2025/03/26 - 2025/03/27
963位(同エリア1729件中)
無人(muto)さん
- 無人(muto)さんTOP
- 旅行記38冊
- クチコミ17件
- Q&A回答20件
- 12,841アクセス
- フォロワー6人
2025年3月末、屋久島を訪れた。
旅程の概略は以下の通り。
第1日:空路 羽田⇒鹿児島⇒屋久島(9:30頃到着) レンタカーを借りて観光開始
猿川ガジュマル、千尋の滝、トローキの滝
第2日:川上杉、紀元杉、ヤクスギランド
ここまで「その①」
第3日:白谷雲水峡
第4日:屋久島⇒鹿児島便が欠航 屋久島で延泊
第5日:高速船ロケットで鹿児島へ移動
ここまでが本編「その②」
第6日:霧島観光 夕方の便で羽田へ帰京
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
白谷雲水峡へ向かう朝。
-
白谷雲水峡へ向かう朝。7時前に目覚めてカーテン雲がかかっていたものの、晴れ間が期待できそうな空模様だった。
SAMANA HOTEL YAKUSHIMA 宿・ホテル
-
テラスに出ると、モッチョム岳方面の空が朝焼けに染まっていた。
少し周囲を歩いてから朝食へ向かう。このホテルの朝食はビュッフェ形式で、品数が豊富かつ味も良く、滞在中の毎朝の楽しみのひとつとなっていた。 -
普段は洋風の朝食を選ぶことが多いが、この日はつい海鮮丼まで手を伸ばしてしまった。しっかり満腹になり、出発の準備を整える。
-
尾之間から安房や空港を通り過ぎ、40~50分ほど走り宮之浦川の手前を左折し、よい景色を見ながらさらに山道を30分ほど行くと白谷雲水峡に着く。入り口の前の橋を渡って少し行ったところに空きスペースがあり駐車できた。ヤクスギランドより車は多かったように思う。駐車して入り口に向かう途中にトイレがある。遊歩道に入るとトイレは1ヶ所しかないようなので、ここで用をすませておく。協力金を支払うことになっているので100円玉を用意しておく必要がある。
-
エントランスで入場券を購入して入場するのだが、窓口で地図を渡されて、歩けるルートを教えてもらった。2024年8月の台風10号による土砂崩れなどの被害で通れないルートが多い。さつき橋あたりが通れないため入り口→飛流橋→飛流歩道→楠川歩道への連絡路→楠川歩道の分岐→楠川歩道渡渉点→太鼓岩往復コースとの合流点⑫番へと進むことになるとのこと。一部登山道を含むため、往復の所要時間は通常より1時間ほど多く見積もる必要があるらしい。歩きやすい遊歩道を想定していたのでちょっと心配だった。
余談になるが、ヤクスギランドでもらった券をだして200円の割引を受けた。500円が300円になる40%の割引があるのだ。
マップは、https://y-rekumori.com/ より白谷雲水峡 自然・景勝地
-
歩き始めの地点に「弥生杉コース」の案内板があり、急な上り坂が眼前に現れる。時間的・体力的に余裕があれば、倒伏した弥生杉を見に行くことも考えていたが、この坂を一目見て即座に断念した。
ということで、白谷川沿いのルートを歩くことにした。 -
すぐに河原を歩くことになる。「憩いの大岩」というでかい岩の上である。登りやすいように削りが入れてある。それでも濡れている時は非常に滑りやすいと注意書きがある。すぐに河原を歩く道となる。「憩いの大岩」と呼ばれる巨大な岩の上を通るルートであり、登りやすいように削りが施されている。ただし、濡れていると非常に滑りやすいため注意が必要との表示があった。
なお、この場所の写真を撮り損ねてしまったため、公式サイト(https://y-rekumori.com/)より写真を拝借している。
なぜかここの写真撮り損ねてたのでhttps://y-rekumori.com/ の写真拝借している。 -
この大岩を渡りきると、整備された歩道に戻り、右手に「二代杉」が現れる。これは、伐採された切り株や倒木の上に、新たな杉が根を張って育ったもので、白谷雲水峡内の至るところで見られる。ここにあるものもその一つである。なお、少し上流には「二代大杉」と呼ばれる本渓谷最大の二代杉があるはずだが、通行禁止区間にあたっていたため、このときは見ることができなかった。
-
