2025/05/01 - 2025/05/01
3357位(同エリア6975件中)
あおばさん
イタリア訪問3日目は5月1日、メーデーの日。
ヨーロッパではメーデー休暇で休みの場所も多いと聞くし、この日はゼネストの予告まで出ていて、さあどうなる…?
ちゃんと観光できるか不安ですが、好奇心を駆られるのも事実。
バッグに水とカメラを詰めて、5月を迎えたローマの街に繰り出しましょう!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8時前にゆっくり目覚めて、ホテルの朝食会場で朝ご飯。
ミニパンと桃の缶詰をいただきます。 -
まずはゼネストの状況偵察を兼ねて、テルミニ駅へ向かいます。
どの交通機関が使えるかによって、行動範囲が変わりますからね。
今のところ市バスは動いてる様子。 -
テルミニ駅に到着すると、昨日同様に人で賑わっていました。
特に混乱した様子はありません。
…これ、
ゼネストやってなくない??? -
電車の発車案内を見ても、10時台前半の北行きフレッチャロッサだけで3本あるし、運休も減便もしてないなこれ。
スマホのトラブルでインターネットを見られない間に、ゼネストが中止になったんでしょうか。
盛大な肩透かしを喰らった感がありますが、今日も普通に移動できそうなのは何よりです。
今から思えば、ここでレッジョ・ディ・カラブリア行きイタロに飛び乗ってサレルノへ出て、そこから船でアマルフィへ行くとかやっても面白かったですが(電車さえ動けば日帰り可能)、現地ではそこまでの発想に至りませんでした。 -
地下鉄も普通に動いていたので、B線で市内観光に向かいます。
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2日ぶりのコロッセオ。
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カピトリーノ美術館を目指して、フォリ・インペリアリ通りを西へ。
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歩行者天国になった通りの真ん中で、なにかお祭りをやっていますね。
カラフルなバルーンが浮かんで楽しげな雰囲気。
…いやちょっと待て、あのバルーンに書いてある文字、ゼネスト情報のサイトに載ってた労組の名前じゃない??
とするとこれ、労組のメーデー集会か。
あまりにも平和な雰囲気に騙されかけました(笑) -
傍らでカエサルも集会の成り行きを見守っています。
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フォロ・ロマーノの北を回り込んでカンピドーリオ広場へ。
-
あいにくカピトリーノ美術館は休館日でしたが、カンピドーリオ広場の真ん中でマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝の騎馬像を拝むことはできました!!
ちなみにこちらはレプリカで、オリジナルはカピトリーノ美術館に収蔵されています。
せっかくなら本物も見たかったけど、それはまたの機会に。 -
ヴェネツィア広場に降りていくと、右手に壮麗なヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念堂が聳えます。
その名…初代イタリア国王の名前を冠する…が示す通り、近代イタリアの統一を象徴するモニュメントです。 -
下から見上げても堂々たる威容。
有料で屋上に上がって、ローマの街を見下ろすこともできるそうです! -
フォロロマーノ東側のトラヤヌスの市場跡を抜けて
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クイリナーレの丘方面へ向かいます。
坂を登った先に、大統領官邸が見えてきました。 -
向かって左、イタリア国旗を掲げているのが、大統領官邸・クイリナーレ宮殿です。
元々ローマ教皇の住居だったのが、共和制移行後に大統領官邸になったとのこと。
昨日フィレンツェで見たヴェッキオ宮殿(元フィレンツェ共和国政庁、現フィレンツェ市庁舎)もそうですが、数百年前の建物が普通に現役で使われてるのが凄い… -
大統領官邸前の通りを東へ。
日本で言えば永田町~霞が関に相当するエリアでしょうが、空が広くて緑も多く、開放感が東京都心とは段違いです。 -
大統領官邸近くはさすがに警戒レベルが高いのか、警察や憲兵隊(カラビニエリ)の姿をよく見ました。
そしてイタリアのパトカーの塗装、めっちゃカッコいいんですよ…
ローマの空と同じ青色=アズーロの車体に、シャープな白いラインが入って。
写真の車はスポーツタイプのアルファロメオだから、余計に塗装の良さが引き立ちます。
