2025/04/22 - 2025/04/22
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ちふゆさん
2025年4月22日(火)午後の、大阪・関西万博、28ヶ国が展示しているコモンズAパビリオンの続き。
スリランカ、セーシェル、モーリシャス。これらはインド洋に浮かぶ島国。スリランカは南西アジア、セーシェル、モーリシャスはアフリカに分類される。いずれも行ったことはない。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.29804249225885051&type=1&l=223fe1adec
インド洋(Indian Ocean)は太平洋、大西洋と並ぶ三大洋の一つで、一番小さい大洋。南アジアの南、西はアラビア半島とアフリカ大陸、東はマレー半島からオーストラリア大陸、南は南極海に囲まれた海。
スリランカはインド亜大陸(Indian subcontinent)の南東にポーク海峡(Palk Strait)を隔てて位置する国。主にはセイロン島(Ceylon)から成り、正式にはスリランカ民主社会主義共和国(Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)。首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ(Sri Jayawardenepura Kotte)。
面積約6.6万平方kmは国の面積リスト119位で、人口約2100万人は国の人口リストで57位。公用語はシンハラ語とタミル語で日常的にはほとんどの国民がそれぞれの民族語を使う。通貨はスリランカ・ルピー(LKR)。日本との時差は3時間30分(遅れ)。サマータイムは採用してない。
紀元前5世紀にはアヌラーダプラ王国(Anuradhapura Kingdom)があったとされる。16世紀にポルトガル人に植民地化され、17世紀にオランダの植民地となるが、19世紀になりイギリスの直轄植民地(crown land)になる。
戦後の1948年に「セイロンCeylon)」として独立を果たす。1972年にスリランカ共和国(The Republic of Sri Lanka)となり、さらに1978年に現国名となる。国名はシンハラ語で「光輝く島」を意味する。
パビリオンのテーマは「海洋資源の持続可能な管理」。紅茶産業、エコツーリズム、アーユルヴェーダ、持続可能な開発が紹介されている。特に、セイロンティー、自然保護、再生可能エネルギー、IT産業に力を入れている。
セーシェルはマダガスカル(Madagasikara)島の北北東約1200kmに連なるインナー諸島(Inner Islands)とアウター諸島(Outer Islands)の2つの島嶼群の115の島々から成り、正式にはセーシェル共和国(Republic of Seychelles)。首都はマヘ島(Mahe)のヴィクトリア(Victoria)。
面積約450平方kmは国の面積リスト180位で、人口10万人弱は国の人口リストで184位。公用語はセーシェル・クレオール語、フランス語、英語だが、9割以上がフランス語がベースのセーシェル・クレオール語を使っている。通貨はセーシェル・ルピー(SCR)。日本との時差は5時間(遅れ)。サマータイムは採用してない。
1756年にフランスが領有権を主張し、入植を開始したが、1794年にはイギリス海軍が占領し、1814年にイギリス領となる。独立は1976年。国名は1756年に仏領として宣言された当時のフランスの財務大臣セシェル(Sechelles)の名前に因んでいる。彼の指示により、フランスの探検隊が送り込まれた。
パビリオンのテーマは「セーシェル 人々の歩み」。エコツーリズム、持続可能な漁業、海洋保護が紹介されている。特に、ブルーボンドによる海洋保護、観光業の持続可能な発展、再生可能エネルギーの活用に力を入れている。
モーリシャスはマダガスカル島の東約900kmにある29の島で構成される国で、正式にはモーリシャス共和国(Republic of Mauritius)。首都は主島であるモーリシャス島にあるポートルイス(Port Louis)。
面積約2000平方kmは国の面積リスト170位で、人口約127万人は国の人口リストで154位。公用語は形式上では英語だが、最も話されているのはフランス語系統のモーリシャス・クレオール語。ただし、この言葉は話し言葉主体で、読み書きにはフランス語が使われている。通貨はモーリシャス・ルピー(MUR)。日本との時差は5時間(遅れ)。サマータイムは採用してない。