ほどなくして③番のポイントに到達し、「飛流橋」が見えてくる。この橋を渡って「飛流歩道」を進むと、小さな橋があり、その欄干は倒木の影響で損傷していた。なお、これらの付近の写真は帰路に撮影したため、ここでは省略する。
橋を渡ると右手に登り道が現れ、これが切符売り場で案内された迂回路「楠川歩道」への連絡路である。地図上では距離が短く見えるが、実際には登り道で30分近くかかった。 -
登り切る少し手前の坂道の様子。さすがは登山道の一部で、勾配もきつく、息が上がる。
-
坂の上には栂(つが)の巨木と思われる大樹がそびえていた。
-
苔むした岩を包むように広がる根。自然の力に圧倒される光景である
-
その後、楠川歩道に合流。この道沿いにも苔むした景色が続く。
-
木の根元にも苔がびっしりと広がっていた。
-
楠川歩道に入ってから約10分で、最初の渡河地点に到着。出発からここまで、およそ1時間弱が経過していた。
前日にはヤクスギランドを歩いており、連日の長時間ハイキングはやはり体にこたえる。2007年に訪れた際には白谷山荘まで歩いた記憶があるのだが、そのときにはここまできつかった印象はない。やはり、登山道を含む迂回路はまったく別物であると実感した。
ここで女房殿と相談し、この地点を折り返し地点とすることにした。 -
河原に降りてみると、上流にそびえる大岩が目に飛び込んでくる。とにかく大きい。ただただ、「でかい」としか言いようがない存在感である。
渡河地点では、歩きやすいように石が配置されていた。訪れる人々のために、日々整備に尽力している方々には頭が下がる思いである。 -
ちょっとした水場になっているところ。ハイカーたちが代わる代わる顔を洗ったり、水を飲んだりしていた。
-
倒木なのか、あるいは伐採後にそのまま残されたものなのかは定かではないが、表面にはびっしりと苔が生えており、この場所にあって長い年月を経ていることがわかる。
-
川のすぐそばにあるためか、苔の密度がひときわ濃いように感じられた。
-
こんなアングルで撮ると「苔むす森」のような雰囲気で、引き返すことにした一つの要因である。
-
帰りに撮った楠川歩道。崖縁の道が続き、大きな岩を迂回する場所やぬかるんでいる場所があり、改めて大変さを実感した。
連絡路との岐路でランチ休憩しているおばさん達がいて、「ここからが大変なのよねぇ。あんた達も頑張りなよ。」と声をかけてくれた。こっちは途中棄権して戻っているのであるが、明るく「は~い」と答えておいた。年配の方でも健脚な方が多い。羨ましいことである。 -
飛流歩道まで戻り、飛流橋手前の小さな橋から眺めた支流の光景。
白い筋となって岩の間を流れる水の音が静かに響き、風情のある風景が広がっていた。だが、岩の間には何本もの倒木があり、先日の豪雨の爪痕がそのまま残っている。美しさとともに、自然の猛威をも感じさせられた。 -
飛流橋からみた「飛流おとし」
川の流れが段差のある崖などから落下し、浸食して形成する一般的な滝と異なり、花崗岩の割れ目を水流が駆け下りている。 -
橋を渡って少し近づいてみた。
花崗岩が形成されたのは1,500万年前くらいらしいけど、ここに水が流れるようになってからはどのくらいの歳月が経ったのだろう。これだけの水が流れていながらほとんど浸食されていないように見える。いかに花崗岩が固いといっても... -
「憩いの大岩」から飛流橋方向をみたアングル。
-
2時間ほどで戻ってきたエントランス前の川岸の岩の上から上流を振り返ってのアングル。森の中の渓谷という雰囲気がよくわかる。
-
岩の下は淵になっているが水が澄んでいて川底がくっきり見える。
-
ゲートをでて橋の上からの光景。割と気に入ったアングル。
戻ってきてから気づいたのだが、入り口では杖の貸し出しも行っていたようである。平坦な道ばかりではないこのコースでは、あるなら借りておけばよかったと思ってしまった。
今回の白谷雲水峡は前年の台風の被害で通れなかったコースが多かったし、影響で「苔むす森」まで行けなくて少し残念だった。屋久島にまた来ることがあったら白谷雲水峡を優先したいものだ。 -
帰路の車窓から目を奪われたのは、鮮やかな新緑であった。濃い緑の中に淡い緑が織り交ざり、まるで自然が描いた模様のようである。
地図の位置はおおよそのもの -
桜とおぼしきピンクも混じっている。
-
ある谷沿いの光景
-
この新緑は「ヤクシマオナガカエデ」という木のものらしい。確かに尾っぽのような花(?)が下がっている。
