2025/02/13 - 2025/02/17
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この旅行記のスケジュール
2025/02/16
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やんばるの森
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車での移動
約10分
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瀬嵩崎灯台
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車での移動
約5分
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安田集落
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車での移動
約10分
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車での移動
約45分
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車での移動
約5分
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車での移動
約15分(道に迷いながら)
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この旅行記スケジュールを元に
続百名城スタンプラリーをやっているので、沖縄にある2城のスタンプを押す目的で、沖縄に行く事にしました。
しかし、せっかく沖縄まで行くのに、スタンプだけで終わりってのは少々もったいないという事で、沖縄本島にある2つの世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺産群』と『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』もついでに巡る事にしました。
さらに、自分は端っこマニアなので、沖縄本島の東西南北の端っこもついでに制覇し、コレクションである証明書もゲットしちゃおうかと思います。
いろいろ欲張った沖縄旅の始まりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2025年2月16日 日曜日、旅行4日目。
おはようございます。
沖縄本島の世界遺産を巡る旅、昨日、一昨日と『琉球王国のグスク及び関連遺産群』に登録された9ヶ所の世界遺産を全て巡りました。
そして只今沖縄本島北部、国頭村(くにがみそん)にいます。
この周辺の森は、固有種や絶滅危惧種が多い事から生物多様性が評価され、2021年に『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』として世界自然遺産に登録されました。
部屋の窓から見える景色は、世界遺産『やんばるの森』です。
それにしても、今日も相変わらず天気が悪いです。 -
気を取り直して、早速朝食をいただきます。
世界遺産の中での朝食は、純和風です。
ごちそうさまでした。 -
こちらが昨晩宿泊した『アダ・ガーデンホテル沖縄』です。
世界自然遺産である『やんばる国立公園』の中にポツンと建つ沖縄最北端のリゾートホテルです。
リゾートというだけあって、高級感のある洋風な佇まいです。
また宿泊したい素敵なホテルでした。
お世話になりました。アダ・ガーデンホテル沖縄 宿・ホテル
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ホテルの前には、こんな道路標識があります。
『やんばる』と言ったら、やっぱり『ヤンバルクイナ』ですよね。
間違いなくこの地域でしか見られない標識です。
せっかくなので、世界遺産であるやんばるの森を散策してみます。 -
周囲はいかにも手付かずの森といった感じの景色です。
昨晩この辺りの枝の上で、ヤンバルクイナが寝ているのを見ました。
ホテルの従業員の方が、土砂降りの雨の中を親切に案内してくれたおかげで、野生のヤンバルクイナをこの目で見る事が出来ました。
ホテルの方にはとても感謝です。
さすがに今はいない様です。 -
おやっ!?
森の中に何やら箱が置かれています。 -
これはヤンバルクイナを捕獲するワナみたいです。
このワナで絶滅危惧種であるヤンバルクイナを捕獲し、施設で保護するそうです。 -
あれは、もしかしてヤンバルクイナ!?
ヤンバルクイナは飛べない鳥だから、あんな高い場所には上がれないか。 -
あっ!
今度はイモリを発見!
これは固有種かな?
