2025/05/02 - 2025/05/02
4404位(同エリア6975件中)
あおばさん
今日はイタリア滞在4日目。
明日の午前便で帰国なので、今日が実質最終日です。
昨日はコロッセオ~ポポロ広場の南北軸で街を歩きましたが、今日は趣向を変えて、スペイン広場からナヴォーナ広場経由でバチカン方面まで、ローマを東から西へ散策します。
5月の晴天のもと、日に日に暑さを増すローマの街ですが、今日はどんな景色を見せてくれるでしょうか?
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朝9時過ぎにホテル・クイリナーレを出ると、外は雲一つない絶好の天気。
足どり軽く、街歩きに出発です。 -
堂々とした列柱が並ぶ共和国広場を抜けて
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歩道脇にオレンジの木が並ぶ坂を下って
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バルベリーニ広場を過ぎたら、スペイン広場に向かって上り坂です。
沿道の建物やレストランの店先の見せ方がとってもおしゃれ。 -
坂道を登りきって、スペイン階段の上に到着しました。
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スペイン階段の頂上からは、ブランドショップの並ぶコンドッティ通りまで見渡せます。
ここで写真を撮っていると、やや不自然な調子で「Are you from Japan?」「Good picture!」とか話しかけてくる地元の方?がいますが、雰囲気が怪しいので反応しない方が良さそうです。
一人が話で気を引いた隙にもう一人が財布を抜き取る、というのはスリの常套手段らしいですからね。ここは海外、良心より安全を優先しましょう。 -
スペイン階段の途中から上を見返って一枚。
青空と白い教会、足元の花まで、爽やかな初夏の空気がいっぱいです。 -
下まで降りてくるとものすごい人・人・人。
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スペイン広場には馬車も待機していました。
これに乗ってポポロ広場とか行けるんでしょうか?優雅そうでいいなぁ。
ただ、このあたりの人波をかき分けて進むのは馬も大変そう… -
コンドッティ通りに入っても人波は尽きません。
このあたりが今のローマで一番華やかなエリアなんだろうな。 -
そんな華やかなエリアの中に、赤地に白十字の紋章を掲げた小さな建物がありました。
ここがマルタ騎士団…またの名を聖ヨハネ騎士団とも言う…の現在の本部、通称マルタ宮殿です。
え、聖ヨハネ騎士団ってあの、世界史の十字軍のところで出てきた…?とお思いの方、正解です。
"あの"聖ヨハネ騎士団は、21世紀の今も国際医療団体として存続していて、ここがその本拠地なんです。
かつてはロードス島やマルタ島に領土を持っていた聖ヨハネ騎士団ですが、ナポレオンへの降伏後に領土を失い、ローマ市内に落ち着いたんだとか。
それでも今なお治外法権と独自の郵便制度を持つ「準国家」として扱われています。 -
郵便制度があるということは、もちろん聖ヨハネ騎士団独自の郵便局も存在します。
観光客にも切手を売ってくれるということで、マルタ宮殿の裏側にある郵便局の入り口にやってきました。
ちなみに、騎士団の郵便局は万国郵便連合に加盟していない関係で、日本への郵便は出せないそうです。訪問される方はご注意ください。 -
さて、入り口ドアから入ろうとすると、鍵がかかっていました。
事前情報ではこの時間開いてるはず…と思いつつ、よく見るとドアに貼り紙が。
イタリア語は読めないけど、「2025年5月2日は休業」と書いてあるのがなんとなく分かります(帰国後に自動翻訳をかけたら本当にそう書いてありました)。
ここで騎士団発行の切手を入手するのが楽しみだったので、けっこうショックが大きかったですが、こればっかりは仕方ないです。 -
気を取り直して、街歩きを再開しましょう。
ローマの鮮やかな青空の下で、俯いている暇はありませんからね。 -
コンドッティ通りを西へ進んで、途中から左手の路地に分け入ります。
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立派なファサードの教会の前に出ました。
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教会の中も高さ・奥行きともにスケールが凄いです。
天井の色遣いが明るいから、余計に広く感じるのかもしれません。 -
あの大きな曲面の天井画、どうやって書いたんだろう…?
