2025/03/27 - 2025/03/29
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kemigawaさん
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2025年の旅は3度目となる長崎から。
「♪長崎は~今日も~雨だっ~た」と歌の通り残念ながら雨の1日目です。
最初に長崎を訪れたのは大学の春休み、2度目は40歳のころ職場の親睦旅行で再訪。久しぶりの長崎は色々新しいスポットもでき、楽しみです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2日目も朝から小雨が降るお天気でしたが、天気予報ではお昼ごろから回復するとのことです。
午前中は地元ガイドさんの案内で坂本龍馬ゆかりの地を巡ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
3月28日(金)
おはようございます。
天気はイマイチですが、今日は長崎の坂本龍馬ゆかりのスポットを巡るツアーに参加しますので、朝食をしっかり食べてエネルギーチャージ!
ホテル1階のレストランで、午前7時からいただきました。 -
集合は丸山公園の龍馬像の前に9:50です。
ホテル最寄りの長崎駅前電停から思案橋電停まで乗車します。 -
思案橋で路面電車を下車し、丸山公園へ向かいます。
途中に長崎カステラの老舗「福砂屋本店」。
寛永元年(1624)創業で、ポルトガル人直伝の製法を代々継承しているそうです。 -
長崎には龍馬の地元高知県に負けないくらい龍馬ファンが多いのか、色々なところに龍馬像がありますが、こちらは丸山公園のもの。
こちらに集合して、4つの龍馬像などを地元ガイドさんの案内で徒歩で巡ります。
丸山公園(龍馬像1)→丸山町(史跡料亭花月~長崎検番~料亭青柳)→路線バス移動→風頭公園→上野彦馬の墓→坂本龍馬之像(龍馬像2)→司馬遼太郎「竜馬がゆく」文学碑→若宮稲荷神社(龍馬像3)→龍馬のぶーつ像(龍馬像4)→亀山社中記念館→眼鏡橋 -
今日は生憎の天気のせいか参加者は我々2名のみで、プライベートツアーの様相。
ガイドさんは元高校の理科の先生で、昨日とは打って変わって気温の低い中、上着も着ない軽装で熱心に案内してくれました。
丸山公園から料亭花月などの前を通り、バスで風頭公園へ。
バス停を降りると、長崎ハタの工房「小川凧店」があります。 -
長崎では凧のことを「ハタ」と呼び、ハタ揚げは長崎くんち、精霊流しと並び長崎の三大行事の1つに数えられている祭り。
江戸時代から続く相手のハタを切り落とすハタ揚げ合戦で、例年4月下旬~5月上旬に長崎市街地を取り囲む風頭山、唐八景、金比羅山、稲佐山などで行われています。 -
ちょうど風頭公園では桜まつりが開催されていました。
首都圏より一足先に満開の桜を楽しめました! -
展望台の手前に上野彦馬の顕彰碑がありました。
長崎市に生まれた上野彦馬は、西洋の技術を学びながら、独自の方法で写真技術を開発し、後に自身の撮影局を開設した日本初のプロの写真家。
坂本龍馬、高杉晋作ら幕末に活躍した若き志士や明治時代の高官など肖像写真を数多く撮影しました。 -
バス停からしばらく歩いていくと、風頭公園の展望台に到着。
長崎市伊良林に位置する風頭公園は、標高が151.9mの風頭山にあります。
こちらから長崎市街や長崎港が一望のもとに見られます。
大型クルーズ船が来港中です。 -
そして風頭公園の坂本龍馬像は龍馬ファンなら必ず訪れたい観光スポット。
この龍馬像は、長崎出身の彫刻家・山崎和國氏が1989年(平成元年)に制作した力作です。
袴姿で力強く腕組みをし、家伝の長刀「吉行」を携え、ブーツを履いた左足は台座からはみ出し、威風堂々とした姿は満開の桜をバックにほれぼれします。 -
傍らには司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」の文学碑も。