世界遺産のやんばるの森は色々な動物がいて、散歩しているだけで面白いです。
では、そろそろホテルに戻って、本日最初の目的地に向けて出発します。 -
世界遺産の森の中は信号がほとんどないので、気持ち良く走行する事が出来ます。
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しかし、ヤンバルクイナには十分注意しながら進みます。
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こんな道路標示も、他の地域では絶対にお目にかかれません。
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道路脇のあちこちにヤンバルクイナのワナが設置されています。
ヤンバルクイナがいないか注意しながら走行していましたが、残念ながら見掛ける事はありませんでした。 -
最初の目的地にやって来ました。
雨で泥だらけの駐車場に車を停め、ここからこの坂を歩いて登って行きます。 -
坂道を歩いていると、眼下に青い海と砂浜が見えます。
天気はどんよりしていますが、海はとても澄んできれいです。 -
5分程歩いてやって来たのは『瀬嵩埼灯台(せだかさきとうだい)』です。
瀬嵩埼灯台は、沖縄本島最東端に建つ灯台です。
高さ約15m、光度62万cd、光の到達距離は24海里、太平洋の海の安全を照らし続けてくれています。
周囲には特にお店はなく、自分のコレクションでもある『証明書』の類いはなさそうですが、とりあえず沖縄本島最東端、ひっそりと制覇です! -
灯台からは、ポツンと1つだけ島が見えます。
あの島は『安田ヶ島(あだかじま)』です。
無人島なので定期船はありませんが、海がとてもきれいなので、シーカヤックで島に上陸してシュノーケリングを楽しむツアーもあるそうです。
景色は良いですが天気が良くないので、早速次の目的地に向かいます。 -
続いて安田(あだ)の集落にやって来ました。
世界遺産の中にある集落って、何か素敵ですね。 -
こちらは集落唯一のお店『安田協同店』です。
『協同店(共同店)』とは、集落の住民が共同で出資して運営する商店の事で、ここやんばる地域や離島などに多く見られます。
今ほど流通制度や交通機関が整っていない時代は、町から離れた僻地では物を買うのも一苦労でした。
そこで、食料品から生活雑貨、文具、おもちゃまで何でも揃う、今で言うコンビニの様な協同店が誕生しました。 -
お店の入り口には、可愛らしい看板が置かれています。
営業時間が7:30~19:00って、結構頑張りますね。
ちょっと中を覗いてみましょう。 -
店内は個人商店の様な感じでいろいろな物が売っていますが、一角にまさかの某コンビニチェーンが進出しています!
これも時代の流れですかねー。
それにしても、自販機って初めて見ました。
証明書的な物や旅人心をくすぐる様なご当地土産がなかったので、ペットボトル飲料だけ購入してお店を後にします。 -
続いてやって来たのは『ヤンバルクイナ生態展示学習施設 クイナの森』です。
ここは、天然記念物であるヤンバルクイナの生態を学ぶ事が出来る施設です。
また、生きたヤンバルクイナを飼育しており、観察する事も出来ます。
入館料は700円也。ヤンバルクイナ生態展示学習施設 名所・史跡
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学習施設だけあって、30分毎に飼育スタッフさんがヤンバルクイナの解説をしてくれます。
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先程の緑の建物は受付棟で、ヤンバルクイナはちょっと離れたこの建物の中にいます。
いかにもヤンバルクイナがいそうなデザインの建物です。 -
入り口では、ヤンバルクイナの親子がお出迎えしてくれます。
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鳥インフルエンザ感染予防の為、ここで靴の裏をしっかり消毒してから中に入ります。
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施設の中には、ヤンバルクイナについての説明が所狭しと掲示されています。
ヤンバルクイナは『ケケケケケ』と鳴くそうです。 -
ヤンバルクイナにとって、カラスとハブは昔からの天敵でした。
しかし、現在はペットとして飼われていた犬や猫、そしてハブ退治の為に連れて来られたマングースが天敵となっています。
昔からやんばる地方には肉食の哺乳類がいなかった為、ヤンバルクイナは逃げるのが上手くないので襲われてしまうそうです。
今では数が減少し、絶滅しない様に大切に保護されているヤンバルクイナですが、その原因が人間が連れて来た動物だなんて、何とも皮肉な話しです。 -
施設の中はこんな感じになっています。
左側がヤンバルクイナがいる観察ブース、そして右側には階段状のベンチがあり、ゆっくり座って観察する事が出来ます。 -
9時~16時までの間、1時間おきにクイナペレットと言われる人工飼料が1日8回、タイマーによって自動で与えられます。
1回当たりの量は少ないそうですが、ヤンバルクイナって結構大食いなんですね。
ちなみに、観察ブースにいるヤンバルクイナは『クー太』と呼ばれています。 -
クー太は、週に1回体重測定をして、しっかり健康管理がされています。
大人しく体重計に乗って、可愛らしいですね。 -
クー太の今週の体重は、496gだそうです。
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この中のどこかにクー太がいます。
さてさて、どこにいるかなぁー? -
あっ、いたいた!
飼育スタッフさんの解説を聞きながら、クー太をゆっくり観察します。 -
あっ、水飲んでる!
