2025/04/29 - 2025/04/29
1752位(同エリア6985件中)
あおばさん
到着早々にスマホのトラブルでインターネット接続が宿のWiFi経由を含めて途絶する、波乱の幕開けになったイタリア旅行も一夜明けて、今日から本格始動です。
インターネットは今日もやっぱり繋がらないけど、日本へ連絡がつかない以外は意外と何とかなりそう。
気を取り直して、ローマの街に打って出ましょう!
今日の訪問先は、古代ローマの栄光を伝えるコロッセオとフォロ・ロマーノ。
コロッセオの公式予約ページと何度もにらめっこしてゲットした、コロッセオのアリーナ入場付きチケットを手に、地下鉄に乗って出発です。
★初日のヘルシンキ半日観光とイタリア到着後のスマホトラブルの経緯については、以下の旅行記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11976799
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
機内泊だった昨日から一転、今日はダブルベッドでぐっすり寝られました。
ホテル・クイリナーレご自慢の中庭を望む席で、パンとシチリアオレンジのジュースで朝ごはんです。
ジュースもいいけど、アプリコットのタルトがおいしい♪ -
朝食会場の隣の広々したロビーは、高い天井に赤いカーテンがかかって邸宅のような雰囲気。
隣のフロントで、明後日のゼネスト対策で昨晩急遽お願いした、明日から1泊の追加予約を確定させます。
追加分は1泊220ユーロと、ホテルのグレードを考えれば良心的なお値段でした。
もっとかかるかと思っていたので、ひと安心です。 -
木製ドアのクラシカルなエレベーターに乗って、部屋へ戻ります。
-
内側の木製扉と外側の鉄扉を開け閉めする二重構造です。
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階段の雰囲気もおしゃれ。
手すりのデザインも天井のガラス照明もいいなぁ。 -
廊下の空気感にも時の積み重ねを感じます。
部屋に戻って、実家への国際電話を試します。
昨日、明らかに変なタイミング…姪へのお土産を相談してる途中…でLINEの更新が途絶えたので、実家からは事件事故に遭ったと思われてる可能性があり、安否確認で大使館に迷惑をかけないためにも、一報入れておきたいところです。
備え付けの電話で「081」の後に市外局番を入れて…
あれ、エラーみたいな自動音声(イタリア語)が流れるな?
市外局番の先頭の0を外すパターン、081の前に#を付けるパターンなどなど、いくつか試してもうまくいきません。
インターネットがつながらないから、スマホで国際電話の掛け方を調べることもできないし…
後でフロントに国際電話の掛け方を聞いてみるとして、コロッセオの予約時間があるのでいったん出かけます。 -
南寄りのルートでテルミニ駅まで行ってみます。
最初に見えてきたのはオペラ座。
昨日から宿泊しているホテル・クイリナーレは、オペラ観覧者用のホテルの一面もあるようです。 -
オペラ座のすぐ南には、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の威容が。
先日逝去されたフランシスコ法王が埋葬されてすぐとあって、朝から教会の周りを巡るように行列が伸びています。 -
コロッセオへ行く前に、今後の滞在に備えてテルミニ駅構内を偵察しましょう。
地上階のコンコースには、トレニタリア(旧国鉄)とイタロの赤い券売機がずらり。
窓口に並ばなくても、ここで切符が買えるんだ。
地下のコンコースの一番東には、スーパーマーケットConadが入っていました。
その隣にはクレカのタッチ決済で入れるトイレが。
イタリアの公衆トイレは基本有料で1ユーロが相場ですが…これはつまりトイレの利用に1ユーロコインが必要ということで、旅行者目線ではコインの確保に苦労します(相場がいい日本国内の両替では、お札しか手に入らないため)。
コインなしで利用できるトイレは貴重です。
こことナヴォーナ広場北側と、フィレンツェのドゥオーモ隣接のトイレがタッチ決済対応でした。 -
地下鉄B線でテルミニ駅からコロッセオ駅へ。
この地下鉄も、クレカのタッチ決済で乗れます。 -
地下鉄の駅を出るとすぐ、正面にコロッセオ!!