1638年にオランダがインド航路の補給地として植民を開始したが1710年に撤退。代わって入植したのはフランス。19世紀になりイギリスに占領され、1814年には正式にイギリス領となったが、島の支配階級であったフランス人大農園主はそのまま島に残った。
1968年に独立。国名のモーリシャスは主島のモーリシャス島から来ているが、その名はオランダ総督だったオラニエ公、マウリッツ(Maurits)に因んでおり、ラテン語のマウリティウス島が英語表記されてモーリシャスとなった。
パビリオンのテーマは「生活の向上と持続的な生活の構築」。観光資源、環境保護、持続可能なエネルギー開発、ICT・金融産業の発展が紹介されている。特に、エコツーリズム、持続可能な観光開発、IT産業の成長に力を入れている。
続いて、キルギスとイエメンはアジアの国で、キルギスは中央アジア、イエメンは中東に分類される。
キルギスは天山山脈やパミール高原に囲まれた内陸国で、正式にはキルギス共和国(Kyrgyz Republic)、通称ではキルギスタン(Kyrgyzstan)。首都はビシュケク(Bishkek)。
面積約20万平方kmは国の面積リスト84位で、人口約600万人は国の人口リストで112位。公用語はロシア語だが、キルギス語が国家語とされており、55%が母語として使用している。通貨はソム(KGS)。日本との時差は3時間(遅れ)。サマータイムは採用してない。
現在の地にテュルク(Turkic)系民族のキルギス人が住みだしたのは16世紀。19世紀初頭にウズベク(Uzbek)系のコーカンド・ハン国(Khanate of Kokand)の支配下に入るが、1876年にロシア帝国に併合され、1910から20年代にはソビエト(Soviet Union)の支配下に入る。
1991年のソ連8月クーデター(1991 Soviet coup attempt)失敗により、独立を果たす。国名は民族名から来ているが、テュルク系言語の「40(クルク)」に由来しており、40の部族が連合して建国したと云う伝説から来ていると云う説が有力。キルギス語の発音では「クルグズ」に近いが、日本語名称はロシア語発音から定められている。
パビリオンのテーマはパビリオンのテーマは「新たな繁栄の地」。観光資源、遊牧文化、エコツーリズム、環境保護の取り組みなどが紹介されている。特に、伝統工芸品、馬文化、持続可能なエネルギー開発に力を入れている。
イエメンはアラビア半島南端部に位置する国で、正式にはイエメン共和国(Republic of Yemen)。首都はサナア(Sana'a)。
面積約53万平方kmは国の面積リスト48位で、人口約4000万人は国の人口リストで37位。公用語は現代標準アラビア語(Standard Arabic)。通貨はイエメン・リアル(YER)。日本との時差は6時間(遅れ)。サマータイムは採用してない。
古代から交易の中心地、および物資集散地として繁栄。古代ギリシャや古代ローマの時代には「幸福のアラビア(Arabia Felix)」として知られる。7世紀にはイスラム教が流入し、19世紀初頭にはエジプト(Egypt)の勢力下に置かれる。
1839年にイギリスがアデンを始めとする南イエメンを占領。以後、南イエメンはイギリスの植民地となる。一方北イエメンは1849年にオスマン帝国が再占領。以後、南北分断が続き、1962年に北イエメンにイエメン・アラブ共和国(Yemen Arab Republic)が成立、5年後に南イエメンに南イエメン人民共和国(People's Republic of Southern Yemen)が成立。
南北イエメンが統一され、現在のイエメン共和国が成立したのは1990年。国名の「イエメン」はアラビア語で右側の意味で、聖地メッカのカーバ神殿に向かうと、その右側に国土があったため。
パビリオンのテーマは「いつでもイエメン」。伝統文化、コーヒー産業、持続可能な農業、歴史遺産の保護が紹介されている。特に、モカコーヒーの文化、伝統工芸、観光資源の活用に力を入れている。
続いて北マケドニアとコソボはヨーロッパのバルカン半島の国。どっちも行ったことない。
北マケドニアはバルカン半島の中央に位置し、ギリシャ(Greece)、ブルガリア(Bulgaria)、アルバニア(Albania)、セルビア(Serbia)、コソボ(Kosovo)に囲まれた内陸国で、正式には北マケドニア共和国(Republic of North Macedonia)。首都はスコピエ(Skopje)。
面積約2.5万平方kmは国の面積リスト146位で、人口約210万人は国の人口リストで145位。公用語はマケドニア語だが、アルバニア語も準公用語となっている。通貨はマケドニア・デナール(MKD)。日本との時差は7時間(遅れ)。3月末から10月末までは1時間早いサマータイムを採用している。