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ヤンバルクイナは縄張り意識が強いので、この広いスペースでも1羽しか飼育が出来ないそうです。
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近くまでやって来ました。
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可愛らしいですね。
こことは別の場所にヤンバルクイナの保護施設があり、クー太は数十羽いるヤンバルクイナの中からオーディションで選ばれた優秀なヤンバルクイナだそうです。
オーディションの選考理由は、あまり人を怖がらない事なんだとか。 -
エサの時間になりました。
エサの時間になると、ブザーが鳴ってから自動でエサがボックスから落ちてくる仕組みになっています。
ブザーの音を聞いて、クー太は猛ダッシュでエサを食べに行きます。 -
一生懸命エサを探して食べています。
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まだ探してます。
-
まだ探してる・・・
意外に食いしん坊だな! -
きれいな色をしていますね。
ヤンバルクイナが新種として登録されたのは1981年の事。
まだ発見されて半世紀も経っていません。
それだけ野生のヤンバルクイナは警戒心が強く、見つけづらいという事です。 -
興奮して写真を撮りすぎてしまったので、クー太とはこの辺でお別れして、次の目的地に向かいます。
クー太、またねー。 -
ヤンバルクイナに注意しながら、安全運転で次の目的地に向かいます。
途中に展望台があったので、ちょっと寄り道します。 -
おーっ、なかなか良い景色です。
天気も持ち直し、沖縄の青い海とやんばるの森が見渡せます。
そして、中央にはクー太がいる施設も見えます。 -
あっ!
あそこに見える赤い屋根の建物は、昨日宿泊した『アダ・ガーデンホテル沖縄』です。
昨日は到着時間が遅くなり、真っ暗だったので分かりませんでしたが、ここから見ると本当に森の中にポツンと建っています。アダ・ガーデンホテル沖縄 宿・ホテル
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では、再びヤンバルクイナに注意しながら進みます。
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道がかなり細くなってきました。
前から対向車が来たらすれ違えない細さです。
対向車が来ない事を祈りながら進んで行きます。 -
対向車が来る事なく、無事次の目的地にたどり着きました。
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やって来たのは『ヤンバルクイナ展望台』です。
こちらは裏側でなのでちょっと分かりづらいですが、左側の巨大なヤンバルクイナが展望台で、右側の緑色の建物は展望台に上がる階段となっています。ヤンバルクイナ展望台 名所・史跡
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こちらは側面。
ヤンバルクイナは高さが11.5mあり、見上げる程の高さです。
胴体の部分が展望台になっていて、羽根のところの展望窓から景色を眺める事が出来ます。 -
こちらが正面。
森の中からひょっこり顔を覗かせています。
首元にも展望窓があります。
ヤンバルクイナの中からどんな景色が見えるのか楽しみです。 -
そんな巨大ヤンバルクイナの足元にも、ひっそりと展望台があります。
まずはこちらから登ってみましょう。 -
曇り空で沖縄らしい海とはいかず少々残念な景色ですが、天気が良ければここから与論島が見えるそうです。
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あそこに見える断崖絶壁は、沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき)です。
では、続いてヤンバルクイナの体の中に入ってみたいと思います。 -
ヤンバルクイナの中は、外観と違って結構殺風景です。
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でも、景色は素晴らしいです。(天気が良ければもっと素晴らしいはず)
では、次は沖縄本島最北端に向かいます。 -
最北端に向かう途中、墓地の横を通ります。
あっ!
