘はほとんど読めませんが、行人坂敷石造道供養碑。
行人坂が急で、登る人が苦しんでいたので、自腹で急ではない坂(権之助坂)を作った権之助さんは、そのことで罪に問われて処刑されてしまう。
そのことを慰霊するために立てられた碑です。 -
鐘楼がありました。
金がある寺ですね(^^) -
阿弥陀堂
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六地蔵。
結構新しいお地蔵さんです -
ホテル雅叙園の入口には「お七の井戸」があります。
「お七」とは「八百屋お七」のこと。
お七は、大火の避難先であった寺の小僧さん(吉三)に惚れて、火事になれば再会できる、会いたい一心で火付けをし、罪に問われ、火刑に処されました、
そのお七が惚れた小僧さんはこの大圓寺付近にあった寺の小僧さんだったそうです。
この井戸の水を使って小僧さん(吉三)はお七を供養した、との話があり、お七の井戸、と言われているのだとか。
分からなければ、通り過ぎちゃいますよね。
とはあいけ、悲恋の跡地のようなもの。
悲恋の記念碑・比翼塚に向かう前哨にふさわしい場所ではあります。 -
目黒川を渡ると右手にラブホが・・・
現代の悲恋の舞台になるのでしょうか・・・ -
途中、
これでもか!
と昭和を詰め込んだ店を発見。
集めただけでもすごい。 -
羅漢寺入口の交差点に到着
-
なんか像があります。
ガタイの良いおっさんです。
松雲羅漢とあります。 -
五百羅漢寺を創建した坊さんのようです。
坊さんというより、格闘家ですよね、このガタイは! -
五百羅漢寺に到着
-
寺の縁起
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寺の縁起
こちらの方が読みやすい -
五百羅漢寺前の小道に入ります。
-
右手が目黒不動。
仁王門が見えてきました。 -
お目当ての比翼塚に到着。
手前の上りはお稲荷様 -
比翼塚前
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比翼塚の看板。
うーん・・・人斬り権八と小紫の恋は傾城の恋、といった人がいるのか・・・
小紫は傾国の美女だったらしいけど、傾国も傾城も意味は同じ。
権八は小紫に逢いたいがために辻斬りを重ねた。
その数はわかっているだけで130人、推定では185人以上の人を金品を奪う目的で斬った。
その金で、花魁・小紫に逢っていたのだから傾城と言われても仕方ないのかもしれない。
しかし、権八が刑死っした後は、権八の墓前で小紫は自害している。
汚れている金で逢っていたとはいえ、想いあっていたのは確かであろう、とは思うんだがなぁ・・・ -
英文でも解説っぽいものがありました。
ってか、権八と小紫の話に全くミートしていないんだけど・・・
この物語性の高い悲恋、外人向けにしっかり解説してほしいものです -
比翼塚。
今でも供養する人がいるようで、花が手向けられていました。 -
目黒不動の仁王門
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門の脇にあった目黒不動尊(瀧泉寺)の説明看板
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目黒不動尊境内の案内図
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境内に入ります。
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青木昆陽の碑
江戸のサツマイモゆかりの地とは知りませんでした -
目黒不動尊の本堂
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甘藷先生の墓に行ってみたかったのですが、閉鎖されていました。
残念!
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