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手荷物検査を通過して、列柱の内側へ。
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おおーっ!
生で見ると存在感が違うなぁ。
自分がここにいるのが、少し信じられない感じ。 -
続いてお待ちかねのアリーナに入場します。
コロッセオ+フォロ・ロマーノの通常チケットが約1ヶ月前から発売される一方、アリーナ入場付きのチケットを買えるのは約1週間前から。
しかも人気チケットのため、枠が早々に埋まりがちです。
私は1週間前の同じ曜日の日本時間21時台にコロッセオ公式サイトをチェックして、午前中の最後1枠をギリギリで確保できました。 -
アリーナに足を踏み入れてみると…空が広い!!
-
古代の剣闘士たちと同じ目線で、かつて客席があったスタンド部分を見上げます。
トーガをまとった元老院議員から一般庶民まで、下から上まですし詰めに座ってたんだろうなぁ。 -
現地へ行ってみて感じたのは、上下方向のスケールの大きさです。
アリーナに入ってまず「あれ?ベルーナドームより狭いな」と思ったのですが、次にそそり立つ外周の高さに驚かされました。
行われる競技が野球じゃなくて剣闘試合=個人戦の分、フィールドの面積はいらないけど、収容人数を確保しつつなるべく近くから剣闘士が見えるように、急角度で高いスタンドを用意したのかな。
しかもここは、地下まで構造があります。
試合前の剣闘士や猛獣たちが待機した支度部屋部分です。
見えてる範囲の一番下から上まで、高さ何メートルあるんだろう…? -
スタンドの遙か上空を、飛行機が飛び越えていきます。
あの飛行機からもここが見えてるんだろうな。 -
階段を上がって上のフロアへ。
-
先ほどいたアリーナを上から一望です。
帝国当時の庶民の目線もこれくらいだったのかな。 -
2階の通路から見渡す、外の新緑の景色もいいなぁ。
松の木とパラティーノの丘の遺跡の組み合わせが、いかにもローマ!!って感じ。 -
こちらはコンスタンティヌス大帝の凱旋門。
-
時間も気にせず、1時間ちょっとじっくり見学させてもらいました。
コロッセオのチケットでフォロ・ロマーノとパラティーノの丘も入れるけど、休憩と昼食のために一度宿へ戻ります。 -
途中テルミニ駅で、明日のフィレンツェ行きのフレッチャロッサのチケットを手配しました。
発車前日だから普通運賃で買うことになったけど、フィレンツェまで1時間半強で55ユーロ(1ユーロ166円換算で9130円)なら、新幹線の名古屋~東京間に比べてもお値打ちだし許容範囲です。
フィレンツェの帰りは、明後日に予約していたイタロのチケットが手数料を払えば変更可能(economy運賃)だったことを思い出し、イタロの窓口で「明日に変えられますか?」と聞いたところ、快く変更に応じてもらえました!
これで明日のフィレンツェ往復の足の確保に成功です。 -
気持ちいい青空の下、テルミニ駅前をホテルへ向かいます。
あれ、スマホにトレニタリアからフレッチャロッサの予約確認のSMSが来てる。
…ってことは、スマホの電話回線は生きてる??
ホテルに着いてすぐ、スマホから実家への国際電話を試してみました。
何度かトライアンドエラーして、市外局番の最初の0を外してかけたら…やっとつながった!!
これで実家に心配をかけずに済みます。よかった。 -
懸案が片付いたところで、ホテル近くのレストラン「Cotto」でお昼ご飯にします。
ローマが発祥のカルボナーラと、せっかくローマにいるんだしカエサルにちなんでシーザーサラダも注文してみます。
ムーディーな店内で待つこと数分、まずシーザーサラダがやってきました。 -
…いや君、大きすぎん??
右に映っているグラスは標準サイズです。
しかも立派なボウルの真ん中から下には、味付きの鶏肉がぎっしり。
何だかカルボナーラが来る前に満腹になりそうだけど、ドレッシングがよく絡んだレタスに濃厚なチーズの組み合わせは想像以上にフォークが進みました。 -
シーザーサラダが3割ほど減った頃、メインのカルボナーラのお出ましです。
たっぷりの粉チーズにカリカリに焼けたベーコン…そうそう、これが食べたかったんだよ!!