これが噂で聞いた事のある沖縄のお墓です。
コンクリート造りなうえ、周囲が塀で囲まれ、屋根や庭の様な広いスペースもあり、まるで一軒家の様な豪華な造りとなっています。
沖縄のお墓参りは、ご先祖様の前で皆でごちそうを食べて盛り上がる習わしがあるので、墓前に宴会が出来る広いスペースが設けられています。 -
という事で、やって来ました。
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沖縄本島最北端の『辺戸岬(へどみさき)』に到着です。
辺戸岬 自然・景勝地
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那覇市内からは約120km、車で2時間半ほどかかりますが、観光客は意外と大勢います。
皆さん自分と同じ端っこマニアなのかな? -
こちらは沖縄本島最北端『やんばる国立公園』のランドマーク『辺戸岬観光案内所 HEAD LINE』です。
1階がやんばる三村(国頭村(くにがみそん)、大宜味村(おおぎみそん)、東村(ひがしそん))の観光情報などを発信する案内所、2階が飲食をしながら辺戸岬の眺望を楽しむ事が出来る休憩所『ふしくぶカフェ』、屋上は辺戸岬の雄大な自然を360度眺望出来る展望デッキとなっています。
では、中に入ってみましょう。辺戸岬観光案内所 名所・史跡
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現在いる場所はこちら。
まさしく沖縄本島最北端の場所です。 -
辺戸岬を含むやんばる地方は、固有種が多く生息している事から生物多様性が評価され、2021年7月26日に『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』として、世界自然遺産に登録されています。
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辺戸岬から鹿児島県最南端の与論島までは、約22kmだそうです。
ここから美ら海水族館に行くよりはるかに近いです。
与論島にはまだ行った事がないので、いつかこのきれいな海を見に行ってみたいです。 -
観光案内所から出て来ました。
では、沖縄本島最北端辺戸岬の先端まで行ってみましょう。 -
先端までは遊歩道が続いています。
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辺戸岬は、世界遺産に登録される5年前の平成28年(2016年)に『やんばる国立公園』に指定されています。
-
断崖絶壁に囲まれた辺戸岬は、こんな感じで草原になっています。
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辺戸岬は、サンゴ礁が隆起して出来た断崖絶壁なので、荒々しく尖った石灰岩が剥き出しになっている所もあります。
写真では分かりづらいですが、石灰岩の上にひっそりと不動明王が鎮座しています。
そして不動明王の背後には、海岸線に沿った断崖絶壁と、やんばるの深い森が見渡せます。 -
今まで見て来た沖縄の海とは全く違う荒々しさがあります。
遠くに見える尖った山は、琉球創世の神 アマミキヨが創ったとされる聖地『安須森(アスムイ)』です。 -
おやっ!?
世界遺産の森の中に何やら人工物らしき物が見えます。 -
あれはさっき行ったヤンバルクイナ展望台です。
あんな高い場所にあったんですね。
遠くからでも結構目立っています。
こことは違って観光客もいなかったので、意外に穴場スポットです。 -
この鳥の像は『カリユシの像』です。
頭が鳥で、胴体が魚となっています。
沖縄の本土復帰を記念して、2001年に与論島から贈られたもので、愛と平和、そして旅の安全への願いが込めらています。
国頭村と与論島は、太平洋戦争が始まる前から交流が盛んだった事から、友好の証として贈られたそうです。 -
沖縄から北海道まで、日本を縦断する総延長約1万kmに及ぶ歩き道をつないだ『JAPAN TRAIL』。
辺戸岬は、JAPAN TRAILの南の起終点となっています。
ちなみに、北の着終点は知床だそうです。
1万kmも歩くなんて、ちょっと想像が出来ないです。 -
辺戸岬の先端までやって来ました。
先端にあるのは『祖国復帰闘争碑』です。
1972年(昭和47年)、アメリカの統治下にあった沖縄が日本に返還された時に建立されたものです。
アメリカ統治下にあった頃、本土復帰を願いこの場所で国境の向こう側にあった鹿児島県の与論島に向けてのろしを上げていたそうです。
幾度となく祖国復帰の闘争が繰り返されていた事を忘れまいと、鹿児島県に最も近い沖縄本島最北端であるこの地に碑が建てられています。 -
最北端から見える海は、太平洋と東シナ海が交わる場所となっています。
それにしても、どんよりと雲が立ち込めて、今にも雨が降り出しそうな天気です。
おやっ!? -
だいぶ霞んでるけど、遠くに見えるあれは与論島かな?
-
荒々しい石灰岩の断崖も見えます。
岩肌だけでなく、波も少々荒めです。 -
最北端は結構な強風が吹いています。
そして雨もパラパラ降って来たので、そろそろ次の目的地に向かいたいと思います。 -
続いてやって来たのは『ASMUI Spiritual Hikes(アスムイ スピリチュアル ハイクス)』です。
元々の名称は『大石林山(だいせきりんざん)』でしたが、琉球創世の神 アマミキヨがこの地に降り立ち、最初に創った聖地とされるのが安須森(アスムイ)である事から、2024年(令和6年)にこの名称に変更されました。安須森御嶽 自然・景勝地
-
何だか聖地らしからぬ洒落た建物です。
この建物の向こうには、2億5千万年前に形成された石灰岩層が海底から隆起し、長い年月をかけて風雨などの浸食により出来た神聖なパワースポットがあります。
どんな絶景が待っているのか!?
という事で、今回はここまで。
いよいよラスト、パート7に続きます。
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