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祭壇の石の配色と祭壇画も圧巻です。
後で知りましたが、このサン・ルイジ・ディ・フランチェージ教会の左手奥の祭壇には、カラヴァッジョの連作があったそうです。
今回は奥まで行かずに出てしまいましたが、犬も歩けば教会に当たって、時々カラヴァッジョにも当たるローマ、恐ろしい。。。 -
教会から少し歩くとありました、パンテオン!!
後ほど12時から訪問予定です。 -
パンテオンの先にまた教会があったので入ってみます。
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こちらのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会は暗めの内装に青い天井で、先ほどの教会と印象がだいぶ違いますね。
ちなみに旅行記を執筆中の今知りましたが、写真の祭壇の左手に写ってる十字架を持つキリスト像がミケランジェロ作だそうです(!!)
本当に油断ならない街ですね、ここは… -
祭壇の奥をアップで1枚。
ラピスラズリのような深みのあるブルーが素敵です。 -
パンテオンの入場まで時間があるので、ナヴォ―ナ広場へ向かうことにしました。
が、なかなか広場の入り口が見えてきません。
ナヴォ―ナ広場の東側の道を北へ向かってるはずなのにな…
いやちょっと待てよ、道の曲がり方的に、今歩いてる道はナヴォ―ナ広場の南を北西へ向かう道なのかも…?
スマホの通信トラブルでインターネットが使えず、Googleマップに自分の位置を表示できないので、正確な位置は分かりません。
ただ地図を見ると、どちらの道にいるとしても、このまま直進すればテヴェレ川の畔に出るはず。
テヴェレ川に出て、サンタンジェロ城が左に見えたらナヴォ―ナ広場東側の道、右に見えたらナヴォ―ナ広場南側の道を歩いてきたと特定できます。
というわけで、テヴェレ川に当たるまで道なりに行きましょう。 -
10分ほど歩いたでしょうか。ようやくテヴェレ川に出ました。
サンタンジェロ城は進行方向右手です。
つまり、私が歩いてきたのはナヴォ―ナ広場南側の道。
思いっきり道を間違えてましたね(汗 -
テヴェレ川を渡ると、左手にサンピエトロ大聖堂の姿が。
聖年かつ法王の逝去直後とあって、すごい人波です。
私もサンピエトロ大聖堂へ行こうか迷いましたが、予約制ではなく長蛇の列が避けられなさそうなので、今回は諦めました。 -
涼しげな青桐が並ぶテヴェレ河畔を東へ。
パンテオンの予約時間はまだ先なので、ゆっくりで大丈夫。
余裕を持っておいて良かったです。 -
テヴェレ川からこの先の建物を越えるとナヴォ―ナ広場です。
ちなみに左手の箱状の観光案内所の地下に、クレカタッチ決済で入れるきれいな公衆トイレがあって、私もお世話になりました。 -
スペイン広場に負けじと、ナヴォ―ナ広場もすごい賑わいです。
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彫刻の並ぶ噴水が爽やかです。
そして昨日のポポロ広場もそうだったけど、テニス推しが激しいなぁ。
近々イタリアで大きな国際大会があるんでしょうか? -
さて、お待ちかねのパンテオンに入場です。
ご覧の通り現地は凄まじい混雑で、事前予約していても入場まで10分ほど待ちました。
スリが紛れているかもしれず、荷物に用心しながら炎天下で待つ10分は想像以上に長かったです… -
人と太陽の熱気にのぼせそうになった頃、ようやく入り口に到達しました。
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天井の丸い穴から光が差す堂内は、観光客の賑わいに負けない荘厳な雰囲気が漂っています。
丸い堂内のてっぺんの窓と、周囲に幾何学模様を配した独特のデザインは、ローマ帝国時代に人気だった様式…と思うと間違います。
パンテオンを再建したハドリアヌス帝が自分の趣味通りに造っただけで、ハドリアヌス帝が再建する前(アウグストゥスの右腕・アグリッパが建てた初代パンテオン)はごく普通の神殿だったそうです。 -
祭壇には色大理石がふんだんに使われています。
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現在のパンテオンは教会であるとともに、著名人の墓所も兼ねています。
ひときわ目を引く重厚な棺は、近代イタリア王国の初代君主、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のもの。
捧げられたリースのリボンがイタリア国旗カラーなところに拘りを感じます。 -
パンテオンを出ると、時刻は12時台後半。
近くのトラットリアのテラス席で、堅焼きのピッツァ・マルゲリータをいただきます。