こちらは1998年(平成10年)に建立されました。
船が長崎の港内に入ったとき、竜馬は胸のおどるような思いをおさえかね、
「長崎はわしの希望じゃ」
と、陸奥陽之助にいった。
「やがては日本回天の足場になる」
ともいった。
司馬遼太郎「龍馬がゆく」より -
龍馬像を目に焼き付けて、風頭公園から龍馬通りを下って行きます。
長崎らしい坂道や階段が続くこの歴史探訪路には、たくさんの手作りの案内板が設置されています。 -
龍馬が当時活動の拠点として借りていた民家が、もともと亀山焼の職人の住居。
その地名の亀山と、仲間を意味する社中を合わせて亀山社中と呼ばれました。
亀山焼は文化4年(1807年)から長崎・伊良林郷垣根山で焼かれはじめ、慶応元年(1865年)頃に廃窯となり、龍馬たちはその亀山焼関連の家屋を借り受けて亀山社中をおこしたとされています。 -
龍馬通りを更に下ってくると、江戸時代に創建された古いお宮で「若宮様」と親しまれている若宮稲荷神社に到着。
龍馬をはじめ、楠木正成を尊敬する幕末の志士達が参拝していたため「勤皇稲荷」とも呼ばれています。 -
そしてこちらにも龍馬像があります。
拝殿の横に立つ「坂本龍馬之像」は風頭公園の「坂本龍馬之像」の原型で、2009年に亀山社中跡から移設されたもの。 -
さらに龍馬通りを行くと、若宮稲荷神社のそばに「亀山社中資料展示場」が現れます。こちらは「亀山社中ば活かす会」が管理・運営する資料館。
地元の人たちがボランティアで運営して、土日・祝日にしか開いていないようです。 -
展示場からしばらく歩くと、亀山社中創設130周年を記念して、1995年に建立された「龍馬のぶーつ像」に到着。
ブーツに足を入れて舵輪に手をかけ、龍馬になった気分で記念写真を撮影しましょう!
長崎市街地が一望のもとに見渡せます。 -
ぶーつ像を通り過ぎると、「長崎市亀山社中記念館」が現れます。
地元ガイドさんの跡に続いて、入館。
当時の姿に限りなく近い形に復元され、平成21年にオープンした記念館には、龍馬のブーツ・紋服(複製)などや幕末の雰囲気を再現した座敷があります。 -
亀山社中が結成されたのは、1865年(慶應元年)の夏ごろ。
銃器の斡旋や航海訓練・運輸業などの活動が行われ「日本初の商社」とも言われています。
また約2年間という活動期間の中で、薩摩藩と長州藩を結び付けるなど大きな役割も果たしたと言われていますが、最近は異説も出ていますね。 -
亀山社中記念館を見学後、寺町通りを経て最終目的地を目指します。
寺町通りは2つの神社と14の寺が集まっていて、石畳など昔ながらの風情ある雰囲気が素敵な道です。 -
午前中9:50から約3時間に渡って、坂本龍馬ゆかりのスポットを丁寧な説明を聞きながら巡って来ましたが、いよいよ眼鏡橋がゴール。
このツアーでは風頭山頂までバスで登り、そこから龍馬通りを下って来ましたが、逆のコースで延々坂を登ってくる人たちも見かけました。長崎の坂は甘く見ると大変です。山頂までバスで行くことを強くお勧めします(^-^; -
眼鏡橋で記念写真を撮り、ガイドさんともお別れ。
時刻は午後1時になろうとしています。
そろそろ昼食の時間です。
再び路面電車に乗り、めがね橋から大浦天主堂へ。 -
長崎に来たからには「長崎ちゃんぽん」を食べずに帰れません。
どうせ食べるなら、長崎ちゃんぽん発祥の店と言われているこちらで・・・ -
「四海樓」は、1899(明治32)年に長崎の唐人屋敷跡である広馬場町で創業。
創業者が長崎の華僑同胞や中国人留学生のために、「ちゃんぽん」「皿うどん」を考案したそうです。
それにしても大きな建物です。ちゃんぽんでどんだけ儲けたのか?! -
5Fの展望レストランは長崎港から稲佐山まで見える眺望の良いレストラン。
今日は長崎港に大型クルーズ船が2隻も入港していました。
レストラン入り口付近で約30分待って、席へ案内されました。 -
注文してから10分ほどで、元祖長崎ちゃんぽんとご対面!