マケドニアと云うとアレキサンダー大王で有名なマケドニア王国(紀元前7世紀から2世紀)が思い浮かぶが、その支配下にあったが、直接的な繋がりはない。マケドニア王国衰退後はローマ帝国の一部となる。6、7世紀頃にはスラブ人が定住するようになり、15世紀にはオスマン・トルコの支配下となる。
19世紀末になるとオスマン帝国からの分離の動きが加速され、反オスマン帝国組織が形成される。同時にマケドニア人としての民族自認も芽生え始める。20世紀に入り、その動きはますます加速され、1913年の第二次バルカン戦争によってセルビア領マケドニアとなり、第一次大戦の終結に伴いセルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国(Kingdom of Serbs, Croats and Slovenes)の一部となる(1929年にユーゴスラビア王国(Kingdom of Yugoslavia)に改称。
第二次世界大戦ではドイツを始めとする枢軸国の侵攻を受け、枢軸側についたブルガリアに併合されるが、枢軸国の敗退により、マケドニア人民共和国(People's Republic of Macedonia)としてユーゴスラビア連邦人民共和国(Federal People's Republic of Yugoslavia)の構成共和国の一つとなる。1963年にはマケドニア社会主義共和国(Socialist Republic of Macedonia)に改称。
1990年に入り、ユーゴスラビア解体が進み始めたのに伴って、マケドニア共和国(Republic of Macedonia)に改称、1991年に独立した。現国名への変更は2019年。
パビリオンのテーマは「北マケドニアは人生そのもの 多文化共生、観光、環境、文化を通じた生活の質の強化」。北マケドニアのワイン産業、観光資源、伝統文化、持続可能な開発の取り組みなどが紹介されている。特に、環境保護、デジタル経済、文化交流に力を入れている。
コソボは北マケドニアの北西に接するバルカン半島中部の内陸国で、正式にはコソボ共和国(Republic of Kosovo)。北マケドニアの他、アルバニア(Albania)、モンテネグロ(Montenegro)、セルビア(Serbia)に囲まれている。首都はプリシュティナ(Pristina)。
面積約1.1万平方kmは国の面積リスト166位で、人口約160万人は国の人口リストで154位。公用語はアルバニア語とセルビア語だが、9割以上のアルバニア人がアルバニア語を話している。通貨はユーロ(EUR)。日本との時差は7時間(遅れ)。3月末から10月末までは1時間早いサマータイムを採用している。
7世紀にブルガリア帝国の支配下となるが、12世紀後半にコソボを含む現在の南部セルビア地方を中心としてセルビア公国が建国される。しかし、14世紀末にはオスマン・トルコの支配下となる。18世紀になるとオスマン帝国によってアルバニア人が入植される。
1912年にアルバニアの独立が宣言されると、その国土にコソボも組み込まれたが、列強が介入し、セルビア王国に組み込まれる。1918年に第一次大戦が終結すると後のユーゴスラビア王国の一部となる。
第二次大戦ではドイツを始めとする枢軸国の侵攻を受けたが、戦後はユーゴスラビア連邦人民共和国の構成共和国の一つのセルビア共和国内の自治州となる。1990年代に入ると実質的にはセルビア人が主導するユーゴスラビア政府によりクロアチア紛争やボスニア・ヘルツェゴビナ紛争により大量に発生したセルビア人難民を入植させる。
アルバニア人とセルビア人の対決は過激化してゆき、1990年代末にはコソボ紛争が始まる。その後、国連による暫定統治を経て、2008年に独立した。ただし、セルビアなど独立を承認していない国も多い(日本は承認している)。
コソボと云う国名は首都プリシュティナの北西5km辺りのコソボ平原(Kosovo Polje)から来ている。1389年にセルビア公国とオスマン帝国のコソボの戦いの戦場と考えられている。その名はヨーロッパやアフリカなどに生息する、黒い羽根に黄色いくちばしを持つ「クロウタドリ」というツグミ科の鳥のブルガリア語での呼び名「Kos(コス)」に由来しており、この鳥の生息地だったと考えられる。
パビリオンのテーマは「若者と社会」。観光資源、IT産業の成長、持続可能なエネルギー開発、歴史遺産の保護活動などが紹介されている。特に、スタートアップ文化、伝統工芸、ワイン産業の発展に力を入れている。
まだコモンズAの半分足らずだが、続く
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