路地を吹き抜ける涼しい風の中、チーズとオイルたっぷりのピザに舌鼓を打って…全身でローマの食と空気を味わわせてもらいました。 -
次の目的地の予約まで少し時間があるので、もう一度ナヴォ―ナ広場の方へ行ってみます。
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ナヴォ―ナ広場に面したレストランのテラス席は、どこも超満員。
いつか自分の家族と来ることがあったら、ここでしっかりしたランチをいただくのも良さそう。 -
トラットリアは日陰だったから涼しかったけど、日が当たると一気に暑くなるなぁ。
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ヴェネツィア広場で左折して、コルソ通りに入ります。
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重厚な門構えのこちらが、次のお目当てのドーリア・パンフィーリ美術館。
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ローマの貴族、ドーリア・パンフィーリ家の美術コレクションを邸宅ごと公開したのがこちらの美術館です。
邸宅のプライベート・スペースには、今もドーリア・パンフィーリ家の方が住んでいるとのこと。 -
邸宅2階の展示室に足を踏み入れると、所狭しと並べられた絵と豪華な装飾に圧倒されました。
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こちらの絵は…どこの国の王様でしょうか?
被り物がなかなか特徴的です。王冠でもないしトルコのターバンでもないな…? -
こちらはベラスケス作・法王インノケンティウス10世の肖像。
この美術館の主、ドーリア・パンフィーリ家が輩出した法王だそうです。 -
華やかな衣装の展示もありました。
襟周りや袖の装飾がなかなか凝っているというか、個性的ですごい。 -
美術館のエリアにきれいな礼拝堂もありました。
この美術館、ヴェネツィア広場からすぐにも関わらず空いていて、じっくり見て回れました。
フォロ・ロマーノやパンテオンへのアクセスもいいので、他の観光地を回る途中に落ち着ける場所として組み込んでもいいかもしれません。 -
それにしても、廊下にずらずらっと並べられた絵の数には恐れ入ります。
フィレンツェのメディチ家みたいに、一地方の最高領主が手にした富と権力で宮殿を超豪華にできるのは分かるんですが、ここの持ち主ドーリア・パンフィーリ家はあくまでローマの貴族の1家門。それでもここまでできるんですね。
他の家門もこのレベルの邸宅を構えていたと思うと、ローマ全体の美術品のボリュームはどれほどあるんでしょうか。。。 -
そしてこの美術館最大の目玉が、カラヴァッジョの作品です。
光と影のコントラストが鮮やかなこちらの作品と、もう2作品同じ部屋に並んでいました。 -
建物と絵や彫刻ももちろん凄いけど、窓から眺める中庭の景色もなかなかいいですね。
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ヴェネツィア広場から、バスでいったんホテルに帰ることにしました。
が、テルミニ駅方面のバス停の場所がなかなか分からず…目の前を通り過ぎていく64番バスを走って追いかけて、広場の端のバス停で何とか飛び乗れました。 -
滞在中のホテルの部屋は、ナツィオナーレ通りに面した2階の部屋。
窓辺に椅子を移して外を眺めると、ひっきりなしに行き交うバスや人たちの様子がよく見えます。
旅のお供に持参していた「ローマ人の物語」のユリウス・カエサルの巻を取り出して、ローマの街を眺めながらしばし読書タイムにしました。 -
17時前にホテルを出て、始発のテルミニ駅から64番バスでサンタンジェロ城へ向かいます。
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先ほどいたホテルの前を通って
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テヴェレ川を渡ったところのバス停で下車しました。
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川沿いにサンタンジェロ城を目指します。
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あえて一度テヴェレ川の左岸に回って、サンタンジェロ橋を渡ってサンタンジェロ城へ行くことにしました。
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橋を渡り終えるところの、槍を持った天使像がすごくカッコいい…