イタリアに生まれてたら、これに乗りたくて警察官に憧れてたかもしれません(笑) -
道沿いに歴史ありそうな教会を見つけたので入ってみます。
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サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会。
17世紀にベルニーニが設計した教会だそうです。 -
頭上の煌びやかなドームに対して、色大理石の柱と祭壇画はどこか沈んだ雰囲気。
それでも堂内の調和が乱れるどころか絶妙にマッチしてるのが凄い。 -
床にも天使のモザイク画がありました。
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クイリナーレ通りをさらに東へ。
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公園の先にまた教会がありました。
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サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂。
先ほどの教会を建てたベルニーニのライバル、フランチェスコ・ボッロミーニの設計らしい。
堂内は先ほどと打って変わって、白亜の落ち着いた内装です。 -
こちらは天井まで白亜一色。
ボッロミーニとベルニーニ、ライバル同士ではっきり装飾の方向性が違うのが面白いですね。 -
赤と青の十字架がこの教会のシンボルのようです。
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絵の中の人物の胸にも、赤と青の十字。
この十字にはどういう由来があるんでしょう? -
メインの礼拝堂以外にいくつか小部屋があり、裏手には中庭までついていました。
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去り際にサン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂を外から一枚。
ずいぶん複雑な形をしてますね。 -
共和国広場に近づくと、これまでより高い建物が増えてきました。
後から知りましたが、写真の左手の重厚な建物は国防省だったそうです。 -
国防省の先をトリノ通りへ曲がるところで、本日3つ目の教会に入ります。
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サン・ベルナルド・アッレ・テルメ教会。
外観こそ質素でしたが、中に入ると色大理石の祭壇と堂内を囲む彫刻群が待っていました。 -
幾何学模様のついた丸い天井がパンテオンを思わせます。
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教会を出て、トリノ通り沿いのレストランへ。
時刻はお昼12時ちょうど。
扉に「12時オープン」と書いてありますが、なかなか開く気配がありません。
あ、店員さんが来た。ちょっと待ってって?
このあと5分ほど待って、ようやく扉が開きました。
私以外にも待ってるお客さんがいたのですが、自由なイタリアン気質の片鱗を垣間見ました(笑) -
まずは、サイドメニューのサラダがやって来ました。
お酢(バルサミコ酢かな?)をたっぷりかけていただきます。 -
メインのパスタ・アマトリチャーナは甘辛のトマトベース。
うっすらかかった粉チーズの塩味も、いいアクセントになっています。 -
デザートにティラミスを頼んだら、ものすごい本格的な盛り付けで出てきてびっくり。
ここまでの3品+お水+サービス料で、合計36ユーロです。
1ユーロ166円で換算すると、5976円…!!
やはりヨーロッパ、物価上昇と円安が進んでることもあって、本格的なレストランでは相応のお値段がしますね。 -
お昼ご飯を終えたら、街歩きを再開します。
まずはナツィオナーレ通りを西へ。 -
クアットロ・フォンターネ通りに入って、クイリナーレの丘を北へ下ります。
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丘を下ってバルベリーニ広場に出ました。
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バルベリーニ広場から、また坂を上ってスペイン広場方面へ。
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坂を上った先に城壁が見えてきました。
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城壁をくぐると、ここは公園…?