本場は日本のカルボナーラより塩辛いと聞いていましたが、確かになかなかジャンキーなお味です。
ソルト系のスナック菓子に近いような。
健康には良くなさそうだけど、20代男子が汗をかいた後に食べるにはちょうどいいです。
ひと皿ペロリと美味しくいただきました!
(ちなみにシーザーサラダは残り4分の1でギブアップしました。お店の方に申し訳ない…) -
レストラン前の雰囲気のいいトリノ通りを少し散歩して
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市バスやツアーバスが行き交うテルミニ駅へ。
地下鉄で再度コロッセオ駅へ向かいます。 -
…それにしても地下鉄の落書きが酷いなぁ。
昨日のフィンランドも電車の落書きはなかなか派手でしたし、よりハジけている人が多い南欧では言わずもがなかもしれません。 -
コロッセオ駅到着後、時間があったのでコロッセオのまわりを一周してみました。
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まずは東からの眺めがこちら。
青空と緑とのハーモニーが清々しい。 -
南側は外縁がなくなって、ひと回り縮んだ印象。
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コロッセオ西側の通りから、パラティーノの丘に入場します。
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古い水道橋の脇を抜けて
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松並木の向こうに教会の十字架が見えます。
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坂を登りきると、ドミティアヌス帝のスタジアムの跡に出ました。
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続いて、ドムス・アウグスターナへ。
名前的に初代皇帝アウグストゥスの宮殿と見せかけて、ドミティアヌス帝の宮殿だそうです。
アウグストゥス以降、「アウグストゥス=皇帝」という意味を持つようになるので、ドムス・アウグスターナで「皇帝の宮殿」ということなんでしょう。 -
建物内にはフレスコ画が残っています。
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天井の隅に描かれたモチーフは…蟹と獅子、これギリシャ神話の星座か!!
天秤やサソリもいたので間違いないでしょう。 -
天井の真ん中に鎮座する鷲と車輪?の紋章は、皇帝の紋章でしょうか。
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外に出ると青空が気持ちいい。
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遠くにサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えます。
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続いてアウグストゥスの家に入場します。
こちらは正真正銘、初代皇帝アウグストゥスの私邸です。
ちなみに先ほどのドムス・アウグスターナやここは、コロッセオ+フォロ・ロマーノの通常チケットでは入れません。
私が買ったコロッセオのアリーナ入場付きチケットや、コロッセオの地下見学付きチケットなど、「SUPER site」の表記があるチケットで入場できます。 -
まずは松ぼっくりが描かれた小部屋から。
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門のような建物?祭壇?の壁画のある部屋。
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壁画に描き込まれた仮面が鬼みたいで、ちょっと不気味な雰囲気。
この仮面にはどういう意味があったんだろう? -
石壁で仕切られた部屋が、通路沿いに何部屋も連なります。
こちらの部屋にもパステルカラーの建物のような壁画が。
ほんのりした水色が素敵です。 -
色つきの装飾がくっきり残っている天井もありました。
雰囲気から飛鳥の高松塚古墳を思い出しましたが、あちらが約1300年前なのに対して、こちらは2000年前。
当時のローマの建築や美術の水準もさる事ながら、よくこれが現代まで残ったなと…感嘆しきりでした。
それに、アウグストゥスと同じ場所に立てたこと自体、ローマ史ファンとしては大満足でした。
この部屋でアウグストゥスが一人娘のユリアと語らったのかなとか、ゲルマニア遠征から帰ってきたティベリウスもこの廊下通ったのかなとか、想像しながら見て回るのも楽しかったです。 -
アウグストゥスの家を満喫したあとは、パラティーノの丘の西の外れの展望台へ。
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展望台からは、右にヴィットリアーノ、左にサン・ピエトロ大聖堂のパノラマが広がります。
家々の屋上にも緑が多くて、日本とは趣の違う景色です。 -
続いて丘の北側、フォロ・ロマーノを見渡す展望台へ。
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向かって左側が、古代ローマの中心地。
元老院やカエサルのフォーラムがあった、政治の中枢です。 -
展望台からフォロ・ロマーノへ向かう途中で、オレンジの木を見つけました。
地中海の陽光のおかげか、実も葉っぱもいつにも増して鮮やかに見えます。 -
坂道を下って、フォロ・ロマーノの遺跡群に足を踏み入れます。
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青空を従えて堂々と聳える、ティトゥス帝の凱旋門。
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今は緑が溢れるフォロ・ロマーノですが、2000年前はここが地中海世界の中心でした。
今で言うパリのシャンゼリゼや、ローマの共和国広場界隈のような賑わいだったんでしょう。 -
ファウスティナ神殿の手前に、まさかの藤棚を発見。
イタリアにも藤の花ってあったんですね。 -
ファウスティナ神殿を近くから。
五賢帝の4人目、アントニウス・ピウス帝が妻のファウスティナに捧げた神殿です。
列柱の内側に立っているのは、後世に建てられたキリスト教会だそうで、アントニウス・ピウス帝のオリジナル部分は列柱だけとのこと。 -
ここもかつては神殿だったんでしょうか?