-
実は、前日に訪れたヤクスギランドでも同様の新緑の光景を目にしていた。
この日も昼食のタイミングを外してしまい、また食べ損なうのではないかと案じながら安房まで戻ってきたところ、「屋久どん」が営業しているのを見つけた。軽くうどんを食べることができて、幸運であった。
ランチの席で、「そういえば屋久島に来てから、まだディナーをゆっくり味わっていないね」という話になり、安房の町中で夕食に適したレストランを探すことにした。しかし、外観からは店の雰囲気が分からず、結局ホテルに戻ってパソコンで検索することに。海鮮が美味しそうな店を見つけ、女房殿が電話してみたところ、当日は8人ほどの団体客が入っており難色を示された。しかし、早めの時間であればということで、無事に予約を入れることができた。 -
この「NINA」というレストランである。
-
メニューはおまかせコースのみで、前菜からデザートまで丁寧に作られており、非常に満足度の高い食事であった。その日の仕入れによって内容が変わるとのことだが、特に印象に残ったのは、白身魚のカルパッチョ、温野菜のサラダ、そしてクエのアクアパッツァである。
オーナーは気さくな方で、以前はレストランNobuにいらっしゃったとのこと。東京のNobuの近くに勤務していたことがあるので、時折訪れていた東京の店舗の話題でも盛り上がった。
魚介類について「漁師から直接仕入れているのか」と尋ねたところ、オーナー自身もかつて漁師をしていた経験があり、小規模店舗に定期的に納品することの難しさを理解していることから、市場経由で仕入れているとのことであった。ただし、自ら獲ってきたものを使うこともあるという。いずれにせよ、素材の鮮度は抜群であった。
また、アシスタントの方とも、他の場所で話を交わしたことがあり、偶然の再会に驚かされた。 -
店内の内装はシンプルながらもセンスが良く、特にご友人が撮影されたという海中写真は、圧倒的な存在感があった。
-
外壁に描かれた魚のデザインも印象的である。
QRコードを読み取ることでInstagramのページにアクセスでき、予約方法なども掲載されている。 -
夜中、窓を激しくたたく雨音で何度も目を覚ました。屋久島では雨は日常の一部と捉えていたが、それにしても凄まじい降り方であった。
朝になるとニュースになっていて驚いた。 -
参考URL:https://news.ntv.co.jp/n/kyt/category/society/kyf6115c7883bf430cbff1312f314a117c
前夜、この日は午後7時のフライトまでどこを回ろうかと思案していたけど、悪天候時のプランBとして、できるだけ遅くまでホテルでくつろぎ、屋久島世界遺産センターなどを訪問してみることにしていた。そしてプランBを実行することになった。 -
宿泊していたSamana Hotelについては「その①」で触れたが、ロビーは木材をふんだんに使ったモダンな空間で、居心地がよかった。
-
一画にヤクスギの輪切りが展示されている。1968年に樹齢1334年で伐採されたもの。高さ25mの木の8m部分から切り出されたとのことだが、それでも直径は2mほどもある。根元では3mを超えていたというのも想像できる。
チェックアウトは11時。鹿児島への便は19時の予定であり、レンタカーの返却時間などを考慮すると空港で夕食を取ることになるが、到着時に下見をしていた空港内の食堂は利用しないつもりであった。そのため、昼食とあわせて夕食用の食料も早めに確保しておく必要があった。
まずは近くのパン屋を訪ねたが、品揃え的に満足できず、結局おなじみのAコープで必要な食料を調達した。
次に向かったのは屋久杉自然館であったが、お隣の屋久島世界遺産センターへ足を運ぶことにした。環境省が運営するこのセンターは気軽に見学できる点がありがたい。 -
ここにもあるヤクスギのレリーフ。
環境省屋久島世界遺産センター 美術館・博物館
-
掲示板に、この日はヤクスギランドも白谷雲水峡も閉鎖されているとのこと情報が掲出されていた。あれほどの豪雨の後であれば当然の措置であろう。我々がその直前に訪問できたのは、まさに幸運であったとあらためて思う。