絶妙に体をひねった姿勢が生きてるみたいにリアル。 -
17時半からの今日最後の予約枠でサンタンジェロ城に入場します。
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ここは元々ハドリアヌス帝の墓所だったのを、後にローマ教皇庁が城塞に改造してできたお城です。
ハドリアヌスにしてみれば他人の墓を勝手に城にするなよって話でしょうが、ハドリアヌス自身もアグリッパのパンテオンを自分好みの意匠で再建してしまった訳で、彼もあまり人のことを言えたクチではないはずです(笑) -
張り出したテラスに設けられた狭間からは、テヴェレ川の水面と対岸の街並みが望めます。
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頭上を見上げると、青空をバックにイタリア国旗が堂々とはためいていました。
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テラスの上の階には展示スペースがあり、サンタンジェロ城の歴史や模型が展示されていました。
その中にいました、ハドリアヌス帝。
五賢帝の三人目にして、この場所の本来の主。
四角い顔と整ったあご髭が、どっしりした威厳を感じさせます。 -
外に出ると、テヴェレ川とサンピエトロ大聖堂を一望する絶景が広がっていました。
テヴェレ川の川面から涼しい風が駆け上ってきて、お昼の街中の暑熱が嘘のようです。
う~~ん、ハドリアヌス帝、いいところにお墓作ったなぁ。
五賢帝時代にサンピエトロ大聖堂はなかったけど、テヴェレ川の流れは当時も今も変わらないはず。
生前のハドリアヌス帝もこのあたりの岸辺に立って、行き交う舟と川面を眺めたことがあったんでしょうか。 -
さらに上の階があるようなので、先に進みます。
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ついに城の一番上、屋上に到着しました。
相変わらず涼しい風の中、テヴェレ川の向こうにローマの中心市街を一望できます。 -
屋上の一番高いところには、城の名前の由来になった聖天使(=サンタンジェロ)像が立ちます。
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1時間ほどだったでしょうか、サンタンジェロ城をじっくり見学させてもらいました。
テヴェレ川の河畔に戻ると、ストリートミュージシャンがハープを奏でて、多すぎない程度に人の賑わいがあって…落ち着いた川の景色と合わせて、このあたりの雰囲気がローマで一番好きかもしれません。 -
時刻は18時台。ローマの太陽はまだまだ翳る気配がありません。
当初の予定にはなかったものの、すぐそばに見えているバチカンがどうしても気になって、足を向けてみました。 -
逆光で分かりにくいですが、道路の真ん中で軍人さんが目を光らせています。
法王の逝去で外国の要人の弔問も増える中、普段以上に警戒レベルを高めているのかもしれません。 -
サンピエトロ広場に入って、この旅3か国目への入国を果たしました。
自分の足で国境を越えたのは、これが初めてです(笑)
ちなみに明日、半強制的に4か国目へ飛ばされることになるのですが、この時の私はそんなこと露ほども知らなかったのでした… -
広場の一番奥に鎮座する、サンピエトロ寺院。
もう入場可能時間は過ぎてるけど、それでも門前の人波が絶えません。 -
すぐ下から見上げると、ファサードの角ばった意匠がフォロ・ロマーノのティトゥスの凱旋門にそっくりなのに気づきました。
両者の建築時期には何百年もの隔たりがあるのに、様式が似通るのはやはり同じ国だからなのでしょうか。 -
バチカン郵便局の隣の売店でお土産のマグネットを買って、夕暮れのバチカンを後にします。
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40番急行バスで夕暮れの街を抜けて、テルミニ駅へ戻ります。
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夕飯はテルミニ駅のEATALYのカフェコーナーで、暮れ行く街を見ながらハムとチーズのフォカッチャをいただきました。
このハムがめちゃくちゃ美味しくて、バジルソースとモッツアレラとの相性も抜群でした。 -
夕焼け空の最後の残照が薄れる頃、テルミニ駅を出てホテルに戻りました。
バチカン美術館やウフィツィ美術館へは行かなかったけど、ローマとフィレンツェの街を思う存分歩いて、街の空気感を味わえた4日間でした。
明日は午前便で帰国の途に就きます。
ここまでご一読、ありがとうございました!
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