鶏ガラと豚骨のスープと長崎でとれる山海の幸が盛られたちゃんぽん。
美味しくいただきましたが、お味は思ったより薄味でした。 -
昼食を食べ終えて、時刻は午後2時半。
お天気も回復して、晴れてきました。!(^^)!
四海楼から幕末の開国後に長崎居留地に建設され、国内現存最古の教会である「大浦天主堂」を横に見ながら、グラバー園を目指します。 -
大浦天主堂近くの入口からエスカレーターや動く歩道を延々乗り継いで、一番奥まった場所に位置する「旧三菱第2ドックハウス」へ。
ちょうど午後3時から所要時間約60分の無料園内ガイドツアーがありましたので、参加することにしました。 -
午前中は坂本龍馬ゆかりのスポットを巡るツアーに参加し、午後は急遽グラバー園内ツアーに参加することになりました。
1974年に開園して、グラバー園は昨年50周年を迎えています。 -
グラバー園は国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅をメインに、長崎市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築し復元。
3つの重要文化財を中心に、ガイドさんの説明が進みます。 -
トーマス・ブレーク・グラバーはイギリス人商人で、安政6年(1859年)の長崎開港直後に来日。
造船と採炭の技術を日本にもたらし、グラバー商会を設立して茶や絹の輸出と船舶・武器の輸入に従事しました。
親日家であったグラバーは日本人女性のツルを妻とし、明治44年(1911年)に没するまで日本にとどまったそうです。 -
グラバー園を午後3時からガイドさんの説明を聞きながら、1時間半ほど見学。
午前・午後と結構歩き、少々疲れたので、大浦天主堂近くのANAクラウンプラザ・ホテルの2階のレストランで30分ほどコーヒーを飲みながら休憩。
その後、旅友の希望で近くの「長崎孔子廟」へ。 -
長崎孔子廟は、1893年(明治26年)に、清国政府と在日華僑が協力して建立。
「論語」で知られる儒学の祖、孔子の遺品を納め祀ったのが始まりです。
極彩色で伝統的な中国建築様式の霊廟です。東南アジアを旅行した際によく似た霊廟を見た記憶があります。 -
大成殿の奥に博物館があり、2階フロアが「中国歴代博物館」、3階フロアが「長崎孔子廟史料館」となっています。
17:30に入館し18:00閉館ということで、長崎孔子廟が所蔵する数々の銘品や関連の資料を駆け足で見学。 -
長崎孔子廟を見学後、最寄りの路面電車の始発駅、石橋電停へ。
どういうわけか待てど暮らせど電車は来ず、30分近く待たされました。
ようやく乗車して新地中華街で乗り継いで、出島電停へ。 -
今晩の夕食は出島ワーフにあるオシャレなカフェレストラン「アティック」で。
案内された席は大きなガラス窓のそばで、窓の外に波止場が広がっています。
こちらでピラフ、スパゲティ、トンカツというお料理をワンプレートで味わえる長崎名物「トルコライス」を、生ビールと共にいただきました。 -
日中色々なところを歩き回り、程よい疲労感が生ビールと美味しい料理で癒されます。
おかげさまでお昼ごろから天気も回復し、今晩は夜景もきれいに見えそうで、これから稲佐山へ夜景見物へ。 -
アティックで夕食後、一旦ホテルへ戻り30分ほど休憩。
その後ホテル近くで20:30にお昼に予約した長崎遊覧バスに乗り、いくつかのホテルを回って稲佐山山頂へ。 -
長崎の夜景は、モナコ・上海とともに「世界新三大夜景」として選ばれているそうです。
長崎のランドマーク的存在の333mの稲佐山、こちらの展望台からのパノラマビューは圧巻の美しさ! -
稲佐山展望台で40分ほど夜景を楽しみ、再び長崎遊覧バスに乗車してホテルへ。
行きと帰りの車中で話達者のバスガイドさんから楽しいお話を聞けて、移動も楽ちんで「夜景見学ツアー」はお勧めです。
ホテルに午後10時半に到着。一日の疲れであっという間に夢の中へ。
・・・3日目(最終日)に続きます。
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