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どうやら、スペイン広場へ行くつもりが東隣のボルゲーゼ公園に着いたようです。
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せっかく散歩日和の天気だし、公園の奥へ探検に行きましょう。
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散策路脇の赤いバラの中に、一輪だけ白と薄桃色の爽やかな花を見つけました。
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5月の太陽の下、新緑が気持ちいい。
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公園のボート乗り場は行列ができる賑わいでした。
確かに、暑すぎず寒くもなくて、今が一番いい季節だろうなぁ。 -
小ぶりの凱旋門?の上では、彫刻の頭に陣取ったカモメが睨みを利かせていました。
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ボルゲーゼ公園を北西へ抜けて
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大きな門をくぐって、ポポロ広場に入ります。
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広場の中央には、エジプトの象形文字が書かれたオベリスクが聳えます。
エジプトにあったのを遥々運んできたんでしょうね。
オベリスクの背後のシンメトリックな建物の重厚感も好きです。 -
ポポロ広場を南へ抜けると、スペイン広場へ続くショッピングエリアに入ります。
沿道のお店の数と共に、人の数も目に見えて増えてきました。 -
自転車屋のショーウィンドウに、イタリアンブランド・ピナレロのバイクを見つけました。
私もロードバイク乗りの端くれとして、イタリア製の高級バイクへの憧れはありますが…最低でもウン十万するし、宝くじでも当たらない限り手が出ないだろうなぁ。 -
華やかな南北の通りに比べて、東西方向の通りは少し落ち着いた雰囲気。
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人通りの多い通りに合流してすぐ、スペイン広場に着きました。
観光客でごった返すスペイン階段を見上げて、広場の脇から地下鉄でホテル・クイリナーレへ戻ります。 -
予約の都合で、今日からホテルの部屋が変わりました。
ナツィオナーレ通りに面したシングルルームは、ほんのり青い壁紙と小ぶりでふかふかのベッドで、なかなか居心地が良かったです。
電源が少ないのがマイナスポイントですが、そこはクラシックな建物ゆえ仕方ない部分でもあります。 -
部屋でしばらく休んだ後、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に入れないかなと足を向けてみましたが、夕方になっても長蛇の列が続いていて、入場は断念しました。
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大聖堂の正面に回って、先日亡くなってこちらに埋葬されたフランチェスコ法王に手を合わせます。
本当は中に入りたかったですが、1日歩き回った脚で行列に耐えられる気がしなくて… -
大聖堂の向かいの建物には、バチカンの旗と「ありがとうフランチェスコ」の横断幕が。
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ホテルへ戻る途中のカフェのテラス席で、クリームたっぷりのカフェ・モカをいただきます。
…なんだかクリームが過剰でコーヒーの味が負けてる気がしますが、これがイタリアのスタイルなんでしょうか。
見た目の通り、ものすごく甘かったです。 -
夕食はテルミニ駅近くのレストランで、ピッツァ・クアトロフォルマッジをいただきました。
堅焼き気味のローマスタイルですが、昨日フィレンツェで食べたピッツァより生地が柔らかく、食べやすかったです(フィレンツェの超堅焼きのあれは本当に何だったんだ…?)
本場のチーズも思う存分味わわせてもらって、大満足でした。
陽気な店員さんに20ユーロ札を渡して、ホテルへの帰路に就きます。
…ちょっと待てよ、あのクアトロフォルマッジ、確か12ユーロだったよな。
水3ユーロ+サービス料3ユーロとして、残り2ユーロは一体…?
これ…
ぼったくられたか???
まあ、問い詰めたところで「うちはサービス料5ユーロ」とか平然と言われるのがオチですし、余計な抵抗はしないでおきましょう。
お昼のレストランの合計36ユーロに比べたら、20ユーロでも全然安いですしね。 -
夕闇が迫るナツィオナーレ通りを、ホテルへ戻ります。
石造りの街並みの向こうに白亜のヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念堂を望むこの通り、いつ歩いても景色が素敵ですが、特に夕方のこの時刻はいい雰囲気です。
ホテルに着いたら、早めにシャワーを浴びて明日に備えます。
明後日の朝10時台の便でヘルシンキへ発つので、ローマ観光は実質明日が最終日。
市内西側のテヴェレ川方面を訪ねる予定です。
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