センターを出ると、山間部に向かうのは控えた方が賢明と判断し、代わりに平地にある「船行神社」を訪れてみた。神社そのものは、どこにでもあるような佇まいではあるが、それなりの静謐な雰囲気が漂っていた。境内および周囲には大きな杉の木も見受けられたが、すでにより巨大な屋久杉を目にしているせいか、特別な迫力を感じるには至らなかった。
やがて昼時となり、北上して「ふれあいパーク」に車を停め、あらかじめ購入しておいたパンでランチとした。
その途中、13時55分に我々が搭乗予定だったJAL便が欠航となる旨のメールを受信した。雨はすでに上がっていたため、まさか欠航にはならないだろうと高をくくっていたが、現実はそう甘くなかった。
空港までは車で5分ほどの距離だったため、すぐさま空港に向かい、カウンターへ。すでに3組ほどが相談中であった。待っている間に耳に入ってきた内容によると、「当日・翌日ともに振り替え可能な便はなく、当日の船便もない可能性が高い」とのこと。順番が回ってきた際に改めて確認し、船便に関する情報を入手した。
カウンターを離れるとすぐに、すぐに船の予約のため電話をかけ始めたが、なかなか繋がらない。ようやく繋がったところ、翌朝の鹿児島直行便の高速船に空席があることがわかり、胸を撫で下ろした。
次に宿泊先の確保である。船が出る宮之浦港に近い場所に泊まるのが望ましく、検索を試みたが、見つかるのはどこも満室。因みに、それまで宿泊していたSamana Hotelも、当日は2.5倍近い価格に跳ね上がっていた。そこで、港に最も近い「THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST」に電話してみたところ、幸い空室があった。やや高額ではあったが、レンタカー延長料金や移動時間を考慮すれば、合理的な選択だったと思う。
その後、鹿児島のホテルおよびレンタカー会社にキャンセルの連絡を入れた。ネットではなく直接電話したのは、天候不順という不可抗力を説明すれば、キャンセル料の免除を期待できるかもしれないと考えたからである。狙い通り、いずれもキャンセル料を免除してもらえた。Good job!
これらの手配が完了するまでに、約1時間を要した。同様に欠航の連絡を受けた旅行者が次第に空港へ集まり、「船が取れない」「宿が見つからない」といった声が漏れ聞こえてきた。早めに動けたことが、結果的に功を奏したのだと思う。
続いて、レンタカーの扱いをどうするかを決める必要があった。返却時間が迫っていたため、延長すべきか、それとも一旦返却してタクシーで宿まで移動すべきかを相談するため、レンタカー会社を訪ねた。
到着すると、スタッフから開口一番「欠航に対する対応はいかがされますか」と聞かれた。事情を話すと、「明朝9時までであれば延長料金は不要。宮之浦営業所への返却で問題ない」との返答をいただいた。予想を上回る柔軟な対応で、感謝の念に堪えない。さすがは島内の交通事情に精通している。
その日の宿、「THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST」に到着してみると、2007年に初めて屋久島を訪れた際に宿泊した「シーサイドホテル屋久島」がリニューアルされ、名称も変わっていたことが分かった。外観・内装ともにすっかり様変わりしていたが、夜に友人たちと寝そべった芝生のスペースなどは健在で、懐かしさを覚えた。
夕食は、昼に買い込んでおいたパンや惣菜で簡単に済ませ、波乱の一日を無事に締めくくった。 -
朝食後、レンタカーを返却。営業所はホテルから歩ける距離だった。親切にもホテルまで送ると言われたが、歩きたかったので丁重にお断りした。とまれ、ありがとうございました。この日の朝はビュフェの朝食。
返却後は、また歩いて乗船場まで。高速船での屋久島アクセスに便利 by 無人(muto)さんTHE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST 宿・ホテル
-
高速船「ロケット」に乗り、鹿児島へ向かった。
以上で「その②」は終了とし、鹿児島編は「その③」に続けることとする。宮之浦港フェリーターミナル 乗り物
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
屋久島(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 屋久島・鹿児島 2025 3月
0
46