-
フォロ・ロマーノの最奥部まで歩いてきました。
右手に見える箱状の建物が、復元された元老院だそうです。
元老院議員は数百人いたはずだけど、建物が思ったより小さいな…中はどうなってるんだろう?
端まで十分見て回ったところで、フォロ・ロマーノを抜けて地下鉄駅へ戻ります。 -
道中、コロッセオの背後の空が暗くなってきたな…と思ったその時、急に風が強くなり、左手から砂が舞い上がってきました。
突然の砂嵐に、視界が奪われます。
ここはカイロ?バグダッド?いやローマだよね…?
風邪を引いた時用に持っていたマスクを引っ張り出して、息はできるようになりましたが、吹きつける砂塵で前が見えない…
手をかざした指の隙間から前を覗いて、何とか地下鉄コロッセオ駅にたどり着きました。 -
テルミニ駅に着くと、外は小雨でした。
ホテルに戻ってほっとひと息。
休憩しながら、雨雲が去るのを待ちます。 -
雨が止んで日暮れまで少し時間があったので、やり残した所用をこなしにテルミニ駅へ。
道中、南の空に虹が見えました!! -
時間がなければ諦めるつもりだった、明日予約していたローマ~アッシジ~フィレンツェ間の切符の払い戻し交渉を、トレニタリアの窓口でやってみます。
私「このチケットのキャンセルと払い戻しをお願いします」
受付の方「アッシジの帰りのチケットを買いたいの?」
私「いえ、チケットのキャンセルです」
受付の方「ネットでできますよ?」
私「スマホが壊れてネットに繋がりません…」
英語での押し問答の末、何とか窓口の整理券をもらえました。
5分ほどの待ち時間で窓口に通されて、また英語で経緯を説明して、「面倒くさ…」という顔をされながらも、20ユーロ近く返金してもらえました。
誇張じゃなく、人生でいちばん英会話したと思います(笑)
対応してくださったトレニタリアの皆さん、ありがとうございました。
この交渉ができるなら、明後日のゼネスト時の運行保証列車の確認とイタロの予約変更も何とかなった気もしますが、それは結果論。
昨日の夜時点では「まず落ち着ける状況をつくること」が最優先でしたからね。
気を取り直して、明日のフィレンツェ日帰りに備えましょう。 -
交渉を終えると、外はすっかり夕暮れの時間でした。
共和国広場を囲む建物がライトアップされて、街自体が劇場になったような、ドラマチックな装いを見せます。 -
慣れない英語の交渉でヘトヘトなので、晩ご飯は手軽に、ホテルそばのカフェでパニーノをテイクアウトすることにしました。
ヒーターで焼き上げたカリカリのパンと、本場のもっちりしたモッツァレラチーズが、凸凹コンビみたいで面白い。
ピザのマルゲリータもそうですが、トマトとモッツァレラの組み合わせはどうやっても美味しいですね。
ここまで長い1日にお付き合いいただき、ありがとうございました。
明日のフィレンツェ編に続きます。
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